live in bloody AmazonZ   作:さわたり

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本編
Amazon wakes again


「がはっ・・・」

 

暗闇の中で血を流し、白衣の男が倒れる。0.1秒前に命だったそれはゴミのように捨てられ、踏み潰された。

 

「お前!」

 

そこに女性が駆けつけるが、男を殺した化け物はすぐに闇へと逃げていった。

 

「・・・クソッ!!この人が・・・トラロックに関わった最後の人だってのに!」

 

悔しさに任せ机を蹴り倒す。女性の顔は険しかった。

 

 

「トラロックの計画書が全て消えた?データからも?バックアップも!?」

 

報告を受けた女性、水澤令華は苦悶の表情を浮かべていた。神奈川の支社より脱出した1000匹あまりのアマゾン生命体。打開策であったトラロックの計画書は何者かに消され、研究に直接関わった人間は死亡。打つ手なし。0からの開発であった。

 

「また駆除班や4Cに頼る形になるのかしら・・・悠には生きていてもらわなければいけなのに・・・」

 

ため息ののちブラインドを閉じた。

 

 

 

 

「・・・やっぱりこうするしかないか。準備して」

 

先ほどの女性、富田真は部下の研究員に命じて準備をさせていた。

 

「本当にやるんですか?」

 

「それしかないでしょ。ボクは覚悟できてる。さあ、渡して」

 

受け取った注射器を腕に差し込み、ゆっくりと注入。そして急いでもう一滴を注射した。

 

「・・・うう・・・うわああああ!!」

 

真は突如椅子から転げ落ち。絶叫を上げながら転がり回る。

 

「大丈夫ですか!」

 

研究員が駆け寄ろうとしたところ、突如真の動きが止まる。

 

「あれ・・・?」

 

「ううっ」

 

弱々しい声とともに蒸気が噴出。中から白い影がゆっくりと起き上がる。白衣ではない。全身白い毛に包まれたバケモノが起き上がった。

 

「・・・成功か」

 

「これであなたも・・・」

 

「アマゾン・・・だね。まあいいさ。最初っからそのつもりだ」

 

そうため息混じりに言うと、人間の姿へ戻った。

 

「ん、ボクはそろそろ帰るとしよう。じゃあね。気をつけるんだよ」

 

背をゆっくりと伸ばすと、白衣をしまって外に出た。

 

 

 

「ふああ・・・眠い」

 

外は既に真っ暗。バイクに乗って自宅へと突っ走っていた。

 

そんな中、バイクの前に人が飛び出る。思わず真は急ブレーキ。バイクを降りた。

 

「危ないよ!ボクが止めてなかったら死んでたぞ君」

 

「いや・・・どっちにせよお前が死んでいた」

 

バイクの前の男は蒸気とともにバケモノの姿に変わった。

 

「なんだとぉ・・・!!」

 

素早くバイクに乗ると、そのミミズのバケモノに突撃。流石にかわされるが、距離を置くことには成功した。

 

「全く・・・面倒なことだよ。ボクは早く帰りたいってのに」

 

ブツブツと恨み言とともに黒いベルトを取り出し、腰に巻きつけた。

 

「ったく・・・鷹山仁に感謝だよ。アマゾンズドライバーだっけ?」

 

「させるか!」

 

駆け寄るミミズアマゾン。それを睨みつけたまま、真は左手をグリップに置く。

 

「ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!!」

 

そして自分を叩き起こすように咆哮。グリップを握りしめる。

 

 

「ゥ゛ゥ゛ァ゛ア゛マ゛ゾ゛ン゛!!」

 

『DELTA…』

 

 

 

「死ねっ!」

 

飛び込むミミズアマゾンを襲う白い熱風。周囲の植木に白い炎をつけた。

 

 

 

『bite and fang!fa fa fa fa fa fa fang!』

 

 

「フゥ・・・」

 

先ほどのホッキョクオオカミアマゾンと違い、刺々しくも硬質な見た目。そして、青く輝く複眼。

 

アマゾンデルタがミミズアマゾンの前にいた。

 

「死ぬのは君だってば。逃げればよかったものをね!」

 

アームカッターで切りつけ。ミミズアマゾンは腕の触手で止め、むしろアマゾンデルタを引き寄せた。

 

「首をっ!」

 

窒息させようとアマゾンデルタの首に左手の触手が巻きつく。

 

「ベルト持ちは強いと聞いたが・・・そんなことなかったな!」

 

さらに高速を強める。アマゾンデルタもやられっぱなしではない。バトラーグリップを引き抜き鎌を生成。無理やり触手を引き裂いた。

 

「うぐっ!」

 

「食らえ!」

 

そして暴れるように手数で押す。右手をさらに刻み、左肩に一撃。

 

「ぐう・・・」

 

苦しみながらも左手を再び伸ばす。

 

『violet…slash』

 

その腕を強化したアームカッターで腕ごと切断。黒い体液を浴びながら鎌を抜き取る。

 

「この!」

 

諦めず右手で拘束。しかしフリーの足で顔面にハイキックを叩き込まれ、怯む。

 

「うおおお!」

 

そして右肩に噛みつき。その肉を引きちぎって吐き出した。

 

「ぐう・・・!」

 

隙ができたミミズアマゾンの正面に立ち、グリップをひねる。

 

『violet…brake』

 

そして脳天に一撃。そのまま腹のあたりまで引き下ろした。

 

「な・・・」

 

苦しみの声すらあげる前に死に絶え、ドロドロと黒い液体へと戻った。

 

「ふう・・・」

 

風が戻るように吹き込み、人間の姿へ。大きなため息とともにバイクにまたがり、また家へと向かった。




みなさんこんにちは。アマゾンズのライダーでは前原くん含めて一番シグマが好きなサードニクスです。
はい。そんなわけでアマゾンズ。こんな感じ。もらったアマゾンは気が向いたら描きます。一応デルタ及びハイデルタは絵があります。そのうちアップします。
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