例えばラウラ。眼帯銀髪ロリ軍人など属性を過搭載して萌えでコーティングした、商業的には正しいキャラだが、マジレス神拳すると少年兵で人体実験で違法武装付き兵装で国際的な学園に送り込まれる、というアカン存在に……
そんなツッコミを入れつつ、収拾つけてストーリーを進めるのは大変だと思うんだ。
我輩はただの通りすがりである。
だから今。ビルの壁に埋め込まれている、大型の液晶画面にて大暴れしている、アレとは関係が無いのだ。
“
画面の中では。所狭しと高層ビルの立ち並ぶ中を飛び回り。
れっつぱーりぃ。だの。びこーずあいあむぷれじでんとおぶあめーりか。だの。
デトロイトスマッシュ! だのと叫び。
どこぞの学校の入試で見かけたような外見のロボだの。なぜかいる脳無だの。
報道ヘリに見えるが、偽装したヴィランの兵器に違いない、やたらと頑丈なヘリだのを叩きツブし。
ひとりだけ、画風の違う。マッチョで、前髪をVの字にピンと立てた……
合衆国大統領になって。副大統領の仕掛けたクーデターに、 腕 力 で 立ち向かっている
我輩は、何の係わり合いもないのである。
たぶん。
うむ。たぶん、である。おそらく。とも言う。
きっと、そうであるといいな。
違うのだ。
ただ我輩は。その。
先生こと
それでオールマイト氏の事を調べて。
雄英を出た後、アメリカで修行を。それで今でもアメリカで人気と評判が高いと知って。
じゃあ、引退が近いとか、引退後の事とかを向こうに流したらどうなるかな、と。
そんな軽い気持ちで、ちょっと実験をしてみただけなのだ。
まさか先代大統領が日本に乗り込んできて。私の後任を任せられるのはキミだけだ! とか熱い勧誘を仕掛けてくるとか、思わないであろう?
しかもそれがオールマイト氏に通じてしまうとか。
いやあ。一国を動かす人物の情熱と弁舌。たいしたものであるな。
それで圧倒的多数で当選してしまったあたり。さすがオールマイトとしか言えぬ。
なお、これ原作開始前であるので。緑谷少年は、このままでは無個性人生が確定してしまった。
さすがに悪い気がするので、あとで何か合いそうな個性を渡しておこうと思う。
適合しないと、結構ひどい事になるので。母親の引きつけるのに近い、念動系の何かを、こっそりと。
なぜこっそりと、かと言えば。
相変わらず、有用な個性は手に入り次第、お買い上げされているからである。
緑谷少年に渡すというのは、我輩の独断。つまり、横流しであるからなあ。バレたら、言い訳が面倒なのだ。
まあ、案外。
無個性でいじめられている少年に、力を与えたらどうなるか?
そういう実験をしてみたくなった。そう言えば、あっさりと許してくれそうな気もしないでもない。
おや。
現実逃避してる間に、いつの間にやら戦闘が終わっておる。
はうどぅーゆーらいくみーなーう? とオールマイト氏が吼えておる。
大統領になって、いささか芸風が変わったらしい。台詞の選択肢が増えておる。
それに、何やら日本にいた時よりも元気そうだ。
今もインタビュー受けながらハンバーガーかじっておるし。
うむ。どうやら治療を受けて、胃とか肺とか。治ってしまったらしいのであるな。
平和の象徴とは言え、日本の一個人。それとアメリカ合衆国大統領では、受けられる治療の格というものが違ったらしい。
そう、思っていたのだが。
なんかね。治療したのが、先生らしいのである。
うむ。先生である。
黒い人から聞いただけなので、我輩も、何とも言えぬのであるが。
先生ね。現在。オールマイト氏の秘書というか。サイドキック枠で頑張ってるらしいよ?
いや。マジで。
さすがに正体は隠しておるらしいが。
最初に耳にした時は、黒い人からの情報とはいえ、かなり疑ったものである。
一年ほど前か。偶然に、先生が壊れてしまった体で、つらそうにしているのを見てしまい。
それで、
オールマイトの情報を、ちょろっとアメリカに流してしまったのが、回りまわって、こんな事に。
「良かれと思ってぇ!」
しかも体が治って、元気になった先生が。オールマイトを追っかけて渡米して。
オマケにサイドキックとして相棒ヅラをしておるとか。これ、もうわかんないのである。
かと言って。先生は、改心したとか、そういうわけでもないらしい。
実際。今回の副大統領のクーデターも、先生の仕込だと思うし。
ほら。いたじゃん。脳無。
ああして、こっそりと自分がやったと、さりげなく尻尾を出しておく。黒幕のたしなみというヤツであるな。
きっと。
今回のクーデターを完全に鎮圧した時か。それとも、その次の事件の時か。
笑顔でやってやったぜ! と得意満面なオールマイト氏に、先生も笑顔で、自分の正体を明かすのだろう。
味方だと思っていた存在が、実は敵であった。
すぐそばに、不倶戴天の敵が潜んでいた。
そんな存在と、笑顔で会話し、ともに時を過ごしていた。つまりは。
「良かれとおもってぇ!」
これの原作版であるな。むしろ、今明かされる衝撃の真実ぅ! であろうか。
しかし、おかしいな。
我輩が良かれと思って、両者の対決を回避させようと思ったはずなのだが。
気付けば先生が良かれと思って。と言った人の真似事をしておる。
だが、まあ。なんだ。
舞台はアメリカへと移り。もはや我輩の手を、完全に離れておるがゆえに。
今の我輩は、ただの通行人である。
さあ。帰るとしようか。晩ご飯は、何であろうかなあ。
あとは。まあ。
死柄木をもじって、デス☆ラッキーとか名乗れば俺もアメリカ行けるかな。とかホザいてたボスが正気に戻っておれば、言うことは無いのである。
ネタ解説。
●メタルウルフカオス
Xboxの初代の末期という、どう考えてもアカン時期に発売してしまったにも関わらず、根強い人気を誇ったネタゲー。
なぜなら私が第47代アメリカ合衆国大統領だからだ!という謎の大統領力を武器に、マイケル大統領は、副大統領のクーデターに単身祖国解放のために戦いを挑む。ロボで。
副大統領も「ンムッフハハハハ、とってもスウィートだよマイコォ! 練乳を一気飲みしたくらいになぁ!!」などオカしい人だから大丈夫だ!何がかはわかんないけど!
なおマイコゥ大統領は、海外サイトが選ぶ投票したいゲームの政治家1位に輝いた事がある。
海外では販売してないのになあ。
映画インディペンデンスディでも、大統領が戦闘機に乗り込んで作戦に参加していたが、そういうわかりやすい強さとか、米国人は好きらしい。
2018年に14年ぶりに復刻販売してたらしい。売れたんだろうか。
と思ったら販売延期中。どうしたフロム。