戦姫絶唱シンフォギア -Knight of rebellion-   作:ゆきしろ

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連載用のネタで2つほど思い付いたのですがもうひとつが上手く文章が出来なかったのでどっちかを短編でとりあえず作ってしまえば筆が乗ると思ったので執筆しました。
これもちゃんと纏められれば連載したいですね。

(ハーメルンでは小説)初投稿です。


Knight of rebellion

その出会いは突然だった

 

立花響と風鳴翼の前に1度失われた聖遺物 -ネフシュタンの鎧-を纏った謎の少女が現れた戦い。

少女相手に苦戦を強いられる翼、ノイズに阻まれ身動きが取れずにいる響。

追い込まれ窮地に立たされていたその時だった。

 

「おい女、ちょっと屈んでろ」

その場に聞き覚えのない声が響く。突然の声に響はそちらへ向こうとするがそれは叶わなかった。

赤黒い一つの斬撃がノイズを切り裂きながら彼女に迫っていたからだ。

「うわぁ!?」

間一髪倒れ込むように避ける、周りを見ればあれだけいたノイズも先程の斬撃にほとんどやられてしまっていた。

「今のは・・・」

改めて声のした方へ顔を向けるとそこには一人の男が立っていた。

 

その男は姿は異様であった

先程の斬撃を飛ばしたであろう眩い輝きを放つ白銀の剣を携え、棘のようなものが鎧の如くその身体を覆っていた。

「随分と派手にやってるから来てみれば面白いことになってるじゃねェか」

獰猛な笑みを浮かべる男に響は謂れもない恐怖を感じた。

 

戦いを繰り広げていた少女と翼も、先程の攻撃から彼の存在に気付いていた。

二人とも得体の知れない男に対して戦いの手を止め警戒していた。

鎧のような身体、その手に輝く剣、そして先程のノイズを壊滅させた斬撃、普通の人間でないことは確かだった。

「てめぇ何もんだ!・・・こいつと同じように邪魔するってんなら容赦しねぇぞ!!」

少女が威嚇するように叫ぶ。それを受けても彼は笑みを崩さずゆっくりと歩みながら語り出す。

「そうカッカすんなよ、せっかくの美人が台無しだぜ?」

「俺は別に誰の味方でもねェさ・・・ただお前らが派手に暴れてるからよォ・・面白そうだから俺も混ぜてもらおうかと思ってな」

「まァあのザコどもは鬱陶しいから適当に掃除しただけだ、それにその方が・・・」

「メインディッシュをたっぷり堪能できるからなァ?」

その瞬間、鋭い殺気が二人を捉えた。

この男は危険だ、そう直感できるほどの殺気が彼から溢れ出していた。

「あなたにも、大人しくしてもらう必要がありそうね・・・後で詳しく話を聞かせてもらおうか」

「てめぇが何者かは知らねぇがこんなんじゃ目的が果たせねぇからな、悪いが叩きのめしてやるよ!」

標的を変え彼へと構える二人、その様子を見ても余裕な態度を崩さずより笑みを深める男。

「いいねェ!やる気満々でこっちも来た甲斐があるってもんだ!」

「加減できないでヤッちまうかもしれねェから名乗っておいてやるよ!!」

そして彼は剣を天に掲げこう叫ぶ。

 

「俺は宝剣クラレントに導かれし叛逆の騎士・・・・モードレッド様だァ!!」

 

叫びに呼応するように白銀の剣は赤黒い光を纏う。

これが自らをモードレッドと名乗る男-沢城鎧利-との出会いであった。

 

 

 

 

これは、奏者と騎士の長きにわたる因縁の物語

 

-あなたは何故力をそんな風にしか使えないんですか!?-

-この力は俺のものだ!!誰のものでもねェ、俺の為にあるんだよォ!!!-

 

-人を守る剣としてお前を見逃すわけにはいかん!!-

-堅苦しいヤツは嫌いだなァ!お前も欲望のままに生きてみろよ?楽しくてしょうがないぜこいつは!!-

 

-私はお前とは違う!守るべきものも帰る場所もあるんだ!!-

-今のお前の顔は恐れている顔だ・・何かを無くすことに怯えてやがる!気に食わねェな!!前の方が俺好みの女だったぜ!!-

 

-あなたのその歪んだ心、私が正してみせる!-

-散々暴れておいて今更正義の味方ズラかァ!?てめェはあのクソ女思い出してイライラするんだよォ!!-

 

-罪は償える・・みんなが教えてくれたこと、今度は私が教える番デス!!-

-罪だァ?俺はそんなもん背負っちゃいねェよ!俺がしてるのは当たり前のことだろうがァ!!!-

 

-本当の幸せは・・・・人が笑って暮らせる生き方はそんな歪んだものじゃない!!-

-何も知らねェガキがほざくな!ぬるま湯に浸かった人生なんざ今更いらねェんだよ!!-

 

叛逆は止まらない

その命が尽きるまで

 

-さァ!てめェが正義を信じるってんなら俺を殺してみやがれ!!立花響ィ!!!-

-殺さない!必ず止めてみせる!!それが私の戦いだから!!-

 

 

 

槍よ、騎士を救ってみせろ それがお前の証明だ




簡単なオリキャラ紹介

沢城鎧利(サワシロ カイリ)
聖遺物クラレントと融合した少年、両親を早くに亡くし血の繋がった家族は姉が一人のみ。
優秀な姉を尊敬していたが何をしても姉と比べられ認めてもらえないことにコンプレックスを感じ、反発心から一方的に突き放し次第に姉弟の仲も険悪になっていく。
しかし、ある日交通事故に巻き込まれそうになった姉を助けようとするが間に合わず二人とも瀕死の重傷を負ってしまう。
その時に姉がお守りとして持っていた聖遺物-クラレントの欠片-を託され身体と融合する。
融合したことにより異常な回復能力と身体を鋼のように変化させる能力、そして宝剣クラレントを扱えるようになる。
クラレントの力によって自分は助かるが姉は助からず病院で息を引き取ってしまう。
自分の命を持ってしても姉を助けられなかったこと、最期まで姉に助けられたことにより劣等感を強く感じ、自分が生き残ったことは姉からの呪いだと考え憎しみのような歪んだ感情を抱いてしまう。
姉から託された力を欲望のままに使うことで姉への復讐を果たし、そして死ぬその時まで好き勝手に暴れることでどんな形であれ自らの存在を残そうと考え行動していく。
性格は粗野で乱暴、考えるよりも力任せに行動をすることが多い。
元々は温厚で正義感の強い少年だったが姉へのコンプレックスによって徐々に性格が歪んでいった。


クラレントの設定とか鎧利の姉のこととか色々ありますが長くなるので割愛。連載するようになったらしっかり書きます。
自らの信念や正義のために主人公達と対立するような悪役ではなく、話し合いの余地がないような敵がシンフォギアにいたらどんな感じかなって考えから思いついて書き始めました。
今回は彼と奏者の初めての出会いと新作番組の宣伝のイメージで奏者と彼の掛け合いとキャッチコピー風の言葉を最後に添えるような構成にしました。
最初は体の変異とか呪いって部分にかけて聖遺物をバルムンクとかにしようかと思ったんですが、ジークフリートの人物像があまり作品に合わないなと思ったんでどうせなら元々の所有者も合わせたいなぁって考えてたら勇猛な騎士とされながら反逆者という悪名もあるモードレッドがいいんじゃないかと思って今回はクラレントにしました。
他にもネタにできそうなものあるとは思いますがあんまり思い付かなったのでなんか良いのあったら教えてください何でもはしませんから!

長くなりましたが後書き含めてここまで読んで下さってありがとうございました。感想など頂けると嬉しいです。
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