戦姫絶唱シンフォギア -Knight of rebellion- 作:ゆきしろ
もしもグレ響と鎧利が出会っていたらというお話
(if世界の話は)初投稿です
1st 新しい私に祝福を
何故自分がこんな目に合わなければならないのか
立花響は薄れていく意識の中そんなことを考えていた。
ツヴァイウィングのライブで起きた事件に巻き込まれた彼女、一命をとりとめ病院でリハビリに励みまた元の生活に戻れるはずだった。
だが現実は残酷だった。事件で生き残った者たちへのバッシングは彼女も例外ではなかった。
謂れもない誹謗中傷、彼女自身だけでなく家族をも巻き込むように実害は広がっていく。
耐えられなかった、自分だけでなく関係のない大切な家族まで傷つくのは。
だから離れた。あてもなくただがむしゃらに走った。ここではない何処かへ、遠く離れた場所へ逃げたかった。
どれだけ進めばいいのか。でも自分がいなければ家族は守れる。その思いだけでとにかく進んでいった。
人の視線に怯えながら隠れるように彷徨う。なけなしの資金も底がつき何日食事をしていないかも分からない。そんな状態であった彼女が力尽きるのは時間の問題だった。
薄暗い路地でついに倒れる響、頭の中は憎しみで支配されていた。
誰のせいだ、自分のせい?ノイズのせい?それとも自分を傷つけた人間達?
どれもこれも許せなかった。ただ普通の日常を過ごしていたかっただけ、ただそれだけなのに。
-許せない、全部・・・全部許せない-
-ノイズも、私の大切なものを傷つけた人間たちも・・全部許せない!!-
-胸の傷が疼く・・この感覚は何?-
湧き出す感情、そして不意に疼く胸の傷が彼女の意識を辛うじて繋ぎ止めていた。
-こんなところで終わりたくない・・私は失ったまま終わりたくない!!-
「おい女、まだ生きてるか?」
響が顔を上げると、そこには一人の男が立っていた。
その男が響の人生を狂わせるとはこの時の彼女は知る由もなかった。
沢城鎧利がその道を通ったのは気まぐれではなく何かを感じ取ったからだった。
不思議な力に目覚めてから彼はあらゆることにその力を使っていた。
ノイズを倒すこと、裏の世界で仕事をこなすこと、気に入らないものを潰すこと、今までとは違う刺激的な毎日に彼は有頂天だった。
「全く、今日も歯ごたえのない仕事だったぜ」
金払いは良かったけどな、と一人ごちる。今日もとある人物からの依頼を終え今の拠点へと戻ろうとしていた。
裏の世界に関わるようになってからというもの、彼の力を狙うものも存在していた。退けてはいるもののその頻度に彼は一つの場所に留まらず転々としていた。
それに最近はノイズ狩りの際にとある存在に出くわすことにも困っていた。
「あの女・・・次出会った時はどうしてやろうか」
彼が遭遇した存在、それはシンフォギアと呼ばれる装備をまとった少女-風鳴翼-である。彼自身彼女のような存在がいることは人伝に聞いてはいたが、実際に自分が遭遇してしまうとは思ってもいなかった。
力をノイズを倒すこと以外にも利用している彼の存在は向こうにも認知されており、出会う度身柄を拘束しようとする彼女に彼は非常にうんざりしていた。
素顔こそばれていないが、いつ自分の足取りが掴まれるか分かったものではない。誰かに縛られることは大嫌いだったが自分の身の為にも我慢せざるを得なかった。
そんな事を考えながら夜の街を彷徨っていると、それは唐突に訪れた。
彼は自分の心臓、いやそこに溶け込んでいるものが脈打つのを感じた。
-なんだこの感覚?あの女と出会った時に似てやがる・・・-
以前翼と出会い戦闘になった時、彼は普段とは違う感覚を受けていた。自分の心臓と融合した聖遺物-クラレント-から鼓動を感じていた。
それが何故なのか、彼自身は分からなかったがその感覚のおかげで彼女が近くにいるのかどうか、その判断を行うことができた。
だが、その時に感じていたものとは似ているが少し違う。そしてとても弱々しい感覚。それが狭く薄暗い路地から感じれていた。
-あの女がこんなとこにいるとは思えねェ・・一応確かめておくか-
もしかしたら彼女と同じように力を持った者がいるのかもしれない。その正体を確かめるため普段は通らない道を進んでいく。
心做しか彼の表情はこの状況を楽しんでいるようだった。
奥に進むとそこには一人の少女が倒れていた。
その少女こそ、今しがた力尽き倒れてしまった立花響であった。
服は薄汚れ、身体の至る所に傷もありひと目でまともな状態ではないと分かる有様だった。
何故彼女がこんな所で倒れているのか鎧利にとってそんなことは知る由もないが、ただ先程感じたものの正体が彼女であるということだけは確かだった。
「おい女、まだ生きてるか?」
少女に声を掛ける。辛うじて顔を上げこちらを見つめる少女。
-こいつはひでェ顔だ・・だが俺好みだぜ-
その表情は突如現れた自分への怯えだけではなかった。怒り、憎しみ、負の感情が手に取るように感じられた。
自分と同じように誰かを憎んでいる。その感情が彼女を奮い立たせ意識を紡いでいるのだと彼は見抜いた。
「これは面白いことになりそうだ・・」
放っておくのも構わないが彼女の力の正体、そして何故この状況まで追い込まれたのかを知る為にも連れて行ってしまおうと考えた。
有無を言わさず彼女を抱え来た道を戻る。響ももはや抵抗する力など無くされるがままであった。
響が目を覚ましたのは知らない天井の部屋だった。
-なんで私こんなところで寝てるの?-
確か自分は路地で倒れていたはずなのに、朧げな記憶を辿って確かめていく。
意識が途絶える前、声をかけられたのを思い出す。
-助けられたのかな?・・・でもなんで?-
今の自分を助ける人間なんているのだろうか?深く傷つけられた彼女の心が猜疑心を強くしていた。
取り留めのない思考を繰り返していると部屋の扉が開けられた。
「よォ目覚めたか?」
部屋に入った男は自分を一瞥するとぶっきらぼうにそう声をかけた。
男はビニール袋を手に下げていた。買い物にでも行っていたのだろうか?
ソファに座ると袋の中身をこちらに投げつけてきた。
突然のことに物を取りこぼしそうになるが辛うじて受け取るとそれはコンビニで売ってるようなおにぎりだった。
「とりあえず適当に買ってきたが食えねェもんじゃねェだろ?」
「お前には色々聞きてェことがあるが・・だけどその前に飯だ飯」
聞きたいことがある、男はそう答えたが疑問が尽きなかった。
自分に聞くこと?知りもしない男にそう言われより警戒心が強まった。
「なんで助けたの?・・」
「あァ?」
「なんで私を助けたの?・・・お金だって持ってないし、あなたに返すものなんて何もない」
「私に聞きたいことって何?話すことなんて何もないよ・・・・」
一度言葉を口にすると止まらなかった。聞きたかったことを一気に吐き出す。
自分の言葉に男は少し思案すると、まずこう返した。
「鎧利だ」
「・・・え?」
「沢城鎧利、俺の名前だ」
「いいか?さっきも言ったとおり俺はお前に聞きたいことがあったから連れてきた、ただそれだけだ」
「別にお前を助けたわけじゃねェ・・俺がそうしたいからそうしただけだ」
いきなり名を名乗られるとは思っておらずつい惚けたような声がでてしまった。
俺がそうしたいからそうしただけだ。彼の言ったことは善良な人間の言うような内容ではないが、嘘をついているようには感じられなかった。
「お前の名前は?」
「・・へ?」
「へじゃねェ、こっちの名前教えたんだ・・・お前のほうも名前ぐらい教えろ」
「・・・・響、立花響」
「響か・・・じゃあ響、飯を食え。飯を食ったらお前の聞きたいことにも全部答えてやる・・お前も俺の聞きたいことに全部答えろ?いいな」
名前を聞きそう言うと彼はこちらも見もせず自分の食事を行っていた。
-よく分からないけど・・変な人-
粗野で乱暴な態度と言葉遣い、でも何故だか彼のことを悪く思えなかった。
言われた通り自分も食事を進める。
久しぶりに人とまともな会話をしたおかげか、少し表情がほころんでいたのは彼女自身も気付かなかった。
「じゃあまず一つ目だが、お前なんであんなところで倒れてやがった?」
食事を終えしばらくすると彼は本題を切り出してきた。
彼女としてはあまり思い出したくないことだが、助けてもらった手前素直に話すことにした。
「この前あったツヴァイウィングのライブのこと、知ってる?」
「ツヴァイウィング?悪いがよく知らねぇな」
「あんなに人気なのに知らないの?今だって街中とかでもよく曲流れてると思うんだけど・・・」
「聞いたことあるかもしれねェが歌なんざ興味ないんでな、どうでもいい・・・」
「んでそのライブでなんかあってお前にそれが関係してるって感じか?その口ぶりだと」
「・・・うん、私は友達と一緒にそのライブに行くはずだった・・・・」
それから今まで起きたことを一つ一つ話した。
そのライブにノイズが現れたこと、ツヴァイウィングの二人がノイズと戦っていたこと、その1人に助けられ自分が生き残ったこと、その後受けた迫害のこと、家族を守る為に1人抜け出したこと。
どれもこれも響にとって最悪の思い出だった。そんな話を彼は黙って聞き続けていた。
「それで、歩けなくなってあそこで倒れてたの・・・大体こんな感じだけどこんなこと聞きたかったの?」
「なるほどなァ・・いや十分すぎるぜ響、なァお前はツヴァイウィングって奴らが戦ってたって言ったな?どんな姿か覚えてるか?」
「朧気にしか覚えてないけど・・・一人は、私を助けてくれた天羽奏って人は槍みたいなので戦ってて・・もう一人の風鳴翼って人は刀みたいなので戦ってた」
「刀だと!?おい!そいつは青髪の女で間違いないか!!?」
「そ、そうだけど・・・あなた二人の見た目とかも全く知らないの?」
響の話を聞いた後、鎧利は満足そうにしていたが一つの単語に反応した。
彼のその反応に少し驚いた響だったが、二人のことを本当に知らない様子にも驚いていた。
「あァさっきも言ったが興味無いことはどうでもいいんでな・・・しかしそういうことか、納得がいったぜ」
「後一つ質問だ・・・お前の胸の傷、その時受けたもので間違いないか?」
「胸の傷って・・・・まさか見たの!?」
「その服着替えさせた人間が俺以外にいると思うか?その時に見えたからな、別に変なことしちゃいねェよ」
確かに、今まで意識してなかったせいで気付かなかったが今彼女が着ている服は逃げてる最中のボロボロの服ではなく自分のよりサイズの大きいパーカーであった。
新しく服を変えてもらったことに感謝するが、それでも裸を見られたことに赤面してしまう。
「それとも襲っておいたほうが良かったか?ガキだが結構発育良さそうだしヤッちまっていいんならシてやるぜ?」
「バカ言わないで!・・セクハラだよそういうの」
「そう怒るなよ、少しからかっただけだ」
「・・・・胸の傷だけどその時にできたやつだよ。天羽奏が・・奏さんが私を庇った時に彼女の持ってた槍が欠けて、その破片が刺さったの」
「私が覚えてることが間違いなければそういうことになる・・・でもこの傷が何かあるの?」
彼に呆れたような視線を向けながらも傷のことにも答えを返す。
納得のいったような顔をして思案する鎧利、しばらくするとまた口を開いた。
「その傷はただの傷じャねェよ・・お前に特別なものが宿ってる証拠だ」
「出るぞ、お前に見せるもんがある」
特別なもの、思い当たる節がない彼女だったが部屋から出ようとする彼を慌てて追いかける。
「待って!まだ私も聞きたいことが!」
「安心しろ、しっかり答えてやるから・・・歩きながらでもな」
追いかける響を一瞥し、声を掛けてから進む鎧利。
日が沈みかけた外へと二人は向かうのであった。
「ねぇあなたって何者?この傷のことも、二人が使ってた力のことも何か知ってるようだけど・・・」
「何者か・・・・なんて答えるべきだろうな」
「お前、聖遺物って言われて分かるか?」
「何それ?」
「俺も詳しくは知らねェが、よく神話とか御伽噺とかに出てくる武器とかあんだろ?ああいうもののことを言うんだとよ」
「それってのがまだこの世の中には残ってるらしくてな、それには不思議な力が宿ってるのさ」
「不思議な力って・・どんな力?」
「例えば・・・ノイズを倒したりできる力とかな」
歩きながら彼に質問を投げ掛ける。
まず彼が何者なのか知りたかった。自分に起きたことに対して何か知っているようであったし普通の人間のようには思えなかった。
そんな彼からまた一つ聞き慣れない単語が出てきた。
聖遺物、どうやらそれが自分たちに関係するものらしい。
「さァこんなところでいいだろ、人目に付くわけにはいかねェからな」
「お前もパーカー外していいぞ・・どうせこんな所に人なんかこねェからよ」
どうやら目的地に着いたようだ。
街外れにある廃工場、確かに人が近寄るような場所ではない。
ここで彼が何をするのか、響には見当もつかなかった。
「さっきの俺が何者かって話だが・・・こいつがその答えになる」
彼が手を翳すとそこには一振りの剣が現れた。
暗い夜の中、うっすらと光を放つ白銀の剣。
「何・・それ?」
「こいつが聖遺物ってやつさ、クラレント・・・これの名だ」
「俺は昔事故で死にかけたことがあってなァ・・その時俺の心臓にはあるモノが入り込んじまった・・・」
「それが・・・クラレント?」
「正確にはその欠片だが・・・・そいつが俺の体に入ってからはこんなことができるようになった」
驚く響に語りかける鎧利、その手に輝く剣は彼が普通の人間ではないことを物語っていた。
だがそれだけではなく彼の体には新たに変化が現れていた。
鉄が軋むような音を立てながら彼の体を鋭い棘が鎧のように覆っていく。
その姿は勇猛な騎士のようでもあり、怒り狂う悪魔のようでもあった。
「な、何なのその姿・・・・それが力だっていうの!?」
「あァそうだ!俺はもうただの人間なんかじゃねェ・・・誰よりも強い力を!誰にも邪魔されねェのさ!!」
「俺は選ばれたんだ・・クラレントに、力を扱うに値する人間だってな」
彼に出会ってから初めて恐怖を感じた。
荒っぽい言動、だけどどこか憎めない。そんな風に感じた彼は何処にもいなかった。
目の前には怒り、憎しみ、強い負の感情を纏った一人の男。
路地で一人倒れていた、あの時の自分のように
「なァ響、俺たちは同類だ・・」
「い、嫌・・・・」
「お前のその傷は俺と同じ聖遺物が体に混じった証拠だ・・お前は気付いてないがその体はもう普通の人間じゃない」
「来ないで・・・・・来ないで・・・」
「お前は選ばれたのさ・・感じるだろう?傷が疼くだろう?」
歩み寄る彼から遠ざかろうとする響。だが恐怖からかうまく体を動かせなかった。
逃げ出さなければ、言葉に耳を貸してはいけない、そう本能が訴えかけるのに彼から目を離せなかった。
心を掴まれたようだった。そして、それに呼応するかのように胸の傷が疼き始めた。
「もう我慢する必要なんてないんだ・・憎いだろ?恨めしいだろ?自分の全てを奪った奴らが!!」
「その感情に従え!!その力に従え!!そして復讐してやるんだ!!」
「この理不尽な世界に!!!」
その慟哭を聞いた時。恐怖心は薄れ湧き上がってくるのは安心感だった。
-この人は私と同じ・・それはきっと本当-
-力のことじゃない・・・たくさん傷ついて、たくさん裏切られて・・-
-私のこの感情は間違ってないって・・きっと教えてくれてるんだ・・・・-
「私は・・・私は許せない!」
「ノイズも、私の大切なものを傷つけた人間たちも・・全部許せない!!」
「あぁ歌が聴こえる!・・・そうかこれが私の・・!!」
未練を振り切り、胸に込み上げる歌を刻む。
その瞬間、世界は光に包まれた。
光が収まると、そこには変貌した彼女がいた。
体のラインが分かるようなスーツを身に纏い、腰や足には鎧のようなパーツがつけられている。
しかし、一番目を引くのはそこでなく人のものとはかけ離れた巨大化した腕だった。
その重さからか少し前のめりになっていた。
「よォ・・気分はどうだ?」
「最高だよ・・!!これが私の力・・・ガングニール!!!」
鎧利の問いかけに答える響。
その顔には、以前の彼女が浮かべていた暖かい笑顔はなかった。
長いマフラーの奥で、獲物を狙うような獰猛な笑顔を浮かべる響。
そこにはもう、人助けが趣味な優しい女の子はいなかった。
いるのは復讐に囚われた一振りの撃槍
「じゃあ始めるとするか・・派手に暴れてやろうぜ!!」
「全部全部壊してやる!私の邪魔をする奴らは全部!!」
何処か遠くで懐かしい少女の声が聞こえたような気がした
でも彼女にもうそんなものは必要なかった
今の彼女の全てはその身に宿った力と
自分を理解してくれる騎士なのだから
7月の終わり頃から書いてたんですが気付けば大分経ってしまいました。
ネタ自体が浮かんでてもいざ文章にしようとすると中々進みませんね。
話は変わりますが皆さんはコミケには行かれましたでしょうか?
自分は1日目で企業だけ行きました。
色々回ったんですがマリアと翼のカーテンが重くて肩が千切れそうでした。
3日目も行きたかったんですが体力的にも時間的にも行けそうになかったんで見送りました。
いろんな方がシンフォギアの同人誌を描かれてましたし、それ以外にも自分の好きな作品の本もたくさんあったんで回りたかったですね。
ソシャゲのシナリオとかパチンコのおかげかシンフォギアの二次創作は活発で嬉しいですね。小説なんかもハーメルンやそれ以外でももっと盛り上がればいいなと思います。
そろそろXDUのCDが出ますか皆さん買われますか?
やっとCDが出てくれるのかとうれしい限りです。興味のある人は是非手に取ってください。
いい曲揃いですが何より堀江由衣の曲が聞ける、それだけでめちゃ価値ありますね。
雑談はこれくらいにして今回のお話についてちょっとだけ
前書きにもある通りXDUのifシナリオ「翳り裂く閃光」の二次創作になります。
変わったことは鎧利がいることもですが響のシンフォギアも少し変わっています。
基本的な部分は変わりませんが目覚めた要因のせいか腕の装備がより攻撃的になった、というようなイメージです。
短編にしてますがもう少し書きたいなって思ってるんでこの話はもう一話くらい投稿できればなと思っています。
長くなりましたがここまでまた読んでいただきありがとうございました。
感想や評価等頂けると嬉しいです。最後に次回予告となります。
~次回予告~
-最近起こっている例の傷害事件・・あの男が関わっているんでしょうか?-
-この反応は・・・ガングニールだとぉ!?-
-今の俺はお前みたいに一人じゃねェのさ・・ちょうどいい!相棒のご紹介だ!!-
-彼は私を全部分かってくれる・・・今すごい幸せなの・・だから邪魔しないでよ?-
-私に彼女を止める資格があるのだろうか・・・奏・・-
2nd 正義の価値は