IS/Drinker   作:rainバレルーk

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第122話

 

 

 

「―――――はーい、其れでは万歳してくださーい」

 

「は・・・はい。よろしくお願いしますわ」

 

身体測定を行うにあたり下着姿となったセシリアは、顔の見えないフルフェイスマスクを被った測定係の春樹の前へ立つと胸囲を測る為に両腕を挙げる。

其の腕を挙げている間、春樹は何とも静かに伸ばしたメジャーを齢十五でありながらも圧倒的破壊力を誇る彼女の胸部装甲へ巻いた。

 

「(・・・・・なんだか、おもしろくありませんわね)」

 

セシリア自身、自分のプロポーションに細やかながらも自信を持っていた。

同世代と比べても彼女のスタイルは服の上からでも解る程のモデル並みのグンバツダイナマイトボディ。

セシリアとしては、自分の美しい曲線美を擁する身体へ頬を紅潮させる春樹の動揺を見てみたかった。

・・・にも関わらず、目の前で其れを測る男は随分淡々と機械的な作業で事を進めていく。

 

「(やはり、春樹さんはラウラさんのような体形がお好みなのでしょうか?・・・というか、何故に私がこんなにも残念な気持ちにならなくてはなりませんの!)」

 

クールすぎる春樹の態度にセシリアは「むぅ・・・ッ」と機嫌を損ねる。

しかして、一方の春樹は其れ処ではなかった。

 

「・・・・・・・・(うぎぃいいッ!! セシリアさん、スタイル良過ぎるじゃろぉおお!! エロが、エロが過ぎるッ!!)」

 

黒々とした仮面の下で、春樹は下唇を噛んで耐え忍んでいたのである。

砂金の様に流れる美しい髪に艶やかでキメ細やかな白い肌。其れを包むような妖しげな青が視界にチラつく。

彼がフルフェイスマスクを被っている訳は、自身の見開かれて血走った眼と激しく荒れる吐息を隠す為であった。

 

「・・・んッ・・・・・あ・・・!」

 

だが、肌にちょくちょく触れるメジャーがくすぐったいのか。時に漏れる喘ぎ声にも似たセシリアの吐息にザクザク理性が削られる。

されども春樹は必死に十代の肉欲を二十代の理性で抑え付けて「(心頭滅却心頭滅却心頭滅却ゥッ!!)」とゲシュタルト崩壊する程に心の中で唱える。

・・・しかし、此処で彼の頭にある事が思い浮かんだ。

 

「(そう云やぁ・・・セシリアさんの声って、CVゆ〇にゃんじゃん)」

 

・・・・・まったくもって余計な邪念である。

此の邪念によって春樹の脳内は邪で猥らな映像が駆け回った。

因みに彼は『コードギアス』では『紅月 カレン』派、『フルメタルパニック』では『千鳥 かなめ』派だが、嗜みとして『ルルC』のエロ同人誌を所有している。

 

「(阿”ぁア”ア”ア”ア”ア”ア”ッ! こんな事なら昨日コードギアスの同人誌何ぞ読むんじゃなかった!!)」

 

「ん? どうかしましたの?」

 

静かに動揺し、俯く春樹へ上目遣いの顔を向けるセシリア。

其の綺麗な碧眼から自然と青いブラに包まれたたわわな果実へ目線が―――――

 

「ふんッ!」

 

「は、春樹さん!?」

 

バギィッ!・・・と春樹は自分の顔を命一杯の力で殴る。

勿論、此の行為にセシリアは驚くが、「大丈夫、ただの発作じゃけん」と彼は其の場を濁す。

そんな事もありながら、何とか無事に彼女のB・W・Hを測り終えた春樹だったが・・・此れは単なる序章に過ぎない。

 

「よ、よろしくお願いします!」

 

「うわ、エッ―――――ゲフンゲフン! はッ・・・はい、よろしくお願いします」

 

次に入って来たのは、恥ずかしそうに頬を真っ赤に紅潮させるIS学園防衛施設部隊ワルキューレの隊長、四十院 神楽であった。

スペンサーから体操服を脱いで現れた彼女は、翡翠色のフリル生地のブラとショーツを身に纏っており、鴉の濡れ羽色の黒髪と相まって実に美しい。

 

「(こうして見ると四十院さん、めちゃんこでぇーれー綺麗な人じゃわぁ。若干涙目なのが、より一層男心をくすぐ・・・・・る、じゃねぇーよッ!! しっかりしろや俺ェ! こりゃあ身体測定言う歴とした真面目な仕事なんじゃッ! 私情を挟むな、やり遂げろ!! つーか此れ、防衛省の四十院さんにバレたら抹殺されるんじゃね?!)はい。それじゃあ、万歳で」

 

「あの柔肌に齧り付きてぇ」等と云う劣情を「俺にはラウラちゃんが、ラウラちゃんが居る」と言い聞かせながら抑えて測定する。

・・・されども春樹の受難はまだ続く。

 

「ど~う、きよせーん?」

 

「・・・あい・・・その・・・ものすんごいです・・・は、はい」

 

次に入って来た本音に彼は度肝を抜かれた。

何故ならば、普段から身の丈に合ってないダボダボな制服を着ている彼女が、とんでもないボンキュッボンのナイスバディであったからだ。

春樹は何だか歯が痛くなって来た。

 

「ねぇねぇ~? きよせんも男の子だからおっぱいは大きい方がいいの~?」

 

「阿”ぇッ!!?」

 

「あ、でも~らうらうは”ちっぱい”だよね~。という事は、やっぱりきよせんはロリコンさんなの~?」

 

此の発言が一夏によるものならば、彼は其の頭が陥没するくらいに殴っていた事だろう。

しかしながら発言者は、日頃から仲良くしてもらっていて、ワルキューレ部隊副隊長格の本音である。

此の吾人は時折鋭い発言をする為に油断ならない。

 

「えッ、あ・・・いや、お・・・俺ぁ別にロリコンじゃあないでよ?」

 

「なんで疑問形なの~? じゃあ私みたいな大きいおっぱいが好き~?」

 

春樹の理性が強靭な事を知っている本音は、調子に乗って「うりうり~♪」と自分を測定中の彼へ豊満な胸を見せつける。

春樹は吐きそうになって来た。

 

「本音さん、俺ぁロリコンじゃあねぇでよ。其れにおっぱいは大きさじゃなかろうな」

 

「そうなの~?」

 

「応。『鬼灯の冷徹』云う作品にもあったわ。『おっきな乳は包まれたい。ちっさな乳は包んであげたい』って」

 

「ッ、きよせん・・・」

「清瀬・・・セクハラよ」

 

彼の発言に本音は目を細め、記録係の榊原教諭は麻酔銃を差し向ける。

此の思わず言ってしまった発言に春樹は「・・・さっきのなしでお願いします」と頭を下げた。

だが、そんな逆境に立たされる彼にも一瞬の清涼剤が投入がされる。

 

「うふふ♪ お・ま・た・せ♪」

「あぁ、”オチ”か。交代してや」

「ちょッ、オチって何よ!?」

 

何故か一年生の身体測定の教室に入って来たのは、二年生の楯無だった。

無論、身体測定の為に彼女も皆と同じような下着(それも水色のかなり際どい)姿なのだが、春樹の劣情を搔き乱すには一切至らない。

逆に”安定のオチ”とばかりに落ち着いてしまう。

 

「阿~、良かったぁ。此れが簪さんだったら色んな意味でヤバかった。ありがとうございます、生徒会長。初めて役に立ちましたね」

 

「それってどういう意味よ?!! ま・・・まぁ、それよりもどうかしら清瀬君?」

 

「阿? 何がぁ?」

 

「照れなくても良いのよ。すごいでしょ、お姉さんのスタイル♪」

 

グラビアアイドル並みにポーズを決める楯無へ春樹は―――――

 

「・・・・・破ッ」

 

「ッ、鼻で笑った!? ちょっと清瀬君、今鼻で笑ったでしょ!! ねぇ?!!」

 

表情が見えないフルフェイスマスクの春樹に詰め寄る楯無だが、彼は「別に~」と乾いた棒台詞を並べる。

そんなあまりのムカつきに「むきー!」と上級生とは思えない様子で喚く彼女の後ろから、「お・・・お姉ちゃん・・・も・・・もういい?」と恥ずかしそうな声色でスペンサーから簪が顔を覗かせた。

 

「・・・・・」

 

「は、春樹・・・?」

 

「・・・・・・・・いやん」

 

オドオドと現れた彼女の可愛らしいレース生地の下着姿に春樹は顔を両手で覆って俯いてしまい、簪もまた恥ずかしそうに紅潮した顔を逸らす。

 

「・・・あの、ちょっと清瀬君? どうして私と簪ちゃんでこんなにも反応が違うのかしら? ねぇ、ちょっと、おいこの野郎??」

 

余りに露骨に違う彼の反応に対し、楯無は若干ハイライトの消えた眼で再度詰め寄る。

此れに春樹は「喧しい、黙っとれ」といつもの様に冷たくあしらった。

後、簪の身体測定は楯無が行ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「阿”ぁああああああ~・・・疲れたぁ~!」

 

何やかんやありながらも身体測定も終盤に差し掛かった。

しかして春樹の理性はもうボロボロである。何とも脆弱な理性だ。

 

「あともう少しよ。頑張りなさい」

 

「頑張れないです。なんか奢ってくれたら頑張れそうです。芹沢さんの電話番号をエナジードリンク一本で売るんで買うてきて下さいよ」

 

「ッ、先生をパシり使おうなんて・・・相変わらずいい度胸してるわね。まぁでも、しょうがないわね。職員室に少し用があるからついでに買って来てあげるわ。それまで休憩してなさい」

 

「わーい、ありがとうございます」と言う棒台詞と共に榊原教諭を見送った春樹は被っていたフルフェイスマスクを脱ぐ。身体測定中の興奮による荒い吐息の為、内部が蒸れて気持ちが悪い。

 

「はぁ~、痒いわぁ」

 

彼はすっかり白く変色した髪の毛を掻き揚げ、再び大きな溜息を漏らす。

 

何とか此処まで自らの肉欲を抑える事に成功したが、まだ気掛かりな事が春樹にはあった。

其れはまだ本命の”黒兎”が此の場に来ていない事だ。

 

「もしかして織斑の野郎の所に・・・・・いや、そりゃあねーな。ッチ、畜生。なんかイライラするわぁ。だいたいあの子が許すけん、俺がしとーもねぇー測定係なんてせにゃあおえんよーなるんじゃ。・・・・・・・・・・・・・・・御仕置きしてやらんとなぁ」

 

彼は机の上に腰掛け、金の焔が零れる血走った眼をギョロリギョロリと動かして良からぬ事を考える。

 

「阿”ぁ、歯が痒い。歯が痒いんは久しぶりじゃなぁ。早うあの子の肌に吸い付きたいわぁ」

 

徐々に徐々に獣の、蟒蛇の本性が現れ出す。

身体を巡り回る血液が下腹部より下の部位へと集まり、股座が滾り出して来た・・・・・・・・其の時であった。

 

「し、失礼しまーす」

 

「ッ、何じゃーな?」

 

突然の来訪者に春樹は眼を元に戻して立ち上がる。

するとスペンサールームから制服姿のシャルロットが顔を覗かせたではないか。

 

「応、シャルロット。今は休憩中じゃ。扉にも立てかけてあったろうが、測定なら後にしてくれや。つーかお前、なして体操服着とらんのじゃ? もしかしてダメバナ野郎・・・もとい、織斑の所で終わらせたんか?」

 

彼には何気ない問いかけであったが、シャルロットは此れを「う、ううんッ! まさか!! 体操服は昨日洗っちゃってね、だからだよッ!!」ととても強く否定した。

思いもよらぬ強い否定文に春樹は少し驚く。

 

「そ、それよりも記録係の先生は? 春樹一人だけ?」

 

「阿? あぁ、榊原先生は職員室に少し用があるんじゃとさ」

 

彼の返答に「・・・ふーん、そうなんだ」と述べたシャルロットは、くるりと反転して教室の出入り口へ向かう。

彼女の行動に「ん? 何しに来たんじゃ、アイツ?」と疑問符を浮かべる春樹だったが、其の疑問符に答える様な音が聞こえて来た。

 

「・・・えへへへ♪」

 

「・・・・・阿?」

 

ガチャリッと金属的な音と共にシャルロットが彼の前へ戻って来る。いつもとは違う随分と妖艶な笑みを浮かべて。

 

「ねぇ、春樹・・・二人っきりだね」

 

彼女は妖しげな笑顔のまま春樹との距離を詰めるや否や、ゆっくりと彼の左胸へ片手を添え、其のまま肩から首へ手を回す。

 

「おい、何を・・・?」

 

「・・・嫌だった?」

 

「いや、別に嫌じゃあねぇーけども」

 

「ごめんね。春樹とこうして二人っきりになれる時なんて・・・中々ないからさ」

 

「ねぇ・・・いい?」とシャルロットは目を瞑って自分の唇を春樹へ近づける。

・・・だが。

 

「悪い、シャルロット・・・」

 

彼は近づいて来るシャルロットの唇へ自分の指を当ててキスを防いだのだ。

 

「ッ・・・どうして?」

 

「解っとるじゃろう? 俺は今、ラウラちゃんと・・・・・」

 

「・・・そう」

 

其の言葉にシャルロットはすんなりと春樹から離れる。

気まずい状況に春樹は思わず目を逸らす。

しかし此の時、彼は目を逸らすべきではなかった。もっと良い事を云えば、芹沢の電話番号を餌に榊原教諭をパシりへ使うべきではなかった。

 

「ッ、おい!!?」

 

目を離した幾何かの間、しゅるりしゅるりと彼の耳へ此の日で一番聞きなれた音が入って来た。

そう・・・服を脱ぐ音だ。

 

「・・・・・春樹・・・ッ」

 

パサリと脱ぎ捨てた制服の下には、彼女の専用機と同じ鮮やかなオレンジ色のレースがあしらわれたブラとショーツ、そしてガータベルトが白い絹肌を包んでいた。

 

「お・・・おお、おいッ。随分とまぁ・・・し、刺激的な恰好じゃのぉ」

 

「そう? 嬉しい、春樹の為に選んだんだよ?」

 

「そ、そそ・・・そ、そうなのッ? 破破ッ・・・破破破ッ・・・」

 

余りに突然の出来事に頭の中パニックになり、表情が引き攣って身体が強張る。

其の隙にシャルロットは再び彼との距離を詰めて春樹の手を取るや否や、あろう事か其れを自身の柔らかな母性の象徴へ押し付けた。

 

「ッッ!? お、おお、おい!! しゃ、シャルロット!!?」

 

思考がショート寸前になる彼を余所にシャルロットは潤んだ瞳を差し向けながら語り掛ける。

 

「春樹・・・ボク、こんなにもドキドキしてるんだ。好きな男の子の側に居れて、とっても嬉しいんだよ。それなのに・・・それなのに・・・ラウラだけずるいよぉ・・・ッ」

 

「ッ・・・シャルロット」

 

泣き出しそうな顔で彼女は想い人の男へ絡み付く様に手を回す。

ドキドキバクバクと互いの心臓音が唸りを挙げて共鳴するのが手に取るように理解できた。

 

「ボクだって君の事が、春樹の事が好きなんだよ」

 

「じゃけど、俺には・・・!」

 

「・・・・・いいんだよ」

 

「阿?」

 

「ボクは何番目だっていいんだ! だからボクの事も―――――」

 

「―――愛して」とシャルロットは言葉を紡ぎたかったのだろう。

けれども、其の言葉が彼女の口から出る事はなかった。何故ならば―――――

 

やめぇや・・・ッ!!

 

「ッ・・・春樹・・・!」

 

春樹は静かに唸り声の様な言葉を発し、張り付いたシャルロットを身体から引き剥がす。

 

「前にも言うたと思うが・・・シャルロット、お前は俺に助けられた恩があるから俺に好意を向けとるだけじゃ。其れに・・・そねーな事言うなや! 自分が何番目でもエエなんて・・・自分を安く見積もるなや!!」

 

「・・・確かにそうかもね」

 

「ッ、解っとるなら―――――」

 

「でも、ボクは君以外を好きになるつもりはないんだ!!」

 

シャルロットは春樹の胸倉を掴んで喚く様に訴えかける。

 

「春樹の言う通り、ボクにとって君は悲劇のヒロインを救うヒーローだよ! そうだよッ、ボクは春樹に恩を感じて君を好きになったんだ!! 其れの何が悪いって言うんだよ?!! それに春樹だって逃げないでよ!!」

 

「コイツ、開き直りやがって・・・ッ。其れに逃げる? 逃げるじゃと、俺がッ?!!」

 

「そうだよ!! 救うだけ救っておいて、あとはポイだなんて・・・無責任だよ!!」

 

「ッ・・・そ、其れは・・・其れは・・・!!」

 

何かが琴線に触れ、動揺して言い淀む事で出来た春樹の隙にシャルロットはヌルリッと漬け込む様に身体を寄せた。

 

「春樹・・・春樹ッ、ボクは君の一番じゃなくていいんだ。君に愛されれば、ボクはそれでいいんだよ。春樹、また君の手でボクの首を絞めてよ。春樹、また君の歯でボクを傷付けてよ。ボクを愛してよ、春樹。ねぇ、ねぇ、ねぇッ?」

 

「や、やめ・・・やめろシャル、ロット・・・ッ」

 

酷く澄んだ淀みのない澱んだ瞳が、正常な判断を失いかけている春樹の琥珀色と鳶色の眼を刺し貫く。

 

「春樹・・・春樹・・・春樹・・・大好きだよ♡」

 

「んグッ・・・!?」

 

そして、シャルロットは自分の舌で無理矢理に春樹の口を抉じ開けると彼の口内を蹂躙する。

 

「・・・カチュ・・・ンッ・・・チュ・・・くちゃハぁ・・・ッ♡♡♡」

「ん・・・ッ・・・ッ・・・・・」

 

成すがままに蹂躙され、徐々に徐々に瞼が重くなる春樹を良い事にシャルロットは彼のシャツのボタンへ手をかけて一つずつ其れを外していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――あぁ、しかして此のピンチを切り抜ける切欠が、此の哀れな男へ与えられる事に漸く相成る。

 

Ich habe es seit 10.000 und 2.000 Jahren geliebt~♪

「ッ!!」

 

春樹の懐から聞こえて来たのは、とても流暢で流れる様な独逸語の美しい歌だった。

 

「ッ、退きんさい!!」

「きゃッ!!?」

 

其の歌によって目が覚めたのか。春樹は自分の唇へ蛭の様に吸い付いたシャルロットを振り解くや否や、教室の外へと駆け出す。

唯一人、跡に残されたシャルロットは一言こう言った。

 

「あ~ぁ、惜しかったな。でも・・・ふふふッ♡」

 

・・・とてもとても艶やかで悪戯っぽい妖しい笑みを浮かべて。

 

 

 

 

 

 

 

 





・・・・・はい。という訳で今回は此処まで◆◆◆◆◆
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