IS/Drinker   作:rainバレルーk

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第162話

 

 

 

「・・・・・はぁッ~」

 

生徒会室の会長席へ腰掛けた更識 楯無は、両手で顔を覆いつつ大きな溜息を吐き連ねる。其れも何度も何度も何度もだ。

何故、彼女が此の様な精神的疲労を溜め込んでいるのか? 理由を挙げるとすれば、先程まで目を通していた机の上に置かれた資料であろう。

其れには、ある人物の事が書かれていた。

其のある人物とは、先のIS学園大運動会の裏側で行われたスパイ捕縛作戦において確保されたダリル・ケイシー国家代表候補生の事である。

 

血と汗と涙の苦労と努力によって漸くやっとこさ捕まえる事が出来たスパイ。

当初、其の背後で糸を引いていると考えられていたのは、彼女が所属する『かの国』だろうと思われていた。

・・・・・ところがどっこい。

 

「まさか・・・まさか、まさか、”連中”の斥候が学生として入り居んでいたなんて・・・!」

 

忌々しそうに楯無の口から出た『連中』とは、IS学園の宿敵と言って良い存在と成り果てた国際的犯罪組織として其の筋では有名な過激派テロリスト『亡国機業(ファントム・タスク)』の事だ。

実は今回の作戦で捕縛されたダリル・ケイシー・・・いや、本名をレイン・ミューゼルなる人物はファントム・タスクの実働部隊『モノクローム・アバター』に所属する人間であったのだ。

世界的にも脅威とされていながら、其の概要は多くの謎で包まれている組織の構成員を生きたまま捕獲出来た事はとんでもない大手柄なのだが・・・如何せん、其れに国家間の利権が絡んでくると面倒な事この上ないのである。

 

スパイ捕縛作戦の立案ならびに指揮をした人物は日本政府に所属する国家代表候補生であり、今までファントム・タスクが引き起こして来たであろう事件で重軽傷を問わない負傷を負った被害者でもあった。

其れ故にレインには日本側の殺人未遂罪や暴行罪ならびに外患誘致罪が適応されるのだが・・・其れをかの国が黙って見過ごす訳がなかったのである。

騙されていたマヌケな事実を棚に上げて利権を主張し、パイロットと機体の引き渡しを要求したのだ。

此れには勿論、日本政府は大変遺憾な態度を示したのだが、先の大戦後から公然の秘密で続く上下関係と日本政府も一枚岩ではなかった為、押され気味である。

其の御蔭でスパイの身元保護権は空中浮遊し、一旦は其の権利を何処の国家にも所属しないIS学園が預かる事になったのだ。

 

「・・・・・それよりも・・・いや、それもなんだけど」

 

・・・しかし、上記の”上同士”の諍いよりも楯無には気になる事があった。

其れは、どうやってダリル・ケイシーがファントム・タスクの潜入構成員、レイン・ミューゼルである事を暴いたという事だ。

 

「一体どうやって・・・春樹くんは彼女が連中のスパイだと暴いたのかしら?」

 

彼女の目の前に置かれた資料は、スパイ捕縛作戦の立案及び指揮を執った第二の男性IS適正者である清瀬 春樹が作成したものである。

彼はレインの愛機であるIS『ヘル・ハウンド』から情報を抜き出したと言っていたが、其れは余りにも無理難題であるのだ。

ISの動力源であるISコアは完全なるブラックボックスであり、其処へ納められた個人情報は基本的にIS所有者しか引き出せない。他者が引き出すには、其のISを解体してから特殊な技法を使わなければならない。

だが、春樹は其れを一人でISを解体せずにしかもレイン捕縛から半日と経たぬ内にやってのけたのだ。

加えて、資料にはとてもISだけから抜き出したとは思えぬ情報まで記入されていたのである。

例を挙げると以下になる。

 

・組織幹部であるスコール・ミューゼルは彼女の叔母にあたる。

・炎の家系であるミューゼル家に属する。

・軍に所属していたが、公式記録では十年以上前に死亡した事になっている。

 

―――――等と云った各国の情報局が掴んでもいない様な事まで書かれていたのだ。

一体どうやってこんな情報を手に入れたのか。無論、此の疑問符を楯無は春樹に投げ掛けたのだが―――――

 

「・・・阿? 其りゃ勿論、芹沢さん達に無理してもらったけんな。阿破破ノ破!」

 

―――――と、誤魔化し台詞ならびに奇天烈な笑い声を発して出て行ってしまった。

加えて、此の資料の事実を確認しようにも情報源となったレイン・ミューゼルは隠し持っていた毒物を煽った事による為か、意識不明の重体に陥ったのである。

・・・余りにも”出来過ぎている”。しかし、昨年まで地方の一般中学生だった人間が出来る事にしては余りにも大規模過ぎる。

謎は深まるばかりだ。

 

「春樹くん・・・一体君は何者、なの?」

 

「シリアスな雰囲気を出しているところで申し訳ございませんが・・・御嬢様、それよりも仕事をして下さい。教室修繕の稟議書などがたまっていますよ?」

 

「・・・・・むぅ・・・ッ」

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

突如として卑劣なスパイから意識混濁意識不明の大重体患者へジョブチェンジしたレイン・ミューゼルは、呼吸器を付けられて集中治療室のベッドの上で眠っている。

治療処置が早急で的確だった御蔭からか。此れ以上の大事には至らなかったが、依然予断を許さない状況であった。

 

「・・・・・」

 

そんな彼女をガラス越しに見ている・・・いや、睨み付けているのは学年主任にして元世界最強のIS操縦者である織斑 千冬だ。

 

『「お前のせいだ!!」』

「ッ・・・何だと言うんだ」

 

彼女の耳に残るのは、レインが自分に向けて発した断末魔にも似た怨嗟の叫び。

彼女の網膜に残るのは、レインが自分に向けて突き刺した憎悪の視線。

自分へ向けられる”恨み”を思い出す度に千冬は眉間へしわを寄せた。

・・・けれども、其れと同時に彼女は疑問符を浮かべた。どうして此処までの憎悪を向けられなければいけないのか?

レインが捕まってしまったのは、IS学園へ襲撃を仕掛けて来た米国特殊部隊アンネイムドを招き入れた事が原因である。

しかし、其の襲撃者達を容赦なく残忍冷酷非道に必要以上に屠ったのは千冬ではない。其れ処か、彼女はズタボロ状態と成り果てた襲撃者達の逃亡を手助けしている。

千冬には思い当たる”節”がなかった。

 

「―――――ありゃ、先客がいるとは意外」

 

「ッ、貴様・・・!」

 

そんな事を考えていると室内へ入って来る人物が一人。千冬にとっては招かれざる客であったろう。

 

「清瀬、貴様・・・表の札が読めなかったのか?」

 

「阿ん? 『関係者以外立ち入り禁止』って書いとりましたね。別に問題ないじゃないですか。俺ぁ関係者ですしおすし」

 

確かに言う通り、春樹は関係者である。其れ処か、今作戦においての功労者の一人だ。表の立て札に断られる理由はない。

しかし、其の生意気な態度が気に入らなかったのか・・・いや最早、千冬にとって彼の存在自体が気に入らない為、不機嫌そうに彼女は鼻を鳴らす。

 

「それで・・・一体何しに来た? 出された課題は終わらせたのか?」

 

「別にエエでしょう。放課後なんですから俺が何やってもよ~。ただのお見舞いですだよ、お見舞い。つーかよぉ、課題出し過ぎと違います? スパイ捕まえたのに褒美が何にも無しって酷くありません?」

 

「フン・・・厚かましいやつだ。それに知っているぞ。ケイシー・・・いや、ミューゼルの専用機の情報を日本政府へ流した事で報酬を受け取っただろう?」

 

「当り前じゃないですか。拿捕した得物を上に献上するんは当然ですがん? 其れでご褒美貰っても問題ないじゃろうに。つーか、貰わんとダメですがん」

 

太々しい。何て太々しい態度なのでしょう。そんなんだから千冬の眉間へ更に更にしわが寄るんだ。自重をしろ、自重を。・・・・・何て事を言われたとしても春樹は「そーですね」と棒読みする事だろう。

・・・と云うか、最早此の男はワザと此の様な態度をとっていた。春樹もまた彼女の事が気に入らなかったのである。

変な所で気の合う二人だ。

 

「そんで・・・まだ目覚めんないんで?」

 

「見ての通りだ。わかったならさっさと出て行け」

 

「えーん? 何だか冷たくありませんか、先生? 世間話でもしましょうよ」

 

「世間話・・・だと? 一体どういう了見だ?」

 

「こう言っちゃ何じゃけども・・・今じゃ、俺も貴女の様な”英雄”に片足を突っ込んでいる。是非とも、そんな先輩と話をしてみたくなりましてね」

 

ニタリと引き上げた蟒蛇の口端。胡散臭い、実に胡散臭い。

大体、此の二人にはラウラの件で決定的な溝があった。其れも歪で深い溝が。

そんな溝を埋める為に突如として春樹は千冬へ歩み寄ったと言うのか?

 

「英雄だと? ッは・・・バカバカしい。貴様のどこが英雄だ。それに・・・私もそんな御大層な存在ではない」

 

「へぇん? 誠にぃ~? 別に英雄ってのは、良い行いをした輩だけじゃないでしょう? あの大泥棒、石川 五右衛門や切り裂き魔、ジャック・ザ・リッパーの凶状持ち共だって英雄の部類に入ると言えば云えるでしょう?」

 

―――――そんな訳がない。

此の男が、一度剥いた牙をそう易々と引っ込める輩だろうか?・・・んなわきゃ、ないない。

 

「・・・何が言いたい?」

 

「先の一件で我が学び舎に押入りやがった不届き者・・・織斑センセ、アンタ、あれらを逃がしたじゃろうがな」

 

「破破破!」と珍妙な含み笑いと共に放たれた言葉に千冬は「ッ・・・!?」と静かに眉間へしわを刻んだ後、ギロリッと刺し殺す様な視線を彼へ向けた。

 

「さぞ、ケーシーパイセンは・・・いや、レイン・ミューゼルはアンタを怨んでおるじゃろう。アンタが下郎共を逃がした御蔭で、自分が捕まっちまったんじゃけんなぁ!」

 

しかし、常人ならば必ず顔を青くする殺気に対しても相も変わらず減らず口を春樹は叩く。

其の叩いた言葉によってより鮮明に千冬の脳内へ映し出されたのは、あのレインの瞳だった。満身創痍、なれど眼の奥へ炎の様な怒りと憎しみを燃え上がらせていたあのレイン・ミューゼルの瞳を。

 

「・・・・・一体、何の証拠があってそんな戯言を・・・」

 

「はぁッ・・・センセ、腹割って話しましょうやぁ? まぁ、証拠を出せって言うんなら出しますけんど」

 

そう言って春樹は自分の携帯を取り出すとフォルダへ保存されていた映像を再生し、其れを千冬の前へと見せる。

すると―――――

 

「ッ・・・清瀬ッ、貴様ァア!!

 

―――――グッと強張っていた両眼がほんの一瞬だけ四白になったかと思えば、其処から一気に表情を憤怒へ燃え上がらせて千冬は春樹の胸倉を掴んで壁へと叩き付けたではないか。

何故に彼女が此処までの激昂の感情を晒したのか。隠すも何も理由は画面へ映し出された映像が原因だ。

 

ギィいヤァああアアアァああッ!!

 

音声スピーカーから放たれて来たのは、耳をつんざくとても人とは思えぬ獣の様な断末魔。

其の怨嗟の絶叫が聞こえるモニター画面には、非常灯の赤い薄明かりと共に生々しい”赫”を滴らせる肉人形がジタバタ蠢いていた。

 

NOoOOOooOOOOO!!

「う~っわぁ、よー叫ぶじゃろうコイツ? まだちょっと慣れてなかったけん、”皮を剥ぐ”のが巧くいかんでね。時間がかかったんじゃ。じゃけど、三人目ぐらいから慣れて来だしましてね。四人目からは、キレーイに美肌マスクを脱がすみたいに・・・”のっぺらぼう”に出来たんですよ」

 

映像を見つつ、春樹は自分の成果を自信たっぷりに自慢しながら説明する。人の皮を、人間の皮膚を筋肉から引き剥がす様子を事細かに情感たっぷりで説明する。

 

「やはりッ・・・やはりあれは、あれは貴様がやったのか・・・!! 」

 

千冬は凄まじい剣幕で迫るが、一方の春樹はニタニタ下卑た表情を崩さない。其れ処か悪びれもせずに胸倉を掴んでいる彼女の両手を掴み返したのである。

 

「ッ・・・!?」

 

其の力は容易く千冬の力を凌駕し、胸倉から容易に彼女の手を引き剥がす。そして、懐いている飼い犬の距離感で微笑みかけた。

 

「何を怒っとるんですか、センセ? 俺ぁ当然の事をやったまでじゃ。目には目を、歯には歯を・・・血には血を、罪には罰を。じゃけん俺は・・・当然の報いを施してやっただけじゃ」

 

「ッ、ふざけるな! 自分が何をしたか解っているのか、貴様は?!」

 

「ほぉん・・・じゃあセンセは、コイツらが何をしたんか知っとるんか?」

 

「なにッ?」

 

疑問符の千冬へ春樹は「ほれ、やっぱり知らんのんじゃが」と鼻で笑う。

 

「コイツらはのぉ・・・会長に血を流させた。しかもじゃ。あの下郎共は、汚らしい手で寄って集って楯無を慰み者にしようとしやがったんじゃ。口から涎を垂らして、刀奈の肌に齧り付こうとしやがった。畜生の・・・いや、畜生以下の所行じゃ。唯の下劣な下種野郎共じゃ」

 

琥珀の炎が零れる両眼の奥には、おどろおどろしくも悍ましい情念が籠っていた。

其の今迄見た事も感じた事も出会った事もない瞳に流石のブリュンヒルデも息を飲む。

 

「じゃけん、やった。人の皮を被ったケダモノに其れ相応の報いを受けさせてやった。勿論、其のケダモノ共を纏めとったアバズレにもな」

いッ、いやぁああああああ!!

 

映像の最後には、美しい容姿をした女が無慈悲に無惨にも皮を剥かれて泣き叫ぶ様子が映し出される。

其れを見て益々千冬は表情を曇らせる一方で、春樹は恍惚の表情で口を三日月に歪めた。

 

「ッ、何様の・・・いったい何様のつもりだ?! いくら更識が傷付けられそうになったとは言え、貴様のやった事はとても許されん事だ! 人間の所業ではない!!」

 

「じゃあ聞くが、センセ? アイツが乙女の危機を迎えてる時、アンタ・・・何しょーたん? 教師として、生徒を守る立場の教員があん時、一体何をしとられたんですか?」

 

「ッ、そ・・・それは・・・・・」

 

楯無が襲撃者達に寄って集って嬲られている時、千冬は其の襲撃者達の隊長と一戦を交えていた。其れは彼女にとってとても楽しい一時であったろうが、春樹にしてみれば、いくら楯無がカタギじゃないロシア代表のIS使いだったとしても守るべき立場である生徒に荒事を任せているのは非常識な事柄だ。

 

「其れに織斑センセ。俺は人間じゃ。リリンで、リントで、ヒューマンな人間じゃ。じゃけど・・・俺が怪物じゃけん許せれん云うんなら、どうぞ出る所に出て貰っても構いませんぜ?・・・・・あッ・・・でも、先生もマズい事になりますな」

 

「何だと?」

 

「じゃって、センセは俺がやった有様を其の眼で生で見とるんでしょ? 加えて再起不能で逃げる事もままならぬ連中を逃がした疑いが・・・いや、俺が去った後であの場へ行くことが出来たのはセンセだけなんじゃ。じゃけん、状況証拠から見てもアンタが下郎共を逃がした事は確実。ふむう・・・マズいですなぁ」

 

襲撃者達であるアンネイムド達へ春樹が行った無慈悲な行為は、学友である楯無を助ける為にやった過剰防衛に捉えられる。

だが、千冬の方はアンネイムドが楯無へ行った悪行を知らなかったとは云え、学園へ襲来したテロリストを逃がしたのだ。到底許される行いではない。

 

「センセが捕まったら・・・弟さんはどうなるじゃろうか? アンタ云う後ろ盾を失った貴重な男性IS適正者には、飢えたハイエナ共が群がるじゃろうなぁ」

 

嘲笑う彼に千冬は人間とは別の何かを見据えた。人の也をした別の何かが微笑んでいるかの様に感じた。

 

「清瀬・・・貴様、私を脅すつもりか?」

 

「脅すぅ? おいおいおいおいおい・・・なら黙ってやる代わり、今から先生の服をひん剥いて、其の胎ん中へタップリと俺の子種を植え付けてやる展開か? 其れもエエなぁ。センセみたいな男の欲望を滾らせる体つきもエエし、尚且つ女教師なんて最高じゃがん」

「ッ・・・!!」

 

ぢゅるりッ・・・舌なめずりしつつ春樹は千冬へ迫り、先程とは逆に彼女を壁際に追いやって其の瞳の奥を覗く。

けれども、身の毛もよだつ恐ろしい獣の様な視線と下劣な感情を向けられてるにも関わらず、彼女は何処か恥ずかしそうに頬を朱鷺色に染めて目を伏した。

余りにもドストレートな異性からのアプローチと彼から漂って来る何とも言えない香しい雰囲気に思わずそそられてしまい、其の自身の感情に驚きと共に羞恥を感じてしまった事が原因である。

しかし・・・

 

「・・・・・なーんて、ちょっと昔の俺なら堪えれんかったろうなぁ」

 

春樹はバックステップを踏んで千冬のとの距離を置く。

其の呆気ない身の引き方に何処か暖簾に腕押し気分で「えッ・・・」と彼女の口から吐息が漏れた。

 

「もう俺にゃあ大切な人が居るけんな。良かったですね、織斑先生?」

 

「ッ、ば・・・馬鹿を言うな! やはり、貴様にラウラは任せられん・・・貴様の様な人を人とも思わぬ輩には!!」

 

「五月蠅ぇ、煩ぇ、うるせぇわ、貴女が思うより”純愛”です・・・ってね。阿破破破!」

 

不敵な甲高い声で千冬を嘲笑った後、春樹は彼女にある事を提案する。「じゃあ、いつもの様に・・・此の話題は忘れましょうや?」と。

其れだけ言うと、彼はさっさと部屋から出て行く。

跡に残された千冬は「あ、あの男は本当に・・・!!」と奥歯を鳴らして行き先を失った拳で空を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

〈それで・・・ブリュンヒルデをからかっただけ?〉

 

「まさか。あぁやって釘を刺しといた方がエエ事がある。其れに・・・まだ最後の”仕上げ”が残っとる」

 

〈そうね。早めに終わらせて、ちゃっちゃと”打ち上げ”に行きましょ〉

 

「応とも。其の前に琥珀ちゃんや? カリギュラ効果って、どんな感じじゃ?」

 

 

 

 

 

 

 

 





・・・・・はい。という訳で今回は此処まで◆◆◆◆◆
次回で此の章を終わらせる予定となっておりますだよ。
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