IS/Drinker   作:rainバレルーk

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第167話

 

 

 

「―――――会長、次はこれをお願いします」

 

どんッと机の上へ置かれた束の書類にIS学園生徒会会長である楯無は年頃の乙女に似つかわしくない表情を「うぇ~・・・ッ」と晒す。

やってもやっても終わる気配がない書類の内容は、学園の警備システムについての最新化と其れに関する警備員の追加装備や設備の配備であった。

先のスパイ捕縛作戦で捕縛した筈の被疑者が日本政府へ送致される前に脱走し、其の逃亡の手助けをしたのは専用ISを所有したギリシャの国家代表候補生だったと云うのだから堪ったものではない。しかもスパイは何年にもわたって学園の情報を横流ししていたのだ。

御蔭でスパイ共がどれ程のIS学園の警備情報を持ち出したかの確認作業をせねばならないし、警備強化にかかる費用を算出して国連や各国家政府へ警備強化の理由書も提出せねばならなくなった。

こうして何処かの誰かさん・・・正確には其の名を天下に轟きわたる戦乙女が襲撃者を逃がしてしまったと云うヘマをやらかしてしまったが故、楯無を始めとした多くの人間が大迷惑を被ってしまったのである。

美談も視点を変えると考えモノだ。

 

「・・・もうヤダぁ! 虚ちゃん、休憩しましょうよ~!!」

 

「ダメです。さっき休んだばかりではないですか」

 

「やだやだやだ! ここもう何日も朝から晩まで書類とにらめっこよ。学生やってんだか、事務員やってんだかわからなくなっちゃう!」

 

「それは会長だけではないでしょう? 文句言ってないで従事してください」

 

「いーやーよーッ! こんな事の為に貴重な学生生活を使ってる訳じゃないの!! 私だって青春を謳歌したーいッ!!」

 

「残念ですが、諦めてください。というか・・・会長の言われる青春とは?」

 

「そ、それは・・・私だってお年頃の女の子ですもの。恋愛なんかしちゃったりして・・・」

 

「一体誰とですか? 私には”彼”があまり余所見をする男性には見えませんが」

 

「そこは年上の魅力で迫れば・・・ロリコン疑惑のある春樹くんだって!」

 

「・・・・・私は清瀬君とは一言も言っていないのですが?」

 

其の言葉に「ッ、謀ったわね!!」と楯無は顔を真っ赤にして机上を敲き、虚はニヤリと薄く微笑んでいると軽快な音が何処からか聞こえてくるではないか。

音の正体へ視線を向ければ、其れは机の上へ置かれた虚の携帯電話であった。

 

「ちょっともー! マナー違反だぞ、虚ちゃん。もしかして・・・噂の”彼”からかしら?」

 

「ッ・・・どうして御嬢様がそれを・・・?」

 

「フッフッフッ・・・暗部の家系を舐めないことね!」

 

フンスッと鼻息荒くドヤ顔をする自身が仕える主に「ヤレヤレ」と心の中で溜息を吐きつつ虚は端末画面を確認したのだが、其の彼女の表情が一気に驚きと焦燥感に染まってしまったのである。

そんな虚の様子に只事ではない事を察した楯無は茶目っ気のある態度から一転し、シリアスなトーンで「・・・何かあったの?」と疑問符を投げ掛けた。

 

「本音からの連絡なんですが・・・あの、また清瀬君が織斑君と試合をするそうです。それもISなしの形式で」

 

「・・・・・・・・あぁッ、もう! どうして彼は問題ばっかり招いて来るのよ!! でもそこが好き!!」

 

「バカな事言ってないで止めに行きましょう! 織斑君の方はともかく、清瀬君は手加減のヘッタくれもないんですから!!」

 

・・・生徒会の苦労はまだまだ絶えないらしい。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「・・・ッチ」

 

なして・・・なーしてこうなったッ?

折角、面倒な厄介事は楯無に推し付けてやった云うに。

折角、自由気ままに新しい戦い方を編み出す事に専念しようと思うたと謂うに。

なして、今の俺ぁ武道場で此のボンクラ糞垂れの方の織斑とガン突き合わせとるんじゃろうか?

前にもあった。楯無の口車にまんまと乗せられた野郎とIS纏ってボカスカやった。

やったけど・・・前と状況がちぃとばっかし違う。

今回、此のボケを乗せたのは、俺とは違うて皆の人気者のホンワカ美人の布仏さん。

更に今回はギャラリーも前よりもようけー居って、しかもISを纏わんと生身でやるスタンス。

・・・面倒臭い。メンドクセー。でぇれー大儀ぃがん。

なんなん? ホントになんなん? マジでなんなん? オメェらの”血族”は俺に何か恨みつらみでもあるんか? ディオとジョースター家の因縁みてぇなんがあるん? 俺が知らんだけで、前々々世から君を探しはじめたよ系なん?

こっち睨んでんじゃねぇよ、豚野郎。

あぁッ・・・畜生、チキショウ、ちくしょう!

あぁッ・・・ホンマにどうしょー?

 

〈春樹、物は考えようだ。琥珀に頼らない戦い方をする大きな機会。ただ注意点があるとすれば・・・”生かさず、殺さず”だな〉

 

・・・・・ラウラちゃんと体に悪いモン喰いながら日がな一日映画見てラヴラヴちゅっちゅっしたいわぁ。

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

放課後の武道場。

本来ならば此の時間帯に此の場所で行われるのは剣道部の部活動なのであるが、今や『ゴーレムⅢ事件』直前に発足された私設防衛部隊ワルキューレの鍛練場として占拠されていた。

本来ならば剣道部から文句や抗議が出そうなものだが、ワルキューレ部隊発足時に”ある一人”を除いた剣道部全員を取り込んだ。悪く言えば丸々一つの部活動を乗っ取ったのである。

加えて、部隊の立案者兼発起人兼総隊長のカリスマの御蔭で入隊して来た新規隊員も合わせるとワルキューレ部隊は一番隊から五番隊まである大所帯になった。

 

『『『・・・ゴクリンコ・・・ッ!』』』

 

さて、そんな部隊員達が絵文字で表すと(;゚д゚)な表情で正座をしつつ固唾を飲んで見つめる先に居たのは”二人の男”。

一人は世界で初めて観測された男性IS適正者にして世界最強のIS使いブリュンヒルデを姉に持つ学園の王子様、織斑 一夏。

そんな彼に睨み付けられているのは、世界で二人目に観測された男性IS適正者にしてワルキューレ部隊総隊長を任ぜられている学園の狂戦士、清瀬 春樹。

 

「えー・・・ホントにやんのぉ?」

 

「当り前だ! さっさと構えろよ、清瀬!!」

 

身体全体から「面倒臭い」オーラを放つ春樹を尻目に一夏はやる気満々で竹刀の切先をを正眼の構えで彼へ向けた。

そんな対照的な二人を囲みながらギャラリーはヒソヒソと呟いていく。

 

「・・・どうしてこうなりましたの? 今日は私が徹底的に春樹さんと近接戦闘について語らう筈でしたのに」

 

「毎度の如く織斑ダメバナが因縁を付けて来たそうだ。まったく、ヤツは相も変わらず面倒事を・・・」

 

「申し訳ございません、ボーデヴィッヒ教官。お二人の諍いを止める立場の私が悪いのです。止める筈が、火に油を注ぐ様な物言いをしてしまった為に・・・」

 

「しかし、もう覆水盆に返らずだ。致し方あるまい。四十院、後で私の料理に付き合え。今日は春樹の苦労をねぎらってやらねばならぬからな」

 

「ラウラさん、私も手伝いますわ」

 

「良いが・・・余計な真似はするな。勝手に隠し味など入れるなよ?」

 

「・・・肝に銘じますわ」

 

「あとは・・・本音、会長共に連絡は?」

 

「したよー。すぐに来るんじゃないかなぁ~? て言うか・・・かんちゃんは、なんでカメラ回してるの~?」

 

「後学の為・・・あと弱みを握る為」

 

思い思いで駄弁るギャラリーをバックにカチカチ歯を鳴らした春樹は、竹刀の峰部分を右肩へ乗せた。

 

「なぁ、ボケカス織斑きゅんよ。俺ぁ剣道なんかした事ないけん、勝手にやらしてもらうでよ」

 

「何だよ・・・今から負けた時の言い訳か? 別にコッチはお前が得意なのでもいいんだからな!」

 

「そうじゃな。ホントは俺、槍とか鉈が得意じゃけど。今度、新規で琥珀ちゃんに配備される得物が日本刀タイプらしいんよ」

 

「舐めやがって・・・! 俺は試し切りの練習台じゃねぇ!」

 

「おろ? 何じゃー、普段は鈍感な癖して今日は物分かりがエエがん。今からでも遅うないけんさ、防具付けたら?」

 

「ッ、ふざけんじゃねぇッ! この前みたいに行くと思うなよな!!」

「うわお!」

 

三角の目を更に鋭くした一夏は春樹との距離を一気に詰める様に前へ出ると同時に竹刀を振り上げる。

流石は剣道の経験者か。悪くない太刀筋に春樹は思わず驚嘆の声を上げて其れを鳥居の構えで受けた。

一夏は其のまま力任せに彼を押し切ろうとするが、何故か肝心の春樹は眉をひそめて口をへの字に曲げる。

 

「ふむう・・・よっと」

「ッく!」

 

春樹は一夏の竹刀を振り払うと近づき過ぎた相手と距離を置く様に上から下、下から上へ自分の竹刀を振るった。

其の牽制攻撃を難なく回避した一夏は下段の構えをとって相手の出方を伺うのに対し、春樹は再びダルそうに肩を竹刀置きにする。

明らかに自分を舐め腐っている彼の態度に一夏はギリギリ奥歯を鳴らす。

 

「なぁ、クソッタレの織斑よう。オメェ、四十院さんに弱い言われて怒っとったけど・・・オメェ、自分の何処が強いって思うとるんじゃ?」

 

「は? お前、何言ってんだよ?」

 

「いやな。オメェ、自分の強さを実感した事があるんかなって思うてさ。大して力もねぇくせに何を威張っとるんじゃろうってさぁ~」

 

「ッ、テメェ!!」

 

ヘラヘラ笑う春樹の軽口に一夏は再び竹刀を振り上げて距離を詰めようと前へ一歩踏み出す。

 

「破ッ・・・単調」

「!?」

 

だが、其れよりも早く春樹は彼の目と鼻の先へ竹刀の切先を差し向けたのだ。

此の一手で生身での戦闘経験のあるラウラは二人の明らかな実力の差を改めて感じ取った。

 

「・・・・・11秒34」

 

「はッ?」

 

「俺が中学校の時に叩き出した”50m走”の自己ベストじゃ」

 

突然、春樹は一夏へ竹刀を差し向けたまま口をへの字に曲げて話し出す。

 

「実は俺、小学校ん時から運動音痴でなぁ。クラスで一番の・・・いや、学校で一番の鈍足じゃった。おまけに力もそねーに無くてなぁ。格好の虐めの対象になったわ。今思い出しても辛い想い出じゃでよ」

 

「そ・・・それがどうしたってんだよ?」

 

「オメェってさ・・・そういう目に遭った事ないじゃね? あの頃の俺ぁ惨めじゃった。ホントに惨めじゃった。溜息が出るくらいに本当に」

 

「だから何だってんだよ! 自分はかわいそうな人間ですとでも言いたいのかよ!!」

 

一夏は目の前へ向けられた春樹の竹刀を払うと八双の構えから次々と攻撃を仕掛けて行く。

しかし、春樹は其の次々繰り出される剣戟を空を舞う蝶の様にひらりひらりとふざけた感じを混ぜつつ回避する。

其の明らかに人を揶揄っている態度に益々一夏の額へ青筋が浮き出た。

 

「このッ・・・マジメにやれよ!!」

 

「真面目言われても・・・やる気ないけんなぁ」

 

「ッ・・・あぁ、そうか!」

 

「阿ん?」

 

「俺の事を弱い弱いってバカにしてるけど、ようするにお前はISがなけりゃ弱いって事だろ?!」

 

一夏の言葉に大人しくギャラリー役に甘んじていたラウラが「ッ、貴様!」と身を乗り出すが、其の彼女に向けて「・・・ラウラちゃん」と視線を送って抑える春樹。

其の隙を狙って「もらった!」と一夏は横払いの一閃を放つ。

 

「―――――そうじゃな。あぁ、俺は弱いよ。格下相手にも手加減が出来んって言うくらいに未熟じゃ」

 

バシィイッン!と、束ねられた竹が人体を叩き付ける音が武道場へ響いた。

 

「ッ、がッハ!!?」

 

短い断末魔と共に腹を抑えて四つん這いになったのは一夏の方であった。

決着はついたとギャラリーは『『『おぉッ!』』』と歓声を上げるが、何が起こったのか未だ理解できぬ一夏は顔を上げて立ち上がる。

 

「何で虐めが無くならないか。今ならちぃとばっかし解る気がする。弱い者虐めってさ・・・ちょっと楽しいよな」

「ッ、いっでぇえ!!?」

 

けれども此方へ振り向き様の一夏に向け、春樹は彼の足を踏ん付けると同時に上から下へ弁慶の泣き所を打ち込んだ。

防具を付けていない為、其の余りの痛みに怯んだ一夏へ春樹は更に追い打ちをかける。

 

バシィイッン!

「ぎゃッ!? ッ、くそぉお!!」

「おっと」

 

頭部へ一発竹刀を打ち込まれたが、半ば涙目の一夏の闘争心は冷めてはいない。

雄叫びと共に振り上げた竹刀を勢い良く振り下ろした事で鍔迫り合いへと持ち込む事に相成った。

―――――ところがどっこい。

 

バキィ!

「ぐッフぇえ!!?」

 

鍔迫り合いで鎬を削る一夏の腹部へ向け、春樹は前蹴りを放ったのである。そして、くの字に曲がって突き出した頭部へ固く握り込んだ拳骨を落とす。

骨が叩かれる音と共にグシャリと綺麗な顔が畳へめり込んだ。

 

「き、清瀬ッ・・・テメェ、卑怯だぞ!!」

 

「何がぁ?」

 

叩き付けられた事で鼻の骨が折れたか。タラりと穴から血を流し、自分をボコった相手に向かって叫ぶが、当の本人は呆けた表情で疑問符を浮かべるばかり。

 

「な、何がって・・・!!」

 

「俺、云うたよな。俺、剣道やった事ないって。其れなんに防具も付けんとオメェの土俵で戦ってやった云うのに・・・傷付くわぁ」

 

「こッ、この・・・! うらぁあああああッ!!」

 

一向に悪びれない態度をとる春樹に激昂した一夏は、立ち上がりと同時に渾身の刺突攻撃を放つ。

しかし、春樹は難なく其の突きを回避するだけでなく、更に一夏の腹部へ今度は強烈な膝蹴りをズドムッ!と突き刺したのだ。

 

「ウげぇえッ!!?」

 

またしても崩れ落ちる一夏。

其の学園の王子様と普段から呼ばれる姿からは想像もできないあられもない不様さに殆どのギャラリーはドン引きし、口端を引き攣らせる。

だが、其のギャラリーの隣に鎮座する春樹を知る人物達は主に二つの表情を晒した。

呆れ果てる表情とざまぁみろと揶揄する微笑だ。

 

「さて・・・どうするんなん?」

 

「ッ!?」

 

そんなギャラリーを余所に四つん這いで跪いている一夏の首へ春樹は竹刀を押し付ける。

最早、勝負は着いた。あまりにも二人の戦闘技術及び戦闘経験は歴然とした差があったのだ。

 

「5秒21。此の前計ってもろうた50m走の記録じゃ。一気に六秒も縮めてしもうたし、バーベルも300㎏を挙げられる様になった。俺、スゲー強うなったって実感しとる。じゃけどもオメェは? 何を持って自分は強いって言えるんじゃ?」

 

「う・・・うるせぇッ、うるせぇ、うるせぇえんだよ!!」

 

其れでも一夏は後ろへ転がって春樹との距離をとり、よろよろと立ち上がって竹刀を構えた。

彼は諦めない。何故なら彼は人間だからだ。彼は諦めない人間だからだ。こんな人を人とも思わぬ悪辣非道表裏卑怯者に負ける訳にはいかないのだ。

皆を守る為、この力で皆を守る為に負ける訳にはいかないのだ。

 

「うおおおおおおおおおおおおッ!!」

 

一夏は脇構えの姿勢をとった後、雄叫びを挙げて駆けた。

そして、渾身の力を込めて―――――

 

「はぁ~ッ・・・俺さぁ新装備が日本刀タイプって聞いて、色々とやったんじゃ。『手が目より肥える事はない』って誰かが言うよーたけん、刀がよー出る作品をようけー見たんじゃ。特によぉ・・・邦画の、時代劇の本気ってのを見た。何度も何度も繰り返してよぉ~」

 

春樹は竹刀を納刀し、音無の構えをとった。

話は変わるが、此の清瀬 春樹と云う御仁は一応異能者である。

異能名『ガンダールヴ』。端的に言うと全ての武器と言う武器を自由自在に玄人達人レベルまで使う事の出来る能力だ。

実は彼は此の能力を派生させていた。其の派生とは、アニメや漫画や文学に及ぶサブカルチャーに出て来る武技を使えると云う能力だ。

其の派生能力を強化する為、春樹は色々な作品を何度も何度も鑑賞しては、使える様に身体へ叩き込んだのである。

 

「『るろうに剣心』って・・・面白いよなぁ!!」

 

一夏が自分の間合いに入った刹那。神速には及びはせぬが、迅速で抜かれて振り払われた竹刀は一夏が仕掛けた竹刀ごと彼の身体を見事捉えた。

 

「なッ!? ぐぁあああああ!!」

『『『!!?』』』

 

小気味良いバキィイイッ!!と云った音が響いた後、一夏の身体は武道場の内壁へ叩き付けられた。

一体どんな力を籠めれば人一人を何mにも渡ってブッ飛ばせる事が出来るのであろうか。

真っ青になったギャラリーの目が壁へ叩き付けられた一夏に向く中、勝者となった筈の春樹は何故か悔しそうに奥歯を鳴らした。

 

「あぁ、畜生。力の加減がムズいわぁ」

 

彼の手元に握られていたのは、根元から圧し折られて力なく垂れ下がった竹刀。

・・・取り合えず、弁償だ。

 

 

 

 

 

 

 

 





・・・・・はい。という訳で今回は此処まで◆◆◆◆◆
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