さて、今回から新章スタートです!
ふんどし占めていきましょう!!
第218話
「―――一つ、答えてくれ・・・遥々極東から来た
私の人生に・・・・・私のしてきた事に
アダム・シュタイナーは、そう言ってぜろぜろと・・・今にもくたばっちまいそうな具合で、俺に問い掛けてくる。
まるで懺悔室へ告解に来た
・・・俺ぁ、こう言う
ハンニバルの野郎なら得意な分野なんじゃろうが・・・こういう時に限って心の宮殿、マインド・パレスの自室に籠っとる。
多分、大方、絶対に此の状況を肴に紅茶かワインで一杯やっとるんじゃろうな。
・・・ッチ。
あぁ、もう、どうして・・・全くどうして、こうなったッ?
ただ・・・ただ俺は、可愛えかわええカワエエ俺の銀髪黒兎ちゃん・・・もとい、ラウラちゃんを
でなけりゃ、なして俺が老い耄れた糞垂れ
しかもラウラちゃんの育ての親たる閣下にお願いして取り計らってもらってよぉ?
・・・じゃけどもじゃけどもじゃ。
認める認めんの前にこう云うんは、形だけでも
いくら戦争映画の定番悪役のジジイでもじゃ。
しっかし案の定・・・此のジジイ、ラウラちゃんの事を「出来損ない」だの「祝福がない」だののたまわりやがって!
酒瓶で頭をブチ回してッ、顔の生皮剥いでバーナーで炙ってやろうかと思うたわ!!
じゃけど・・・俺は大人になる事に徹した。
此のじじいの頭を斧でブチ回すシュミレートをした後、ニッコリ笑って毅然とした態度で応対してやったでよ。
・・・堪え切れんとあっかんべーしてしもうたが。
・・・・・今思えば、此のあっかんべーが余計じゃったと思う。
俺のあっかんべー・・・正確にゃあ越界の瞳、ヴォ―ダン・オージェで金色に変色した俺の目を見た途端、じじいの目の色が変わった。ついでにならんでもいいのに顔色も悪くなった。
此れをほっといて、野垂れ死にさせても良かったんじゃけど・・・そいつは寝覚めが悪ぃ。
俺は仕方なく、老い耄れの話を聞いてやる事にした。
・・・そしたら、どーだい?
えぇ?
此のじじいめ、
おんどりゃテンメェッ、ふざけるんじゃねぇ!!
もー俺ぁ、
俺ぁッ・・・俺は平々凡々に生きていきたいだけなのに!
吉良 吉影・・・とは言わねぇが、俺は普通に生きていきたいだけなんじゃが?!!
〈・・・前にも言ったと思うが、其れは無理な話だ〉
呆れた口調のハンニバル
解っとる、分かっとる・・・わかっとるんじゃけども・・・!
どうも未だに拒否反応が残ってる。
そんな人の葛藤も知らんと、じじいは俺にあるもんを渡して来た。
態々、後ろにいたクラウス准将閣下に救急車を頼んで部屋から出ていかせるなんて言う小細工を使ってまでじゃ。
「これは・・・私からの二人への結婚祝いだ」
そう云うて俺に渡して来たんは、幾つもの古い地図じゃった。
其ん時、俺は察してしもうた。
もしかして・・・いや、もしかしなくとも此の推定1940年代に作成されたであろう地図には、
・・・いや、ツーかあったの!?
マジであるもんなの?!
『黄金列車』って、眉唾物の都市伝説じゃないの?!!
「私の父が亡命計画を立てる際、高級将校からだまし取ったものだそうだ。
今まで有効活用して来たが・・・私には、もう無用の長物だ」
此のじじい・・・略奪品を資金にして研究してやがったな!
いらんわッ、そんな曰く付きの財宝!!
くれるんじゃったら、もうちょっと
・・・そんなこんながありまして、若干
「一つ、答えてくれ・・・遥々極東から来た
私の人生に・・・・・私のしてきた事に
知らねぇよ!!
つーか俺ァ選ばれしじゃのーて、
・・・・・と言ってやりたかったが、此のじじいの言い分を鑑みるとどうもと思う。
きっと、此の翁は「できるか、どうか」を突き詰めたんじゃろうな。
其れが自分の
・・・なればじゃ!
「・・・えぇ、勿論。
意味ならありましたとも」
「どんな意味がだ?
私の生涯をかけた研究に・・・いったいどんな意味があったと言うのだ?」
再度問いかけてくるじじいに対し、俺は隣で神妙な面持ちをしているラウラちゃんを抱き寄せて大いに威張る事にした。
「こねーに可愛い花嫁を俺に出会わせる為にじゃ!!」
「ッ、は・・・春樹・・・!?」
紅玉リンゴみてぇに真っ赤なかわいい顔したラウラちゃんを愛でる一方で、じじいは渋く顔を歪めた。
「・・・・・傲慢で、不遜だ。
選ばれしものよ、もう一度名を聞こう」
「俺ぁ・・・いえ、私の名は清瀬・・・清瀬 春樹と申します」
じじいは俺の言葉に満足したんか。
ニヤリと笑った後、准将閣下が呼んだ救急車で運ばれていったんじゃったとさ。
めでたし、めでたし。
・・・しかし、よーよー考えてみるとあんまりじゃねぇか?
其れに加えて、まさかドイツくんだりまで来て、
・・・・・こりゃあアレか?
本能寺の変を知った秀吉に進言した軍師官兵衛みたく―――――
〈―――・・・
ッ、出たなショッカー!!
・・・じゃなくて、ハンニバル・レクター!!
〈あぁ、私だ。
また、君は色々と考えすぎているな。
・・・ワインの友にするには、もう
・・・そねーな事言うてもなぁ。
悩むじゃろう・・・いや、
色々と
〈そんな時間があると思っているのか?〉
・・・デスヨネー。
遅かれ早かれ、面倒事が頼んでもねぇのに向日からやって来るじゃろうなぁ。
・・・・・マジで糞、マジ糞フ〇ック!
〈では、答えは最初から決まっているな。
いや、そもそも・・・君はあの御老体から此の話を聞いた時、
・・・・・・・・なぁ、ハンニバル?
俺、最近気になってる言葉があるのよ。
『吾唯知足』の
〈どんな言葉だい?
とても興味があるよ〉
「逃げたら、一つ。
進めば、二つ。
―――◆◆◆◆◆―――
「・・・・・・・・阿ー、あ?
なんか、変な夢見たわ。
・・・
夜明け前の白々しい空が窓辺から見える中、意識が半分覚醒した春樹はボケーッと眠気眼を開ける。
昨夜の酒が残っているのか、其れとも眠っている間に見た
・・・けれども、起き抜け直後のそんな不快感が一切気にならない光景が彼の目の前には広がっていたのである。
「くぅ・・・くぅ・・・ッ」
自分の腕にすっぽり埋まりながら安心しきった表情で静かに寝息を立てる銀髪の美少女にカッと目を見開きながら「て、天使がおる・・・!?」と愕然する春樹だったが、すぐに思考をフル回転させた。
―――英国で行った
事前に仕込んでいた
『転んでもタダは起きぬ』とは此の事であろう。
初デートを邪魔されるばかりか、絶体絶命の危機まで陥った春樹であったが、持ち前のガッツとタフさで復活し、張り巡らせた策謀でもって
ジョジョの奇妙な冒険第五部主人公、ジョルノ・ジョバーナが入団から僅か九日間でイタリアンマフィアたるパッショーネの首領に上り詰めた様に春樹は一気にスターダムへと成り上がったのだ。
しかも此の間僅か三日ばかりの出来事である。
・・・だが、『飛鳥尽きて良弓蔵われ、狡兎死して走狗烹らる』と云う故事成語を春樹は知っていた。
此れは、空を飛ぶ鳥が居なくなれば幾ら良い弓でも蔵にしまわれてしまい、兎が居なくなれば、獲物を狩る猟犬は煮込み料理になる。
・・・つまり敵が居る時には用いられるが、敵が居なくなると用済みになるという意味だ。
話を戻すが、春樹のやった事は正に自分の敵・・・更に言えば、彼の上役達が敵視する勢力を打倒してしまった事に他ならない。
本来ならば此れは喜ばしい事なのだが、古今東西の歴史を鑑みるに天下人になった者達は誰しも今まで忠君愛国を示していた功臣達を粛正して来た。
彼は
だからこそと云うべきか、春樹はファントム・タスクの
其れ故に春樹の
「・・・・・よーよー思えば俺、でーれぇ頑張ったなぁ。
頑張ったけん・・・もうちょっと寝よ・・・・・」
今日までやって来た自らの
・・・・・そう云えば、一騒動終えた彼らが現在何処にいるのかと云うと―――――
―――◆◆◆―――
「ん・・・あー・・・はれ・・・・・?」
ぼんやりと眠りから覚めたラウラ・ボーデヴィッヒは眠気眼をこすりながら身を起こし、キョロキョロと辺りを見回す。
すると周りには見慣れぬ調度品が多くあり、彼女自身も人から話で聞いていた”ちゃんちゃんこ”を纏って”炬燵”なるものに入っている事に気づいた。
「ッ、ここは・・・一体どこなのだ・・・?」
おっかなびっくりで状況整理と記憶を呼び覚ましていると自分の隣から間の抜けた鼻息が聞こえて来る。
其の音のする方へ視線を落とせば、雪の様に真っ白な髪を持った恋人、清瀬 春樹が随分と安心しきった表情で鼻提灯を膨らませているではないか。
そんな男のマヌケ顔を見て、ラウラはハッと全てを思い出して察した。
そう此処は―――――
―――「・・・ありゃー?
起きたんかな、ラウラちゃん?」
目を見開く彼女に声をかけて来たのは、隣で眠っている男と何処かしら面影が似ている中年の女性。
其の人物を視認した途端、ラウラは新兵の様に起立して敬礼する。
「お、おはようございます!
此の彼女の行動に朝の支度をする女性・・・春樹の
◆
「そいじゃ、まぁ・・・あけまして?」
「あ、あけまして?」
「あけまして!」
「おめでとう!」
「父ちゃん、ワンテンポ早いでよ!」
「やかましいッ。
こっちは、もう腹減っとるんじゃ!
はい、乾杯乾杯!!」
英国での一騒動を収めた春樹とラウラは
本来ならばIS学園帰還してIS統合部へ事の顛末を報告せねばならないのだが、既に学園では終業式が行われた後で、尚且つ春樹の希望もあった為、此の様な個人行動が許されたのだ。
そんなこんなで年末の清瀬家に転がり込む事になったラウラだったのだが、春樹の両親たる父・清瀬 康史と母・清瀬 澄子は未来の
・・・因みに春樹は、急な帰省に加えて同行者であるラウラの存在を伝えていなかった為に母・澄子に叱られた。
「春樹にラウラちゃん?
お雑煮の御餅は何個食べられそう?」
「え、あの・・・私は・・・」
「お母ちゃん、俺ァ丸餅三個がええでよ。
ラウラちゃんは最初は一個から始めたらええんじゃね?
ほれラウラちゃん、餅を食うんは初体験なんじゃけん」
「うん?
春樹、餅ならば私は何度も食しているぞ?」
「あぁ、ラウラちゃんよ。
正月に食う餅は、大福もちの餅とは別もんなんじゃ。
・・・毎年、此れのせいで何人も人死にが出とるしな」
「ッ、なに!?
日本人は、そんな危険なものを年明けに食べるのかッ?」
「そうなんよ・・・・・じゃけぇ、父ちゃん!
ちびちびちみちみ、よー噛んで食うんよ!!」
「やかましい!
人を年寄り扱いするんじゃねぇ!!」
「うるせぇッ!
心配しちゃりょーるんじゃけぇ、ありがとう思え!!」
「あッー、騒々しい!
やかましいんじゃッ、二人とも!!
ラウラちゃんがおるんじゃけぇ、ちったぁ静かにできんのんか!!
ごめんなーラウラちゃん、こねーに喧しゅうて」
炬燵を囲んで新年早々から騒ぎ立てる清瀬の男共をいなした母・澄子は、皆の前へ雑煮と共にまな板に載せられた白い塊をドーンと置く。
既に台の上に置かれていた重箱の御節料理に興味津々だったラウラの関心は、すぐに此の謎の白塊へと移った。
「は、春樹・・・これは?」
「応、こりゃーなぁ・・・
なぁ、お母ちゃん?」
「そうじゃなぁ。
じゃあラウラちゃん・・・はい」
そう言って母・澄子はラウラに擂り粉木棒を渡す。
しかし、ラウラとしては成り行きとは言え、初めて訪れた恋人の実家で初めて味わう日本の正月料理と云う余りの情報量で未だ平常心を取り戻せずにいる。
そんな中で調理器具とは云え、いきなり棍棒を渡されて、目の前の白い物体を割れと云われたのだ。
・・・力加減を間違えるのも無理はない。
パッキィイイ!
「あ・・・!」
「「「!?」」」
振りかぶって勢い良く振り下ろされた擂り粉木棒は謎の白塊表面を粉々に粉砕し、室内に白い粒子を四散させてしまう。
実は此の謎の白い物体は、メレンゲと塩でコーティングされた清瀬家特性鯛の
「ッ、も・・・も、申し訳ありません!!」
慣れない状況と騒がしさに心を乱されていたとは言え、恋人の実家を散らかしてしまった事にラウラは酷く動揺してしまう。
・・・・・ところが―――――
「「「ッ・・・阿ーーーッ破ッ破ッ破ッ破ッ破ッ!!!」」」
「へ・・・?」
春樹をはじめとした清瀬家一同は大爆笑。
奇天烈な笑い声をカラカラ、ケラケラと家中に響かせたではないか。
「でぇれーやっちゃのー、ラウラ少佐さんは!」
「見た目によらんと力があるんじゃねぇ!」
「初笑いじゃ、初笑いじゃ!!」
快活に笑う清瀬一家に怪訝な表情をしていたラウラの顔は、何処かホッとした様で照れくさそうに頬を赤らめた。
其の様子は、まるで花の妖精が恥じらっている様である。
「・・・春樹、お前どーやってラウラ少佐さんを
「ホンマじゃで。
我が子ながら、どうやってこねーに可愛らしい子を・・・?
ッ、あんたまさか何かラウラちゃんの弱みでも握って脅して・・・!」
「此の親共は我が子に何て事を云うんじゃ!!
俺はちゃんとラウラちゃんと・・・ツーか、だいたい俺の方がラウラちゃんから口説かれて―――――」
「「ほほう?」」
「は、春樹!!
余計な事を言おうとするな!!」
ギャーギャーと今年の清瀬家の正月は一羽の・・・いや、一人の
・・・奇しくも此の新しい年の干支は『兎』である。
「そういやぁ、春樹?
オメェ、家にゃあいつまでおるんなん?」
正月料理を肴に大晦日の残りや新しく封を開けた酒を飲みだした清瀬家の野郎二人。
ラウラは母・澄子から春樹の好物を伝授されている。
「んー?
あぁ、五日までよ」
「なんじゃと?
九日までと違うんか?」
「いんやちょっと・・・あってな。
色々とやらにゃあおえん事があるんじゃ、
「なーにが二人目じゃ!
アイエスだか、アイビスだか知らんが、たかだか
「うーわ・・・元も子もねぇ事言うわ。
流石は、ロシアを未だにソ連じゃ云う人間じゃでよ」
「へん!
じゃけど春樹、あねーに可愛らしい恋人が出来たからじゃ云うて、遊ぶばぁしちゃおえんで」
「遊ぶばぁしとりゃせんわ!
こちとら
「そりゃ
父・康史の発言に春樹はムッとして反論を述べようとしたのだが、此れをグッと堪える。
まさか、我が子が此れまでに国際過激派テロリストと幾度となく戦闘を繰り返し、更には国の窮地を救った等と夢にも露にも思ってはいない事だろう。
其れ故に春樹はグッと堪えたのだが、父・康史には彼が図星を疲れた様にしか見えなかった様で、「ほれみぃ!」と春樹を野次った。
「まぁ、じゃけどもじゃ・・・大切にせにゃあおえんぞ?
オメェにしては、天文学的運の良さなんじゃけんな!」
「・・・わかっとらぁ!
お父ちゃんもお母ちゃんの言う事をよー聞かにゃあおえんで?
また
其れか、痛風よ!!」
「やかましい!
ガキが生意気にカバチ垂れるんじゃねぇ!!」
「其りゃこっちの台詞じゃ、糞ジジイ!!」
互いに互いを罵り合って「「阿破破破!!」」と笑い合う変な父と子。
そんな特異な酒盛りの後、春樹は酔い覚ましに家のベランダへと出た。
初日の出は最早天高く青空の頂点へと昇っている。
「・・・寒くないのか、春樹?」
薬酒イェーガーを片手に空を見上げる春樹に声をかけるのは、付箋だらけのノートを手に持ったホクホク顔のちゃんちゃんこを着込んだラウラであった。
「逆に?
酔ってて熱いって感じ?」
「・・・お前みたいな酔っ払いが、道端に寝て凍死するのだな」
「ラウラちゃんてば、辛辣ぅ~!
じゃったら・・・ぎゅうっとさせてやぁ!」
酔っ払い特有のウザったらしい態度に呆れた様な溜息を吐いたラウラであったが、彼女は両手を広げる間にポンッと納まる。
其れを春樹はギュウッと包み込んだ。
「むぅ・・・まったく酒臭いぞ、春樹!」
「そう言うラウラちゃんは、とってもええ匂いがするでよぉ」
「先程、御義母上殿とアップルパイを作っていたのだ。
春樹、お前の好物だと聞いたぞ?
初耳だったぞ!」
「ありゃー?
云うてなかったっけか?」
「聞いていないぞ!
・・・まぁいい、御義母上殿に色々と聞く事ができたのでな!
これから学園でもお前の好物を作ってやるから・・・覚悟しておけ!!」
「んー、ラウラちゃん!
言葉の使い方違くなくなくない?
じゃけど・・・ちゅきぃ♥」
クンカクンカと彼女の頭頂部を味わう春樹だったが、急に彼はラウラの手をとって目の前で跪いたのである。
キョトンと惚け顔をする彼女に対し、春樹はラウラのオッドアイを射抜く様に見つめてこう言葉を並べた。
「ラウラちゃん、ちゃんと言ってなかったと思うてね。
じゃけん、ちゃんと云うわ。
・・・・・・ラウラ・ボーデヴィッヒさんや?
此の俺の・・・・・清瀬 春樹の”妻”になっては貰えんでしょうか?」
「ッ・・・春樹・・・・・!!」
互いに互いがダサい柄したちゃんちゃんこ姿でありながら、春樹は自信満々の決め顔でラウラの左手薬指に指輪をはめてプロポーズの口上を述べる。
けれどもラウラは自らの顔面を朱鷺色に染めて、小さく・・・確かにコクリと頷いた。
・・・・・しかし、
「・・・春樹、お前の申し出を受ける。
受けるが・・・条件がある」
「じょ、条件?」
まさか、『条件』を出されるとは思ってもみなかった春樹はギョッと金眼四ツ目をウロウロ動かす。
だが、こうなったら腹を括ってやろうと彼はギリリ歯を食いしばった。
・・・『禁酒してくれ』なんて条件が出ない事を祈って。
―――――・・・ところがどっこい。
ラウラの出した条件は、春樹の予想の斜め上を行っていた。
「―――――・・・春樹、私
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・阿”い?」
・・・どうやらドイツでの一件は、彼だけでなく彼女の考えにも
「え・・・えぇッ・・・・・え”え”ぇ”ェエエエえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!??」
金眼四ツ目の蟒蛇殿の一年は、初っ端から大波乱である。
・・・・・はい。という訳で今回は此処まで◆◆◆◆◆
…ワンサマー氏と和解すべきだと思う人ー?
-
はーい!!(^^)/
-
えー!?(・_・;)