僕紅!   作:ゆっくり翼

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これは「リトルバスターズ!」のパロディネタです。
設定は
・明久の強さは常人ぐらい。
・レミリアは3年生。他は同学年。
・他は本編と同じ……かな?

てな感じです。

それでは、ミッションスタート!


ネタ
ダブルスカーレット!


『スカーレット様が帰って来ましたぁ!』

 

「……ん?」

 

うーん、もう朝? それにしても外が少し暗いような……今、何時だろう。えっと、4時半ぐらいって

 

「変な時間に起きちゃったなぁ……」

 

6時に起きるから二度寝も出来ないしどうしよう……ってあれ、複数の足音が聞こえる、何だろう?

ドアを開けると丁度美鈴が通り過ぎる所だった。

 

「美鈴、こんな時間にどこ行くの?」

 

「戦いですよ」

 

へっ、戦い?

 

「どこで?」

 

「ここです」

 

そこまで言うと美鈴は走り去った。

てかここって……

 

「まさか家で!?」

 

た、大変だ、早く止めないと!

すぐに後を追いかけよう!

 

 

 

 

 

僕が着く頃には野次馬が沢山いた。

そしてその中心で美鈴と咲夜が戦っていた。

 

「りゃあ!」

 

美鈴が咲夜に殴りかかる。

咲夜はそれを紙一重で回避、

 

「はっ!」

 

そのままナイフを一閃。

 

「ぐっ!?」

 

その一撃は隙だらけだった美鈴に当たった。だけど余り効いてなさそうだ。

……って見ている場合じゃない!

僕はバトルを止める為に野次馬を掻き分けて、バトルの中心地へと向かった。

よし、後もう少しで着く―――

 

「ストップよ、咲夜、美鈴」

 

唐突に声が聞こえた。直後、その声がした方の野次馬が左右に移動した。そこから出てきたのが……

 

「……レミリア」

 

レミリアだった。

てかあの大声って夢じゃ無かったんだね。

とにかく、レミリアがバトルを止めてくれそうだし、この件は一件落着―――

 

「ここからは私が決めたルールで戦ってもらうわ」

 

―――って止めるんじゃ無いの!?

 

「素手だと美鈴が強すぎる。

ナイフを持たせると逆に咲夜が強すぎる。

だから―――」

 

レミリアはそこまで言うと野次馬のいる方を向いた。

 

「貴方達、なんでもいいから武器になりうるものを適当に投げ入れなさい。

それはくだらないものほどいいわ」

 

そこまで言ったレミリアは美鈴と咲夜の方に向き直った。

 

「貴女達はその中からつかみ取ったものを武器として戦いなさい。

くだらないものだから今よりか危険は少ないはずよ。

いいわね」

 

レミリアが問うと二人は直ぐに頷いた。

やっぱり、レミリアの発言力って凄いよね……これはもう僕に出来ることはないし帰ろ―――

 

「うわっ!?」

 

唐突に押される感覚がした。僕はそれに耐えきれず、そのまま中心に出てしまい、咲夜にぶつかった。

 

「あっ、ごめん咲夜」

 

「気にしないで下さい」

 

咲夜はそこまで言うと、投げ入れられる武器を取る体勢に……

 

「待ちなさい咲夜」

 

唐突にレミリアが止めた。

 

「何ですか?」

 

「今受け取ったから咲夜の武器は明久よ」

 

「……え?」

 

僕が武器!?

てか絶対咲夜納得しないでしょ。

 

「わかりました」

 

納得した!?

 

「咲夜さん、武器は本当にそれでいいんですか?」

 

武器を取り終えたらしい美鈴が話しかけてきた。

その手にはぬいぐるみが。

 

「……そのセリフ、そっくりそのまま貴女に返します」

 

「大丈夫です、結構鍛えているのでぬいぐるみ越しでもダメージを与えられるはずです!」

 

その自信はどこから出てくるんだろう……

 

「それじゃあ、バトルスタートよ」

 

レミリアの合図でバトルが始まった。

……ってまだ僕納得してな―――

 

「先手必勝!」

 

嫌な予感がしたから前を見るといつの間にか美鈴が目の前にって

 

「うわぁっ!?」

 

美鈴が突然のし掛かってきて。僕は身動きがとれなくなった。

ってこの体勢は色々とヤバい…………!

 

「さあ、ぬいぐるみの真の恐ろしさを味わいなぐへっ!?」

 

唐突に美鈴がバウンドしながらぶっ飛んだ。えっ、何で?

 

「あきひさをいじめるな!!」

 

よく見ると美鈴の近くに足を振り上げた状態のフランが立っていた。

成る程、フランが助けてくれたのか。

 

「フラン、ありがとう」

 

「どうもいたしまして……それで」

 

そこまで言った後、フランは倒れている美鈴に向き直った。

 

「何が原因なの?」

 

あぁ、そういえばバトルの理由を聞いてなかった。

 

「それは…………」

 

立ち上がった美鈴は少し溜めてから

 

「私が咲夜さんに勝ったら門番の最中に寝てても怒らないでくださいってお願いしたからですよ!」

 

そう答えたって

 

「うわぁ…………」

 

凄くしょうもない理由だ……

 

「……で、咲夜はそれに納得してくれたの?」

 

「いいえ、全然」

 

「じゃあだめじゃん!?」

 

まさかの無許可!?

 

「……では、私はこれで」

 

咲夜がその場から立ち去ろうとした。

 

「あっ、逃げる気ですか!?」

 

「しょうもない戦いはいくらやっても無駄なので」

 

そう言い残して咲夜は立ち去った。

 

「くっ…………こうなったら、咲夜様の武器である明久様を倒せばぐへっ!?」

 

「あきひさに手をだすな!」

 

美鈴がフランに蹴られた。まぁ自業自得だと思うけど。

 

「もしあきひさに手を出すんだったら、わたしが相手だよ!」

 

フランはそう言った後、構えをとった。

 

「……上等です、いくら妹様でも容赦はしませんよ! 皆さん、武器を投げ入れてください!」

 

美鈴がそう言うと、あっという間に武器が飛び交う状態になった。

そして数秒後、両者は武器を受け取った。

フランが受け取ったのは木刀、

そして美鈴が受け取ったのは

 

「…………」

 

うなぎパイだったってうわぁ……

 

「行くよ!」

 

フランが木刀で美鈴に斬りかかった。

 

「……くっ、まだ負けた訳ではない!」

 

美鈴はその一撃をうなぎパイで受け止めた。直後、うなぎパイは折れた。

……まあ当たり前だよね。

 

「……あ……ぐふっ!?」

 

フランの木刀はそのまま美鈴に当たった。

そしてそこからフランのラッシュが始まった。

って止めなきゃ!

 

「フラン、ストップ!」

 

僕はフランに抱き着いて動きを止めた。

 

「あ、あきひさ!?」

 

いきなりのことに驚いたのかフランがもがいた。でも、離すわけにはいかない!

 

「僕は大丈夫だから! だからこれ以上は止めて!」

 

そこまで言うと、フランはもがくのを止めて静かになった。

よかった、これで美鈴がこれ以上傷つく事はない……でも…………

僕は美鈴の方を向いた。

 

「…………」

 

そこにはピクリとも動かない美鈴の姿が……うん、どう考えても遅かったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような非日常は今日が初めてじゃない。

幼い日に出会い、彼女達と一緒になってからずっと繰り返された日常だ。

あの一番辛かった日々。

両親を亡くしたすぐの日々。

毎日ふさぎこんだ日々。

そんな僕の前に4人の女の子が現れて、手を差し伸べてくれた。

彼女達と過ごす日常は毎日がお祭り気分でとても楽しかった。

そして彼女達と過ごしていくうちに僕はいつの間にか心の痛みも寂しさも忘れていた。

ただただ楽しくて……いつまでもこんな時間が続けばいい、それだけを願うようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日もいい天気ね」

 

翌日、僕達は学校へ続く道を歩いていた。

 

「ところでレミリア、今回はどうだったの?」

 

レミリアの親は世界でもトップの一角である会社、【紅魔郷】の社長を勤めている。

レミリアはゆくゆくは親の後を継いで社長となる存在なので時々親に呼び出されて、紅魔郷の社長に相応しいかのテストを受けさせられる。

今回は確か最終試験だったはず……

 

「上々よ。これなら私が社長になる日も遠くはないわね」

 

て事は合格したのか。

 

「おめでとう、レミリア」

 

「おめでとう、お姉様」

 

「「おめでとうございます、お嬢様」」

 

僕らは皆でお祝いの言葉を言った。

 

「それほどでも無いわよ」

 

そう言うレミリアの顔は少し赤かった。

確実に照れてるね。

 

「でもそうなると、来年からお姉様に会う事が難しくなるね」

 

確かに社長となると、簡単には会えなくなりそうだなぁ……

 

「そうなると、咲夜とも会うのが難しくなるのかぁ……」

 

「当然です、私はレミリア様に仕えていますので」

 

「それで近い将来明久さんと妹様は就職をすると」

 

そして離ればなれかぁ……何か嫌だなぁ。

 

「うー、そんな先のこと、考えたくない……」

 

「そうね」

 

フランの一言にレミリアが同意した。

 

「今がずっと続いて欲しいわね」

 

そう、レミリアが呟いた。

―――レミリアがそう願うなら本当にそうなるような気がした。

 

「ねぇ、昔みたいに何かやろうよ!」

 

僕は唐突に思い付いたことを言ってみた。

 

「唐突に何ですか?」

 

「何かとは?」

 

内容が気になったのか、美鈴と咲夜が僕に聞いてきた。

 

「ほら、小学生の時にレミリアが考えたミッションという名の遊びで色々と遊んだでしょ」

 

「あれは楽しかったね」

 

フランが同意してくれた。

そして

 

「そうね……」

 

レミリアは急にしゃがみこみ、何かを拾った後立ち上がった。

その手にはボロボロのカードがあった。

 

「異変を起こしましょ。異変名は……」

 

そのままカードを僕らの方に向けて、宣言した。

 

「紅霧異変よ」




リトルバスターズリフレインが放送直前なので投稿してみました。
決して本編が書き終わってないからこれを投稿したわけじゃありません!
本当ですよ!
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