はやく話を進めたくて投稿。
独自解釈が多いです。
俺が二年半ぶりに鶴仙流道場に帰って来てから三ヶ月ほどたった。
俺は今、鶴仙人と互いに向き合っている。
「て…天津飯…貴様、自分が何を言っておるのかわかっておるのか?」
「…鶴仙人様…俺は、鶴仙流から抜けさせてもらいます」
ここに来てから、俺は多くの武道家との実戦訓練を行うことができた。
その事には感謝している。
だが、やはり鶴仙流ではこの先のレベルに太刀打ち出来るほど強くなることは出来ないのだ。
鶴仙流は、奇襲や急襲を狙った特殊な技や、敵を殺す事を目的とした武術が多い。
相手の目を眩ませる太陽拳や、どんな場所に相手が居ようとも襲う事が出来る舞空術、指1本で放てるどどん波等がそうだろう。
だが、それらの技は一定のレベルの戦士にとっては簡単に覚えられる技だ。
わざわざここで修行する必要もない。
そもそも鶴仙流は、人間、地球人を殺す事を目的に作られている節がある。
現に、鶴仙流出身の暗殺者は多い。
桃白白がその筆頭だろう。
恐らくこれは、ピッコロ大魔王に敗れた鶴仙人の過去の経験から来ているものなのだろうが…それでは駄目なのだ。
将来的に俺が競い合う者達は、みな人間のレベルを超えた戦士達。
そして、戦う敵は宇宙人や人外の化け物共だ。
腕が無くなっても再生するヤツや細胞1つで復活するヤツまでいる。
地球人を殺す為の武術では、どうしても限界が来る。
必要なのは、殺す為ではなく、倒す為の武術。
敵に負けない為の武術だ。
それは…ここ鶴仙流では学ぶことは出来ない。
別に殺人拳を否定している訳ではない。
俺だって既に、何人か悪質な道場破りを殺している。
ただ…このドラゴンボールの世界では、それだけでは強くなれないのだ。
「という訳で、俺は鶴仙流を抜けます」
「ふ…ふざけるな!今までの恩を仇で返しおって…!」
…やはり受け入れてくれないか。
これでも一応筋は通すためにここに戻って来たと言うのに。
俺は、この世界で強くなりたいのだ。
往年の天津飯なら、鶴仙人を倒し鶴仙流道場を乗っ取って新たな道場でも開くだろうが、今の俺にそんな事をする気は一切ない。
自分の事だけで精一杯だからな。
ならば、残る選択肢は俺がここから去るだけだ。
「申し訳ありませんが、俺は鶴仙流を去ります。ですが、鶴仙人様には感謝しているのです。…ですから、次の天下一武道会では、俺は鶴仙流の弟子として亀仙流の弟子と戦いましょう。そして…必ずや奴らを叩きのめします」
これが、俺の出来る鶴仙流への義理立てだ。
鶴仙人に武道家としての心が残っているのなら…これでなんとかなるかと思うのだが…
「~~っ!!……もし負けでもしてみろ…その時は、このわし自ら貴様を殺してやる!!」
「…っ…ありがとうございます!」
こうして俺は、チャオズや俺の事を「三つ目ハゲ」と呼ぶ少女、ユーリンとも修行をしながら、3ヶ月後の天下一武道会を目指した。
……そして、その日がやって来た。
ユーリンは、ドラゴンボール超に登場した天津飯やチャオズと共に鶴仙流で学んだ同門の女の子です。