ダンジョンに欲望を求めるのは間違っているだろうか 作:REDBOX
殆どの人が忘れてると思うけど、一応再開したいと思います。
では、続きをどうぞ
前回の???の3つの出来事。
1つ、ベルはギルドに行くも【ファミリア】に所属していないために、冒険者登録ができなかった。
2つ、受付嬢のエイナに紹介された【ファミリア】のどれにも入団できなかった。
3つ、紐神様ことヘスティアと出会い、新生ファミリアを結成し遂に冒険者へのスタートラインに立った。
どうも、ベル・クラネルです。昨日、神様の新生ファミリアに入団することができ、【恩恵】を刻んでいただき表れた僕の【ステータス】は全てが“空白”でした。神様曰く初めからスキルが出現することは稀とのことで、大して気にしませんでしたが、欲を言うとスキル欲しかったなぁ。
改めて、【ステータス】を刻んだ僕はバベルにあるギルドで冒険者登録をしに来ているのでした。
「ベル君、ここに来てるってことは【ファミリア】に入れたんだね。どこに入れたの?」
「【へスティアファミリア】っていう、新設の【ファミリア】なんです。でも、神様も優しい方で問題はないと思います。」
「なら、よかったわ。じゃあ、前に書いたのと同じように紙に書いてね。」
前回は書くことのできなかった部分も含めて書いていき。登録は問題なく終わった。でも、その後に問題は起きた。
「只今をもちまして、ヒューマン、ベル・クラネルをオラリオの冒険者として登録します。宜しいですか?」
「はい!」
「分かりました………それでは改めてまして私、エイナ・チュールがベル・クラネルさんの攻略アドバイザーとして担当することになります。以後お見知りおきを」
「あっ、は、はい! よろしくお願いします! エイナさん!」
「ふふっ! 改めてよろしくね。 ベル君」
「それじゃあ早速、ダンジョンの注意事項を“みっちりと”教えてあげるね」
気のせいだろうか?やけに“みっちりと”が強調されてたけど...そんな不安を抱きながらも、案内された別室で、僕はダンジョンに関する勉強を受けることになった。その“みっちりと”の理由はすぐに分かることになった。
元々、僕は勉強ができる方ではないことは知っている。そんな僕が膨大な情報を頭に詰め込むと当然こうなる。
「頭がグルグルする。すごい疲れた」
今日学んだことは、ダンジョンに潜る時の注意事項、上層に出てくるモンスターの情報などであるが、普段から頭をあまり使わない人間なので、頭痛がひどい。明日ある復習試験に合格するためにも、僕は学んだことを頭の中で整理しながら帰宅した。
エイナside
「エイナ、貴女が担当してる新人君の噂になってるよ」
「あぁ、さっきやった試験の結果のことね」
「そう、なんでも授業には精一杯だったのに、高難易度の試験問題だけ正解だったんでしょ?」
「そうなんだけど、カンニングは私が見てる手前で出来るわけないしね。」
「多分あれだね、火事場の馬鹿力的なやつだよね」
「そうだね、アハハハ」
それに何かそこを解いてる時だけ人が変わったみたいに手が動いてたのは、気のせいだと思うし...
まぁ、気にすることでもないかな。さて、仕事仕事···
ベルside
ギルドでの試験に合格し、晴れて冒険者になった僕はギルドにあるお古の武器と防具を買い、エイナさんの指示に従ってダンジョンの1階層にいます。ですが...
「なんで、モンスターが全部逃げていくのかな...」
そう、オラリオに来る時に出会ったモンスターと同じように、僕を見たらこの階層モンスターたちは怯えて逃げていきます。
そんなことがあったため、初日に倒せたモンスターの数は逃げ遅れたゴブリン3匹とコボルト2匹、不意打ちで倒せたゴブリン1匹のみでした。
初日ということで、神様に【ステータス】を更新してもらったのですが、殆ど数値に変化が無かったとのことでした。モンスター10匹も倒せていないので、やはり当然かなと思いながらショックも受けています。
あれから、2週間が過ぎ、僕は五階層に来ていた。モンスターに逃げられ、それを追いかけるのに慣れてしまったせいで、僕の【ステータス】は敏速だけが群を抜いて高くなっていた。しかし、逃げるモンスターに追い打ちをかけるか不意打ちでの戦闘しかしておらず、正面からの戦闘をしていなかった。そのことを、僕は後悔していた。
大きな足音を立てて、僕に迫ってくる一匹の雄牛。ミノタウロスと呼ばれるモンスターだ。本来なら五階層には存在しないモンスターのはずだが、それはそこにいた。当然、レベル1の僕が敵う相手ではなく、逃げることしかできない。さっきまで怯えられて追う側だった僕が、モンスターに怯えて追われる側になるとはなんて皮肉なんだろうか。
僕は、もう死にものぐるいで走った。それこそ、今までは走ることだけに意識を集中し、口を動かし言葉を放つことさえも忘れて走った。しかし、相手は僕よりも格上の存在だ。徐々に距離を詰められ時の流れが遅くなったようにも感じていたが、急に体中から力が湧いてきて僕の体はさっきまでより軽くなり、走る速度も上がった気がする。そして、ミノタウロスとの距離を確認するために振り返ると、さっきまでのミノタウロスの速度よりも落ちているようにも見えた。
なんでミノタウロスの速度が落ちたのかとか、思うところはあるけれど、これはチャンスだとも思えた。これなら逃げきれると思い、僕はここから2M先にあった角を曲がったが、そこは行き止まりだった。引き換えそうにも、ミノタウロスはもう近くにまで来ていているし、僕も行き止まりに気づいた時点で、失速していてすぐに距離は詰められるかもしれない、そう思った時
「グッ」
僕は、突然痛み出した自分の胸を押さえ、そこに蹲ってしまった。
その行動がこの場では、命取りとなった。ミノタウロスは、もう目の前に立っていて僕を殺すために、拳を振り下ろそうとしていた。
現在、???が使用できるメダル。
???×1 ????×1 ????×1
次回の物語は、ベルにウンメイノー出会いが訪れ、変化が起きる。
そして、不思議な少女に出会い、ある約束をする。
近いうちに投稿できたらいいな...