魔法少女みおみ☆マギカ 第二部 つなぐ魔法   作:鉄槻緋色/竜胆藍

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第8話 もっと深刻な矛盾点

「うきえ・けいか……?」

 職員室で、すずを怪訝に見返した教師の口がそう動くのが見えた。

『知らない。そんな生徒はいない』

 続いて差し出したノートサイズのホワイトボード(一般人との筆談用に携帯しているものだ)に教師が書き込んだ内容を見たすずは、喫驚しながらも桂華が編入されたはずの余所のクラスの教室を覗くが、桂華がいるはずの机には別の生徒が当たり前な顔で座って文庫本を広げていた。

「……これ……どういう、ことよ……?」

 教室出入り口脇で、すずは呆然と立ち尽くしていた。

 

 

「…………!? 」

 桂華が入院しているはずの久那織中央総合病院を訪れたゆりは、空の病室を前に呆然としていた。

「あ、あの!? ここにいた「浮絵 桂華」さんって、知りませんか?」

 近くにいた女性看護士に問いかけるも、そこはしばらく空き部屋で、最近は誰も入っていないという応えを聞かされゆりは愕然とした。

 

 

『つまり、話を整理すると』

『はい』

 互いに示し合わせ、すずとゆりはそれぞれの学校の屋上の片隅で長距離テレパシーで会話していた。

『「浮絵 桂華」は、実は入院していなかった?』

『あの。単に病室を勝手に抜け出しただけかもしれません。怪我を魔法で治して』

『そもそも病室は使われていなかった、って言われたんでしょ?』

『あ……』

『まあ、もっと深刻な矛盾点があるんだけど。 私の側から説明するね』

 言って、すずが語り出した。

 浮絵 桂華は数日前に久那織中学校に転校してきた。

 それから数日、少なくとも夕方には毎度すずと顔を合わせていた。

 今日の夕方には、すずを励ましてくれたのだ。

『で、ゆりさんたちの事情は、』

 ゆりの要領を得ない証言を、すずは簡潔にまとめて整理した。

 浮絵 桂華は数日前に久那織 南 中学校に転校してきた。

 接触は編入前日の夜と、編入当日の放課後、そしてその後の昼休み。

 その時に薫に重傷を負わされて入院させられ、今日の昼休みにもテレパシーで接触してきた。

『つまり、「浮絵 桂華」が二人いないと、そんなことはあり得ないのよ』

 久那織中学校と久那織南中学校は、決して近い距離ではない。

 桂華があの無茶苦茶な魔法で高速で飛んで往復しても、こんな二重生活は不可能だ。

 なぜなら、同日の夕方から夜にかけて、すずとゆりがそれぞれ同時に桂華と接触している時間帯があるからだ。

『挙げ句、いなかったみたいに消えちゃうし。いったい、どういうことなのよ!? 』

 フェンスに寄りかかるすずは苛立たしげにこめかみを指先で圧した。

(アタシの為の曲を作ってくれ、だなんて言っておきながら……!? )

 取り出した五線譜のノートを見つめ、胸中で毒づく。

『残る手掛かりは、転校元の「東京のミッション系の学校」ね』

『でも、先生にも知らないって言われたんですよね?』

『地道にシラミ潰しするには数が多過ぎるわね。 いずれにしても東京なんて手軽に行ける距離じゃないし』

『……あの……』

 痛みの収まらないこめかみを指先でぐりぐりとやる中、ゆりがおずおずと言ってきた。

『やっぱり、薫ちゃんが心配なので、夕方、探しに行こうと思います』

『それは、そうね。 白魔女とか他の魔法少女とぶつかってたら事だわ』

 すずはフェンスから背中を離して立ち上がった。

『きっと、あのおバカがひょっこり顔を出すかも。 まがりなりにも、私たちを白魔法少女に勧誘した張本人なんだから。 放課後、集合して捜索に行きましょう。一緒に』

『はい!』

 すずの言葉に、ゆりが元気良く返事をした。

 

 「魔法少女が魔女になった」という事実は、二人とも無理矢理頭から締め出して考えないようにていた。

 

 だが、すずはふと別の問題点に気付いた。

『……ねえ。ところであなた、いま屋上にいるのよね?』

『はい?』

『確かあなたの話だと、浮絵さんを刺したのは、ちぎり取った屋上のフェンスの棒だったのよね?』

『…………!? 』

 

 

 ゆりは今朝、自分の比較的生真面目な性分を押し殺して家から飛び出すなり浮絵 桂華の所在の確認の為に病院に直行したのだ。

 そしてその後学校に向かい、授業中の校内を、教室を無視して屋上にやって来た。

 

 開放されていた、「立ち入りが禁止されていたはずの屋上出入り口」を普通に通過して。

 

 閉鎖されたはずだということが完全に意識からこぼれ落ちていた。

 薫のことも。あの教室に薫ちゃんはいないはずだからと、確認するまでもないことだからと意識にも上らなかった。

(……薫ちゃんがちぎったフェンスが、きれいに直っていた!? )

 

 いや。

 

(最初から壊れてなかったみたいに!? )

 いったいどういうことなのか。

 普段のおとなしさなど忘れたかのように階段を魔法少女の超感覚で数段飛ばしに駆け降り、廊下を走り抜けて自身の教室のドアを飛びつきざまに全開に振り抜いて叩きつけた。

「……るから、」

 解説の途中で教師が喫驚に口を噤み、クラス中の生徒たちが一斉にゆりを見た。

「……!? 」

 慣れない多数の眼光にさらされていることも今のゆりにはどうでもいいことだった。

「……どうした?藍緒。 来たのなら着席しなさい」

 教師に指示されるも、それすら耳に入らないゆりは荒い呼吸を繰り返し目的の一点を凝視していた。

 御鐘 薫の席を。

「…………かおる、ちゃ、ん……?」

 気弱そうに揺れる瞳で、びくびく、おどおどした様子でこちらを伺っている、薫を。

 

 

 御鐘 薫はもともとは引っ込み思案で、気弱で人見知りが激しいおとなしい性格であった。

 休み時間になっても誰とも話さず、友達もいない様子でいつも一人で行動していた。

 同じクラスになって初めて彼女を見た時ゆりは、自分によく似た質のひとがいるものだと若干人事のように思っていた。

 ただし。目付きや癖っ毛など悪目立ちするゆりとは異なり、薫は整った容姿をしていた。同性から見ても、気弱にうつむいてさえいなければ可愛い顔立ちだと思えた。

 だから、容姿のことでからかわれるゆりからすれば、薫はそれでも羨望の対象であった。

 

 だからと言って会話することもない、互いを「ただ同じ教室にいる人間のひとり」としか見なしていない間柄だとしても。

 

「藍緒ってさ、なんか目つきヤバくね?」

「ビデオから這い出てきたみてえ」

 このクラスになってから、そう経たない内にゆりへの聞こえよがしの心無い中傷は始まった。

 離れた場所でそう漏れ聞こえても、ゆりにはどうすることもできず、ただうつむくことしかできない。

 何を言っても、ゆりの発言はクラスの全員から無視されていたから。

 時折、薫が持ち物をなくして困っているのを見かけたことがある。

 薫の持ち物を捨ててやったという女子の会話が漏れ聞こえたことがあった。

 直接の現場を見たことはないが、薫もまたクラスの女子から陰湿ないじめを受けているようだった。

 その上、面倒を嫌がった女子たちの共謀で無理矢理クラスの副委員長を押しつけられ、聞いてもらえない指示を繰り返してはその女子たちに翻弄されていた。

 理不尽に苦しみながら、ゆりは「自分だけではない」ということにすがりついて日々ひたすら今を過去に押し流し続けてきた。

 ところが、ある日突然、いじめられっ子仲間と勝手に思っていた薫が変貌したのと同時に彼女を取り巻く世界が変わってしまった。

「これ、落ちてたよ」

 有り得ないほど自信に満ちた笑顔で教室に入ってきた薫が、ファンシーな柄の手帳をかつて自分をいじめていた女子の一人に差し出した。

「……!? 」

 目の前の者が誰であるかも分からないかのように一瞬呆けたその女子は、慌てて鞄を探りそれが自分の物であると確信すると、半ばひったくるようにしてその手帳を受け取った。

「来週、楽しみね」

 嘲笑と共に告げた薫の台詞に、その女子が顔色を青くしたのをゆりは覚えている。

 それから薫をいじめていた者すべてが薫を悪く言うことをやめ、やがてクラスのほとんどの者が薫への態度を180度転換させた。

 気がつけば薫は委員長の役割を交代しており、クラスのほとんどが薫に好意的に接し、真にクラスのリーダーに収まってしまったのだ。

「ゆりさん。わたしたち、友達になろう?」

 ある日、薫から唐突にそんな事を言われてゆりは仰天した。

 同じクラスになってから口を利いたこともなく、接点などなにもなかったから、その申し出が意外だったから。

「前にわたしが受けていた仕打ちを知ってるでしょう? ゆりさんも同じだったよね。だから、わたしたちは仲良くできると思うの。親友になれるわ。」

 変貌の理由は知らないけれど、素晴らしい人格に生まれ変わった薫に憧れていたゆりはその申し出に喜んでうなずいた。

「親友のあなたにだけ、わたしの秘密を教えてあげる」

 そして知らされた魔法の存在。

 あらゆるものを意のままにする薫の魔法にゆりは心底心酔した。

 薫の魔法を以てすれば、クラスのみんなを脅迫して従わせるどころか、魔法そのもので意識の根底から自覚なく薫に服従させ下僕にすることすらも可能なのだ。

 だけど、薫はそんなことはしないと言った。

「だって、わたしはクラスの委員長だから」

 なんて謙虚なことだろう。これほどの力を持ちながら、絶対支配を良しとしないなんて。

 そんな素晴らしい人に自分は選ばれたのだ。ゆりはそう思った。

 いじめられ、無視され続けていたゆりにできた、初めての友達。

 本当に嬉しかった。

 

 

「かおるちゃんっ!? 」

 ゆりは思わず駆け出して薫の机に飛びつき、薫の両手を強く握り締めた。

「無事だったの!? 良かった!」

「……藍緒?」

 教師の怪訝に窘める声も、周りの生徒がざわめく音も今のゆりの耳には入らなかった。

「……よかった……ほんとうによかった……」

 溢れ出る涙を堪えることもせず、ゆりは心底安堵し歓喜していた。

「……あの……」

 ところが、両手を掴み上げられた薫は怪訝な顔で、ひそひそ言い合う周囲の状況を気にしながらゆりを見上げて言った。

「……ご、ごめんなさい。 ……その、お話が、よく見えなくて……」

「……え……?」

 そこでゆりはようやく気付いた。

 薫の態度の違和感。

 クラスの、特に薫をいじめていた女子はこちらを眇に見てひそひそとなにやら言い合い、手を取られた薫は、まるでゆりに吊し上げられているかのように力無い様子で、申し訳なさそうに上目遣いでこちらを見返していた。

 なんだ? これはなんだ?

 教室を満たすのは、怪訝と嘲笑の空気。

 ゆり自身の突飛な行動を差し引いても異常に絡みつく覚えのある感覚。

 もう思い出したくもない、あの頃の感覚と同じだ。

 その事に気付いたゆりは、一気に血の気が失せる思いがした。

 

 

『……っていうようなことがあって……』

『…………』

 久那織南中学校と久那織中学校それぞれの授業中の教室で、ゆりはすずにテレパシーで一連の異常を伝えていた。

 突然聞かされた内容に、すずは頭痛を堪えるように顔を覆っていた。

 曰く。

 魔女化したはずの御鐘 薫が教室に復帰していること。

 御鐘 薫が引き起こした屋上フェンスの破損が、なかったみたいに直っていたこと。

 御鐘 薫の性格が、今とは違う昔の性格になっていること。

 御鐘 薫を含めたクラスの様相が、ゆりが語った過去の関係になっていること。

 まるで過去に遡ったかのようだが、そんなことはない。

 日付はすずも昨夜帰宅後に確認していたが、今日はすずとゆりそれぞれの記憶に連続する翌日に間違いない。

『あの、これ、いったいどういうことなんでしょう!? 』

『……え~~っと、ね……』

 こめかみに指を食い込ませたすずは、どうにか情報を整理した。

『あなたの話を聞いて、一瞬過去の世界にでもタイムスリップしたのかと思ったんだけど、違うのよね。カレンダー確認したけど、今日は真実、昨日御鐘 薫さんが変貌した魔女を追い払った次の日だし。 なのに、状況だけが数ヶ月以上も前の状態になっている……?』

『あの、そちらは、どうですか?』

『悪いけど、私は自分以外に全く興味がなかったのよ。だから、クラスの様子が同じなのかどうかはよく分からない。 ……多少違和感はあったかもしれないけど』

 そう言えば、今日は何人かに口頭で呼び止められたような気がした。その度に近くの者に窘められてメモに用事を書いて渡してくるのだ。今さらおかしいとは思っていた。

 すずの机には教師が指名する為に設置されたすず専用のリモコン式の卵形ランプが置いてあるから、すずの耳が聞こえないことは皆知っているはずである。

 すずがキュゥべえと契約し、すずが「聴覚障害者」となってしばらくは、周知が行き渡らなかった頃はそれと知らず口頭で話しかけてくる者がいた。その頃に少し似ているかもしれない。

 だが、それは数ヶ月も前のことではない。

 すずの周囲とゆりの周囲とで、事象の内容にずれがあるのだ。

 ふと思い付いたすずは、わずかに顔を上げた。

『……ねえ。 御鐘 薫さんは今、まだ魔法少女なの?』

『え?』

 ゆりは質問の意味を一瞬図りかね、胸中で頓狂に喫驚しながらも立てた教科書の陰から薫を覗き見た。

『……あれ?』

 薫の、机に開いた教科書を押さえている左手を見てゆりは目を丸くした。

『……ソウルジェムが、ないです。……いつも指輪にしてたのに……?』

 少なくともゆりは、薫が魔法を使う時以外で指輪を外すところを見たことがない。

『まだ魔法少女じゃないと断定できないわね。指輪にしていない可能性もあるし。あとで確認してみないと……』

『あの、それって、どういう……?』

 すずは、その問いには応えず。

『とりあえず、いま確かなことは、私とゆりさんはまだ白魔法少女であるということ。 確証は取れないけど、私とゆりさんがそれぞれ体験してきた出来事は記憶にある通り実際に起きたこと』

『……はい』

 すずは、目を覆っていた掌を離し口元を押さえた。

『そして、浮絵 桂華は確かに存在した。 今のこの身の回りの異常についてはまだ推測することしかできないけど、そっくりな異世界にでも飛ばされたのか、私たちが魔法で見せられてる幻覚か』

『あの、今の私たちには、魔法は効かないんですよね?』

『……そうだったわね。 そしたら、最後の可能性。 ……御鐘 薫さんの「魔法の力」だけが魔女化して消滅して本人は生身の人間として生き残り、御鐘 薫さんがクラスのみんなを魅了したカリスマみたいな魔法が「なかったこと」になったのか』

 薫の魔法だけが消えて、薫の魔法が影響した事実だけがなくなった。だから、屋上のフェンスが「壊れていなかった」ことになり、浮絵 桂華も「重傷を負わされなかった」「入院しなかった」ことになった?

 ゆりは、慣れない知恵を絞ってすずの解説を解釈して飲み込んだ。

 すずは掌の下でこっそりと溜め息を吐いた。

『だとしても、浮絵 桂華の存在の矛盾の説明にはかすりもしないんだけど。 ……まったく。何が起こってるのかさっぱりだわ。 ゆりさんは、御鐘 薫さんにそれとなく探りを入れてみて。まだ魔法少女なのか、ソウルジェムだけ砕け散って生身の人間に戻ったのか。記憶はあるのか、ないのか。 そしたら、夕方改めて合流しましょう?』

『……はい』

『あともうひとつ』

『はい?』

 テレパシーの接続解除直前に差し込まれた問いに、ゆりは怪訝に聞き返した。

『……こんなこと訊くの、とても残酷だと思うんだけど、私はその現場を見ていないから。 ……御鐘 薫さんは、本当に、魔女になったのよね?』

 

 

 テレパシーを終えて、ゆりは再び教科書の陰から薫を覗き見た。

(……薫ちゃん……)

 もう思い出したくもないが、確かにあの時、薫のソウルジェムは真っ黒に染まりきって砕け散り、そこから吹き出した黒い澱みが魔女となった。

 その瞬間に解き放たれた突風のような圧力に吹き飛ばされたので、倒れた薫本人がその後どうなったのかをゆりは見ていない。

 魔女の結界から復帰したあの後、付近を探し回ったがどこにも見当たらなかった。

 もし、ゆりと同様に魔女の結界に取り込まれたなら、あの奈落の青空にどこまでも落ちていったのだとしたら、もう薫は戻ってこれないはずだ。

 だが、確かに生きた薫がそこにいる。

 あれから薫の身に何が起きて、どうしてこの状況になったのか分からない。

 だからもし、本当に「薫から魔法の力だけが抜けて、元の性格の薫に戻った」のだとしたら。

(…………)

 生きていてくれたのは、嬉しい。

 けれど、魔法の力を失っては、薫はまた辛い状況に逆戻りだ。手放しで喜べることばかりではない。

(……でも)

 ゆりは、ふと桂華のことを思い出した。

 最初は図々しい人だと思ったが、みんなに無視されていたゆりに対して、正面から真摯に向き合ってくれた。心配してくれた。

(あんなふうに、できるかな)

 できるかどうか、分からない。いじめられている自分のことだけでも手に余っているのに、薫のことを守れるだろうか。

(……!? )

 自分が既に「薫を守ること」を前提に悩んでいることに気付いて、ゆりは少しおかしくなった。

 できるかどうかなんて、どうでもいい。

 やるのだ。

 一度、取り落としたかもしれない命を、薫を二度と危ない目に遭わせない為に。

 教科書の陰で、ゆりは決意と共に唇を引き結んだ。

 

 

『なるほど。 確かに御鐘 薫には魔法少女の素質があるみたいだ』

 校舎のそばに立つ大木の枝葉の陰、幾重にも重なる木葉の奥の枝の根本に腰掛けた、白い猫ともウサギともつかない生き物がふっくらした大きな尻尾を揺らし、赤いビー玉のような瞳を輝かせて教室の中の少女を見つめていた。

『それにしても、わざわざ教えてくれてありがとう!』

 快活に告げてその白い生き物は、同じ枝の隣に腰掛けるがっしりした体格の少女の顔を見上げた。

『お手柄だよ! 浮絵 桂華!』

「どういたしまして」

 

 




◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ 

「お前も! 絶対大丈夫になっから! だからお前! 残りのモヤモヤも全部吐き出しちまえ! アタシが相手になってやる!」

第9話 救いは、あるんだ 

◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ 
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