原作との絡みは原作に忠実にします。
2012年11月✖️日
東京 5区
ふと、気がつくと目の前には赫胞を喰われ生死の境目をさまよっている喰種がいる。
傷が治っていくのを見ると生きているようだ。
???「そっか、またやっちゃたか。」
と、大きくため息をつく。
???「時季に動ける様になりますよ。これからは、肩が当たっただけで襲うのはやめておいた方が良いですよ。
そんなに、気が短いと血圧が高くなったらどうするんですか?
まぁ、喰種だからそんな事はまず無いでしょうけど。」
今宵は、満月。
月明かりに照らされた場所には、1人の喰種が立っていた。
そのマスクは、横倒しになった「太陰太極図」の様な柄をしている。
黒、そして白丸のところからは赫眼が見えている。
立ち去ろうとすると、3人組の男達が倒れている男に駆け寄った。
チンピラ喰種A「アニキっ‼︎ウッソだろ⁉︎あのアニキがこんなガキに負けるなんて…」
と、驚きと悲しみで膝を地面に落としながら言った。
チンピラ喰種B「アニキっ‼︎大丈夫ですか‼︎」
チンピラ喰種C「こんな事なら3人揃って缶コーヒーなんて買いに行くんじゃなかったぜ!
チンピラ喰種アニキ「うぅ…気をつけろ。ヤツを…ただの…ガキと…思…う…な………」
A「アニキっーー!」
B「アニキっ!」
C「大丈夫。気を失っているだけだ。」
と、脈を計りながら言った。
A「アニキはやられたが、流石にこんなガキだ。
俺たち3人がかかればいけるだろう!」
「3人よれば、まんじゅうの知恵ってな。」
と、ニコニコと笑顔で言った。
B・C「???」
首を傾げながら、その2人の頭の上には?が浮いていた。
B「お、おう!そうだな!」
C「そうだね。(まんじゅうじゃなくて、もんじゅだと思うけど…)
A「よし、行くぜ。」
B「ああ。」
C「うん。」
3人とも赫眼を開いて近づく。
???「出来れば、争いは避けたいんだけどなぁ…
まぁ、正当防衛と言うことで。」
「殺したくは無いので、ヘタに抵抗しないでくださいね。」
ニッコリと笑い、赫眼を見開きながら言った。
A「ナメやがって!これでもくらえ!」ヒュンヒュンヒュン‼︎
風を切る様にして、赫子から青いガラスの破片の様な物が飛び出た。
???「羽赫持ちか。すばしっこくて面倒だな。」
と、言いながら全て軽く避ける。
B「気をとられすぎだぜ!」
???「そうかな?」ガギィン‼︎‼︎
甲赫で襲ってきたチンピラに、日本刀の様な形の赫子で応戦をする。甲赫だ。
???「こんなもんか。」ザシュ‼︎
B「グハァッ!」バタッ
C「ウ、ウワーッ!」ニュルン
ザシュッ‼︎
C「やった!」
???「こっちは、鱗赫か。」ズズズッ‼︎トスン
C「尾赫⁉︎甲赫だけじゃなくて⁉︎」
A「二種持ちか。厄介だな。」
「しかも、なんだその赫子は⁉︎なぜ、甲赫も尾赫も二つに分かれてるんだ!」
「そうか、思い出したぞ!
お前!20区の『二又』(ふたまた)だな!」
???「だったら、何?」
バンッ!ドゴッ!
C「カハッ!」ズルッ バタン!
壁に打ち付けられ、伸びている様だ。
A「おい!大丈夫か!クッソー、ウラァ!」ヒュンヒュンヒュン!
???「同じ攻撃が、当たるわけないでしょ。」スッスッスッ
ニュルンニュルンニュルン
A「おいおい。マジかよ。鱗赫まで、持ってやがんのかよ。」
ザシュッ ザシュッ
???「殺しは、しない。それが、僕のポリシーなんでね。」
「でも、赫胞は頂いていくね。」ガブッ グチャッ クチャクチャ ゴクンッ
???「何度食べても、マズイな。」
「ふー。この5区にも、もう用事はないし。ここんとこ、ずっと移動してたから疲れちゃったなぁ〜」
「しばらく、のんびりしたいなぁ〜。
そうだ!久し振りに、お店に顔を出してみようっと。」
翌朝、通勤ラッシュが終わった頃の事。
20区にある喫茶店「あんていく」の前に1人の若い男が現れた。
彼の名は、「太田 巧」(オオタ タクミ)
喰種だ。
この物語は、ここから始まる。
To be continue
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