幼馴染のとの恋   作:麒麟@

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時期的には10月ごろだと思ってもらえるとうれしいです


最悪!

2日目

合宿も一日たちみんなかなり俺に話しかけてきた。

吹「やっぱり彼の父親はあの人なんだね」

呼太郎「そうみたいですね。頼んでみますか」

吹「そうしようか」

監督たちが何か話しているが気にしないで練習を始めた。

アップをしてスパイクをしていて思ったのは影山っていう一年セッター技術は高いけど真面目だな〜と思って打っていた。

昼休みに入る前に侑が影山に話しかけていた。

侑「いやー飛男くん最初はトゲトゲしい感じやけどプレーはお利口さんやな」

影山「はぁ?」

夕日「はいはいそこまで。飯だよー」

昼飯もかなり豪華でみんな食べていて俺はその間に美沙希から電話がかかってきていたので掛け直した。

夕日「もしもしどうしたの?」

美沙希「どうしたの?じゃないよ!なんであんなことを社長に頼んだの?」

あんなこととは俺のギャラの半分を美沙希に渡し、美沙希は自分の給料をもらうということだ。

夕日「俺ばかりはダメだよ。それに俺が仕事できているのは美沙希のおかげだから」

美沙希「バカ!そういうことじゃないの」

このまま口論してもキリがなさそうなので俺は逃げた。

夕日「そろそろ練習始まるから切るわ」

美沙希「あ!こら。切るなー」

俺は電話を切り昼休みを休憩していた。

 

休憩中

侑「夕日くん今暇やねんやったら俺のトス打たへん?」

夕日「そういえば侑もセッターなんだったな。それじゃあたのむよ」

俺と侑は体育館に移動してスパイクを打とうとするとそこには元也と佐久早がいた。

元也「二人で練習?」

侑「せやで、なんなら一緒にするか?」

佐久早「やる」

元也がレシーブに加わって佐久早はブロックに入った。

侑「それじゃあいくでー」

侑がボールを投げて俺はそれカットしてからスパイクを打った。

元也「ひゃー相変わらずえげつない打ち方やな。回転変わるから取りにくいわー」

夕日「そう言いながらちゃっかりあげてるだろ」

それにしても侑のセットアップは打ちやすかった。

そのまま休憩は終わり昼からは軽くスパイク、サーブ、紅白戦でポジションシャッフルをして終わった。

練習終わりにいつもどおり日菜にかけた。

 

日菜「もーゆうちゃん電話遅いよー」

夕日「これでも終わってすぐなんだよ」

日菜「昼にかけてきてよー。こっちは暇なんだから」

夕日「無茶いうなよ。それでなんかあった?」

日菜「それがパスパレでリリイベ?って言うのをやるんだって」

夕日「へーリリイベねー。また急だな」

日菜「あたしは楽しみだけどなー」

夕日「なるほどね。そりゃ楽しみだな。結果を待ってるよ」

日菜「うん!楽しみにしててねー」

そこで電話を切り俺は夜飯を食べてベッドに倒れこんだ。

 

部屋

「コンコン」

夕日「ん?誰」

侑「失礼するでー」

侑が入ってきてそのあとに元也、佐久早、星海が入ってきた。

夕日「何しにきたの?」

侑「話にきたんや。それじゃああかんか?」

夕日「別にいいけど…」

そこからバレーの話や高校の話になった。

元也「それじゃあほんとに夕日くんはバレー部に入ってないん?」

夕日「入ってないよ。それに作ろうにも周りに男子いねーし」

全員(やっぱりバケモンだな)

夕日「はいはい。もう寝るよー」

俺は部屋の電気を落としてベッドに潜り込んだ。

みんなは部屋に帰っていった。

次の日に来るやつのことも考えずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日目

朝起きて体育館に行くと監督たちと俺の父親がいた。

吹「今日からコーチで来てもらう人を紹介する」

和人「楠 和人だ。よろしく」

みんな驚いている。

何より俺が一番驚いていた。

現役を引退して一線から退いた奴がここに来ているんだから。

夕日「なんでお前がここにいるんだ?」

全員「!!!」

和人「君たちがあまりにも下手くそだからさ。特にうちの息子は」

夕日「確かに俺は下手くそだけど他を悪く言うのは意味がわからないな」

全員「むすこー!?」

和人「下手くそは黙っていろ。それじゃあ練習を開始するぞ」

俺は監督に申し出て今日の練習を休んだ。

 

部屋

部屋に戻って一人で考えていた。

現役を引退しているやつにあそこまで言われる意味がわからない。

しかも俺だけじゃなくて他の奴らもだ。

夕日「あぁームカつく」

俺はそのまま眠った。

 

その頃

侑「確かにあんたから見たら俺たちは下手くそやろうけど夕日はこの中でもトップやで。それを下手くそとはちゃうやろ」

和人「それは知らないがあいつは3つあるうちの才能をまだ1つしか開花してない。それは左右同時打ちだ。本来なら体を痛める打ち方だがあいつの並外れた体の柔らかさや体幹があってこそできる芸当だ。

後の2つが開花するとこのチームでの世界一も可能になる」

星海「ならどうして今まであいつはバレーをやってなかったんですか?正直のところ今でも俺たちの中でトップです」

和人「それは本人から聞いてくれ。俺の口からは言えない」

侑「それやったら俺らはあいつのおまけってことですか?」

和人「そう思うならそう思っていればいい。ただそれでもあいつに勝ちたい、あいつを超えるって思えるようなやつを集めてるはずなんだけどなぁ」

全員「!!!」

その言葉で全体の雰囲気が変わり練習を始めた。

 

 

部屋

夕日「ふぁ〜最近寝不足だったのかな。よく寝れた」

周りを見ても当然のごとく誰もいない。

俺はそこで日菜に電話をかけた。

日菜「ゆうちゃんどうしたの?こんな時間に」

夕日「俺はもう無理だわ。そっちに帰りたいわ」

日菜「ちょっとゆうちゃんどうしたの?何があったの?」

夕日「親父がここに来た」

日菜「それでどうしたの?」

夕日「!!どうしたのってお前なー」

俺はその言葉に切れた。

日菜「ゆうちゃんは今の現実から目を背けてるだけじゃん。バレーにもう一度向き合った日はもっと違う感じだったはずだよ」

夕日「!!日菜………………」

日菜「偉そうにいってごめんね」

夕日「ありがとう」

俺は電話を切って体育館に向かった。

その頃体育館

今までの練習より熱を帯びて全員は練習をしていた。

俺が戻ると全員がこっちに来た。

侑「世界一になるで、俺たちで」

夕日「は?いきなりどうしたの?」

元也「今から夕日の練習をする」

夕日「ごめんさっぱり意味がわからない。説明して」

俺はそこから説明を受けた。

夕日「うん。まず1つ俺にそんな才能はない。2つ俺は選ばれても辞退するから今回で最後だ。そして3つ俺はもうバレーには関わらない」

これがさっき日菜と話して考えて出した答えだった。

だから今回のバレー合宿を最大限に楽しもうと思って体育館に来た矢先にこれだ。

侑「聞いてええか?なんでバレーから遠ざかっててん?」

夕日「俺自身が壁にぶつかってそしてその壁から逃げたんだよ。立ち向かおうともせずにな」

侑「信じられへんな〜。まぁええわ」

夕日「それじゃあ練習しようか」

そこから練習をしてサーブを打ってカット練習をして終わった。

 

 

4日目

その日はみんな練習に行って俺は監督や親父に呼び出された。

吹「君の意思はわかった」

呼太郎「だからこそ日本の代表になってくれないか?」

夕日「どうしてそこまで俺にこだわるんですか?今回のユースの合宿できているメンバーはここはかなりの実力を持っています。そこまでして俺にこだわる理由はなんですか?」

吹「君は1972年何があったか知っているか?」

夕日「確か日本男子の優勝ですね」

呼太郎「そう。その時のエースが君のお父さんなんだよ」

よく知っている。何よりその時代は俺も何回も見直したから。

夕日「話はわかりました。けれど俺には受けれません」

呼太郎「最後に理由を聞いていいかな?」

夕日「今の俺には見捨てておかない人や何より命より大事にしている人がいます。そんな奴らを置いて俺はいけません」

そういい俺は頭を下げて部屋を出た。

和人「やっぱり無理だったろ」

吹「彼の2つ目の能力はなんですか?」

和人「お前らも現役時代に何回かなったことないか。ボールの回転はともかく相手のすべての位置や目線が見えることに」

吹・呼太郎「ないです」

和人「それがあいつの2つ目。これは小さい頃は無意識下でやっていた」

呼太郎「なら3つ目は?」

和人「それはあいつ自身で乗り越えないと手にできないものだ」

吹「そうですか…」

 

体育館

俺はみんなに混ざり練習をした。

実質今日で終わりなので最後に思いっきりやるために朝から夕方まで紅白戦をできる限りした。

終わると何人か動かないみたいだが影山や侑は「まだまだー」とか言っている。

俺は後ろから肩を押して二人とも座らせた。

夕日「ほらこんなに簡単に座るのにまだまだなんて言ったらダメだよー。今日はもう終わり。飯食って寝るよ」

侑「なら最後にトスあげさせてくれや」

夕日「断ってもダメっぽいな。最後だからな」

俺がスパイクをすると全員が入って結局練習みたいになり、気がつくと外も真っ暗になっていた。

夕日「はい!今日はここまで。お疲れ様ー」

俺は片付けをして電話をした。

日菜「ゆうちゃん。明日帰ってくるんだよね?」

夕日「ああ、帰るよ。それでどうしたの?ずいぶん元気ないみたいだけど…」

日菜「あたしってなんでこんなにも他人のことすぐに傷つけるんだろう」

夕日「何があったんだ。話してみて。楽になるかもしれないよ」

日菜「うん。今日千聖ちゃんの舞台の練習を見に行ったんだよ。そこで千聖ちゃんに言われたんだよね。「なんでもできると思わないで!」って。あたしは初めて会った同じ人だと思ったんだけど違うのかな?」

夕日「ともかく同じ人ってどういうこと?」

日菜「千聖ちゃんはなんでもできるようになっていっていくからあたしと同じだと思ったんだよ」

確かに千聖はなんでもできると思われるような感じだ。

けれどそれは千聖がやってきたことの結果であり、日菜のように過程を飛ばしているわけではない。

むしろ千聖は彩に近い。努力してもがいてそれでも諦めないで前を見ている。

それを日菜に同じと思われたらそりゃキレるわな。

夕日「心配なら千聖と向き合ってみるといいよ。俺から言えるのはこれまでだ」

日菜「えーゆうちゃん実はなんで起こったかもわかってるでしょ」

夕日「わからないよ。それじゃあ電話切るよ」

俺電話を切り明日のことを考えて部屋に戻り夜飯も食べずにベッドに倒れこんだ。

結局そこから眼を覚ますこともなくそのまま眠った。

 

 

5日目

朝起きて用意をして体育館に向かった。

吹「今回は呼びかけに集まってくれてほんとにありがとう。これからチームに戻り敵同士だけど切磋琢磨したことを忘れないで。それでは今回の合宿はここまで」

監督がそういい俺はさっさと帰ろうとした。

侑「うちの練習にけえへん?」

夕日「遠慮しておきます」

侑「そっかー。きて欲しかってんけどしゃあないなぁ」

夕日「悪いな。じゃあ帰るよ」

俺はタクシーに乗り込んで家に向かった。

タクシーに乗ってる間もずっと寝ていた。

自宅に着き荷物を置いて日菜の家に向かった。

 

氷川家

インターホンを鳴らすと紗夜が出てきた。

紗夜「ゆ、夕日くん!いつかえってきたんですか?」

夕日「さっきな。日菜がきになることを言ってたからきたんだけど日菜いる?」

紗夜「日菜ならさっき千聖ちゃんに謝ってくるーってどこかに行きましたよ」

夕日「そっかありがとう」

俺はお礼を言って家に帰ろうとするとどうもここ最近疲労が溜まっているようでフラフラしている。

紗夜「大丈夫ですか?」

夕日「大丈夫、大丈夫」

俺は重たい足取りをなんとか家に向けた。

自宅に帰るとさっきも寝たにもかかわらずすぐに眠った。

自分の部屋までが辛くリビングのソファーで寝ていた。

そこから夕方まで眼が覚めることなくずっと寝続けていた。

美沙希「起きて、起きてってば夕日!」

俺はその声で目が覚めた。

夕日「んぁ美沙希」

美沙希「夕日にはいろいろ聞きたいことがあるんだよ〜」

顔は笑ってなくむしろ恐怖を感じさせるような感じだった。

夕日「よし逃げろ」

俺はすぐに立ち上がって逃げようとしたがやっぱり体がおかしい。

「ドサッ!」

美沙希「夕日!?」

夕日「あはは、悪いな。なんだかうまく動かせないや」

美沙希「もう!ほんとにどうしたの?」

夕日「わからん。ただ体が自分のものじゃないみたいになってる」

美沙希「まったくまた無茶したんでしょ」

夕日「何にもしてないよ。ただただ体が重い」

美沙希「わかったからゆっくりしてて。後は私がやっとくから」

夕日「ほんとにもったいないぐらいだな、俺には」

美沙希「いらないこと言ってないで早く休む!

私がこうなれたのも全部夕日のおかげだよ」

夕日「ん?最後聞こえなかったんだけど」

美沙希「うるさい!早く寝ろー」

俺は言葉に甘えてゆっくりしていた。

その日は日菜に会うことなく終わった

アフターエピソードはいるか?

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