俺は事務所の一室にいる。
なんでも前に話があった映画の話があるって聞いたんだけど来ても中々話してくれない。
そこで扉が開きもう一人がやって来た。
千聖「おはようございます」
夕日「千聖!」
千聖「夕日くん。どうしてここに?」
スタッフ「お二人に映画の話をするために集まってもらいました。
こちらの企画を見てください」
俺と千聖は企画に目を通し始めた。
千聖「これって……!」
スタッフ「千聖さんと夕日さんの今までの活躍を見てもらいぜひ、とのご指名でした。準主役で重要なポジションですよ」
二人が準主役でいいのかな?
それにこのスケジュールは確か…
千聖「ただ、この撮影スケジュール…合同ライブの練習とほぼ重なってますね」
たしかにほとんど重なっている。
俺はともかく千聖はどうするんだろう…
スタッフ「そうですね。お二人の体力を考慮するとどちらかのお仕事しか難しいかもしれません。千聖さんは合同ライブには出演せず、代役の方をたてるか曲数を減らすなどする必要があるかと」
千聖「……」
千聖は何も答えない。
自分の中での悩みがあるんだろう。
少なからずパスパレに対しての思い入れがあるから悩む。
スタッフ「千聖さん個人のキャリアにとってはとても大切なおしごとだと思います。いかがですか?」
千聖「……少しお時間をいただけますか?」
スタッフ「もちろんです。ゆっくり考えてください。それで夕日さんはどうされますか?」
夕日「僕も少し考えさせてください」
日本代表のこともあるし少し考えたい。
スタッフ「もちろんです。それでは失礼します」
スタッフが出ていき俺たちも部屋から出た。
千聖「はぁ(私自身のキャリアを考えたら絶対に受けた方がいい話だけれど……すぐに返事ができなかったのは)」
多分千聖は今悩んでるんだろーな。
けど俺から言うようなことでもないし黙っておこう。
彩「千聖ちゃーん!」
後ろから大きい声で走ってるやつは大体予想がつく。
振り向くとそこには彩がいた。
千聖「お疲れ様!どうしたの?」
彩「お疲れ様!私はね、これから事務所でインタビューと撮影のお仕事があるんだ〜」
千聖「そう。彩ちゃん個人のお仕事?」
彩「うんっ!そうなんだ。この間みんなでお茶した時の帰りに、事務所から連絡もらって!インタビューのために色々話すことを考えて来たんだけど…ちゃんと話せるかな」
千聖「大丈夫じゃないかしら、きっと…」
彩「千聖ちゃんなんだか元気がない?」
千聖「えっ!?そうかしら?」
彩「そういえば千聖ちゃんも同じ日に事務所から連絡が来てたよね?何かあったの?」
千聖「い、いえ。ちょっとした業務連絡だったわ。それじゃあ彩ちゃんお仕事頑張って」
彩「うん!ありがとう!じゃあね」
彩はそこから走って仕事に向かった。
千聖「彩ちゃんに気づかれるなんてまだまだね」
夕日「完璧な人間なんていないんだから必ずバレる時はバレるしバレない時はバレないよ」
千聖「ふふ、そうかしら?(本当に夕日くんは優しいわね)」
そこで千聖と別れ俺は家に帰った。
明日は麻弥と日菜との仕事だ。
とは言っても俺自身が仕事するわけじゃなく暴走気味の日菜の手綱を握るために呼ばれただけだ。
家に帰り明日の準備をして俺は眠った。
朝起きてそのまま仕事場に向かった。
今回は美沙希は来れないらしい。
日菜「ゆうちゃんおそーい」
夕日「悪かったって」
麻弥「おはようございます。夕日さん」
夕日「おはよー麻弥」
スタッフ「そろそろ始めます」
そこから始まったのは普通のインタビューだった。
そしてこの二人がなんとなく一緒に仕事する理由がわかった。
日菜の手綱を流れるのが麻弥だからだ。
スタッフ「それではここで終了です」
麻弥「では、ジブン達はこれで。お疲れ様です」
日菜「おつかれさまてーっす」
麻弥「日菜さんお疲れ様でした」
日菜「おつかれ〜。はー麻弥ちゃんといるのはラクでいいな〜」
麻弥「あはは、そうですか?そういえば、ジブン達二人でのお仕事、多くなって来ましたよね。おのずと日菜さんと過ごす時間も増えて来たといいますか……」
日菜「そうかも。一人だと退屈だし麻弥ちゃんと一緒で助かるよ」
あれ俺忘れられてる?
そんなに影薄かったっけ?
すると向こうから走ってくる人物がいた。
イヴ「ヒナさーん、マヤさーん。夕日さーん」
よかった。ちゃんと認識してくれた。
日菜「お!イヴちゃんお疲れ〜。イヴちゃんも仕事終わり?」
イヴ「はい!これから合同ライブの練習です!お二人もですか?」
麻弥「はい!もしかして今日は五人揃って練習できるんですかね?」
日菜「んー?あたしはどうしよっかな。このまま帰ろっかな」
麻弥「あまり詰め込んだ状態でやっても仕方ないですしね。日菜さんは元々できる方ですし……」
イヴ「ヒナさん。今日は来ないんですか……」
麻弥「イヴさん、そう気を落とさずに……みなさんそれぞれのお仕事が増えて来てますし、無理しても意味ないですから……」
イヴ「それはわかってるんですがやっぱり寂しいです…」
日菜「あー。なんていうんだろ、あたしが帰ろうって思ったのはさ、なんか最近つまんなくて…」
麻弥「それって、なかなか五人が揃わないからですか?」
日菜「うーんそうなのかなあ?わかんないんだよね」
イヴ「みなさんと練習すれば、きっと楽しい気持ちになりますよ!そうじゃないですか?ヒナさん」
麻弥「まあまあイヴさん………あっ、千聖さんから連絡だ。…千聖さんも残念ながら今日は練習に来られないそうです」
イヴ「そうなんですね……」
日菜「やっぱりあたし、今日は帰るよ。モヤモヤーってしたままやっても楽しくないだろーし。それじゃあお疲れ〜」
イヴ「あっ!ヒナさん……」
そこで俺の電話もなった。
夕日「わかりました。今から行きます。俺も今から急用だわ」
イヴ「そうなんですね…寂しいです」
夕日「ほら笑えよー。イヴらしくないぞー」
俺はイヴのほっぺを引っ張った。
イヴ「はい!それじゃあお疲れ様でした!麻弥さん行きましょう」
俺はそこで別れて現場に向かった。
撮影場所
夕日「おつかれさまです。どうしたんですか、、今日僕は何もなかったはずなんですけど」
監督「そうなんだが予想以上の進み具合だったんでもう少しやってしまおうと思ってね」
夕日「わかりました」
そこから撮影を進め終わったのは夜になっていた。
千聖「お疲れ様夕日くん」
夕日「お疲れ千聖。時間ある?」
千聖「ええ、あるけどどうしたのかしら?」
夕日「ちょっと寄り道していこーか」
俺は千聖を連れてカフェに向かった。
千聖「それで話って何かしら?」
夕日「単刀直入に聞くぞ。いつまで黙ってるつもりだ?必ずバレるよ」
千聖「……そうね。けれどなるべくはバレてほしくないの。私は両方をしたい。けど彩ちゃん達は優しいから私に気を使うわ。それは嫌だから」
千聖の目は泳いでいた。
夕日「そっか。そこまで覚悟があるなら何も言わないよ」
そこで軽くお茶をして俺たちは帰った
アフターエピソードはいるか?
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いる
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いらない
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どっちでも