千聖と別れた次の日スタッフがアイドルフェスティバルの宣伝をするからきて欲しいと言われた。
行くと既に全員がいた。
美沙希「大変そうだね」
たしかに全員がバタバタしている。
彩「えーっと、『新曲やりますのでお楽しみに!』あ、でもそれじゃあネタバレになっちゃうよね。いろんな曲をやるから、って言えば平気かな?うーんちょっとスタッフさんに相談してみよう。
あのすいません。宣伝コメントなんですけど…」
スタッフA「…ええ、はい。今日このあと」
スタッフB「では…調整も……」
彩(なんか忙しそう……他のみんなは写真撮影中だし……自分で考えよう。これも、努力、努力)
スタッフA「丸山さん集合の映像撮りますので、お願いしまーす」
彩「わっ!も、もう!あ、はーい」
そこから移動して全員が集まった。
なんだかこういうのを見るのも久しぶりな感じがする。
彩「みなさん、こんにちはー!せーの」
全員「Pastel*Palettesです!」
彩「この度私たちパスパレは『アイドルフェスティバル』に出演することになりました!」
千聖「これもみなさんのおかげです♪ありがとうございます」
彩「パスパレを初めて見る方も、ずっと応援してくれている方もみーんなが楽しめるセットリストを用意してます」
イヴ「大好きなみなさんと一緒に楽しめるをとっても楽しみにしています。ね、マヤさん」
麻弥「あ、はいっ!ぜひ遊びにきてくださいね〜」
日菜「もちろん生放送だよ〜!彩ちゃんも歌うよ!」
彩「もぉ〜」
全員「あははっ!」
彩「えと………それではみなさん!『アイドルフェスティバル』の会場でお会いしましょう。ばいば〜い」
スタッフA「はい、OKです。ありがとうございます!では、以上で終わりになります。お疲れ様でした」
全員「お疲れ様でした」
スタッフB「着替えのあと、みなさんにお話がありますので準備ができたらもう一度こちらにきてください」
イヴ「はい!どんなお話でしょう」
麻弥「さあ……合同ライブについてですかね?」
千聖「…………………」
千聖はなにも答えなかった。
夕日「なんとなく嫌な予感がするな」
美沙希「どういうこと?」
夕日「勘だよ。嫌な感じだ」
そこで全員が集まった。
スタッフA「みなさん、集まりましたね」
日菜「それで話ってなーに?リリイベをやるとか?」
スタッフA「………いつもみなさん、個人のお仕事やパスパレのお仕事、本当にお疲れ様です。パスパレやみなさん個人のお名前や認知度が少しずつ上がっていて、我々スタッフも嬉しい限りです」
彩「はい!ありがとうございます!」
麻弥「あの、その言葉をかけてくださるためにジブン達を……?」
スタッフA「いえ……では本題に。みなさんの活躍を考え、今後は、パスパレのお仕事より個人のお仕事を主流にしていこうかなと考えています」
イヴ「えっ………!」
スタッフA「みなさんのお名前が認知されてきている今だからこそ個人のお仕事を増やし、より世間に一般に広めていきたいと」
彩「ちょ、ちょっと待ってください!パスパレはどうなっちゃうんですか?」
スタッフA「そ、その……いつでもみなさんが帰って来られる場所としてパスパレは残して起きたいな……と」
日菜「それって活動休止ってこと?」
千聖「……………………」
千聖はなにも言わなかった。
正直なにも言えないのだろう。
自分の中て映画の仕事もあるが合同ライブもある。
それに今までの千聖を見る限り安全な道を選んできたからそれなら活動休止の方が千聖にとっては助かるはずだ。
スタッフA「い、いえ決して休止にするということでは……」
イヴ「そんな…………いやです!おやすみなんて、いやです!」
彩「イヴちゃん落ち着いて…!」
日菜「あたしは別に、解散しちゃってもいーや」
彩「な、何を言ってんの?」
日菜「だって最近のみんな、つまんないもん。彩ちゃんこのままだとパスパレ終わっちゃうよ?いいの?」
彩「そ、それは……」
日菜「なんか最近のみんなってさ、パスパレがやりたいって感じじゃないじゃん」
千聖「別に、そういうわけじゃ…………」
日菜「みんなバラバラになっちゃってるのは仕方ない。個人のお仕事はいいことだ。ってそればっかり。みんなパスパレのこと諦めてるじゃん。これなら、続けたってどーせそのうちやめちゃうよ」
彩「日菜ちゃん!!!」
日菜「あたしパスパレが好きだったんだけどなー」
麻弥「日菜さん!そういう話は今は控えましょう!一度落ち着いて、ジブン達としてどうしたいか、考えたほうがいいかもしれません。
一人一人が……」
スタッフA「急な話になってしまい、申し訳ありません。これも、みなさんそれぞれのご活躍があったからこそ見えてきた方針でして……」
日菜「ま、あたしの考えは今言った通りだよ。あたしはもう帰るね。
おつかれさまー」
彩(どうしよう……活動休止なんて……どうしたらいいの?)
俺は日菜が出て行った後を追って行った。
夕日「美沙希後は頼む」
美沙希に残ってるメンバーを頼んで俺は日菜を追いかけた。
夕日「日菜!」
日菜「あっゆうちゃん」
夕日「ちょっと寄り道していかないか?」
日菜「うん。いいよ」
俺たちは羽沢珈琲店に向かった。
まだ日が落ちるまで少し時間があった。
羽沢珈琲店
つぐみ「注文は何にしますか?」
夕日「コーヒーと日菜は紅茶でいいか?」
日菜「うん」
つぐみ「わかりました。少し待っててください」
つぐみはキッチンに向かって行った。
日菜「それで話って何?」
夕日「さっきのことだよ。あれが本心なのはわかってる。日菜の言ってたことが間違ってたわけじゃない」
日菜「うん。あれが今の本心だよ。今のあたしはパスパレが楽しくないんだよ」
夕日「わかってる」
つぐみ「お待ちしましたー」
そういいつぐみは頼んだものを持ってきてくれた。
夕日「ありがとう」
日菜「ありがとー」
日菜「あたしねパスパレが好きなんだ。前のパスパレはすっごい楽しかったんだけど今はそんな感じがなくなっちゃった。だからあんなことを言ったんだよ」
夕日「そっか。俺は日菜の意見を否定しないよ」
俺はコーヒーを飲んで立ち上がった。
日菜もそれを追うようにしてきた。
日菜「ありがとうゆうちゃん」
俺は会計を済ませて店を出て日菜を送った。
夕日「さて誰がどうするのかな。これからが楽しみだ」
そんなことを呟いて帰った
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