ひまりと買い物した次の日俺は仕事がないのに事務所に呼ばれた。
しかも学校を休んで来て欲しいと言われた。
事務所に向かい社長室に向かった。
社長室
夕日「失礼します」
社長「いや今日はすまんな。いきなりで悪いが君がこの業界に入って何年になったかな?」
夕日「確か一年ぐらいですね。まだですけど」
社長「そう!だから頼みたいことがあるんだよ」
夕日「ある程度は聞きますけど無理難題は無理ですよ」
社長「そんなことはない。今回アイドルバンドを作ろうと思うのだ。君にはそこのマネージャーになって欲しい」
夕日「今でもかなりの仕事をいただいています。それにマネージャーを兼業しようと思ったらほとんど行けないと思いますけど」
社長「そこは気にしないでいいよ。仕事は少し減らしたから」
夕日「大変失礼なことを言います。それはギャラが減るということですか?」
社長「違う。仕事は減るがキャラは増える。今まで事務所に入れてた分を減らしてな」
夕日「そうですか」
社長「ではこれがメンバーになる者たちだ」
そういい冊子を渡された。
メンバーを見てみるとまずピンクの髪が印象的の丸山彩が見えた。
ボーカルみたいだ。
次にベースの千聖が写った。
次に開くと日菜が見えた。
夕日「すいません。なぜ氷川さんがいるんですか?」
社長「その子はオーディションで受かった子だよ」
うーん日菜のことだからなんとなく受けたら受かったんだろうなーと思い次を見た。
次を見てみると若宮イヴと書かれていた。
モデル経験ありのキーボードみたいだ。
ハーフとも書いてあった。
次にめくろうとしたらもう紙がなかった。
夕日「これドラムはいないんですか?」
社長「ドラムは中々いなくてね。初出演までに探す予定だ。それで今日にそのメンバー全員が事務所にくるからその時に紹介をするよ。それまではゆっくりしておいてくれたまえ」
夕日「わかりました。またその時に。時間になったら呼んでください」
そこから自分の部屋に向かいのんびりしていた。
ここ最近はこういう時間もなかなかなかったから少し嬉しかった。
しばらく時間が経つと眠ってしまった。
事務所内(自分の部屋)
誰かが入って来た感じがしたので目を覚ました。
夕日「ん?誰?」
美沙希「私ですよ。起こしてしまいましたか?」
夕日「美沙希!学校は?」
美沙希「私も今日は休みですよ。社長に頼まれて。夕日さんをサポートしてあげてくれって言われたんです」
そういいお弁当を渡して来た。
渡されたお弁当は手作りだった。
夕日「わざわざ作って来てくれたの?」
美沙希「はい。口に合えばいいですけど」
弁当を開けてみると彩りがよくとても美味そうだった。
夕日「ありがと。すげーうまそうだよ」
食べると見た目通りすごい美味かった。
夕日「ご馳走さま。美味かった」
美沙希「お粗末さまです。ありがとうございます」
食べ終わり今までの疲労か一気に眠たくなって来た。
美沙希「寝ても大丈夫ですよ。時間になったら起こしますから」
夕日「ごめん。少し寝る…よ」
俺の意識はきれた。
そこからしばらくして起こされた。
美沙希「そろそろ時間ですよ。行く準備してください」
夕日「ん…わかった」
そこから少しして準備を始めた。
部屋を出ると美沙希も付いてきた。
夕日「美沙希も来るの?」
美沙希「はい」
うーん日菜と喧嘩になる予感しかしない。
事務所の一室
???「それでは今日からパスパレのマネージャーを紹介します。どうぞ入ってきてください」
夕日「失礼します。今日からマネージャーの楠 夕日です」
日菜「あーゆうちゃん」
千聖は声には出さなかったが驚いていた。
???「それではどの楽器をするかだけ伝えておきます。まず丸山さんがボーカル。白鷺さんがベース。氷川さんがギター。若宮さんがキーボードになります。ドラムの方は今探しています。それまでうちの事務所に勤務しているサポートドラムの方が入ってもらいます。大和さん入ってー」
麻弥「失礼します。大和麻弥です。よろしくお願いします」
全員「よろしくお願いします」
社長が部屋に入ってきた。
社長「今回やってもらう曲だ。一応目を通しておいてくれたまえ」
夕日「一応?」
???「それは今回のデビューは2週間後にしてます。演奏はプロの方のものを録音してるのでフリだけやっていただければ」
夕日(なるほどね。これは失敗するな)
???「それでは今日は顔合わせだけなので」
そこから千聖と麻弥が出て行った。
それにつられるようにみんな出て行った。
初顔合わせを終わらし俺は一度部屋に戻った。
事務所内(俺の部屋)
美沙希も付いてきて俺の部屋に来た。
夕日「どう思う?あのバンド。うまく行くと思う?」
美沙希「現状の状況から見ておそらく無理でしょう。いくらなんでも2週間後は無理があります」
そんなことを話して時間もよくなって来たので別れた。
次の日から練習を始めるも千聖だけは遅れて来ることが多かった。
ドラムの人が見つからなくてスタッフ達も苦労してたみたいだ。
そこで千聖からの意見で麻弥がパスパレのドラムになることがきまった。
練習はしたが中々上達はしなかった。
しても意味はないのだが。
時間だけが過ぎデビュー当日になった。
デビュー日
初めての舞台で麻弥と彩は緊張していた。
夕日「どう?落ち着いてる?」
日菜「うーんよくわかんないや。とりあえず楽しんでくる」
舞台での司会が進行を進めパスパレの出番になった。
最初はスゲーとか客が言っていたが何か嫌な予感がした。
そしてその嫌な予感は的中した。
演奏の途中で音がきれた。
全員がびっくりして何もできなくなっていた。
来ていた客からはブーイングが上がりそうになっていたので千聖がMCでその場から抜け出した。
けれどそれで客が許すわけもなくブーイングや非難が飛び始めた。
夕日「なんでこう嫌な予感は当たるかなー」
美沙希「予想してたんですか?」
夕日「可能性の一つしてね。それに…いやなんでもない」
美沙希「???」
全員が舞台裏に来てスタッフに詳しいことを聞いていた。
スタッフ「申し訳ありません。今日はこれで解散にします」
全員がわけもわからないまま解散した。
俺もその場からすぐに離れた。
タクシーを呼び事務所一旦帰った。
事務所内(俺の部屋)
ベッドに寝転ひ美沙希は椅子に座っていた。
夕日「別にソファーでもいいのに」
美沙希「いえ。こちらで十分です」
そこからしばらく無言になった。
沈黙が続きそれを破ったのは美沙希だった。
美沙希「これからパスパレはどうなるんでしょうか?」
夕日「おそらくこのままじゃ無理だな。俺が1人この状況を変えてくれそうな奴がいるのを知ってるけどそいつが動くかどうかだな」
日菜はおそらく傍観してるだろうし、大和さんや若宮さんはまだよくわかっていないだろう。
そうなると千聖か丸山さんになるけど千聖はおそらく今頃抜けるように言ってるんじゃないかな?
それに比べ丸山さんは研修生で3年やってるみたいだしやれることは全部やると思うからあの子次第だな。
夕日「そろそろ帰るか。そういえば美沙希の家ってどこなの?今まで送ろうとしたら断って来たけど」
美沙希「……」
夕日「いややっぱりいいや。そこまで気になってるわけでもないし」
美沙希「すいません」
夕日「気にしないでくれ。それじゃあ帰るか」
そこから帰った。
次の日
学校も終わり仕事があるので事務所に向かった。
事務所の廊下で千聖とスタッフを見た。
大方抜けさせてくださいって言ってるんだろうと思い部屋に向かい準備をした。
美沙希「そろそろ時間ですよ」
部屋に入って来た。
夕日「そろそろ行くか」
今日は雑誌に載るための質問をいくつかされるみたいだ。
現場に行き質問をいくつかされた。
それ自体は大したことなく終わった。
その帰りに事務所の一室から声が聞こえて気になったのでドアの前で聞くことにした。
一室
彩「練習しようよ。もうあんな風にならないように」
日菜「あたしは練習しなくてもできるんだけどなー」
イヴ「練習ですか。ブシに練習は欠かせません」
麻弥「練習することは大事っすね」
俺はここがパスパレメンバーの集まる場所と知り、場所だけ覚えてその場から離れた。
それにしてもあの中から千聖の声はしなかったな。
そう思い美沙希と部屋に帰った。
そこから帰る準備を始めて帰った。
次の日
パスパレの練習場所に行くと千聖もいた。
なんでももう一度ライブができると知りみんな喜んでいた。
そこに千聖がやってきた。
彩「千聖ちゃん。もう一度ライブできるんだって」
千聖「ええ、よかったわ」
彩「これも努力を続けてたおかげだね」
千聖の顔色が変わった。
千聖「あなたは本当に努力だけできまったと思っているのかしら?努力だけで決まるならあなたはとっくに研修生を卒業してるわよね?」
彩「けど努力しなきゃ」
そこで不穏な空気が流れた。
千聖「次の仕事があるからここで失礼するわね」
千聖は部屋を出て行った。
彩「努力することは間違ってるのかな?」
イヴ・麻弥「彩さん…」
見ていてなんだか嫌だったのでその場から抜け出した。
抜け出して見ると千聖が廊下を歩いていたので捕まえてさっきのことを聞いてみた。
夕日「千聖。さっきのは本心か?」
千聖「いえ本心かどうかで聞かれると半々ぐらいね。たしかに努力は必要だと思うわ。けれどなんでもそれのせいにするのは嫌いよ」
夕日「なるほどね。昔からこの業界にいるだけはある」
千聖「そろそろいいかしら?次の仕事があるのだけれど」
夕日「あ!悪い。ありがと」
そこで千聖と別れた。
そこから家に帰り寝ようとすると電話がかかってきた。
日菜「ゆうちゃんー今日いたのになんで何も行ってくれなかったの?」
夕日「俺はパスパレのメンバーじゃない。今の自分たちがどうしたいかを考えるんだよ。俺が答えを出したらそれはパスパレの問題であっても俺の答えになる。だから自分たちで考えないとね」
日菜「そっかー。わかったよー。おやすみ〜」
そういい電話を切ってきた。
次の日に丸山さんがあんなことを言うとは思わなかったが…
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