2018/6/30 文の被りなどの表現などを修正
2019/3/17 『誤字報告』での誤字修正完了
第1話『もしも私があの空に飛びたてたなら』
SAO事件 ――― 「完全ダイブ(フルダイブ)」というVR技術を活かしたマシン『ナーブギア』の性能を活かした世界初のVRMMORPG『ソードアート・オンライン』。完全なる仮想で構成された世界にてログアウト不能、ゲームでの死=現実での死に直結するデスゲームと化した事件。
2年かけてクリアという形で一通りの結末を向かえ、VRゲームは衰退するかと思われた。
しかし、運営パッケージ『ザ・シード』が登場・拡散され様々なVRゲームがリリースされた。SAO事件での危険性を忘れるかのように没頭するプレイヤーの数が増加の一途をたどっているらしい。
《五感で楽しめるゲームはプレイヤーを違う人生へと誘う ―――》
「……現実とは違う世界」
何気なく見たテレビでのVRMMOのニュースにぽつりと呟く私。そんな謳い文句に誘われ、私『小比類巻 香蓮(こひるいまき かれん)』は淡い期待も持ちつつ、そのような非現実的な世界に憧れと興味を持った。
思い立ったが吉日、実家から早めに切り上げ行動を起こした私はVRMMOゲームへログインする準備が終えていた。
《コヒー、インストール終わった?》
「うん、ログインできるって」
通話しているのは北海道にいる親友『篠原美優(しのはら みゆ)』。彼女は複数のゲームをやり込んでいるヘビーゲーマーで、VRMMOを始めようとしていた私にアドバイスをくれただけでなく、ALO(アルヴヘイムオンライン)というファンタジーの世界観のRPGを勧めてきてくれた。……美優の熱意に唯々愛想笑いしかできなかったけど。
《よおし、翅の生えた妖精となって冒険だっ! ……あたしのアカウント名は覚えてるよね》
「…覚えてる」
《ログインしたら最初に立ってる場所で待っててね》
「うん……」
《検討を祈るぞ。……あっちの世界でまた会おう》
美優をそんな口約束をすると通話を切る。寝室のベットに座ると、パソコンに備え付けられた2つのリングが並んだ円冠状の器具、フルダイブを行うためのVRマシン『アミュスフィア』を目の前に持ち上げる。
(これを被ってやるんだ)
今更になってこんな小さなマシンで違う世界が見れるのかと疑問に感じるがパソコンに繋げたアミュスフィアを頭に装着すると、ベットに横になり目を閉じる。
「リンク・スタート!」
そして、仮想現実へと入り込むための
――――――――――
【現実と理想の狭間にて】
気が付けば、暗く何もない空間に立っていた。夢のようだなと思えたけど自分の意識ははっきりしている感じがする。
《アルヴヘイム・オンラインへようこそ。最初に、性別と名前を入力してください》
「わっ!」
思わず声をあげてしまった。目の前にSFの映画で出てくるような空中に浮かぶウィンドウや合成音声からALOというゲームの世界に入るための”
合成音声の案内に従って、アカウント及びキャラクターの作成を開始する。
(キャラクターネームは……本名はだめだよね。それならもじって”レン”。被らないように綴りも…”LLENN”かな。種族は美優と同じ)
IDとパスワードを入力し、続いてキャラクターネーム。種族は9種類もあるだけど美優と同じ”
(そういえば……仮想現実の私ってどんな人になるんだろう?)
キャラメイクの最後の確認画面にて決定を押そうとしたが、自分が操作することになるアバターがどういう者になるか考えてしまう。
(アバター関連の細かい設定は……ない?)
脳裏に浮かぶ一抹の不安。登録内容を見返していても、アバターへの細かい設定は出来なさそうだった。
(……ここで指定できないってことはランダムだよね。もし、今と同じ大きいだけのアバターだったら……)
現実世界での私が持っているコンプレックス……それは長身であることだ。小3からどんどん伸び続け、19歳でなんと"183㎝"もある。それは昔から大女と馬鹿にされたり、自分に合う服がなかったり、それはいい思い出はないと断言していいほどだ。そのせいでどんどん無口になり、家族や美優みたいに親しい人以外との関係は疎遠となってしまっていた。
北海道帯広から上京して女子大に通っているが、エスカレーター式という環境も災いして友達作りに失敗し、無口で引っ込み思案で自分のことを表に出さないせいで人間関係のほうは今もうまくいっていない。
(どうしよう……どうしよう)
コンプレックスによる劣等感、それに生ずるトラウマが思い起こされて、心拍数がはち切れんばかりに高まってしまう。このままではアミュスフィアに設定された強制終了機能が働いてしまう。
『きっとコヒーも気に入るよ』
(……美優)
考えが堂々巡りする中、私はVRMMOに興味を持ったことを美優に打ち明けたことを思い出す。
『ゲーム仲間が増えるなんて本当に嬉しいよ!』
数少ない友人でもあり、いつも私の事を気にかけてくれていた。共通の趣味の友達になったことを本当に心から喜んでた。一緒にやりたいと後押しもしてくれた。
私がVRMMOゲームをやろうと決めた理由がなんであるかもう一度考え直す。
(……リハビリになるかもって、もう決めたんだ。”違う世界”で変わるんだ!)
美優の言葉で改めて決めると少し落ち着きを取り戻した。
(でも一つだけ……もしも神様がいたら、小さくて可愛いアバターでお願いします!)
私は目を瞑りながらキャラクリエイトに必要な情報を入力し終えたウィンドウの決定キーを押した。
《シルフ領への転送開始します。ご武運を……》
――――――――――
【降り立ったのは……】
合成音声のアナウンスの後、足元が消えたような疑似的な感触が私を襲う。それは、一瞬の出来事だったようで、騒めきたつ声が聞こえてくる。
「……わぁぁ~!」
私は恐る恐る目を開けたが、そこに広がっていた光景に先ほどまで怖がっていた気分が一瞬で吹っ飛んでしまった。
まず目についたのは一際高く立っている塔、その周辺に無数に立っている小さな塔と繋がっており一種の空中回廊と化している。ジェイドグリーンに統一された街並みに、中世の頃と思わせるの衣装に身にまとった人……いや、尖った耳・獣耳や尻の生やしている者、中に翅を生やし空を飛んでいる者さえいた。現実世界では決して見ることのない御伽噺のような光景がそこに広がっていた。
(ここがゲームの世界っていうの!? 仮想世界なのに、まるで夢の中の世界みたい)
ゲームの世界とは言え、もうひとつの現実とも呼べる再現性。アミュスフィアを通して流れてくる情報は仮想世界をもう一つの現実だと認識させるに十分であった。
(……おかしいな。なんか…いつもより視線が低い?)
現実世界での私はその長身から見下ろす形が当たり前の視線である。しかし、今は逆に見上げている形となっている。
あたりを見回していると緑色の髪や金髪、美優から聞いたシルフ族と思わしき特徴のキャラが大多数。あとは赤や青などのその他がまばらといった感じだ。
(シルフって長身のキャラが中心? だったら、今の私は!?)
観察してみるとシルフ族を思わしきキャラは長身が多いことに気づいた私はその違和感を払拭するために近くにあった鏡で私のアバターを見てみることにした。
「嘘っ!? これが私……可愛い。この子、可愛いっ!」
自分のアバターを見て周りの目を憚らず叫んでしまう。鏡に映っていた姿は身長150㎝にも満たない緑を基調とした服を纏ったチビな少女。華奢な体系で丸顔。髪はグリーンアッシュにショートカット。他の一般的なシルフ族と同じで尖った耳となっていました。
「うわっ、ちっちゃい!」
「男の子かな? それとも、女の子?」
「可愛い~。あんなアバターもあるんだ」
(可愛いって言われた! ……えへへ~)
口々に呟いてくる人々。それを聞いた私の口元は明らかに緩みきっていた。
「へいっ! そこの彼女!」
「え? (…うわぁ…綺麗な人だ……?)」
そんな中、唐突に話しかけてくれた声に私は振り向いた。そこに立っていたのは身長は160cm前後でロングのストレートな金髪のシルフ族の女性がいた。おそらく美人であると答える人が占める容姿をもっていた。背中には身の丈と同じくらいの大きさの剣を背負っている。
「珍しいアバター引いたね。ニュービーかな?」
「……えっと…えっと」
唐突に話しかけられしどろもどろしてしまう私。はて、この口調は?
「困らせちゃったかな? ごめん。実はさ、今日私のリアルでの友達がALOデビューでね。私と同じ種族を選ぶって聞いてたから探しているんだ」
『ALOデビュー』で『同じ種族』……初対面なのに気にもしないガサツすぎる口調、まさかね!?
「……美優?」
「へ?」
反応があった……このシルフ族の人って。
「コヒー…コヒーなの!?」
私の現実での呼び名で呼ぶ女性。間違いない、美優のアバターだ。こんなに早くに会えるとは思ってもなかったよ。
――――――――――
【空を自由に飛んでみよう】
「リアルネームはマナー違反だからね。ここでの私は『フカ次郎』って呼んでね」
「分かった。……私は『レン』って呼んで」
あれから騒ぎになりそうだったので憩いの広場のベンチに腰掛け、互いに紹介を済ませた。
「愛犬の名前だよね。って、なんで『フカ次郎』なの」
美優のアバター名にツッコミを入れる。美優…もといフカ次郎曰く、
子犬が飼いたかったけど不可能
↓
飼っていた文鳥が『篠原太郎』
↓
次男だから2つを組み合わせて『フカ次郎』
というのが命名の大本らしい。
「いい名前っしょ? ……嗚呼、フカ次郎や天国で安らかに」
フカ次郎のノリに呆れた笑いを浮かべる。
「それにしてもさ。追加料金払ってエディットしたのかな?」
「追加料金…エディット? 初期設定で全然出来なかったよ」
「……ということは利用してない。運がよかったね」
フカ次郎からアバターのエディット機能が課金ありだが可能だという事を聞いてしまう。どうやら、私は手心なしの完全ランダムで理想的なアバターを引いてしまったようだ。
「ごめん! コ…レンが身長のこと悩んでいるってすっかり忘れててさ。ちゃんと説明しておけばよかったよ」
「ううん、いいよ。こんなに可愛いアバター引けたから、キャラメイクで気が付いて心臓バクバクとしてたけどね」
「寛大な御心……感謝したく存じ上げる」
平謝りするフカ次郎を私は許した。自分の責任ではないし、実害はないからね。それを聞いたフカ次郎は安堵の表情を浮かべる。
「レンのALOデビューはこうして果たされたわけだけど教えることが多いな…まずは、空飛んでみよっか」
「空を?」
"よく出来た仮想現実"を五感を使って体験するにはALOのセールスポイントである飛行が一番らしい。そうフカ次郎が説明に付け加える。せっかく、この世界に入ることもできたし私はその提案に乗ることにした。
街の近くの中立域と言われる場所に繰り出した私はフカ次郎の指導の下、飛行訓練をすることにした。
「えっと、チュートリアルは…」
「あんなのやんなくてもいいよ。そんな事より実際にやってみよ」
フカ次郎に促されてチュートリアルなしの訓練となってしまった。最初は左手を握るような形にすると現れる専用のコントローラーによる練習を行う事にした。
「ふ…フカ次郎!」
「あはは…この世界での私等は妖精だ。だから、翅が付いてて当たり前なのだ。レンにも生えてるよ」
フカ次郎の背中に透き通る緑色の翅が生えていた。それに驚いた私だったが背中を見ると同じような翅があった。
ウィンドウの説明文を見ると、手前に引くと上昇、押し倒すと下降、左右で旋回、ボタン押し込みで加速、離すと減速らしい。
「ま、最初はこんなものだよね」
黙々と練習。徒競走ではビリな私だったけど、ふらつきながらもなんとか様になってきた。
「よし、次のステップだ」
現場主義のフカ次郎の手によって次のステップへと進む。随意飛行と呼ばれるコントローラーなしでの操作を教えてくれるらしい。
「これが出来れば空を飛ぶことがもっと楽しくなる」
「いきなりは難しいよ」
「試練を乗り越えてこそ、勇者は成長するのだ!」
「勇者じゃないし……」
「ま、同じシルフ族から聞いた感覚を養ういい方法がある。背中貸して」
くるりと体を半回転させ背中を貸す。フカ次郎が背中の肩甲骨の少し上に手を添えた。
「今触ってところから、仮想の骨と筋肉が伸びていると想定して」
「う~ん」
「イメージの問題。『動けええええええ!』と念じながら動かしてみるのだ」
どこのキャラクターだよと思いながら、フカ次郎の言う通りのイメージを意識し、4枚の羽を動かそうとする。少しづつだがぴくぴくと小刻みに震えてきた。
「もっと強く」
さらに強く羽が振動し始める。それが一定になったところで、
「よし、鳥になってこい!」
イイ笑顔をしたフカ次郎がいきなり背中をどんっ、と思い切り押し上げてきた。
「ふぇ?」
リアクションする間もなく、私の体はロケットのように飛び出す。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「おお~、新記録~!」
あっという間に遠のいていく私。当の元凶であるフカ次郎は私が吹っ飛んでいく光景を面白おかしくあざ笑っていた。
――――――――――
【浮遊城】
あれからフカ次郎に捕まえてもらい。なんとか止まれた私はほっぺを膨らませてポカポカと八つ当たりをした。危うくトラウマが増えるとこだった。
それでもフカ次郎のレクチャーと反復練習で様になってきた。
「あのドンくさいコヒーがねえ。フルダイブの世界でここまで動けるなんてね。貴様…持っているな」
「一言余計!」
「まあ、友人から聞いた荒療治がここまで効くなんてね。そのおかげで自由に飛べるようになっただろ?」
「まあ、そうだけど……」
フカ次郎の感覚を養ういい方法は、シルフ族の中でも上位の飛行技術を持っている子から聞いたらしい。その子は、シルフ族の中でもトッププレイヤーに位置するほどの実力者ということだ。同種族ということで面識があるらしい。
「飛んでみてどうよ。レンちゃん」
フカ次郎のおかげでこうして自由に飛ぶことが出来るようになったわけだけど、悪い気はしない。彼女の言う『飛ぶ事の楽しさ』をその身をもって体験している。現実世界で同じような事は恐らく無理であろう。内心、それをこんな身近で体験できるなんて心が躍っているのは確かだ。
「フカ次郎、見せたいものって何?」
「それは見てのお楽しみというやつ…お、見えてきた」
はぐらかすフカ次郎に追随して飛行する。今私たちは遥か上空にいる。目的地はエルフ族の首都スイルベーンから少し遠い位置にあるということで適当な装備を見繕って遠出をすることになった。装備代はフカ次郎の奢りらしい。どうやら、実力行使の侘びのような形らしい。
目的地に近づくと、不意に、ゴーン、ゴーンと重々しく響く音が遥か遠くから聞こえてくた。それは雲海をかけ分けてその全容を晒してきた。
「わぁ…フカ次郎。あれは!?」
驚きのあまり言葉をうまく口にできない。そびえ立った大きな構造物。円錐形の物体で、幾つもの薄い層を積み重ねて作られているそれにフカ次郎は口を開いた。
「――浮遊城アインクラッドだ」
「あのソードアート・オンラインの!?」
ソードアート・オンライン、ある意味伝説となったゲームの舞台がそこにあった。VRMMOをやるための下調べをした際に私は知った。
「ただ飛んだり、お喋りしたりするってのも一つの道だよ。だけど、せっかく御伽噺の世界に来たんだから冒険するっていうのも一つの道さ」
「そうなんだ……フカはあそこを」
「うん、他のプレイヤーと攻略したいと思ってる。目標はデカいほうがいいってね」
「ここに連れてきたのは」
「レンにこの世界の事…もっと知ってもらいたかったから。うれしかったんだ。こうやって、レンと同じ世界を共有できるなんてね」
フカ次郎は明確な目的を話してくれた。フカは仮想現実の世界なのに明確な目的を持っている。
(フカ次郎…そこまで私の事を)
私はこの世界に来る最初の段階で理想的なアバターを引いて、それだけで舞い上がっていた。だけど、それ以上の目的は考えてもすらなかった。
(私に何ができるんだろう? 一緒にやってほしい?
親友の一押しがなければ、私がここまで来ることはなかったかもしれない。あの時、長身のアバターだったら、私はこのゲームを嫌いになっていたかもしれない。
(それが私が変わるためのきっかけになれば)
等と色々考えてみたが、もう少し我儘になってもいいかなと思えてしまった。
「フカ次郎、聞いてほしいことがあるんだけど」
「ん、どした我が親友よ」
「あのね…私、こうやってフカに色々教えてもらってここまで来れた。だから…もっとこの世界で楽しみたい! フカと一緒に!」
私は心で思ったことをフカに打ち明ける。フカはキョトンとした顔で私の事を見ていたが、
「先に告白されちまった~。……うん、一緒に冒険しようって誘うつもりだったけど、レン、私と一緒に冒険してくれないかな」
フカ次郎はにぱっと蔓延の笑みを浮かべていた。フカの誘いに私はこくりと頷いた。
『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のアニメ版にはまり、もしもALOデビューに成功してしまったらという構想の元、Twitterでも色々意見呟いていたのを元にして描いてみました。
ちょっと最後は力尽きた感が大きい……。
〈人物設定〉
●レン(LLENN) / 小比類巻 香蓮(こひるいまき かれん)
AGGO主人公。本作品では長身の美女アバターを引いてしまった彼女が理想的な『当たり』を引いてしまったという前提での香蓮(=レン)視点での作風となっている。
ALOアバターは原作とは違い、GGOのアバターをシルフ族化したもの。イメージとしては髪色をくすんだ感じとしてグリーンアッシュに、ALOに習い尖った耳にした。その他はGGOのものと変わりはない。
●フカ次郎(Fukaziroh) / 篠原 美優(しのはら みゆ)
レンのリアルでの親友でもありALOなどのMMOに誘った張本人。ALO時のアバターが原作では『エルフの美女』・GGOの際に『ちょっと胸がないのが気になるんだけど』という決定的なセリフがあった。それを反映しGGO時のアバターを大人に、さらにリアルの容姿も若干加えた感じにしてある。
武器は両手剣(原作ではライフルで敵プレイヤーを撲殺した時のセリフから)。
●シルフ族のトッププレイヤー = リーファ
フェアリィ・ダンス編ヒロインであるあの子である。フカ次郎がいつからALOをやっているかがわからなかったが、フカ次郎自身ALOではそれなりに知名度を持っている事・同じシルフ族ということで顔見知り程度には親交があったのではという設定。
続編用アンケート:ユウキに関して
-
原作筋語りのみ
-
原作+フカ次郎→レンとのガチデュエル
-
ゲーム版設定入りでもいいから本作品参加