カオス度どんどん上昇中↑↑↑
新たな始まり
広大に広がる宇宙。
それは途方もなく果てしなくその彼方にはなにがあるのかまだ誰も知らない。
そんな宇宙の果てで二つの星がぶつかり合っていた。
一つは禍々しいオーラを纏った邪悪な星。
そして、もう一つは純粋な輝きを放つ光。
両者は共にオーラをぶつけ合い、激しい戦いを繰り広げていた。
その中で邪悪な星は、不利と悟り逃亡。
光は、その後を追いかける。
二つの流星は、行く果ての星々を抜け一つの青い星へと落ちて行った・・・・・・・・・・
20XX年。
ロボット工学が異常な発展をしたことにより、ロボットと人間が共存し合っていく時代。
その中でここ数年、奇妙な現象が起こるようになった。
それはある特定の条件により引き起こされる歪み「ワームホール」が発生し、別世界のものがこちらに現れるという現象である。
このワームホールの原理については未だに謎が多く、巻き込まれてやってきた人間は数知れない。
この現象の被害に見舞われた異世界の住民への対応をするべく、世界政府は一部の問題因子を除いた被害者に平等に権利を与え、この世界で生きる資格を与えた。
未だにワームホールの原因はわからないが現段階においてこちらの世界で被害者は出ていない。
「ロックマン!今日こそ、決着を着ける!!」
流星が地球へと落ちた当日。ロックマンはフォルテと対峙していた。
この日は、いつもそばにいるチフユは、ライトとの話し合いでこの場にいなかった。
「こんな戦いはやめよう、フォルテ・・・・・いや、イチカ君。僕に君と戦う理由なんてない!」
「うるさい!」
ロックマンの言葉に耳を貸さず、フォルテは彼に向ってバスターを放つ。ロックマンはやむを得ないと判断しフォルテを掠める程度にバスターで攻撃する。当たらなかったもののフォルテはバランスを崩し、近くのビルに衝突する。
「グワァッ!?」
そこへホバーカーが飛んでくる。
「ロックマン!」
「ロールちゃん!」
乗っていたのはロールだった。隣では束が運転をしている。
「ロックマン、急いで乗って!」
「そうはさせない!・・・・なっ!?」
逃げようとするロックマンに攻撃をしようとするフォルテだったが肝心の右腕にワイヤーが絡まってしまい、動かすことができなくなっていた。
「ラッシュジェット!」
『ワオォンッ!』
ロックマンの指示でラッシュは脚部のバーニアを吹かせる。
「フォルテ、勝負は預けた!」
「くっ!」
ロックマンはホバーカーへと合流して去って行く。フォルテは悔しい表情を浮かべながらワイヤーを引き千切り、落ちてきたエレベーターをバスターで破壊した。
(・・・・・この借りは必ず返す!このままでは済まさんぞ・・・)
「きゃあぁあああ!!」
「あっ?」
下からの悲鳴にフォルテは見下ろす。
地上の方では自分が破壊したエレベーターの残骸が風船を持った幼い子供の真上にと落ちようとしていた。
「まずっ!?」
フォルテは急いで飛び降りる。そして、取り残されていた子供を抱き上げるとその場から離れて残骸に向かってバスターを連射した。
「はあ・・・・・・危なかった・・・・・・」
フォルテは、子供を降ろすとさっさとあっちへ行けというように手を振る。
「ありがとう!お兄ちゃん!」
子供は、無邪気に笑いながら親の元へと走って行く。親の方はフォルテのことを見ながら笑顔で頭を下げると子供の手を取って街の中へと消えて行った。
「ケッ!俺ともあろうもんがたかがクソガキ一人助けちまうなんてな・・・・・・・」
フォルテは、ため息をつきながら立ち上がる。そして、後ろを振り向くと見覚えのある3人組と目が合う。
「「「!?」」」
「?」
フォルテはイマイチ分からなかった様だが三人はドストレートに同じ名前を呼ぶ。
「「「い、一夏(さん)!?」」」
「あぁ!?」
箒以外には呼ばれたくない名前にフォルテは不機嫌そうな顔をする。しかし、三人の顔を見た直後、フォルテは思わず首を傾げた。
ツインテールでま〇板の少女。
赤髪の兄妹?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・お前らどっかで会ったけ?」
「「「えっ!?」」」
フォルテの言葉に三人は驚愕な顔をした。
一方、ロックマンたちは
「博士、一体何があったんですか?」
空中を移動中の車のモニター電話でロックマンはライトと会話をしていた。
『うむ、実はほんの少し前に宇宙局でこの星に隕石が落下してきたのが確認されたんじゃ。』
ライトは、隕石が落ちたときの映像と落ちたと思われる島の地図を見せる。
『この隕石には強烈なエネルギー反応があるらしくてな・・・・・・わしは何か嫌な予感がするんじゃ。』
「わかりました。今から僕が調査に行ってきます。」
『うん。それとできればその隕石も回収してきておくれ。』
「はい。」
通信相手がライトからチフユに変わる。
『ロック・・・・・』
「ん?どうしたの、チフユ姉さん?」
『・・・・・・・本当に良かったのか?ラッシュからスーパーロックマンの合体回路を外して・・・・・・』
「ラッシュの具合が悪くなった原因じゃがどうやらスーパーロックマンに合体するための合体回路が予想以上に負担がかかったことが原因だったんじゃ。」
チフユの誕生パーティが終わった後、ライトはチフユとロック、ロールにライトット。そして、いつの間にか馴染んでいる束に説明をしていた。
「しかし、お父さん。合体回路に欠点はなかったはずです。現に出力もパワーロックマン、ジェットロックマンよりもレベルを落としてありますし・・・・・・」
「うむ・・・・・・じゃが、元々ラッシュは、ワシが作ったサポートアイテムから発展して開発したもので元々合体による戦闘を考慮して設計したわけじゃないんじゃ。おそらく、前回の激しい戦闘の反動が今になって響いてきたんじゃろう。」
ライトは作業台で寝かせているラッシュを見て言う。
「博士・・・・・・ラッシュは一体どうなってしまうんですか?」
「今のところは休めば、また元のように元気になるじゃろう。しかし、また、スーパーロックマンとしての合体を繰り返せばその内、各変形機構に支障をきたし始め、最悪な場合は空中分解もあり得る。」
「・・・・・・・・」
ロックは寝かされているラッシュを見る。
「・・・・・博士、だったら合体回路を取り外せばラッシュの体に支障をきたす心配はないんですね?」
「ん?あ、あぁ・・・・ラッシュコイルやジェットはそこまで負担がかからんからな。」
「じゃあ、回路を取り外してください。」
「ロック!?」
ロックの進言にライトは驚く。
「ロック、そんなことして大丈夫なの?」
ロールはロックを見て言う。
「うん、だってラッシュがそんなことになったら嫌だもん。」
「でも・・・・・また、ワイリーが攻めてきたら・・・・」
「そうダスよ!スーパーロックマンなしで大丈夫なんダスか!?」
「確かにスーパーロックマンにはなれなくなるけど・・・・・・あれは持っちゃいけない力だと思うんだ。」
ロックは、深刻な顔で言う。
「もし、僕があのままフォルテ・・・・・・イチカ君の顔に直接攻撃していたら・・・・・・・」
「ロック・・・・・」
チフユは、優しいロックだからこそあまりにも強力な力は持ってはいけないのだと思っていたのだと悟った。
「偉~い!」
そんなロックの頭を束はスリスリ撫でながら褒める。
「えっ?」
「偉いよ君~。普通だったらもっと強くなるように考えるのに・・・・・うん!束さん、感心したよ!そういう考えを持つ君に!」
束は太鼓判を押すかのようにロックに言った。
結局、この後ラッシュの体から合体回路は取り外され、事実上スーパーロックマンになるための術は失われた。
「うん、現にラッシュもすっかり元気になったし。取り外してよかったと思うよ。ねっ?ラッシュ。」
『ワンッ!』
後ろの座席に座っているラッシュは元気に返事をする。その姿を見てチフユはホッとしたようだった。
『そうか。じゃあ、気をつけて行ってきてくれ。それと・・・・・無茶はしないようにな。束、お前もあまり出しゃばらないようにな。』
「分かってるって!ちーちゃんは心配性だな・・・・・・・では、行こうか!隕石調査へ!」
通信を終え、車は現場へと飛んで行った。
スーパーロックマン・・・・・・・なんでゲームで出てこなくなったのかいまだにわからない。
有賀先生の漫画だと後にカットマンがスーパーカットマンになったらしいけど。