「feverキタァー!!」
台が鳴らすは天使のラッパ
ジャラジャラ出てくる銀の玉
出てくる出てくる金になる結晶
「これで二週間は持つ!!」
台が玉を放出し始めてかれこれ10分経つが再びラッパが鳴った。
通路塞ぐほどに山積みされたボックスを店員が台車に乗せてせっせと運んでいた店員の顔には絶望が色濃く出ていた。
~1時間後~
「やぁー、出た出た♪」
「ま、またのご来店・・・・待つわきゃねぇーだろ!!!!!!」
満面の笑みで店を出てきた少女の手には分厚い茶封筒
恨めしそうにその背中を睨む店員が握る看板には
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ビリビリ娘殿堂入り!! ┃
┃当店入場お断り!! ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
と書かれていた。
~ゲコ太の解説コーナー~
そもそも学生が何故パチンコ出来るの?
そんな疑問をスパッと解決!!
【学園都市】にも裏はあるんだゲコ!
【裏】と言っても後々出てくる暗部とか研究の闇とかマジでガチモンの物ではないんだゲコ!
ここで解説する【裏】とは所謂、ヤクザやマフィア、薬や裏金、賭博や出会い系みたいなモノなんだゲコゲコ!
学園と言っても都市
都市と言っても学園
学園である以上、健全な学生生活は重要!
都市である以上、大人達の娯楽も重要!
【学園都市】なんて名前にしたあげく、更に独立国家みたいなポジションにしちゃったもんだから、外の街より規制が面倒臭くなっちゃったんだゲコォ・・・
【学園】ばかりを重視しちゃったら集められる大人は聖人君主のような絶滅寸前の大人ばっかりだけど、実際そんな大人は中々居ないし、それが可能なら原作は木原とか、木原とか、糞爺こと木原とか居なくて平凡な学生ストーリーだったはずゲコ!
逆に【都市】ばっかり重視したら利権争いや権力争い狙いの不埒な大人や邪な大人所謂、木原とか、木原とか、木原な糞爺しか集まらなくて原作は開始早々詰みのハードモードまっしぐらだったはずゲコ!
そこで創設者達は両方をいい具合にミックスし、【学園都市】を作り上げたんだゲコ!
結果、非常にグレーに近いグレーな街が完成した訳だゲコ!!
此処からが皆が知りたい答えだゲコ!
中間を取った【学園都市】では居酒屋やパチンコ等の未成年お断りなお店には外よりちょぉーっと厳しいルールと違反時の罰則を課してるんだゲコ!
故に外より儲かり憎いんだゲコ・・・
そんな場所だからこそルールを破る奴も出てくる・・
人間ってヤツァ、救いようが無いぜ・・って奴だゲコ!
今回はパチンコで仕組み解説だゲコ!
基本的に非申請なパチンコは短期勝負を掛けてるゲコ!
客層は子供から大人まで全世代をターゲットにし、期間はアンチスキルやジャッジメントの強制調査まで!
子供は悪いと言われりゃ手を出したくなる好奇心の塊で、大人は・・・今さら言わなくても分かるはずゲコ!
しかも、金持ちが多い【学園都市】では下手な大人より子供や学生の方が沢山の山吹色の紙を持ってるゲコ!
後は店側の努力次第だゲコ!
今回、御坂美琴が訪れたパチンコは台数が150で激甘な設定が15台あると公言し、その15台にイカサマはないゲコ!
5000円以上消費した客は二時間飲み放題!
休憩で台を離れる時は店員が必ずキープ
他にも表以上に色々サービスする事で客を掴むんだゲコ!
当然、儲かりは博打で強制調査前に閉店とかザラゲコ!
強制調査時期や客足など不確定要素多いから必ずリスクに見合ったリターンがあるとは限らないけど嵌まればウハウハも夢じゃないゲコ!
以上が今回の解説ゲコ!!
~ゲコ太の解説コーナー終了~
「第三位の糞ガキがこんな裏街でなにしてんだ?」
獲得したお金でアイスを買い、ルンルン気分な彼女に話しかける者が居た。
それは偶然か必然か、神の導きか悪魔の誘いか、原作ではハードでスペシャルなバトル繰り広げた第4位こと麦野沈利だった。
「誰?」
その問いかけに少女は間を開けずに返すが、それは麦野沈利にとって予想を遥か越える物だった。
なんせ会ったのは一度とは言え、それは学園都市のトップ7が集った会議の時。
周りは覚えるなと言っても自分達の事を覚え、目指すなと言っても目指して来る・・・それが学園都市のlevel5という肩書きだ。
それがまさかの「誰?」発言
「はぁ!? 三位認定されたときに他のlevel5と顔合わせした時に会ってんだろぉーがよぉ!!」
麦野沈利と御坂美琴の間にある大きな違い
それはlevel向上が指す意味と力への認識
故に美琴から見た彼女達の第1印象は「力もってウハウハしてる人」だった。
「・・・・・・・・・・1位?」
「1位は男だっただろぉーが!!! んでもって、アタシは女だ!!!」
普通なら断じて間違えない奴と間違えられた事で麦野沈利はプッチン♡ときた。
けしてプリンをプッチンした訳ではない。
けしてエーヴィバディプッチン♪を思い浮かべてはいけない。
だってプッチン♡という懐かしい音に反して今、美琴を襲うのは容器から解放されたプリンではなく、粒機波形高速砲・・・面倒だから簡略化しよう。
レーザーなのだから!!
「ひぃ!? わ、分かった!! 思い出した!! 麦飯ナンタラちゃんでしょ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・コロスッ!!!」
【麦】はあっていた。
その後の飯ナンチャン・・・そんな名前は居ない、断じて居ない!!
怒りの頂点越えたどころか、能力抜きにして自壊してしまいそうな程にブチ切れる麦野沈利に焦る御坂美琴。
そんな彼女はレーザー避けながら必死に考えた。
悩みに、悩んで出した答えとは・・・!!
「違うの!? じゃ、じゃあ道路標示ちゃん!! なんて言ったっけ!! えっとぉぉ・・・あっ!! 思い出した! アヘオホメーター!!」
誰?
もう一度書かせてくれ・・・それは、誰?
「だぁーかぁーらぁー、ソイツは1位の名前だってんだよ糞ガキがぁぁ!! 仮にアタシがソイツだったとして、そんな変態な名前名乗るわきゃぁ、ねぇーだろうが!!」
麦野沈利の意見は正か非か・・・
あえて言おう!! 【正】であるとっ!!
「本ッッ当にゴメン!!」
「謝られたらアタシがワリィみていじゃねぇーーか!!」
まるでコメディーのような殺し合い
解決する方法を必死に考えた美琴は丸投げした。
解決方法を考える事を放棄した。
そればかりか怒らせた側は怒ってる側に解決方法を考える事を丸投げしたのである。
「な、ならどうしろってのよ!?」
「大人しく死ねぇぇぇ!!」
当然の反応である。
「ムリィィィ!! 今度は名前間違えないから! ちゃんと覚えるから! なんなら300円あげるか!! もっかい、もっかい自己紹介してくださいぃぃ!!!」
さっき爆勝ちしておきながらなんてセコい主人公だろうか・・・どこぞの銀髪にそっくりだ。
しかし、この時は誰も知らない。
この馬鹿げた出会いが【御坂美琴】が【御坂美琴】として胸張るための第一歩になることを・・・