オルガイツカは勇者である   作:村田殿(ハーメルン版)

2 / 33
ここまで二次創作を描くのが難しいとは想定外だった(マッキー感)
キャラが少し変かもしれない。
これがオリジナルと二次創作の差ってやつか(ミカ感)




第二話 肉を食って帰るぞ!

「マクギリスじゃねぇか」

 

「ようこそ私の店へ」

 

うどん屋「モンターク」への扉を開け、まず目にしたのは生前色々とあったマクギリスだった。

 

容姿端麗で曇りなき金髪、スタイルも優秀と見た目だけならかなりモテる部類だ。しかし前世ではコイツの計画性のなさで俺達は鉄華団を失った。

 

「ん?何々。先生この人と知り合いなの?」

 

風が疑問を率直に聞いてくる。

 

「ああ、まあちょっとした腐れ縁ってとこだ」

 

俺は適当に返事を返す。

 

「ふふ、リニューアル初のお客様、いやお嬢様方だ。石動、村田、盛大に持て成してやれ」

 

「はっ、准将!」

 

「了解っす」

 

「も〜やだな〜お嬢様なんて〜」

 

風はマクギリスのちょっとした口説きにときめいていた。石動・・・確かマクギリスの側近だったか。

あいつが乗るモビルスーツの大剣のお陰でモビルアーマー「ハシュマル」を止めることが出来たんだっけな。

しかし村田?あいつは全く知らねぇ。

 

 

 

マクギリスから詳しい話を聞く為、俺達は事務室に入り話を始めた。

 

「・・・で、なんでアンタがここにいるんだ?」

 

「それを話すにはまず村田のことから話そうか。彼は君や私と同じ世界を旅する者。いわば転

生者と彼は言っていたな」

 

「転生・・・者?」

 

「ああ。別の世界の知識、記憶、経験。それらを持って世界を旅する者。それが転生者だ。

彼は生前その転生者を統括、及び先導する企業に所属していたそうだ。

 

君の感覚で言えば神様と名乗る御老人が私にとっては村田なのだ」

 

俺はあの爺さんが、マクギリスはあの村田って言う奴がそれぞれこの世界に呼んだってことか。

 

「彼はこの店の店員もしていたようだが店長が歳を取り亡くなってしまったため、私が店長としてこの店を引き継いだわけだ」

 

「なるほどな、大体読めてきたぞ」

 

「?、て言うかなんでチョコの人がうどん作ってるの?」

 

ミカお前話聞いてたのか?確かにコイツが人に飯を作る姿など想像もできないけどな・・・

 

「それは私の計画の為の資金調達だよ、三日月オーガス。

私はこの世界でバエルを俺の物にしてみせる。

そうすれば、俺の目的により近く・・・」

 

「マッキー、終わったっすよ」

 

調理が終わったのか例の村田って奴が来た。

 

黒髪短髪に飄々とした印象が残る残るスーツ姿の男だ。

 

「ども、自分村田、忍者っす。

オルガっち、ミカっち、よろしくっす」

 

「ん、ああこちらこそな」

 

俺達はは村田のハイテンションにやや押されながらも握手を交わす。

 

「自分は元々とある人物の護衛として忍者として働いてたっす」

 

忍者?ああ、武田とかいうやつの所にそんな奴はいたな。

 

「まあ今は別任務でこの世界の監視をしてるっす」

 

村田、コイツは一見ペラペラと秘密を喋っているように見えるが実際は肝心な事を言おうとしないように感じた。

 

「と、まあそんな感じでこれプレゼントするっす」

 

そう言って渡されたのはスマートフォンだ。

 

「こいつは?」

 

「ちょっとしたお助けアイテムっす。これがあれば大抵の事はなんとかなるっす」

 

確かにスマホってのは便利だがこいつが役に立つのはせいぜい電話の連絡くらいだろ。

 

 

 

「見ろ、純粋な旨さだけ輝きを放つあのうどんに彼女達は圧倒されれいる!」

 

事務室から出て見えたのはうどんに夢中な勇者部だった。

 

俺も後から食べ始めるがコイツは美味い。いい小麦粉を使ってるんじゃねぇか。

コシはやや硬いがそれがいいアクセントになっている。

 

「何だよ、結構旨えじゃねぇか」

 

「おかわり」

 

「ミカ?勘弁してくれよ・・・」

 

キュピ(胸倉を掴む音)

 

「いいでしょ?」

 

「・・・ああ」

 

もはや諦めるしかなかった。しかし後に財布の中身が足りない事に気付き俺はどうするかと頭を抱えた。

 

「ん?ああ足りないっすか?なら自分が立て替えておくっすよ」

 

「いいのか?」

 

「いいっすいいっす。どーせ自分の金じゃないっすし」

 

「すまねぇ恩に着る」

 

村田の機転により俺はなんとか難を逃れた。

 

 

 

 

モンタークを出た後、現地解散で勇者部の面々は家に戻り俺は一時学校に戻った。

俺は慣れたように自分の席に着く。そこには未処理の書類が結構な量あった。

 

「仕事が終わるまでは帰れないよ?」

 

「ああ、分かってる」

 

俺はミカに急かされ資料に目を通しは処理していく。と言ってもやる事はテスト答案の丸つけくらいだ。昔はこんな読み書きもできなかったもんだが、今はそれなりにはこなせるようになった。

 

そうだ、俺達が今まで積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかった。これからも俺達が立ち止まらない限り道は続く。

 

そんな事を考えていた時後ろから首筋に硬くあったかいものが当てられる。いきなりの事に俺は叫びをあげた。

 

「うおお!?オ、オルガ?叫び過ぎたぞ?」

 

当てられたものは缶コーヒーだったようだ。銃弾ではなくてホッとした。

 

「ハァハァ、なんだよ・・・」

 

「落ち着いたか?差し入れだ。」

 

俺に缶コーヒーを渡してくれたのは四十代くらいに見える金髪のおっさんだった。

 

見ようによってはもう少し若くも見える。何処と無くだが名瀬の兄貴を思い出す男だ。

 

「?、なんでタービンズの人がここにいるの?」

 

「タービンズ?なんだそれは?」

 

ミカも同じことを思ったのか素朴に疑問を訪ねた。だがコイツは名瀬の兄貴じゃねえ。

 

「ミカ、そいつは名瀬の兄貴じゃねぇ・・・。アッシュ先生だ」

 

あれ?俺は何でコイツの名前を知ってるんだ?間違えなく初対面の筈だ。何処かで会ったことがあるのかと俺は自問自答してみるが覚えはなかった。

 

「ま、まぁ人違いって事はあるだろう。あんまり煮を詰めるなよ?オルガ」

 

そう言ってアッシュは職員室を出て行った。

俺はマジでおかしくなってんのかもな、記憶にはないが名瀬の兄貴に似た声の先生・・・

どうやら俺の知らないところで何かが動いているのかも知れねぇな。

そんな事を考えながらもせっせと仕事を終える。

 

「さてと、帰るか」

 

「うん」

 

 

 

 

俺の足は自然と学校近くのマンションへと足を運んでいた。

8階建てのマンションの7階まで上がるのは流石にしんどかった。

後にエレベーターがある事を知った俺は軽くため息をつき自分の部屋へと入る。

中は生活感がまるでない。新築に近い感じだった。

生活できる最低限のものは揃っているが使用した後が見られない。

 

今日は色んなことが起きすぎた。

俺が学校の先生になっているとか

マクギリスがうどん屋をやっていたり

村田とかいう胡散臭い忍者店員からスマホを渡されたり・・・スマホ?

 

待てよ確か冬夜の奴はスマホであの爺さんと話していたことがあったな。コイツでもそれができるかもしれない。

そう思った俺は爺さんに電話を

・・・かけられなかった。

 

番号を知らないからだ。色々と聞こうと思ったが話せないのであれば仕方ねぇ。

 

色々とコイツで情報を調べようした矢先、一本の電話が来た。

しかし相手は村田とかいうやつだった。

 

「オルガっち、今時間あるっすか?肉を食いに行くっすよ」

 

時間を見ると既に6時を回っていた。食事には丁度いい時間で断る理由は何もなかった。

 

 

 

 

焼肉店に行くと既に準備を始めていた。

 

「突然呼び出してすまないっすね。今後のことの話を忘れてたっす」

 

そう言いつつカルビを5、6枚焼いていく。

 

「短刀直入に聞くっすよ?ここの世界どう思うっすか?」

 

「そうだな・・・正直平和過ぎてこれっぽっちも面白くねぇな」

 

俺達はこんなところで止まるつもりはない。成り上がる為にはどうすればいいか、まずそこを考える必要がある。

 

「平和っすか

・・・危険を犯してでも鉄華団は成り上がるつもりっすか?」

 

「ああ、決まってるだろ。俺達は鉄華団なんだからな」

 

「なら本格的に話すっすよ。まずは・・・この写真を」

 

村田が見せてきたのは白色の袋のような身体に、触手と巨大な口が付いている怪物だ。

モビルアーマーについてきていた小さい奴らに似た雰囲気を俺は感じた。

 

「これはバーテックスと呼ばれる人類の敵っす。もっとも普通の人には知られてない敵。

この世界は大赦と呼ばれる神樹様を祀る組織とバーテックスと呼ばれる敵が戦っていたっす。

時期にしておよそ三百年・・・

 

「厄祭戦か?」

 

「違うっすよ」

 

「何だよ・・・」

 

三百年という単語についつい反応してしまった。

 

「しかしここ最近になってバーテックスがまた攻めてくる動きが見られるっす。

そして神樹様は自らの力の一部を人に託し勇者と呼ばれる存在を生み出してバーテックスに対抗してるっす」

 

「勇者?まさかあいつらが・・・」

 

「ご明察っす。勇者部は人の助けになることを率先としてやるのが表向き。実際はかのバーテックスと戦う為に集められたメンバーっすよ。

バーテックスには通常兵器は通用せず、勇者じゃなければ対抗できないっすからね」

 

「待ってくれ、あいつらからは戦い慣れてる気配は感じられなかったぞ?」

 

「そりゃ本人達はまだ知らないっすからね。・・・そこでオルガっち、いや鉄華団団長殿。

勇者部に戦い方を教えてやってほしいっす」

 

言われてやるのはそう難しいものではない。だが腑に落ちないことがいくつかあった。

 

「聞きたいことがある。

まず俺は何で先生とかいうのになってんだ?

それと、記憶がおかしい点もだ」

 

「よく知ってる方法っすよ。

元々新任の先生になる予定の人のIDを団長殿に変えて勇者部顧問にしたっす。こうでもしないと団長殿が自然と彼女達に近づけないっすからね。

 

それとその為の記憶も睡眠学習で身につけさせたっす。

分かったっすか?」

 

「正直ピンとこねぇな。お前が何でそんな事をする?」

 

「上からの命令っすよ。自分は所詮伝言役の忍者っすから。

詳しいことは知らないっす」

 

本当に知らないような顔をする。こいつには脅し等をかけても無駄そうだ。

 

「それにこの件は無償って訳じゃないっす。

バーテックスを撃破すればちゃんと大赦から報酬も出るし、

人類を守る勇者の先生・・・って言うのは名声としてはこれ以上ないくらい立派なものだと思うっすよ。

そうすれば・・・

 

「王になる・・・地位も名誉も手に入るってことか」

 

「そうっすね。断る理由はないっすよね?」

 

人類を守る勇者の先生か、柄にもねえが王になる為なら何だってやってやる。

 

「ああ、ミカもやってくれるよな?」

 

今まで喋っていなかったミカに目をやると肉を頬張っていた。

 

「ミカ、お前話聞いてたか?」

 

「ん・・・ちゃんと聞いてたよ。

そのバーなんとかって奴を倒せばオルガは前に進めるんでしょ?

オルガが決めたことならやるよ」

 

ミカもちゃんと聞いていたようで少し安心した。

 

「じゃ、後のことは任せるっすよ」

 

「アンタは協力してくれねぇのか?」

 

「自分これでも忙しいっすからね。後は大赦から来る子に色々と聞くといいっす」

 

そう言って金だけ置いて村田は姿を消した。

さて肉を食うか・・・

 

 

 

その帰り・・・

「うぉぇぇ・・・」

よく焼けてない肉を食って腹を壊し俺は希望の花を咲かせた。

 

キ-ボ-ノ-ハナ-

 

俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!

だからよ、止まるんじゃねぇぞ・・・

 




ここまでオルガのチュートリアルです。
次回からはアニメ基準で書いていきます
友奈ちゃん視点をベースに描く予定です
それと今後村田さんの出番はありません
ついでに言うと宇宙海賊の出番も多分ないです
あれは出したかっただけなので・・・

あとラスカル味方にしようと考えたけど内容が思いつかなかったのでやめます
ダインスレイブだけ残して消えちまいな!(サーシェス感)

明宏とシノどうやって出そう・・・
風先輩と明宏、東郷さんとシノで組ませて戦う予定だが・・・
マッキーは当然二刀流の子と組みます
あれ樹ちゃんと組める人いなくね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。