つまりは編集力がないという事です
今回、そして次回も書いた自分ですらちゃんとストーリー及び設定関連把握しきれていない為
「なんなの・・・この話・・・」みたいな感じで読んでもらって結構です
どうせこの辺りの説明話は東郷さんがぶち壊す可能性が高いためです
なお今回及び次回に鉄華団と勇者部は出番ないです
今回のあらすじ
全国のうどん店を閉店に追い込むほどの旨さを持つ蕎麦店がついに開かれた!
その蕎麦屋のオーナー、ゴッド・オブ・ザ・そばキングの前に全国のうどん店が立ちはだかる!
そして今!
そばキングの脅威はモンタークにも迫っていた
急遽対決を迫られた店長代理兼店番の玉藻前とその下僕兼雑用係トド・ミルコネン!
特に出番もなくやられた石動!
存在していたのか・・・ライザ!(誰なんだよコイツは)
いつも頑張っているタカキも頑張ってるし、その妹フウカとアルミリアは看板娘として頑張ってるし、タカキも頑張ってるし俺も頑張らないと
モンターク商会の命運をかけた決戦の時を迎えようとしていた!
「はぁ〜〜良いよね若いってさ。・・・どうせ私なんて生き遅れた婆さんだよ〜アハ、アハハハハハ」
「良いよなぁアイツらは、好きな人同士で付き合えて。
どうせ俺なんか・・・」
風とミカが恋人になって三日が過ぎ金曜日となった。
お昼頃この三日間ずっと大赦で仕事をしていた春信は一息いれようとモンターク地下へと行き、食事ついでに風とミカが恋人になった事を桐生と万丈に伝えた。
その結果がコレである
桐生は奥の研究室へと引きこもり、万丈はその場で少しうずくまった後ポツリと聞いてきた。
「なあ春ちゃんは恋人いた事あるのか?」
「いえ、そういった話は大抵断っています。花凛の事が心配でしたから」
「そうか春ちゃんはいいな家族愛がしっかり守れてて。
俺は愛を自分で壊しちゃったから・・・」
「万丈さん?」
「いや何でもない、ないんだ。
それよりここ三日間村ちゃんの姿を見てないが何か知らないか?」
「村田さんですか?彼には少し仕事を頼んでいます」
「仕事、何だ?」
「14体目のバーテックスについての調査です。以前モビルアーマーと同時に出た三体目の双子座は神樹様の神託にもないバーテックスです。
この事態は明らかに大赦の想定を超えています。私達の知り得ない何かが動いていると思うんです。
その件について何か知りませんか万丈さん?いいえ黒い鳥」
「・・・知らないなぁ?初耳だぞその情報」
「知らないって、貴方ほどの人が知らない訳ないでしょ!?」
「ホントホント、俺は嘘はつかない主義なんだ。それにこんな場でわざわざ嘘をつく理由もないしな。
しかしそうだな、双子のなのに三体目か・・・
もしかしたらバーテックスにも隠し子って概念が有るのかもしれんな
俺のおばあちゃんみたいにさ」
「隠し子・・・ですか?」
「あんまり考えたくないけどさ、もしそんな概念があるなら奴等との戦いはまだ終わってないかもしれない。
考えうる最悪のパターンは奴等は倒されると新しい個体を作り出しまた攻めてくるって所だ」
「そうでない事を、切に願うしかないですね」
「・・・願うだけでいいのか?もし今の話が本当だったらまた戦いになるぞ?
もし春ちゃんにその気があるなら・・・悪魔と契約する勇気。
春ちゃんにあるかな?」
そう言うと万丈は背中の阿頼耶識から玉藻前の尻尾を一本出し、その尾の先に白い光球を乗せて春信の前に運んだ。
よく見るとその光の中には春信の機体であるデスティニーが映されていた。
「バーテックスに対抗するには神樹様の力を借り受けて戦う勇者か、ガンダムフレームに採用されるツインリアクターシステムによる圧倒的出力で叩き潰す。
この二択しかない・・・と思ってたんだがとある財団の協力である事実が判明した」
「財団?」
「財団R、村ちゃんが元々いた企業らしい。いや違うな、村ちゃんはそこからきた企業スパイだ。大方勇者システムがほしいんだろうよ」
「スパイだと分かっていて、貴方は野放しにしているのですか?」
「おばあちゃんが言ってた、上に立つものは清濁合わせ持てって。利用できる内は利用するさ。
で、肝心の方法だがMSに精霊を組み込む事で擬似的にだがMSの出力と合わせて勇者システムに近い性能を発揮する事ができる」
「そんな事が出来るのですか?」
「実際既にバルバトスがその実験に成功している。
もし命をかけてでも戦う気があるなら用意しとくけどどうする?」
「やります」
春信の答えは即答だった。戦える手があるならばと飛びつく勢いだ。
「決意は固いようだな?分かった、タカキ君に仕事頼んでおくよ。
だが一つ聞くぞ?何故そうまでして戦おうとする?」
「平和な世を作るためです、争いのない世界より幸せな世界なんてあるはずがないです。
私はその為に大赦に入ったのですから」
「なるほどなるほど、合格点だが満点じゃないな。
本当は妹の力になりたいからじゃないのか?」
「それは・・・はい、少し恥ずかしいですね」
「恥ずかしい?何を躊躇う必要がある?
妹の為に共に戦おうとする。
実に愛に溢れていて人間らしく素晴らしい理由じゃないか
その愛は大切にしておけよ、人間は愛がなければ死ぬ生き物だからさ」
「愛・・・ですか。では万丈さんにとって愛って何ですか?」
「そんなもんうどん愛以外無くしちまったよ。みんな俺より先に逝っちまったから
万丈の発言は彼に似合わない平坦なものだった。彼のハイテンション振りは悲しみを紛らわせるための振りでしか過ぎない。
次の喜びもまた偽りにしか過ぎない
「出来たよ〜眠い、寝る」
先程まで研究室にこもっていた桐生は何かを作り上げていたようだ。それを終えたら吸い込まれるように部屋のすぐ外にあったベットへと倒れこみ睡魔へと落ちた。
「来たかぁ!ふむふむ・・・最高だ!最高だよこの力で俺は世界を変えられる!
あは、あっはっはっはっは!!」
万丈のその狂気の様な笑い、それを影で見ていたガエリオとアインの姿があった
「マクギリス・・・お前は一体何をしようとしているんだ?その真意を見定めさせてもらうぞ」
「・・・ボードウィン特務三佐、何やら上が騒がしいようですが?」
万丈達が作り上げた物も気になるが上、つまりは店から何やら悲鳴のようなものが聞こえてきて二人は表へと出た。
その光景はまるで戦場とかしていた。
マクギリスの部下である石動やライザを含む数名が倒れていた。立っていたのは2名、万丈の精霊であり店番をしていた玉藻、そしてこの惨状を引き起こした仮面をつけた者だ。
「貴様か?この惨状を引き起こしたのは?」
「そば、そばそばそば、そばそばそばそば(そうだ、我が名はそばキング、うどんと人類を粛清するものなり)」
変な喋りと共に周囲にテレパシーとして言葉が伝わってきた。
彼(?)からは得体の知れない不気味なオーラが出ていた。
が、そんなものを払拭するようにあの機体が姿を現した。
「マクギリスゥゥゥ!」
何なの、この人達・・・