これも最近アニメが面白いって奴の仕業なんだ
そしてゆゆゆいでは刀使の巫女コラボ、外伝では神世紀168年ごろの巫女かつ敵登場ともう二期への設定と構想が滅茶苦茶になってしまった為、また構想考えるのにも時間かかりそうです
戦いを終わらせる為に力を得た
戦うための力、神力の力、ガンダムと呼ばれる力の象徴。
力には正義も悪もない。故にバーテックスの存在そのものは悪ではない。だが人類から見れば自分達の命を脅かす悪と映る。
もしも人類の味方となりバーテックスを倒すバーテックスが現れたのなら、それは果たしてバーテックスと呼ぶべき存在なのか?
人もバーテックスも戦うための意思があるのであればいずれは我が身・・・
けど人は戦いが良いというバーテックスのようにあってはならない
だからこそ戦うことは混ざり者である俺に相応しい
俺は誰も戦わなくてもいい世界が欲しかった
自分はどこまでも闇に堕ちてもいい
それが悪いことなど思わない、思いたくはない
そのためなら俺はもっと強くなってもっと彼女達を笑顔にして見せる
・・・彼女達の名前?覚えてないな。
「風先輩!」
巨人が樹海内に入って数分後、友奈は東郷と共に神樹様の近くへと向かった。その途中に巨人を追い越し数キロ離れた場所で勇者5人は合流した。
「友奈に・・・東郷。戻ってきてくれたのね?」
「・・・戦えるかどうかはまだ分かりません。でも私はもう逃げたりなんかするつもりはありません。この世界を、友奈ちゃん達との世界を守りたい。それが私のたった一つの望みだって気付かせてくれたんです。私の親友が」
「そっか。ならもう東郷の事は心配いらないわね。問題は・・・
風は見たくない物を見るように敵の姿を見る。バーテックスはもう一体しか攻めてきていない。その一体は自分達の100倍近い大きさをした巨人であり今までの自分の常識が通用しない相手だった
虹の膜のようなバリアで近づくことすら許されず触れた機体は動かなくなる。更に阿頼耶識付きのミカとマクギリスは機体と繋がっていた反動か意識すらもない状態だ
合流するまでの間に残った三機のガンダムとフルグランサが一斉射撃をしてみたものの傷一つつくことはなかった。
ただ唯一の弱点は足が非常に遅く敵が神樹様に辿り着くまでの時間はおよそ1時間。
それを見て玉藻は後方にいながら苛立ちの表情を浮かべていた
「あんなものを作って喜ぶか、バーテックスめ。つくづく奴以外とはウマが合いそうにない。
・・・さてどう出る?勇者達よ?」
「あの野郎どうなってやがる!?こっちの攻撃が全く効いてねぇぞ!」
「スーパーギャラクシーキャノンが効かないなんてそんなのアリかよ!?」
シノが放った虎の子のスーパーギャラクシーキャノンですらあのバリアを破る事はできず一同は打つ手に欠けていた。
「諦めるなまだ戦いは終わっていない!」
そんななかでも老兵は諦めることをしなかった。ミサイルとグラストロランチャーで一点を集中放火した結果バリアに一部ではあるが割れが見られた。
だがその割れは一瞬。数十年戦ってきた熟練の戦士がやっと気付く程度の時間しかなかった。
すぐ様貼り直されたが破れる事に気づいたことで彼の士気は下がることはなかった
「いいか!悲しみから皆を守る為には戦うしかない!
それが、ガンダムに乗る者の使命だ!」
「爺さん・・・そうだよなまだ何も終わっちゃいねぇ。まだ道は終わらねぇ、そうだろう?
ミカァ!」
オルガは通信でミカを呼び出すがそれに答えはなかった。
「ミカ!?どうなってやがる。風!ミカの様子を見に行ってくれ!」
風はオルガの指示を聞き激戦区を避け少し遠回りしながらミカの元へと急いだ
「なんて大きさよ、私の100倍くらいはあるんじゃないの?攻撃も効いてないしあんなのどうやって・・・
と風が愚痴を溢していたその時だった。
自分の上を何かが通り過ぎた。白い閃光は稲妻の如き速さで空を飛び雷が落ちるように敵に斬りかかった。
「マクギリス・・・なのか?けどあんな動きは・・・
オルガはバエルの様子がおかしい事に気づいた。いくら阿頼耶識で繋がれているとはいえここまで急行してきた速度は異常だった。
羽から青い炎が出てミカがモビルアーマーと戦った時と同じ速度でバエルは剣を斬っていく。
敵も反撃として全身から細いビームを無数に出すがバエルは間一髪のところでかわしていく。
「どうなってやがる?あんな動きでパイロットが無事なわけがない。おい!返事をしろマクギリス!?」
オルガの問いにマクギリスは答えない。それもその筈、今のバエルには誰も乗っていないからだ。
数分前・・・
「・・・やはりダメか?プラズマバッテリーが壊れている。いや・・・分解されている?
ダークハウンドの動力源を調べてみた結果機械そのものがまるで組立前の状態になっていた。調べても調べても埒があかずふとバエルの方を見ると赤い機体が近くに来ていた。
その期待は気絶したマクギリスをコックピットから引き摺り下ろすように脱出させ、手で回収すると落ちないよう気をつけながらデスティニーとダークハウンドがいたポイントへと向かった。
そこには後方から合流したキマリスの姿もあった
「マクギリス・・・それにお前は・・・
パイロットである黒い鳥は姿を見せず声だけをガエリオに聞かせた。最もその意味など分かるはずもないが
「ショビリェカジョファミュ(彼を頼む)」
言葉は分からないが気絶したマクギリスをガエリオに任せるように彼の機体の手からキマリスの手に移す。
その後彼はデスティニーに目を向ける。
「ボエバリャジュジャションエフォエ?ゾグギグボドザ?・・・ギジャ、ミョデュンロゴジュカフォムジャショデュブリョファションデョシェショ」
(パイロットがいない?どういう事だ?・・・いやまずは奴をなんとかするのが先か)
黒い鳥は自分の機体を走らせる
かの者の機体はバーテックスとして認識されている。言い換えれば彼が今までやってきた行動は仲間割れとしか思われていないのである
つまり、この状況下で接近戦を仕掛けられる二機目の切り札になる
しかし彼の目論はそれ程容易く成功しなかった
「・・・・・・」
目標へと一直線に走りモビルアーマーの分厚い装甲を抉り取ろうとバリアへと突っ込む。彼の機体であればバーテックスから見れば味方と思わせることができる。その認識ならバリアは彼を阻まない。
しかし巨人のモビルアーマーは黒い鳥を踏みつけようとに攻撃を加えだした。動き自体はノロノロとした動きだったため普通に躱せたがバリアをすんなりとは通してくれなかった。
黒い鳥は舌打ちと共に距離を取る。それは自分のこの戦場における優位性を失った自分自身に対するストレスのせいだ。
打つ手に欠けるこの状況、打開するのは誰一人として予想しない者達だった。
「電話?こんな時に・・・」
友奈はいち早くかかってきた電話に出た。非通知扱いのものだったがこの状況下でかけてくるのは大赦の関係者だと思い友奈は迷わず電話に出る
しかしその声色は大きく言葉遣いも大赦の人のものとは思えなかった
「おい聞こえるか!女!」
友奈はその大きな声に驚いてる耳からスマホを少し遠ざける。その声は周りにいた東郷達にも響いていた。
「わわ、なに!?」
「若い男の声?友奈ちゃん変わって私が話すわ」
東郷は友奈を威圧するような声にも屈せず友奈の電話を受け取った。
「聞こえているのか!」
東郷は一つ深呼吸を置き男の気迫に負けないようハキハキと答えた。
「聞こえているわ、貴方は大赦の人間じゃないわね。一体何者?」
「時間がない。貴様らに戦う覚悟と正義はあるのか!?」
男は早口で東郷の質問も無視して自分の話を押し通す。その声には不安と期待の二重の感情が込められていた
「貴様らに覚悟と正義があるのならそれを見せてみろ!」
そう言い放ち男は電話を切る。それと同時に上空から二機の機体が現れる。
一機は20メートル程の大きさで白を基調とした装甲をついている人型の機体だった。体のあちこちに三つ巴のマークを付け、その顔は鬼を連想させるものだった。
その機体はバエルのように二刀の太刀を抜き後腰部にある大小六枚の翼を展開して巨人モビルアーマーへと一直線に飛んでいった。
もう一機は前者の機体より一回り小さい龍を連想させる機体だ。上半身はやや暗い緑に下半身は白を基調としている。両腕には普通の腕とは別にバルバトスルプスレクスのような爪の形をしている装備を付けていた。
その機体は爪を前面に出すと腕がヨーヨーの様に伸ばし神樹の根を掴んで前へと飛び、腕が縮んでは伸ばしては掴んでを繰り返し進んだ。
「なんだあの機体!?ガンダムフレーム・・・じゃあねぇみたいだが・・・
「馴れ合うつもりはない。好きにやらせてもらうぞ!」
龍の機体はその爪を伸ばし敵のバリアへと食い込ませる。その威力は強く、まるで卵にヒビを入れるかの様にバリアにヒビを入れる
「今だ!一!」
「これが!正義の味方の一撃だぁ!!」
鬼の機体は二刀をそのヒビを広げる様に切り開き空いた隙間に刀を投げ入れた。その一撃で敵のバリアが消滅した。
「良し更にもう一撃!」
と勢いづいた鬼の機体は背中についている尻尾のようなものからビームサーベルを取り出し本体へと斬りかかろうとする
「これが俺の正義だぁぁぁぁ!!」
これで決まる、その場にいる誰もがそう思っていた。しかしその二機は攻撃の途中で身体が砂の様に消えていった
「なっ!?時間・・・ぎ・・・れ
結局彼らは何者だったのか。それは神すらも知らぬ人物、だがそれを知っている人物は後にこう言った。
「光が消えた」と
「何が起きたか分からねぇがチャンスだ!昭弘!シノ!爺さん!一気に決めるぞ」
オルガの号令で全機が攻勢に転じる。しかしこちらの余力はなく射撃では手数こそあるが決め手は既になかった。
そうなると必然的に頼れるのはバエルと黒い鳥が乗る赤い機体だ。
二機が左右から仕掛けて行く。バエルは二刀を脚装甲と装甲の間に入れては切り裂き、赤い機体はハンマーで脚を叩き進行を止める。
しかし巨人はただやられる訳ではなく肩の装甲が変形するとそこからミサイルの雨が降りかかる。
「っ!回避だ!」
オルガのところにもそのミサイルは来ていた。距離があったのと数が少なかったため回避は容易かったが本命のバエル達のところに来たミサイルは多くバエルは避けたが赤い機体は避けきれず左脚に被弾した。バランスを崩し仰向けに倒れる。そこを巨人は機会を逃さず踏み潰す。
5倍近い巨人に踏み潰されれば普通はそのままペシャンコになる。だが踏み潰す直前に巨人の脚は無数の小さな穴が空き崩れ倒れる。
赤い機体が使っていたスレッジハンマーが異形の変化をし巨大なショットガンへと変貌していた。
その武器はバーテックスのように沢山の星屑が集まってできたものであり、もはやガンダムどころか機械の枠を外れた存在だ。
「ボセゼドゾレ(これでトドメ)」
追撃と言わんばかりに脚の付け根だったものにスレッジハンマーを無理やりぶち込みまたショットガンの弾を炸裂させる。
オルガ達もこの気に乗じ残り少ない弾を使いはたす。
バエルが巨人の首を掻っ切り吹き飛ばした辺りでそのモビルアーマーは完全に動きを停止した
それと同時にバエルはモビルアーマーを討伐したためか青い炎は消え可動停止した
「勝った・・・のか?ハァ・・・ハァ」
「ああ団長、俺たち鉄華団の勝利だ」
「マジかよ・・・俺らあんなバケモノによく勝て・・た」
オルガと昭弘、シノの三人は満身創痍で意識が遠のき阿頼耶識が外れる
「我々の勝利か。だがまだまだ長い休暇は・・・とれそうにない・・・か」
そう言いながらも御老体には応えたのかプツンと緊張の糸が切れ眠りに入った
だが、まだ敵は残っている
バーテックスはそこにいる
だが彼は敵じゃない
バーテックスがここから出ていけば樹海化は解けて本当の意味で闘いは終わるのだ
しかしその期待は予想もできずに裏切られる
「な、何!?苦しんでる?」
赤い機体の様子がおかしい。頭がガクガクと震えてその場に倒れ込む。そして服に炎が付いてどうにか消そうと暴れる様にもがきだした
尤もその炎とはバーテックスの星屑そのものだが
「嫌な予感がする。全員気引き締めなさい!」
夏凜が号令をかけると東郷は銃を機体に向け樹も真剣に見つめた。しかし友奈は一人突っ込んで行った。
「友奈ちゃん!?」
「友奈!?ったく仕方ないわね!」
「夏凜ちゃん?」
「助けたいんでしょ?アイツのこと」
追いかけてきた夏凜の問いに友奈は頷く。例え悪人と世界から罵られようとも目の前で苦しんでる者を目の前で見て見ぬふりをするなど友奈にはできなかった。
「アイツのこと一発殴り返して目覚まさせてやるんだから!」
「なんだ!?どうなっている!?何をした真夜!」
「何をしたか?それは自分が良くわかっている筈。お前はあの巨人を倒す為に力を欲した、その結果この機体はバーテックスと同化しその本能が人類を絶滅させようとしているのだ。」
「っ、止まれ!止まれよ!」
「何を恐れている?お前は戦うための力をあれほどにまで欲していただろう?私はそれを叶えただけだ。感謝はされてもそのような目で恨まれる筋合いはないぞ?」
万丈と真夜は問答を繰り返すが話は平行線を辿る
そんな時でも勇者達は近づいてくるのであった
「やめろ、やめろ・・・やめろぉぉぉぉ!!」
彼の静止の声は機体に届かず降りることすら機体は拒否する。強力な武器となり得たガンダムは今は忌まわしく彼を縛る牢獄と化した
「出せよ!出してくれよ!俺は・・・なんの・・・為に?」
もはや自分が何者なのかも定かではない。
ただバーテックスを倒すこと、それだけが自分がここにいる理由だから
それを為せず、出来ず、ただうずくまることはできても彼の目には涙はとっくに枯れ果てていた
「(折れた・・・か。だが、大赦を恨みながらも一番大赦らしい行動をしたお前の人生は、見ていて愉悦だったぞ。人間という物は愛すべき愚かな存在ということがよーく理解できたよ)」
先に友奈が飛び出していたにもかかわらず夏凜は先行する。狙いは当然コックピット回り、何故いきなり暴れ出したのかは夏凜には検討も付かないが機体から降ろせば脅威は一気に落ちる。
樹海の根を生かして飛び回り真横からハッチを斬り開こうとする
「取った!」
しかしその動きは読まれていた。それどころか勇者に明確に敵対し夏凜の後ろに回りハンマーを振り下ろしてきた。阿頼耶識の反応にはついていけずそのまま叩き潰されそうになる。
しかしその攻撃は意外な人物によって弾かれた
「よっと」
突如友奈の後方から数十メートルはあろう棒が現れる。よく見ればそれは槍でありその持ち主はまるでテニスラケットでボールを撃ち返すくらいの意気込みでハンマーを弾き、飛ばした。
得物を飛ばされた赤い機体だがすぐに後方に下がって距離をとり右手を突き出すと星屑が集まりライフルの形をした武器ができた。
そのライフルを放とうとしたが今度は上空から一気のMSが邪魔をした
「銃なんぞ使ってんじゃねぇ!」
バルバトスが戦線へと復帰し自分は腕部200ミリ方でライフルを破壊する。バルバトスは更に追撃としてテイルブレードとメイスでまるでダンスでも踊る様に攻撃し友奈達から距離を離す。
だがそれをしていたのはミカではなくバルバトスだ。
「ちょっとミカ!起きなさいよ!」
コックピットの中に揺られながらも入っていた風はミカの方を揺る。ミカの様子を見に行ったはいいが気絶していて、なんとか起こそうとしてみたら勝手にコックピットのハッチが閉じてバルバトスは暴れ出したのだ
「残念だったな。英雄になり損ねて」
「待たせたねゆーゆに、にぼっしー」
「園ちゃん!?」
ここにきて大赦は最強最大の戦力である乃木園子を投入した。その右手には先程まで如意棒の如く伸びていた槍は通常サイズに戻り左手には丈夫そうな袋を持っている。
園子の登場に驚きつつも笑顔を見せる東郷に樹も合流したのを見計らって園子が袋の中身を取り出すと中には五人分の勇者システムが入った端末があった
「じゃ〜ん、新しい勇者システムの端末なんよ〜」
「新しい・・・勇者システム?」
「そうなんよ〜」
数分前・・・
「しーちゃん!」
大赦本部の司令室にて縛られていた静音の元に来たのは彼女の幼馴染の六社瑠璃、通称シャルは勇者服を纏った乃木園子の二人だ
この頃には既に侵入者の姿はなくあるのは新しい勇者システムの端末のみだった
既にインストール作業が八割方完了しており後は時間を待つばかりだった
「ん、ありがとうねシャル」
「お安い御用だよ。しーちゃんのためなら例え火の中水の中ってね」
シャルは静音の縛られていた縄を解き三人は彼らが残した端末を確認する
「これは・・・凄い。現勇者システムの4倍以上のパワーがある」
「厄祭戦時代のモノに似てる。でもこれは違う、数世紀先の代物・・・」
シャルと静音の二人は端末の最終調整を行った。二人がシステム構築に夢中になってる間園子は別の方角を見ていた
「まるで手のひらの上で踊らされるよう、・・・ん〜でも今はとりあえずアレをやっつけないとね〜」
「園子様〜これを」
シャルは少し軽い態度で園子に完成した端末を渡す。
「ありがとうね〜」
「気休めかもしれませんけど園子様なら・・・いえみんなと一緒ならきっと勝てますよ」
園子は新しい勇者システムの端末のバラの花に触れる。すると新しい勇者としての姿を現す。
既存の勇者服をベースにし、まず目についたのは白菫色の大きな四枚の羽だ。
空中戦すら可能にする機能を追加し更に脚には青
、両腕には赤と銀の装甲が付けられた
友達の魂を受け継ぎ、彼女は戦場へと羽ばたいたのであった
新しい勇者システムには満開を必要としていない。何故なら満開する必要がないレベルで基礎能力が向上されているからである。
その言葉を園子から聞いた一同は安堵しそして笑顔を見せ、その後覚悟を決めた。
たとえ散華に怯えることはなくとも戦うということに対する恐れは変わらない
何よりも戦う必要がない筈の相手は辛い。
それでも私は止まらない
もう一度会ってちゃんと話をしたい
その為に今は戦う、勇者としてあの人を救い出す!
そして戦局は動く。しかし悪い方向に。
「馬鹿な!あり得ん!あり得んぞぉぉ!」
新しい勇者として変身した友奈達はミカの元へと向かう。しかしその途中金属の塊二つほどが飛んできた
当たるようなコースではなかったがそれを見た時勇者達は冷や汗をかいた
なんせそれはrナノラミネート粒子が乗った赤い機体の太刀が切り飛ばしたバルバトスのメイスと左腕だったからだ
東郷の射程圏内に入ったときにはバルバトスは止めを刺されようとしていた
ガァンと機体が揺れる。オルガの意識は薄れていて眠りに入っていた。しかし何かがぶつかり意識は無理矢理覚醒する
「なんだ・・・?」
オルガが薄めで確認するとそれはバルバトスの左腕だった
「!」
その時オルガの頭の中には嫌な想像しか浮かばなかった。ミカがやられたという最悪な想定をしたくはないが想像してしまった
「ミカ・・・」
「待ってるよみんな」
そうミカが言った気がした。近くにはいない筈なのに。
「ダメだよオルガは俺は、俺達はまだ止まれない」
「ミカ、お前・・・」
「オルガが止まるなら俺もそれを選ぶよ。でもオルガが進みづづけるなら、どこへだってついて行くよ」
そんな事を言いつつもミカは止まる事を許さないような怖さと期待の目で見てきた
「ったく、お前はどうして俺を・・・止まらせちゃくれねんだ」
ガタのきてる体を起こしコックピットから一度降りる
近くにミカの機体はない。届くはずもない。
それでもオルガは叫ばずにはいられなかった
「何やってんだミカァァァァァ」
「!」
赤い機体の太刀がコックピットに当たる直前、ミカの意識は覚醒した。
尻尾を使い、振られた刀をコックピットスレスレでいなして躱す。
コックピットの左半分が剥き出しになりながら、その後尻尾が戻る勢いを利用して頭突きをかます
「ミカ!?」
「いいから捕まってて!」
頭突きされた勢いで赤い機体の方もコックピットの装甲が剥がれ落ちた。
そのなかには赤い炎に包み込まれ、囚われるように彼はいた
その姿を見てミカは舌打ちする
「もう・・・意識が・・・」
その姿を確認すると炎は無常にも彼を完全に飲み込んだ。
「あ、ああ・・・」
「友奈ちゃん!?大丈夫?」
もう助けられない。その事実が勇者達に衝撃を与える。
だがその衝撃を掻き消すかのように機体とそして神樹が強烈な光を発する
「(神樹め、随分と大胆な事をする。だが壁が破壊されている今、それを天の神が易々と見過ごすとでも思ったか?)」
光が消えて再び視界が正常に戻った時目の前には六機の赤い機体が刀を持ってこちらの様子を伺っていた
「これが、本当に最後の敵・・・。みんなで勝とう。勝って私達の勇者部へと帰ろう!」
友奈の号令に一同が返事をする
最もミカは何か強烈な違和感を感じていた
「俺は・・・コイツを知っている?」
記憶が混濁している。先程まで死闘を繰り広げていた記憶、それと別に目の前にいる赤い機体とは今初めて会った記憶。
ミカの脳内には同時に存在しない筈の二種類の記憶が存在していた
「ミカ?大丈夫?」
「・・・ああ。風!剣貸して!」
「ええ!私の力アンタに預けるわ!」
風が念じると20メートル級の大剣がバルバトスの右手に握られる。
「うん。丁度いい」
ミカはバルバトスの両腕と右肩で大剣を支え一機へ迫っていった。
それに続いたのは東郷だった。右腕を横に振ると地面より46センチ三連装砲塔が現れる
「主砲全砲塔、徹甲弾装填!友奈ちゃんと夏凜ちゃんは敵の目を引き付けて!」
友奈と夏凜が東郷に頷き回避重視で敵に近づいていく。
二機に狙われようともパワーアップした今の友奈達にはかわすのは容易かった。
「目標補足、距離600、照準誤差修正、プラス二度。超弩級護国輝光砲、斉射!」
東郷の声で砲弾が斉射する。二機とも狙いを定めたが一機は盾代わりとしてもう一機を犠牲にして難を得た。だが
「これで二つ目」
斉射で煙舞う上でミカのバルバトスは上空より重い振り下ろしをかまし潰すがように敵を撃破した
その場と少し離れた場所で樹と夏凛は一機を相手にしていた
「動きを封じます!」
樹が上空に飛び糸の嵐を降り注がせる。まるで鉄糸の雨の様に降ったそれはモビルスーツサイズの動きを封じるには十分すぎた。
「ナイスよ樹!はぁぁぁぁぁ!」
動きを制限された敵機体を夏凛はパワーアップした速度で四肢を切っていく
「ラスト!粉微塵となりなさい!」
そして胸元に隠れていたバーテックスのコアを新しく手に入れた刀身を伸ばす能力で機体ごと三枚に下ろし大きく切り裂いた
残り三機という中園子は全滅の準備を完了していた。園子は後方へと下がり自分の能力の確認をしていた。
その力は持っていた槍を地面へと刺すと根に吸い込まれていく。その後背中側の空から無数の穴が飛び出てきた。
「いっくよ〜総攻撃いぃ!!」
園子が両腕を前に振るうと穴から槍が一、十、百、千と飛び出て空を覆い敵を全滅する。
その様は滅刃の矛、敵に反撃する余力も体制を立て直す暇も与えない。それで全て倒した・・・訳ではなかった。
「あれは・・・人?」
赤きモビルスーツを六機全部倒し矛の雨の中から飛び出てきたのは自分らと大きさはそれほど変わらない人型のバーテックスだった。しかしその姿はすぐに形を変えて星屑が集まり腕となり友奈へと一直線へ向かった
「友奈ちゃん!」
「大丈夫!」
その動きを見切ることはできた。だが避けずにカウンターを食らわせようとしたのは間違いだった。
バーテックスは友奈を喰うかの様に腕に食らい付いてきた。
「友奈ちゃん!?っ取れない!?」
東郷、夏凛、樹、それにバルバトスから降りてきた風はバーテックスを引き離そうと引っ張る。
だがバーテックスは千切れもせず友奈の右腕に張り付いた
「うぅぁぁぁ!!?」
友奈は悲鳴にもならない声をあげる
そしてそのまま樹海化は解除されるのであった
正直最後の方はとりあえず投稿しようとした為かなり急足で書きました
あと真夜のモデルはマイルドになったエボルトです
二期では彼(?)に大活躍してもらう予定です
余談ですが二期への布石の為次の更新は序盤の大幅加筆修正になると思います