トゥエイル洞穴の小天蓋   作:灰の熊猫

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やったりゃいいんでしょ

「……いや、あの……ええ……?」

 

 結晶の崖、広々とした大空洞、古来の石扉。未知の物が次々と見つかる未踏のこの地の底でなら、もはや竜が居たとしても驚かないだろう。

 そう固められていたアイシャの想いは、目の前で轟音と共に流れ落ちていく大量の落水の存在によって、文字通り霧散させられ絶句せざるを得なかった。

 滝だ。細かい砂粒が上から落ちてきているとか、そんな事は無い。降り落ちてくる水飛沫の霧が服・肌・髪を絶え間なく濡らし、その存在を証明する。

 再び体が濡れる事に意識は割かれなかった。それ程に、目の前に現れたモノは理解の外にある。

 

「――いけませんね、ぼけっとしてる場合じゃないです」

 

 呆けて理解を拒み続ける脳を起こすべく、額に拳骨を当てて奪われた意識を目の前の光景から取り返す。

 そんな事をした所で普段通りの平静さに完全に戻る訳でも無かったが、思考を止めるのはその場で二の足を踏むよりも尚悪い。再び視線をあちこちへと巡らせ、状況を分析する。

 足場を跳んで伝ってきた奥で見つけた滝。上から下、底へと落ちていく水の行く先は明かりの届く限りでは暗闇しか無く、滝壺へ水の落ちる音も聴こえない程に底は離れている――らしい。

 ハッキリと断言出来ないのは、落水による轟音が大きすぎて、それ以外の音が全く聞こえていないせいだ。可能な限り耳を傾けても、滝の落ちる音以外を拾えない。

 

「……ムリですね、こりゃ」

 

 滝は真横に広がる白い壁の様に見えたが、正確には右側奥の宙から左側手前の壁際へ向けて落ちてきている。滝が掠めている壁際は、飛沫の先に足場らしき物が見えて水を弾いていた。

 その部分だけをじっと注視する。壁際の水飛沫は不規則に薄まり、その瞬間だけ見える向こう側は、少なくともアイシャが立つだけのスペースはあるように見えた。

 しかし、その道への間を滝の飛沫が阻んでおり、滝手前の足場より遠くに離れている。そこへ渡ろうとするなら、遮っている滝の壁を避けては通れない。

 足場の間は――滝が邪魔でざっくりと推測するしか無いが――十メートル近くは離れており、ただ跳ぶだけではまず渡れない。

 となれば、鈎付きロープを引っ掛けて向こうへと渡る必要がある。が、上から(なだ)れ込む飛沫と風の流れは絶える事が無い。

 ロープをそのまま投げても狙いは逸れるだろうし、仮に上手く鈎が刺さった上で移動しようとしても、宙でアイシャの体が滝に流されて落ちるのは想像に難くない。考えたくもない末路だ。

 

「うん……うん。まずは冷静に、確かめましょっか。うん」

 

 完全に行き先は塞がれている。しかし、まだ”そう見える”というだけだ。

 可能性を探る。小石を今いる足場から拾い、行く手を遮る滝飛沫へと軽く山なりに放ってみる。

 しかし小石は、飛沫の壁に届く手前で失速した。上方から落ちてくる水気と大気の流れを受けた小石は、その勢いに乗って谷底へと落ちていく。

 続けて、その奥に僅かに見え隠れしている先の道へと届くよう、二つ目の小石を強く投げつける。先程とは異なり真っ直ぐに空気を裂くような投石は風のベールを破って滝に入り――消えた。

 正確には、一瞬で影すら無くなった。滝の激流に呑まれた小石は、その瞬間に軌道が真横からほぼ垂直に変えられ、見えない程の速度で落下したのだ。

 目にも留まらなかった小石の動きを疑い、思わず三投、四投と出来る限りの力で滝へ石を投げて確かめる。しかしそのどれもが滝を突き抜ける事は無く、同様に奈落へと消えていった。

 ”無理に行けばこうなる”とでも語る如き小石達の末路に、目が細まる。水気を浴びている体は濡れており寒いほどだったが、思わず汗が流れた様な錯覚を覚えた。

 

「――幻覚じゃあないですね!」

 

 笑った。笑うしかなかった。

 この空間の生み出した幻覚であって欲しい、そんな願いの篭ったアイシャの投石は、確かに実在する滝の圧力に退けられて、崖底へと落ちて失せた。

 っていうかなんでこんな場所に滝なんてあるんですか。まるで進まない思考が、再び原点へと戻ってくる。この場で見掛けた水場など、ここに来る際に渡ってきた地下水流ぐらいしか思い当たるものが無い。

 しかし、地下水流はいいとこ小さな沢や瀬と言う程度の水量だった。あの水流がそっくりそのままこの場へ落ちてきている、と言うには目の前の滝はあまりにも大きかった。

 自分が見た水流とは一致しない、壁の如き水量。考えられるのは――

 

(他にも水流があって、全部ここに流れ落ちてきてる、辺り……?)

 

 一つ見掛けた物が、別の場所にもある。そんな単純にして明快な結論でしか、アイシャは目の前の滝の原因を考えられなかった。

 地下水流は本来、帯水層と呼ばれる地層――水分が飽和した状態で、地層をタンクに多くの水が留まっている場所――が表面化した一つの形に過ぎない。井戸から何度も水を汲み上げてもそう簡単には枯れない様に、帯水層は大量の水を地中で保持している。

 目に見える形で水流があった事から、この遺跡が極めて帯水層に近い事は確かだ。アイシャが見たものとはまた別に、ここから上層にある地下水がなんらかの形で流れ込み、下へと落ちている。そう考える(ほか)無い。

 

「で、どうしましょう、これ」

 

 一先ずの理由を付けた事でようやく冷静に戻った思考が、それが正しいか間違っているかは今この場では些細な問題である事に気付く。

 今大事なのは、アイシャが何処へ行くかだ。前に足場は確かに見える、しかし滝に身を投げなければ進むどころか、そこへ足をつける事すらも叶わない。

 投石すら通さぬ滝を跳んで突き抜けて向こうに渡るのは、ただの自殺行為でしかない。それならばと、壁際の真上へとアイシャは明かりを向けた。

 

「……無いです、ね」

 

 右側より壁の方へと水が落ちてくる関係上、壁際の上方は飛沫の影響が少しは薄れている。

 が、其処には道になる様な足場があるどころか、鈎をかけられる突起や凹凸すらも見当たらない。水に削られたのか、滝の通る横の壁は上から下まで、自然の丸さを残しながらも概ね平坦に均されていた。

 壁を伝って向こうへ強引に渡る、”まだマシ”程度に危険な手段(みち)も、そもそもの取っ掛かりが無ければどうにも出来ない。

 確認の為、見える上方の滝へ向けて小石を二度投げる。軽く投げた一投目は同様に弾かれるも、目一杯の勢いをつけて投げた二投目は軌道を下を曲げられながらも、どうにか滝を突き抜けていった。

 確かに滝の勢いは上の方がいくらか弱い。だが、それでも思い切り投げなければ石すら通れない程で、どちらにせよアイシャが通ろうとすれば、水を受ける面積を考えれば落ちる事は明白だろう。

 前は無理、上も道が無い、下はただの暗闇。思わず喉奥で唸るが、体内からの音すらも掻き消す滝の轟音に掻き消されて耳に届かなかった。

 困った。とても、困った。

 

「ぬぬぬ……あの出っ張りがもうちょい奥にあってくれれば良かったんですが……」

 

 諦めきれずに明かりを上方に向けたまま少しこちら側へ寄せれば、滝より手前三・四メートルほどか、二・三足分ほどの幅と大きさを持つ起伏が、明かりが届くギリギリの高い位置に一つだけ生えているのが見えた。

 しかし、起伏を足場に跳んだ所で助走も無しでは大した勢いもつけられないし、鈎付きロープを支点に振り子の様に勢いを付けるというのも、その足場から下部で揺られて跳ぶ以上、今の場所で助走をつけてジャンプするのとそう違いは生まれない。

 この場にある全ての存在が、アイシャを阻んでいる。それが結論だった。

 

「――っだぁー!なんなんですかもーっ!もうちょい横通ってくださいよーっ!」

 

 次から次へと分析によってアイデアが押し潰され、その憤りをアイシャは滝にぶつけた。

 滝があるのはいい。百歩譲っていい。しかし、道を遮る様に流れ落ちていくのは許せない。

 もうちょっと右に、具体的には十メートルぐらい壁際から離れてくれていれば、普通にあたしは悩むことなく通行出来たのに。そんな不満(おもい)を込め、滝に叫んだ。

 無論、そんな事をした所で単に自然のまま流れ落ちる滝が弱まる事も無い。そんな事は百も承知だ。しかし、こうやって責任を何かに求めなければ気が済まない。

 そんな八つ当たりすら、瞬時に滝が掻き消して消え去った。

 

(……戻るべき?どこに?)

 

 前へ進めなければ、戻るしか無い。しかし、アイシャは壁に沿って突き出た地形を足場に此処まで来たが、この滝を迂回出来そうな道など見覚えが無かった。

 かなり手前へと戻って、下方へと向かう足場では無く、上方へ向かう足場を探すべきか?しかし、この周辺の地形は奥に行くに連れて、立つ事の出来る場所が減ってきている。

 この滝の上を通れる様な足場が上に残っている可能性もゼロでは無いが、極めて薄い。何より、ここまで来ておきながら引き返すのが癪だ。

 それより前に戻るとなれば、石扉以外はろくな特徴も見当たらなかった大空洞になる。あそこで何も見つからなかったから此処まで進んできたのであって、それでは意味がない。

 

「上にいって堰き止め――勢い的にムリですね……」

 

 道が奥に見えている以上、やはり進みたいという欲は抑え切れない。

 滝を突っ切る・迂回する事が出来なければ、水の勢いそのものをどうにか出来ないかという思考になる。が、水源の出元や近い場所まで登り、大きな岩などで堰き止めるというのも非現実的だ。

 そもそもこの階層より上から、多くの水源がまとまって落ちてきているという仮定が正しければ、一つや二つ水流を止めるだけでどうこう出来るものでもないだろう。

 仮にこの階層の上で堰き止められる様な地点があったとしても、勢いを止めるだけの堰堤(えんてい)を作るに足りる程の岩を動かす道具も怪力も持ち合わせていない。近場の小石を積み上げて止められるとも思えない。

 自然そのものに逆らうという事は、とてつもない力が要る。やはり、滝が遮っているここを進む事など――

 

「……()()……?」

 

 堰き止める。逆らう。遮る。自身ではどうにも出来ないその三つの単語が、一瞬脳裏で繋がりを持つ。

 咄嗟に思考を回転させる。こういった考えのノイズに等しい”なにか”は、これまでに何度となくあった。

 直感が、喚いている。()()()()()、無意識がその兆しを頭に過ぎらせ、答えを求めて走っている。

 なんだ。何かあるのか、道があるのか、忘れているのか。それをただの”違和感”として終わらせない為に、アイシャは滝を見据えながらも、これまでの記憶を一から順番に高速で辿って回していく。

 水、水流、逆らう、”水ハネ”。しかしアレは水面を跳ねるだけで、滝を止める事なんて――

 

「――これだーーッ!!」

 

 思考を先取りして、結論が生まれた。()()()、いや、出来るかもしれない。

 確かにあの道具は水面を跳ぶ為に造られた道具だが、今アイシャの頭にはもう一つ、別の用途が思い浮かんでいた。

 確かめる必要がある、確かめるだけの価値はある。いそいそとアイシャは背負い袋を体の前に持ってきて、中身を漁り始めた。

 

  ◆  ◆  ◆

 

「……ぬ、ううっ……さ、さすがに、狭いです……」

 

 その手段を閃いてから十数分ほど。アイシャは今、滝より少し離れた手前・高所の狭い起伏の上にて、両足の側面をくっつけるようにして立っていた。

 結論から言うと、思いついたアイデア自体は失敗していた。が、完全な失敗でも無かった。ただ、不十分だっただけだ。

 それを完全な手段として成立させる為に、この起伏・この位置が必要だった。故にアイシャは、滝による飛沫を全身に浴びながらも、なんとかこの起伏にまで登攀してきていた。

 

「こればっかりは、失敗したら終わりですよねー……受け身とかで済みませんよねー……」

 

 高所から滝を見下ろす。これからアイシャの行く先は此処から少し下、まさに滝が落下していっているその場所だ。

 登る際に使った鈎付きロープを左手に握りながら、起伏から落ちないように左半身は肩から壁へ寄せている。右手にはワイヤーとロープを併用して()()()()を縛り付けた、即席の手甲があった。

 これでも()()する事は少し前に調査済みだ。あとは、やるだけ。

 

(タイミングが遅くても早くても、あの世行きですね)

 

 死を覚悟する。死にたくはない、それでも進むにはやるしかない。

 目蓋を閉じる。死を前に強まる動悸に対し、深呼吸をゆっくりと一つ一つ重ねていく。

 大丈夫だ、出来る。これまでも、ここまでも、運が悪ければ死ぬという状況は何度だって、それこそ数え切れないほどあった、遭った、それでも自分はここに()る。

 それに比べれば、今回は自分の力が絡むだけ遥かに良い状況だ。失敗するかどうかが他人にではなく自分に懸かっている、それなら五分以上には持ち込める。

 ――信じろ。

 

「……やったりゃ、いいんでしょうがぁっ!!」

 

 鼓動と迷いを落ち着け、アイシャは叫んだ。同時に左半身を壁より離す。

 続けて膝を軽く曲げて両腕を回せる限り後ろへ引き――溜めた力を、前方へ跳ぶ力に換えた。

 

「ひ――ぃ、ぃぃぁあッ!!」

 

 地を離れた体が、何も無い宙を跳ぶ。滝へと跳んだアイシャの軌道は、その手前で頂点となって落ち始める。

 加えて、滝に近づいた事により顔・肩・体全体が、より強い飛沫に打たれる。重力と上からの飛沫に打たれ、急速に奈落からの引力が身体全体を支配する。

 落ちる。落ちて行く。落ちて、逝く。

 

(もう、ちょっと……!)

 

 右腕を上に掲げ、滝へ向ける。視界の全てが、滝で埋まる。まだだ。あと、少し。

 右脚が先に、滝の端へと入る。勢いに引かれる。まだだ。掲げた右腕が、上から押される。

 今だ。

 

「跳べ、えッ!!」

 

 瞬間、魔力を巡らせて()()()()()に送り込む。それを吸い、()()()()()()()()水切踵が光の羽をその付近にのみ拡げた。

 二箇所に展開された小さな光翼は、今まさに水の只中である事を即座に感知し、その機能を働かせる。

 ――水面に近くなればなるほど、水切踵より生まれる魔力の羽は動きを早める。離れればその羽は徐々に弱まり、水気を全て弾き終えれば羽搏(はばた)きは一時留まる。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「――ッ!」

 

 右足の先に一瞬、確かな感触を感じる。足の周囲にあった滝の水を全て弾き飛ばし、その反動がアイシャの体を一瞬落下に抗わせる。

 それと全く同時に、右手の甲を中心に広がった光の羽が上から降ってくる滝に反応し、激しく羽ばたいてそれを弾き飛ばす。続いて落ちてくる飛沫に対しても、続けて羽は反応を返して拒んだ。

 その結果。アイシャの右手の甲の下に、滝の空洞(トンネル)が僅かに作られた。

 

「だ、ぁあーッ!!」

 

 右足から返された一瞬の反動を強く踏み締め、アイシャは虚空を蹴り跳んだ。

 上から落ちてくる滝の勢いは右腕の羽が傘となっていくらか防がれている。上方からの水気が落ちてこない以上、再び空を蹴るのに必要な水気(あしば)は薄められている。

 滝を右腕で防ぎ、それでも防ぎきれない飛沫が体を落とそうと打ち付けられる。身体が一時の勢いを失い、再び落ち始める。それよりも、先に。先へ。

 少しでも、前へ。身体を前へ進ませる為に、頭を下げて上体を傾けさせる。

 そして、視界が開けた。

 

「――あ゛っ」

 

 滝を抜けた。体勢を大きく崩しながらも、黒く広がった視界がそれを確信させた。

 だが、その先には暗闇のみが在った。左目、視界の端に壁際に沿っている目的の足場が見える。

 高所の起伏より跳んだ時、体が壁に当たらぬ様に僅かにアイシャの軌道は真直より少し逸れた。

 滝の中、タイミングを強く意識する余り、跳ぶ方向にまではそれほど意識を割けなかった。二つのズレが合わさり乗算された結果、アイシャは何も無い真っ暗な宙へと跳んでしまっていた。

 

「ぬ゛ぉ゛ぁ゛あ゛ーッ!!」

 

 前へ進む勢いが失われ、全身のベクトルが下を向く。

 重力に引かれるがままに、アイシャは落ちて行った。

 

  ◆  ◆  ◆

 

 滝の音だけが、その場に満ちている。

 先程滝の上側を突き抜けていった人間の影も、底の見えぬ闇へ落ちて行った悲鳴も、今は失われた。

 静寂だけが在った。滝は絶えず落ち続け、人の身では轟音と断じられるだろうものが満ちている、しかしそれこそがこの場に於いて自然であり、平常であり、静寂だった。

 それを破れる者など、此処には居ない。居る筈が無い。

 居ない、筈だった。

 

「……ハァーッ、ハァーッ!……ハッ、ハッ、はぁっ、はぁ、ほぁ、ぁーっ……!」

 

 滝の向こう側。人が立つに足りる足場――より、少し下。

 揺れるロープの先に、肩を小刻みに上下させながらも、なんとか滝に当たるまいと身体を縮めて丸くする、そんなあまりにも小さな人影があった。

 ロープの揺れが収まり、その荒れた呼吸が少しずつ落ち着く。滝に巻き込まれず、地面の無い闇にも落ちずに済んだ。その事を噛み締め、アイシャは体の震えを抑えつける。

 

「し、死ねんッ……!死ねますか、こんな事でッ……!」

 

 落下が始まった時、アイシャは滝の先にあった足場へ向けて左手に保持していた鈎付きロープを投擲し、尖端を足場へ引っ掛けて命綱としていた。

 狙った地点に降りれない事態も有り得る、そう想定はしていた。とはいえ、思った以上に体感と方向にズレがあり、滝を抜けた直後は想像外とも言える足場との距離に面食らい、気が一瞬動転した事は否めない。

 しかし、どうあれ自分は生きている。結局、それが全てであり、結果はそれだけだ。

 

「……あ゛ぁ゛ー……怖かったー……」

 

 慎重にロープをよじ登りながら、アイシャはこれまでの心労を全て吐き出す様に溜息を吐いた。

 




自然と知恵で折り合いをつけるのが人間

執筆ペースが変速機すぎて申し訳ないです。
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