また来て三角   作:参号館

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里の復興も表面上は進み、アカデミーも入学式を終え

アカデミーでテンに会うかと思いきや全然会わなかった。

まあ若干カリキュラムちがうし、第一学年2つほど違うしな、いずれどこかで会うだろう。

そん時はそん時だ。

とのんきに構えていたらうちはイタチに最近睨まれている…

ひえっ

 

あいつ流石うちはなだけあって顔がテンと似てるからちょっちひるむんだよな…

つか私、あいつと話したことねえからなんでこんな睨まれてんのかわからん…

なんでだ…気持ち悪いし関わらんとこ…

 

うちはイタチは、私も使っていた飛び級制度で、このままいくと1,2年で卒業できる速さで猛スピードで繰り上がってるらしいから、早々に私の前からいなくなるだろう

うちはイタチやベー

 

例え転生したって勝てねえよ

何だよイタチ様って…

どういう状況下で呼ばれることになるんだよ…

 

つか、ナルトにシスイノ目(カラス)仕込んだり

サスケに木の葉を守るよう幻術をかけるって

なんでそこまで予想できんだよ

まあ、そこまで持ってく為に色々発破掛けたんだろうけど…

にしたってサスケのあつかいェ

 

まあうちはは、うちはで解決してくれ

拙者真の目じゃい

ちなみにほうれい線はもうあった

 

 

―――

――

 

それから月日経ち

私は3年ほど通ったこのアカデミーを巣立つことを決意した。

卒業試験、実はいつでもやっている。

九尾襲撃で里の忍びが減ったので、下忍増し増しキャンペーン中なのだ

 

単位はもう必要科目は取れてるし、どうせ下忍になっても待っているのは修行とDランク任務だけだ。

時間はある

早めにレベルアップできるときにすべしと、かの予知予知歩きのお方も言ってることだし卒業した。

この時期に飛び級卒業したのは『うちはイタチ』と私『真の目サクヤ』だけだった。

 

だよねー!

1年で卒業なんてやばいことしやがるのイタチぐらいしかいないよねー!

そして九尾襲来の爪痕が若干残っている中、下忍昇格試験うける奴ってこうゆう奴しかいねーよなー!!

 

はぁ

…気が重い。

 

重めのため息をついてゲンドウポーズをとる私はさぞ隣のうちはイタチ君に異様に映るだろう。

教室の隅の席で先生を待つ私の空気は重い

だがこれがやってられんのだよ

もし、ここでこいつと同じ班になってしまえば死亡フラグたっぷりだからだ

まあ、原作でなんかうちは君なりに色々あったような気がするので(時間がたちすぎて私の記憶力ではカバーできなくなった。)多分なりえないが警戒する事に越したことはないだろう。

もし名前を知られ、仲良く何てなってしまった場合、私の死亡フラグは跳ね上がる(うちはイタチ里抜けの手助け要因として)

 

「あの」

 

やめてくれ

 

「あの、すみません」

 

ホントマジ辞めてくれ。

 

「俺、うちはイタチと申します。貴方は…?」

 

名前を名乗らないでくれええええええええ!!!

なんで?!すっげギラッギラした目でこっちに話しかけて来るんだけど?!

なんでだお?拙者何かした覚え全然ないお?この話しかけるなオーラ(ゲンドウポーズ)分からないお?!

駄菓子菓子

真の目たるもの名乗られたら名乗り返せ!!(血涙)

 

「…真の目…サクヤです。」

 

視線を向けず答えた私偉い

横でお花が咲いたようにわ~答えてくれた~なんて雰囲気出してるわっぱなんか知らん!!

しらんったら知らん!!

 

「あ、えっとその。今回飛び級卒業したのって俺たちだけだそうですね。一緒の班に成ったりするんですかね?」

 

なんだそれ、断固拒否だ…

 

「…多分ないと思うよ、基本上忍を入れたフォーマンセルで動くらしいから。ここに一人入れるよりバランスを考えて足りない所に補充する方が現実的だ。」

 

「あ、そうですよね」

としょんもりしている兎なんか見えない。断固拒否ったら断固拒否だ!!

 

 

丁度良くミカン先生達が「遅れてごめんね~」と緩く入ってきたので

 

「まったくです。」

 

と答えた。

ミカン先生は泣いた。

 

 

 

やはり班分けはイタチ君と別になるらしい

私はサザミが受け持つ中忍班に組み込まれることとなった

多分これは写輪眼の秘密漏らさないためにサザミが面倒を見る感じだな

サザミ乙

心の中でサザミをいたわりつつ予定されている集合場所へ私は向かった

 

後ろで少しわたわたしている少年を放置して

 

ごめんっ

私、実はちょっと君のサスケくんとの戦いの豹変ぶりが怖いからここは無視させて!!

うちはの顔面崩壊はネタとして見るにはいいが、あれは流石に生で見るのは怖い。

うん。関わり合いになりたくない。

君の赤ん坊姿は可愛かったが、今も可愛いが、君の未来は私には重すぎる

 

 

演習場に付くと丁度サザミ達が話していた

それぞれ自己紹介を進め、そこそこ会話も続く中々いい班になりそうだ

一応演習と称してサザミ対私達で戦ったがやはり負けた。

一応サザミも上忍なんだなと少し見直した

心を読まれたのかデコピン喰らったが、フッフッフ私も今宵から忍者、忍びのデコピンなどへでもねえや!!

と言いつつ今日知り合った医療忍者のカンヌ・エイガ君にたんこぶを治療してもらった

 

この班は防衛、中距離医療忍者のカンヌ君と、超近接戦闘の日向 マシロ君、そして何のとりえもない、又の名を器用貧乏のオールラウンダー真の目サクヤで任務を務めることになるだろう。

中忍昇格試験に必要なD、Cランクの任務を終えたらすぐ適当な班に入れて中忍試験出すつもりらしいサザミは鬼か悪魔だと思う。

彼の予知予知歩きでもそんなことしねえよ。

私にもう少し下忍ライフを楽しませろよ。

 

 


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