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D、CランクにAランクが混じってたなんて事も無く、必要最低限の任務数を、サザミのおかげでチョッパやで終えた私は、中忍試験に駆り出された
雷の国での試験だったが、流石にこんな鬼か悪魔のような所業をするのはサザミだけだったらしく、私のように下忍になって3か月もしないうちに中忍試験にひきずられてきた奴はいなかった。
同じ班員になった方々とひと時の交流を持って緩く参加した中忍試験の感想は、ホントに試験官によって内容全然違うのね…だった
ふつーにチェックシートのテストに(全部1とかやる気が無いにもほどがある解答しといた。だって、試験中仲間にそう言われたんだもん。)、班対抗迷路の中目があったら巴戦とかマジ私役に立ってねえ。
常に退避の隙を狙っていた私は煙幕係に徹していた。
おかげで煙幕玉すかっぴんだよ
試験だからと思って多く持ってきていたことを感謝するんだな!!
そしてそんな逃げ腰の奴が第2試験突破して一人で戦うとか死ぬる。
相手と適当に打ち合って降参しよーと思ったら何故かシード枠に入れられた。
うっ嘘だろハニー
現実だダーリン
もうサザミと視線で会話できちゃうほどラブラブな私達は
ありったけの呪詛をハニーに向けた。
視線で殺せるなら今確実にサザミは殺られている。
トーナメント戦の前、ひと月の休暇をもらい、本選に向けて修行することになったのだが、サザミ達は中忍試験の間班で任務があるらしく、忙しく構えないそうなので
丁度暇してた雲の里の、真の目棟梁(真の目はどこの里に行ってもいる。マジでいる。)に真の目流体術を教えてもらって来い
と宿をほっぽり出された
あぁ?!
って感じだが曰く、真の目流体術というのは私がアカデミーに行っている間、真の目のちびっ子たちが学ぶ近所の柔道教室みたいな位置的にあるらしく
門は広く、真の目以外の人もよく来るのだそうだ
お前はそれやんなかったし序に習って来い
だそうだ
『真の目の体術は流す体術なり
全てをいなし、流し、避けた先に力の矛先はある。』
と、長いひげを生やしたお爺さんに言われた。
全く持ってわからん。
基本朝昼真の目のちびっ子と爺さん婆さん達に混じって基礎を教えてもらい
夜の部にて応用をみっちり
みっっっっちりサザミ(分身が毎日送られてくる)に叩き込まれ
なんとか形にはなった
「お前、体術苦手すぎんだろ。今まで何やってたんだよ。」
凄いあきれた目を向けられたが
前世今世共に本の虫ですがなにか
とは言えないので
「ご存じのとおりです。」と返しておいた
ラリアットで吹っ飛ばされた私を見て、ピンポンが爆笑してた
「ねえ、これかたなくちゃいけない系?」
「あ?何言ってんだ当たり前だろ。お前真の目の家紋に泥を塗る気か。」
「えー真の目が、んな泥気にすると思うの?寧ろ先んじて泥を塗ってる奴大量にいんじゃん。」
「…何も言えねえ」
実は、真の目は奇人変人が多いと里中に広がっているので
葬式でどんちゃんしようが、2代目がべそかきながら真の目の藪に入って行こうが、大工の棟梁がメタくそ強かろうが、真の目のもやしが奈良家当主に引きずられようが、大体が『ああ、真の目ね』と納得してしまう。
今更、シード枠で初っ端クナイ弾いて棄権します!!といっても大した泥ではないのだ
「だが、まあ……お前の力を、サクヤの本気を、あそこで踏ん反り帰ってる雷影に見せてあげなさい。1回、それでいい。それだけで、木の葉の里の連中は安心するし、火影の力になる。そしてそれがお前の力になる。」
この人は真の目だけじゃなく、火影が、里が、世界が見えているのだろう。
最近霧隠の方で何かあったらしいし、今こそって時なのだろう
私という2代目の現身、うちはと千手の友好の証しが活躍するというのは
木の葉の、九尾事件からの復活を表す。
私がここで負けるというのは…いや、辞めておこう。自分で自分の重りを増やす必要はない
「木の葉に貸し1つね。」
そう言って私は闘牛場のようなコロッセオのような地に足を降した
「木の葉隠れが下忍、真の目サクヤ。いざ、推して参る!!」