久しぶりにサザミと任務が入った
サザミ班ではなく、他二人は前任の持越しらしく
任務に関しての情報は二人から聞くよう火影様から言われた
内容は木の葉の情報を草忍の間者に持ってかれたらしく
その情報を取り返す任務だそうだ
「その情報っていうのは物なんですか?」
「分からん、俺たちが発見したときはもう取引が終わった後だった。」
「じゃあ最悪その場にいたやつ皆殺しも有り得るな。何人だ」
「5人です」
「潜入にしては多いな…」
「内、木の葉に潜入していた草忍1人を尋問にかけて聞きだした情報によると草にそのまま帰るわけではなく迂回路を取って雨によってから行くそうだ、次の集合地点は―」
滝隠れの里
他里をそのまま集合地点に使うとなるとなかなか争いごとを起こしにくい
「滝に入る前に始末しましょう。」
「それがいいな。里に入られると後処理めんどくさいし」
増援が来る確率は少なそうだが、なんだかきな臭くなってきている
警戒しておこう。
「前方300m先チャクラ反応有!!額当ては確認できませんが人数から言っておそらく草の物と思われます!!こちらに気付いた様子は有りません!」
「先回りしよう。これ以上進まれたら戦闘中滝に入ってしまう」
「了解!!」
私と、日向の中忍の先輩を陽動に、サザミともう一人の先輩は気配を消した
「日向の先輩、前衛お願いします。中遠から援護します。」
「了解!!サザミさんの甥っ子の実力、楽しみにしてるよ!!」
甥っ子じゃねえつの
取りあえず言葉を飲み込んでそのまま突っ込んだ先輩を起爆符や手裏剣により援護する
未だ、下忍なのはきっとこういう戦闘に積極的ではないからだろうなと考え事をしながら援護を繰り返していたら、いつの間にか自分の背後に回られていた
「おい!!」
遠くから聞こえたサザミの声と共にハッとした私はとっさに腰の剣を抜き日向先輩に背を向け相手の剣を受け止めた。
「受け止めたのは外れだったな」
チャクラ刀か!!
焦った私は急いで自分の刀にもチャクラを流した
しかし、本当の外れはそこでは無かった
目の前の敵が私の雷遁のチャクラで黒焦げになる中
後ろから血が舞ってきた
「えっ―」
日向の先輩がやられたのではない
日向の先輩がやったのだ
私を守るように構えた、サザミを
右腕から血を流し、それでもなお日向先輩の猛攻を凌ぐサザミに圧され、私は少しずつ下がって行く
なぜ、何故先輩が
気付いた時にはサザミ共々木に打ちつけられていた
「うっっぁ」
頭の中には『何故』しか浮かばない
日向先輩の後ろには先ほどから交戦していた敵
そして、情報交換した先輩
頭の中によぎったのは幻術
サザミを守るように体を動かしつつ解の印を組む
何も起こらない、
草の間者とやり取りしていたのは今、木の葉にいる奴じゃない。
こいつらだ。
裏切りが、確定した。
そこからの記憶はほとんどない
サザミの話では
相手はサザミを狙っていたようで、私をおとりに使い里端まで追い込み、暗殺するつもりだったそうだ。
私はただ、同じ里の仲間2人を手にかけ、息も切れ切れのサザミをおぶって、草の忍びを撒き、逃げ切り、木の葉の門の前で倒れただけだった
殆どない記憶の中で、私は
死んで変化の解けたカンヌ・エイガと日向マシロを見つめる事しかできなかった
サザミに守られ無傷の私は、すぐさま新しい班に配属され
入院したサザミの顔もまともに見れず、また怒涛のような任務をこなす