今更だが、性質変化の話をしようと思う。
ナルトでは火遁⇒風遁⇒雷遁⇒土遁⇒水遁⇒…
というふうに強弱があり
一つないし、3つぐらいまでを主に扱う忍びが多い
性質変化には相性があり
例えばナルトは風遁、サスケは雷遁、火遁というように人によって扱う性質変化は変わってくる
私が主に使っているのは風遁
火や、水のようにチャクラ量がそのまま技の威力に反映されにくいのでチャクラ温存の為良く使う
風は空気がある限りどこでも使える。
水中戦にならない限り無敵だ(鬼鮫とは相性が抜群に悪いだろう)
次に使うのが土遁
此れも同じような理由で良く使う
只、空中戦になったら少しめんどいので風遁を使う頻度には劣る
そして最後に雷遁
刀に風遁をかけるとめっちゃ切れるが、雷遁は付加価値が大きいので、相手を無力化したい時などに良く使う。(暗部では使う機会は少ないが)
以上が私の性質変化だ。
と言いたかった
何故か、
いや、さすが2代目の血を引いているだけあって私は、陰陽遁以外全部使える。
良く聞いてくれ。
五大性質変化全部使える。
これが私を器用貧乏を器用貧乏たらしめているところである。
得手、不得手あれど全部使えるので、必要に応じて使い分けているが
使用頻度が高いのが上記の3つ
他水遁と火遁はちょっと色んな意味で大技を使えないのだ
私のチャクラ量は一般より少し多い程度のチャクラ量
そう、大して多くはないのだ
戦闘開始早々に、水衝波なんてつかった暁にはもうその日はチャクラはすかんぴん
戦線離脱するしかなくなる
それでは困るのだ。
遠足はお家に帰るまでが遠足
任務は里に帰るまで、いや任務報告が終わるまでが任務なのだ
そして私の最大の欠点
火遁だ
何故か火遁が赤やオレンジではなく、白い…
白い炎が出てくる…
まあ、言いたい事は分かる
皆までいうな。超かっけぇ。
だが、火の温度は赤から始まり、青、そして白と温度が上がる
私が全力で業火球なんてした場合…わかるな?
敵味方、土遁も水遁も関係なく、私の前方は跡形もなく散るだろう。
そして問題なのがここから
何故か私が火遁を使った後は、私から出る息や言葉はすべて白い炎に飲み込まれる。
何話しても出てくるのは白い炎。
ため息が白く燃え上がり前髪を焦がした私をみて笑ったのはピンだったかポンだったか
この珍事にもチャクラは使われ続けるので、そう多くはないチャクラをそれで使うのには惜しい
水遁の場合、自分の技で溺れてた可能性があると思うと、まだ火遁で良かったと思う
数分でこの事態は収まるが、忍びの戦闘中にその数分は痛いので
サザミと火遁の練習をした際「おまえ、それ、一生するなよ」
と真顔で言われたからにはうなずくしかない
ちなみに鼻からも出た
以上が私の性質変化の現状だ
他にも結界とか封印術とかあるが今のところ暗部の先輩のサポートも有りこれで間に合っている
火遁はピンの狐火で十分だし不便はない
でもやっぱり索敵系の術が欲しいな…
ということで、
アカデミーの図書館で索敵系の術でも探すかと足を運んだらミカン先生に捕まった
なんで捕まってるんだよってつっこみは今回もよしてくれ、私なりのミカン先生との良好な関係を築くためのコミュニケーションなんだ。
ミカン先生の話は長い
何かとどんくさく、外れくじ(私の担任)をひいたりと真の悪い先生だが、悪い先生ではないし、一応私なりに慕っているのだが
如何せん話が長い
お前は井戸端会議のおばちゃんかよと思うぐらい長いのであまり捕まりたくないのだ。
と、そこに顔に一文字の傷を付けた中忍とアカデミーで何度か会った事のある先生が通りかかりミカン先生を呼び出した
これはラッキーとその中忍にミカン先生を押し付けようとおもったら、どうやら呼び出したのはミカン先生の上司の方だったようで残ったのは私と中忍
まあ、予定は多少狂ったが図書館の方に行くかを踵を返そうとしたら中忍に声をかけられた
「あの、伝書鳩のサクヤさん…ですよね?」
「…」
出来ればその名で呼んでは欲しくなかったな…
つか狛犬の方は浸透してんの暗部だけなのかと少し不思議に思ったが
取りあえずその人当たりのよさそうな中忍に顔を向けた
「ああっと、名乗りもせずすみません!!私、うみのイルカと申します。俺、その伝書鳩のサクヤさんにあこがれててっ!カカシさんからも話を良く聞いていてて…って急にこんな知らない奴から話しかけられても困りますよね!すみません!!」
いっいるかせんせいだと?!
私が急な自己紹介に唖然としていると思ったのか謝りだしたイルカ先生
何か喋らねばこれは収まらんと思い私も口を開く
「あ、その、大丈夫です。えっと、真の目サクヤです。
あまり、その、二つ名好きじゃないので…普通に名前で呼んでいただけると、助かります。」
はい、テンプレボッチ喋り――――!!
でゅふでゅふ言わなかっただけましかと、とりま気持ちを落ち着ける
つかこの人カカシ先生の部下だったんかい!!
エリートまっしぐらやないかい!!
誰だよパッとしない中忍的なこと言ったやつ!!
じゃっかん白目向きかけてると、落ち着いたのか何なのか今度はゆっくりとした返答が帰って来た
「あ、すみません…俺、その、真の目さんにあこがれてまして…俺の方が年上なのに変ですよね。」
少し顔を赤くして下を向き首の後ろをさする姿は天使であった…
サクヤに 100の 攻撃が 当たった !
「い、いえ。里の忍びとしてイルカせ…ゲフン、うみのさんのような人に慕っていただけるなんて光栄です。ありがとうございます。
あの、真の目って多いので私の事は気軽にサクヤと御呼び下さい。」
なんとか表情筋を押さえつけ、笑顔は無理でも真顔で答える事は出来た
気が緩むとイルカ先生と呼びかねない現状
今すぐここを離れないとやばい
次の被弾は確実に免れられないだろう。
「いっいえ!!そんな、こちらこそ、俺の事なんかイルカと気安く呼んでください。
サクヤさん…にそう言われると嬉しいです。」
はあああああああああ!?
天使すぎてブチ切れるわ!!
その後私たちはたどたどしくも会話をつづけ(イルカ先生のコミュ力のおかげである)友人となり。美味しい甘味所や、資料室にいくつか索敵系の術があるとか情報を交換して別れた
カカシ先生とかは何度か任務で会ってるけど
イルカ先生のように私事であったキャラなんて、あの憎きシカクのクソオヤジ位しかいないので、めちゃくちゃどぎまぎした
すごい、いい人だった。
結婚するならああいうひとがいいな…と思うぐらい良い人だった。
監視任務中暇すぎてテンゾウ先輩にその話したらめっちゃ怖い顔で結婚はまだ早いと言われた
いや、例えだってば