最近チャクラ刀がよく折れる
めんどくさいのでお財布と相談して、ちょっと高くて良いチャクラ刀を買って時間数を伸ばしているが、段々頻度が上がってきているせいで私の財政は傾いている。
サザミに相談したら、もう少し安いの買って使い捨てするぐらいしか思いつかねェな。と言われた
安いチャクラ刀なら俺良い所知ってんぜと隣の元忍び現大工のオッチャンに言われたので3回に一回折れている現状を1回でぶち壊す感じで使えるチャクラ刀を定期契約した。
そんなに使わないが。使うときは使うのでいいものを使いたいがこれも致し方なし…
背に腹は代えられなかった。
何時壊れるか分からない刀を使うよりはましだった。
暗部にあのうちはイタチが入ったらしい
暗部名は知らないが私よりちっさいのですぐわかった
うちの家系は無駄に背が高いので、イタチ君が私の身長を抜くのは当分先であろう
だが前まで私が一番チビだったので少しうれしい(暗部はでかい奴が多い)
とか思ってた時期が私にもありました
「サクヤ、お主にはうちはイタチの監視任務を言い渡す。」
ダンゾウに急に呼び出されたと思いきやこれだよー
だからモテないんだってばー
今まで2年の自由期間は何だったの…
伏線?伏線だったの?
フラグだったの?
取りあえず私火影直轄なんで火影通して命令してくださいとその場を逃れ一応3代目に報告しといたが、多分あいつ根に引きずり込みたいんだろうな~っていうのが見え見えでその裏が読めずやな感じだ。
サザミにも一応報告はしたが
「まー大蛇丸に引き渡されてコレクションされるよりはいいだろうけど。使い捨てだけはされないよう気をつけろよ。」
と言われた
サザミの大工ライフは順調らしく今日も棟梁からトンカチが飛んできていた
そこだ!!やれ棟梁!!いっけぇえええ!!
4代目の忘れ形見、九尾の人柱力、そして母の仇がアカデミーに入学するらしい
3代目がウキウキと入学式に参加しようとしていたがその日は湯の国との会食があるので残念ながらいけませーん!!
影分身で参加してくださーい!!
ずるずると引きずって参加した会食で3代目が恨めしそうに私を睨みつけていたが
ッハ、残念だな、そいつぁ影分身だ。
もう、そんなに時間がたったのかと少し感慨深く思う。
でもって、うちはイタチの里抜けっていつだったけ?
この間のダンゾウの様子からもう2重スパイはしているのだろうが
一応サスケがアカデミー入ってからだし…
アニナルのサスケが苦無を正確にイタチに向かって投げているところを見ると
手裏剣を扱うのが1年目で…苦無を投げるのが2年目だから…飛び級したせいであんまアカデミーカリキュラム詳しくないんだよな…
こんどイルカ先生に聞こ
イルカ先生が『先生』になったらしいので潔くイルカ先生と呼べるようになり私はそう呼ばせて頂いてる
イルカ先生は少し恥ずかしそうに「私は、サクヤさんの先生ではないのですが…」
と言っていたが私はイルカ先生をそうとしか呼べない呪いに掛けられてるので無理だ
諦めてくれ。
会食会場の屋根で暇をつぶしていたら見張りの交代が来た
この交代で私は休暇に入るのでそのまま里に帰るか…
いや、ちょっと温泉でも入ってゆっくりしてくか
せっかくの休暇だし
途中白髪の覗きがいたのでのして簀巻きにして川に流したら、湯上りに白髪に捕まった。
「お前のぉ!取材を邪魔するどころか、川に流すのはないんじゃないかのぉ!」
酒を飲みながら私に文句をぶー垂れるはあの伝説の三忍がひとりエロ仙人だ
「覗きは重罪なんですよ。見つけ次第簀巻きにしてコンクリに詰めて海に沈めろと私はアカデミーで習いました。」
「おま、鬼畜だのぉ…
全く、最近の若者はアカデミーで何教わっとるんだか…」
ちょっと引いていたが実はこれ本当だ
白百合先生が拳を握り熱弁していたのでコンクリと海はなかったが、簀巻きにして川に流しておいた
「お主、作間ん所の倅だろ?」
「そうだけど?」
「顔がそっくりだ!」
「2代目に?」
その言葉にふと止まったこの爺はきっと父さんの苦悩を知っている人なのだろう。
「今『狛犬』してる。」
「そうか…」
狛犬でなんやかんやを察したのだろう。微妙な顔をされた
所で今更なんだが私とこの爺は初対面である
多分あの伝説の三忍が一人エロ仙人だと思うのだが名前は聞いてない。このエロ仙人とあまりかかわり合いになりたくないからだ。
こいつ、地味にキーパーソン的位置にいるのだ…
私の祖父、2代目がすべての元凶の位置にいるならば(穢土転開発者、うちはいざこざの元)
この人は渦を作る立場に居る
それが善であれ、悪であれ、その繫がりに私を入れられるとたいそう困る。
なんたって非力な只の中忍である。
あんな妖怪大戦争に巻き込まれるのはごめんだ。
精々、大名の護衛ぐらいが丁度いい。
温泉にも入れたし、美味しいごはんも食べれたので(エロ仙人のおごりである)いそいそと帰る準備をしていたら待ったとばかりに腕を掴まれた
「お主、作間の術は受け継いだか?」
「ああ、ここにある。」
胸をポンと叩きそれを皮切りに私たちは分かれた。
「いやーお主どんだけ恨み買ってるんだか。こんな人の山を見たのは久しぶりだのう」
「私も見るのは初めてですよ。」
湯の国から木の葉への道のり、私は木の葉の暗部と思われるものに襲われた
殺しては反逆と言われかねないので丁寧に気絶させていたらエロ仙人も加勢に来てくれた
近くに倒れてる奴の口を開かせ呪印の有無を確認する
チッ根の者か
そいつの意識を無理やり覚醒させ幻術に掛ける
一応、保険だ
「首謀者は誰だ。」
「うっぐあっ」
「言え、首謀者は誰だ。」
喋らないだろうなと思いつつ、手を取り、指の骨を一本一本折っていく
絶え間ない叫び声に目が覚めたのかそこらへんに転がしておいた根の者が私に攻撃を仕掛けてくるが、私は結界の中だ。
指の7本目で力尽きたのかそいつは誰かの名前を言いかけ、こと切れた
呪印が本物だと確証された
手に血が付き汚いのでそいつの服で血を拭っているとエロ仙人が結界の周りの奴らを片づけてくれていた
呪印を見たのか微妙な顔をしていた。
「一人生かしておいてください。伝言に使います。」
「りょーかい。」
久しぶりに使う火遁で1人を残し、すべて、跡形もなく燃やし切る
白い炎に自来也は驚いていたが無視した
残した一人を起こし、白い炎を吐きつつ私は喋る
「首謀者に伝えろ。あれはもう燃やした。この世にはない。」
それを聞き届けた忍びは静かに闇に溶け気配は遠くへ去っていった。
簡易結界を、私と自来也様の周りに張り、内側から封印をかけ外から悟られないようにする。
「結界と封印が無ければ何もしゃべれんとは、お主、も難儀よのぉ」
「…それ程のモノですからね。」
「作間も、厄介なものを残した。」
「どっちかってゆうと2代目がすべての元凶な気がしなくもないですがね。」
「フッたしかにの。お主らにかかれば2代目も型なしよ。変化の呪いは解けたか?」
「ええ、サザミのおかげで。」
「作間もあれには泣くしかなかったからの。最初は変化さえ解けなくてべそかいて2代目に助けてもらっとったが…」
「こっちも似たようなものです。もちろん2代目の姿で木の葉を泣いて走りましたよ。」
「ハッハッハ!!流石作間の倅じゃ!!良い性格しておる!!2代目も草葉の陰で泣いておろう!!」
口のチャクラが落ち着いたのか、このころにはもう口から出る火は落ち着いていた。
言葉まで火に飲まれると任務にならないので特訓した甲斐があった。
顔近くで、火を噴きながら喋られる、という結構スリラーな脅しにもなったから丁度好かったろう。
「あの目は今サザミが持っています。」
「そうか」
「サザミが死ねば自動的に私に譲渡されるので私はその日すべてを燃やそうと思います。」
「そうだな、それが良かろう。すこし、寂しくもあるがな。」
「叔父の、お知り合いなんですか?」
「ん?ああ、狭間と隙間にはちっとばかし恩があっての。それに、作間とは良き友であった。」
「そうですか…それはすみません。」
「いや、気にするな。作間も言っていた。過ぎたる力は滅びをもたらすと。この目は生まれ来る命が、生き残るための保険だと。」
どうやらサザミのあの言葉は父の言葉だったようだ。
どうせ憧れの忍びもこの感じから行くと父なのだろう
父の死は、遺言も何もない突然の事だったが、こうやって話を聞くと父も、私も大して思う事は変わらなさそうだ。
もし、違っても故人の遺志に沿う気はなかったが、同じは同じで嬉しいものだった。
それからエロ仙人とはそこで別れ私は木の葉に帰還した。
ダンゾウは何も言ってはこなかったが、また機会があればちょっかいをかけてくるだろう。
今回はエロ仙人がいたからどうにかなったが、この先どうなるかはわからないし。
やはりここでいっちょ修行でもしてバージョンアップするか~
と思いつつ3代目に今回の事報告したら、
「丁度良い。最近ちょっと困っておってな―」
とナルトのお守りを任せられた
嘘だろダーリン
マジじゃよハニー