また来て三角   作:参号館

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うちはの区域に入ると、肯定的な人と否定的な人と、ぱっくり二つに分かれる

お年寄りは比較的普通に接してくれるが、若ければ若いほど私の顔を見ると唾を吐くように接してくる

まあ、今冷戦中だしな…良いけど…

だが

「ッチ、なんで千手がいるんだ」

何て言われたら喜んで買いに行っているのは確かだ。

おぅらそこの若いのの吹き溜まりども、喧嘩なら買うぞごらぁ

なんてしてたら、ミコトさんに会った

 

「あら!!ねえあなた!!もしかしてあの時の真の目の子!」

 

「あ!!ミコトさん!!

シャッス!!

お変わりないようで!!

イタチ君にはお世話になってます!!」

 

恩義には礼儀を、感謝には人情を

私はキッチリ綺麗に90度の礼をした

私、真の目サクヤは、おかんに怒られずに済んだ御恩は忘れません!!

 

うちは唯一の清涼剤のおかげで余計な喧嘩は買わずに済んだが

お前ら命拾いしたなと低い声で囁いておいたので多分ミコトさんには被害はいかないだろう

そのままの流れでミコトさんの荷物を奪うがごとく持ち、イタチの家に行ったらサスケ(小)に睨まれた

うおう、

君、若い時からそんな顔してると疲れるよ

 

「兄さんは今いない!!」

 

と言われたが

あの…その…君の後ろの人物は…

 

 

 

 

あんなに綺麗に拳骨が入いるのを、久しぶりに見た。

超痛そうである。

イタチ君とこれから修行するんだ鼻息巻いて主張するサスケ君、

ちょっくら長い話があったのだが、流石に悪いのでまた次回にした。

どうせ任務で毎日の様に会っているんだ

そん時にしよう。

余り任務でそれ以外のことを話さない人種なので多分声かけたらドモルだろうがそこは容赦してくれ。

 

 

 

 

 

「サクヤさんは虫が苦手じゃないんですね」

 

そう言われたのは何時だったか

イタチと次の任務の話をうちの玄関先でしていたら結構でかいクモが入ってきたので外にぽいと投げたらそう言われた

 

「別に嫌いじゃないけど好きでもないよ」

 

「普通…俺の幼馴染みなら叫んで、その場で潰してますね」

 

 

お前の幼馴染みがどうとかは特に興味もないがまあ、一般的には増えたら困るのでそうするだろう

つかその幼馴染み潰すて…

結構根性あんな…

え?男?

なんだよ、幼馴染みって言うからてっきり、そういうのかと…

叫ぶんだ…

 

玄関先に突っ立って話す内容じゃないがイタチ君の御顔で全てを許されている気がする

さっきから、イタチ君が通るおばちゃんほぼ全員に、飴ちゃんやらなんやら貰ってて…

どうも…ホント真の目がすみません…お恥ずかしい限りです…

通りがかったかっちゃんに小指を立てられ、山ちゃんに口笛拭かれ、帰って来たサザミに「おう、新しい彼女か。やるなら外でやれよ。」なんて言われた暁には殴ったが(イタチの髪の毛が長いから女の子に見えたらしい。決して私が、こいつよりゴツイからとか、そういうんじゃないから。決 し て 違 う か ら。)

 

 

「サクヤさんは優しいですよね。」

 

「私は別に優しいわけじゃないよ」

 

そういうとイタチ君は「?」を頭に浮かべる

まだまだ少年なイタチ君は私の身長を追い越せてないので必然的に上目使いになり非常にキュートだ

 

「虫を殺したくないだけ。」

 

「それを優しいと言うのでは?」

 

少し違う。

殺したくないと言うのは

殺した後の処理をするのが嫌だから殺したくないだけ

その差を感じ取るにはこいつはまだ若いのだろう

 

 

殺せば殺すほど死体は積み上がる

それを処理したくないから、お片付けしたくないから私は殺さないだけ

虫を殺せば死骸が出る

人を殺せば死体が残る

 

「いわば掃除が嫌いなんだ」

 

「嫌いなんですか?」

 

「綺麗になるのは好きだよ。けれど生き物を殺せば体液が出る。それが嫌なんだ。それが自分の体に付くのが嫌い。ばっちいと言うより嫌悪、忌避している。」

 

「そう言えばサクヤさんは任務ではめったに血を付けませんね。任務終わりは必ず待機所で綺麗にしてから帰りますし…綺麗好きだとは思ってましたよ?」

 

「それは…誰だって血をかぶるのはいやだろ。」

 

まあそうですけどと返すイタチ君の表情は微妙だ

 

「殺してお片付けするより、殺さず片づけをサボってる、それでいいよ。」

 

 

私が終らせた会話に良くないとばかりに眉根を寄せるイタチ君をどついて

私は、さっきから煩いかっちゃんと山ちゃんを黙らせた。

 

「おい、サクヤ。血は流すなよ。」

 

「分かってる。」

 

2階から見てたのかサザミに突っ込まれた

 

 

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