反省はしているが後悔はしていない。7/2参号館
うちは一族抹殺は成した
サスケは生き残り、私は取引を持ちかけ、イタチは里を抜けた。
一応とお守りにポンの分体を一匹付かせたが死ぬまでは連絡は来ないだろう。
イタチもポンの分体に気付いたが、放置してくれている。
何せ私もイタチも元来からの嘘吐きなんだ。
今更嘘をいくつ吐いたって相手にばれてる
そういうように、私がそうした
イタチをそうした
酷い事をした、そして酷い事をする。
うちはイタチの里抜けを手引きしたと嫌疑をかけられ、形骸的にだが拷問を受けたり尋問を受けたりしたがまあ、どうにかなった。
だって私は何もしてないのだから。
拷問中、様子を見に来たダンゾウを挑発したら杖で殴られた。
いや、確かに挑発した私も悪いが杖で殴るこたねえだろ…
本当にあいつは一人でやってしまった。
さすが天才と呼ばれるだけあるわー。
拷問の後病院のベッドで3代目に謝られたので貸し2つ目ですねと笑っといた。
この貸しはいつ使われるのだろう。
うちはが滅び、今まで足りていた警備の忍不足のせいで、サザミがまた忍として駆り出されるらしい
「お前、ぜってーなにか噛んでんだろ」
と言われたが黙秘した
沈黙が答えになったようで、サザミは鼻を鳴らして任務に出て行った。
その年が終る頃、サザミの死亡がピンから知らされた。
体は燃えカスもなく良く燃えたそうだ。
下手人は分からないがやはり体を狙っていたそう。
自殺の様に、ピンに殺させなかったら体はまた奪われていただろう。
父とサザミとおそろいのピアスが赤く鈍く光る姿は慣れない
私は万華鏡写輪眼を開眼した。
「ああ、本当だ。良く見える。」
そう言った私の目は封印が解かれ、ピアスのように赤く鈍く光っていた。
巻物は燃さなかった
『これから生まれ来る命の為に、その糧になればいい。』
燃やせなかった。
「うちはイタチは来ましたか?」
火影室に近寄る足音は一人だ、火影の周りには今誰もいない
「ああ。」
心痛な顔をする3代目は祈るように両手を組んでいた
私は防音の結界を3重にかけた
「取引をしましょう。」
嗤う私を3代目は笑わない
「サザミが持ってる万華鏡写輪眼、3代目が死ぬまで貸しましょう。」
3代目は笑わない
「代わりにサザミを忍にしてください。」
「…あい、分かった。」
私はダンゾウがいかなる手を使ってでも(3代目にシスイの目を使ってでも)これを手に入れる手筈を取るだろうと予想している。
ピンポン曰く大蛇丸の昔の研究所から柱間細胞発見したっぽいから活性化させて如何にか乱発できるようにするだろうし。
これは3代目との交渉ではない
ダンゾウとの交渉だ。
だからイタチには言わなかった
それはイタチの領分ではない
私の領分だ
あの日流出したうちはの目は私が全て燃やす。
父の悲劇が繰り返されないよう。
多分後で大幅修正される
ごめん