中忍試験が始まって私の忙しさは天元突破した
私が以前発見した砂での出来事から『砂と大蛇丸が組んでる可能性あり』という情報もあったため、あんこ特別上忍の死の森での援護、保護は比較的速やかに行われたがその分のしわ寄せが、しがない中忍暗部に回ってきて私は死にたい
カカシさんに久しぶりに会ったと思ったら大蛇丸と戦闘中だなんて、聞いてないよ~
すぐさま気配を消し(元々消えていたが)息をひそめ様子を窺っていたら普通にご退室いただけた
だがしかし、カカシさんはオコである
「ちょっとサクヤ、なんで援護に来てくれなかったのヨ。ここは先輩を心配して駆けつけてきてくれるとこでショ!」
「んなことしたら私なんて出会い頭にパーンじゃないですか!?後輩を当て馬にして犬死にさせるつもりですか?!ピン本体気付かれずに渡しただけでもまだ戦功労賞ものですよ!!しがない中忍に何求めてんすか?!」
ご機嫌が悪いカカシさんはチッと舌を打ってそのまま部屋を急いで出て行った
あれは絶対テンゾウさんに当たりに行った。
テンゾウさん乙
そのまま予選は終わりお開きになったらしくカカシ先生はサスケ君と、ナルト君はエロ仙人と修行している
私は、
「めんどくせー」
シカマル君といる
「あの、シカクさん。私これから任務入ってるんですが。」
「気にすんな。外しといたから!」
私は痛む頭に眉間を寄せる
シカマル君からの中間管理職への憐みの視線が痛い
てめー覚えてろよ、あと数か月後にはお前も同じ立場に付くんだからな!!
シカマル君はやはり賢い
でもその賢さは狡くはない
影真似の術で真正面からやってきてくれるシカマル君はあの将棋の強さはどこへ行ったのかホントあのシカクさんの息子なのかと思うほど正直者だ
シカマル君の奈良一族独特な忍術血系限界?の修行に付きあわされている私は無手の忍術無しで相手しているのだが、なんていうか、申し訳ないんだが、全然シカマル君が攻めれない感じだ
うーん?って感じ
私もっとこの子強いと思ってたんだけどな…まあ下忍だしこんなものなのか…?
いやでもサスケ君と比べるとやはりなんかおかしい…
ナルト君の体術は、九尾の回復力と、無尽蔵なスタミナなおかげで、タイマン泥試合になるので参考にはできないが
あ、でもサスケ君も参考にしちゃやばかったか?
だが容赦に容赦を重ねてる現状でこうとは…
無手なので接近戦を主に体術で印を組ませないよう攻める
ちらっとシカクさんに視線を向けるがあの人は盤を挟んでポン相手に次の一手を考えている
序に真の目の体術でもたたき込んどいてくれとも言われたので基本のいなし、躱し、避ける方法を教えて今実践しているんだが
まあ、中忍になるにはこの感じから行くと奈良家の術以外に根本的部分の底上げも必要か…と一応その時は納得したが、これ本当にシカマル君の為になるのだろうか…?
私は戦闘を一旦止める
「あ?どうした?」
鳴り止んだ打撃音に、シカクさんが訝しげに私を見る
お疲れなのか肩で息をしているシカマル君はへばって座り込んでる
「いや、無手タイマンやめましょう。現状でシカマル君に体術は何の意味もないですよ。」
私の言葉にシカマル君が肩を揺らした
「中忍試験の相手は下忍です。大技2,3発でかかってくるのがセオリーです。中忍試験に受かりたいならそれをいなす必要がある。
が、私は君がこの1か月で、付け刃で、それをいなせるようレベルアップできるとは思わない。
シカマル君、シカクさんにちゃんと頭を下げなさい。」
この少年は、また、シカクさんに引っ張られてめんどくせーとばかりにされるがままだったんだろう。
そこの意地汚いおっさんはそこまで優しくない。
求めるものにしか与えないわけではないが、寧ろ求めて無くても与えるが
それが必要かどうかはその人に考えさせる
シカマル君もこれの意味を察していた。
だが、喧嘩でもしてるのか言い出しにくかったのだろう。
あのクソオヤジはほんとに素直じゃない。
私を挟んで会話しないで欲しい。
はぁ、と息を吐く
「そしたら私と修行しましょう。」
諦めは早い方なのだ。
シカマル君の相手をして私の1か月は消えた。