拙者どうやら莫大なチャクラ持ってたらしい事が発覚し
私はチャクラ感知がどういて下手くそなのかを心底理解した。
チャクラ感知というのは、チャクラを多く持てばもつ程、他のチャクラを感知する事は難しくなるらしい。
それは自分のチャクラの流れによって邪魔されてしまうからだ。
今迄、自分のチャクラは一般の忍びより少し多い位だと思っていたのだが、まさかの膨大な量のチャクラをピンポンに吸われ、その本体が近くに、私とリンクしている状態でいるなら納得だ。
流石千手の血を引くだけあって妙に体が頑丈で、怪我も病気もすぐに治るなぁと思っていたが…
完全に千手の血のおかげですね、はい。
フサカクさんのおかげで、父さんが私と同じこと考えて封印、結界の術式に仙術を組み込んでいたことがわかり、もう一度蔵をひっくり返す事となった。
結界だけならまだしも封印となるとあの写輪眼に関係してくるからだ。
「あんたら本当に何も契約の事知らないの?」
私の周りをふよふよと漂うピンポンをうっとおしいと手で散らすがすぐ戻ってくるので一応とばかり聞いてみるが
「わてら、先祖さえしらんのやから知るはずないやろ。」
「気付いたら作間の腰に据えられてたからナ!!なーんも覚えとらんワ!!ガハハハハ!!」
とやはり知らないもよう
ほんとこいつら…事、記憶に関しては使えねェな…
コールタールと言い、怒り通り越してあきれるわ
蔵の隅々まで確認したところ、隠し扉を大量に発見した
休暇が明日で終わりなので、時間もない
一つ一つ開けていくことにする。
「これ全部外れとかだったら私泣くな…」
「ガハハハ!!流石に作間もそこまで性格曲がってないじゃろ!!」
「…サザミは?」
「性格はまがっとりましたけど、性根はさすがに曲がって…へん、とわてはおもいたい。」
「それ、こっち見ていってみ?ねえ?おい?」
「さて、わてらちょっと気晴らしに散歩にでも行ってきますわ~」
「骨は拾うたる。がんばれい。」
「え、ねえちょっと!!待って!!不吉な言葉残して一人にしないで!!」
私の心からのSOSも無視して二匹は仲良くお散歩に出かけてしまったので私は一人寂しく隠し扉を開けることになったのだが。
結論からいうとあった。
何がと問われれば答えるが。
まあ、その、サザミの残したラブレターがあった。
「『拝啓、愛し君
4つ季節が通り過ぎ、貴方の瞳も青から黒に戻りましたね。
そのたおやかな髪、何時もこの里を見下ろす顔、あなたの事を思えば思うほど俺は海に沈んでいくようで、毎日が苦しい。深窓のあなたは俺のことなどこれっぽっちも覚えていないのでしょう。』…ねぇ。」
仕掛けは単純なものだった
全ての隠し扉を開ければ初めに開けた隠し扉にこのラブレターが落ちてくると言う寸法だ。
まあすべての隠し扉を開けきるのがまた大変なんだが…
ほんと、カラクリ好きにもほどがあるぜパパン…
命の危機としては、扉や蓋を開けた瞬間サザミの集めた変な忍び道具が飛び交う方が怖かった。
私はその日いっぱい使って何とか隠し扉のすべてを確認してこのラブレターをゲットしたのであった。
「親族のラブレターとか絶対読みたくないブツだよね…」
「ガハハハ!!こりゃ暗号だな!!」
「わてにはサザミはんの恋文にしか見えんわ~」
まあ暗号が暗号って分かっちゃ暗号の名折れだろ。
このラブレターがサザミの文字で書いてある限り、カラクリは父が作ったのは確かだが、ラブレターをカラクリに仕込んだのはサザミで間違いなさそうだ。
ピンポンも帰ってきたので蔵から出て、自分の部屋で考える
「サクヤはんは暗号の意味分かりますのん?」
「んー分からん。全く持ってわからん!!」
四股を畳に投げ私は完全にお手上げ状態だ。
一応、思いつく限りサザミの彼女を思い出してみたのだが全然わからん。
「こういう暗号は取りあえず特徴から読み解くに限ル。まずは『目』カ。」
「さて、サザミはんの彼女何人いてはるんやか…?」
とピンポンが意気込んでいるが
私は、お前らが蔵に私を置き去りにしたことを一生忘れんからな…!!
眼というと写輪眼がパッと思いつくが色から言ってありえんだろう。
目の色変わったのか…青から黒ね…碧眼…黒眼…そんな血系限界あったかな…?
特徴としては
青から黒に変わった目、たおやかな髪、里を見下ろす顔…
基本サザミはショートヘアが好きだったのか、そんな『たおやか』言うほど長い髪の毛をしてたお姉さんを私は覚えていない。
唯一サザミと私の認識の中でたおやかっぽいのは大蛇丸だが、流石に無いと思いたい。
ある意味深窓(研究室の引きこもり)でもあるが無いと思いたい。
思いたい…!!
いやだって、あいつ父さんの目を狙ってた奴やぞ?
サザミもカンヌ君達の話の時確実に関わってるって言ってたぞ??
お?お?我忘れぬぞ??
「四つの季節ゆうたらもう、1年経ってしまうな~
あの子に1年付きおうた子、なんやいたはった?」
「無いのウ。あやつ、ひと月もちゃ良い方だっタ。
それにこんな思っとる娘いたらすぐわかるワ!!
ガハハハハ!!」
うーんだよな~
何にしても、サザミの好きな人ではなさそうだ
良かった、サザミの元カノを漁る方向に行かなくって。
ゴロゴロと部屋を転がり悩む私はふと思い出した
昔、心理(笑)を見た後この部屋から火影岩見て嘆いたなと…
ある意味今生が忙しくなったのはあの時からだ
心理(笑)を思い出して闇落ちしてると
一つ、小さな泡がはじけるように記憶の海から上がってきた
そのもの碧き衣を纏いて金色の野に降り立つ…じゃない
そういや、ガマ仙人の予言の子って碧眼だったよな…
一応ナルトがその予言の子だったってことは碧眼ってナルトか…
…ん?
渦巻一族は確か目は赤かった気がするから、ナルトの碧眼って父ちゃんからって事だよな…
「碧眼……4代目…4?……」
私はがばっと起き上がってもう一度考え直す
横でピンポンが騒いでいるが放置する
いけず~とか言ってるが無視だ。
『青から黒』これを火影の瞳の色とする…
初代:黒
2代目:赤
3代目:黒
4代目:青
5代目:金
『4つの季節が過ぎた』4代目はもう過ぎたという事
4代目亡きあとは3代目が火影をしていたので『青から黒』は4代目から3代目に変わった九尾事件から後…?に書いたと言う事か?
『たおやかな髪』
現在火影の中でたおやかな髪は2人。初代と5代目。
その他歴代火影は皆つんつんしているから除外。
そして、5代目はサザミが生きているうちに、存在しなかったので除外。
という事は残るは初代
『いつも里を見下ろす顔』
初代の顔の向く方向は…
窓を勢いよく開けて火影岩を確認するが流石にライトアップされていないので大まかな顔の方向しかわからない
あの方向は元うちはの集落があったな…
『あなたの事を思えば思うほど俺は海に沈んでいくよう』
うちはの集落には確か広い池があった
『毎日が苦しい。』
川でチャクラ修行していた最初の頃は、スタミナ考えずやっていたので流されてうちはの池まで行ったからよく覚えている
時期的にもあそこら辺だろ…多分。
『深窓のあなたは俺のことなどこれっぽっちも覚えていない』
…残りのは分からんがきっと行ってみればわかるだろう!!
やや強引だが、サザミが私に宛てて書いた暗号なら私に関連していることは確か
という事で百聞は一見にしかず
もう、日が沈んでしまったが、あのよく流され行き付いた池に向かう事にした。
「サクヤはん、あんた頭大丈夫か?」
「ガハハハハ!!川遊びならもう、ちと、暖かくなってからの方がいいぞ!!」
うるせえ。
だまってついてこい。
修行編と銘打っておいて難だけど、修行全然しねぇな…