色々諸々考えた結果、暁による木の葉襲撃は私が里抜けすることが一番被害が少なく、ストーリーを外れず進むと思い
私はイタチ死亡の時点で里を抜けた
もし、道を外れた場合、修正がすぐできるナルトの近くにいれない里にいるのと、多少強引でも修正が効く外にいるのではおおよそ違うのでそうしたに過ぎない。
が、ダンゾウの反応を見るに、ある程度動揺を誘えたので得策だったろう。
決断は速く、潔くが鉄則だ。
後悔する事もあるだろうが、それも織り込んで選択していくしかない
誰もが自分の走る方向に確信が持てないもので、常にこの選択で良かったのだろうかと疑念を抱いている。
良かったのかではない
良くするためにそれを選択したのだ
これから起こることを要約すると
暁による木の葉襲撃
サスケ八尾殺害
ダンゾウ火影就任
五影会談
ダンゾウ死亡
第4次忍界大戦へ~
となるのだが、ホント人災しかないな…
未来を良くするんだ的な事を言ったが、良くなるのは無理ってもんよ…
憎しみが多すぎるわ…
イタチは里を思い、選択したが
私は自分を、延いては一族を思い、選択した
うん。無理ぽ!!
私欲まみれな目的としては今のところ
『写輪眼全部燃やす』
『穢土転で父さん尋問』
『六道仙人殴る』
なので、大筋が変わることは無いだろう
てか変わると目的達成さえ危うい
只でさえ、写輪眼根絶はダンゾウおびき寄せが失敗して後が無い状態である
六道仙人は…
マダラ復活の、柱間穢土転でなければ無理=戦争始まらないと無理
そして、穢土転
無理。
いや、ほんと
マジでこいつ分からん
一応口寄せの類なので
時空間忍術を酷使して蔵1つ口寄せする身としてはココが腕の見せ所で、頑張って如何にかしたいがこれは余りにも資料が少なすぎる。
木の葉を抜けた身としては今更戻って禁術の資料漁るのは危険すぎる、ダンゾウ的な意味で。
と、いう事で私は投げた
全てを大蛇丸の弟子『カブト』に
おそらく大蛇丸の不死の研究を引き継いでいるだろうし、カンペ曰く1,2,3,4代目は大蛇丸が口寄せしたが、戦争の主な戦力のその他諸々はカブトが穢土転させたらしいのでもう本職に頼るべきと判断した
餅は餅屋に限る。
大蛇丸パークを無駄に散策しているおかげでカブトがどうやら大蛇丸のチャクラを吸収していることが分かり、やはり私のチャクラ感知に狂いは無かった事が判明した。
よって、大蛇丸パーク散策してれば比較的早くカブトを見つける事が出来るだろう。
見つかる…だろう…
だろう…
と、いいな~…
…見つからん。
出来ればアンコ隊より早く見つけたいものだが
一体どこにいるんだか…全然気配が無い。
大蛇丸の何かを凝縮したエキスを絞ったっぽい点滴を発見以降、形跡がパタッと止んでいる。
「どうすんべやーこのまま里に帰るのは流石にやばいべー」
「寝言いっとらんで、さっさときめ。」
「…カブトと大蛇丸どっちの方が話が通じると思う?」
「わしゃ推定マダラだナ」
「ワテもマダラやな」
「私は、その…ごめんなさい!!マダラさんで!!」
以前大蛇丸パーク内と思わしき隠し部屋から発見した遺体を使って取引をしようと思うのだが、その相手がまだ決まっていなかった。
私的にはさっさと父の遺体と交換でカブトに渡してしまいたい代物なのだが…
居ないし…
大蛇丸…も余すところなく吸収されてしまったようだし…
ええ…これ手詰まりやん…
ということで
カブト通り越して推定マダラ(と言う名のオビト)に取引でもする…?
…一体何を?
状態なのである。
「せやかて、あれ持っとったら呪われそうやろ…」
「風水的に良くない気がしんでもなイ」
「え、えっと…ふっ風水は解かりませんが、あれを拾ってからあまりいい方向に流れていない事は確かですね…」
「だからってタダであげるわけにはいかないでしょうよ…」
取りあえず保留とする事にした。
カブトが見つかれば全て解決するのだが、この様子から行くと、カブトは私の存在に気付いて大戦まで逃げられそうである。
この不運…ここで待ったをかけたい…
「めんどくさい事になった…」
ホントに。
いや、マジで。
面倒臭い事になった。