ずっとリメイクしたかったんです!
ようやくリメイクするモチベーションが出てきたので頑張ります!!
ではどぞー!
水上学園都市立花──通称アスタリスクと呼ばれる北関東のクレーター湖に浮かぶメガフロートに築かれた学園都市。
アスタリスクの空港に1人の少年が到着していた。
「ふぅ…やっとついた。えっとソフィ姉が迎えに来てくれるって言ってたんだけど…ここ広すぎじゃない…?」
到着して一息ついていた黒髪短髪の日本男児の少年。
彼の名前はアキ・フェアクロフ──だが、事情により、此処アスタリスクでは大薙明貴と名乗る少年であった。
「あきくーんー!!」
明貴が一息ついてすぐに大声で叫びながら走り寄ってくる黒髪の女性。
彼女の名前はソフィア・フェアクロフ──本当は金髪であるが、事情により変装をしている。明貴の義姉である。
通っている学園はクインヴェール女学院である。
「ソフィ姉。迎えに来てくれてありがとう!…でも此処では抱きつかないで?」
「久しぶりだからいいのではなくて?!明貴くんに早く逢いたかったんですわ!」
ソフィアは明貴に抱きついて愛しそうにしている。その姿を見て明貴は笑顔で対応する。
「久しぶりって先月も会ったよ?」
──まだ一ヶ月も経ってないんだから…。ソフィ姉は相変わらずだね。
「アスタリスク来るまでは毎日一緒にいましたのよ?!それに…この間はすぐ帰ってしまったではありませんか!!もっと居てくれればよかったんですのに…」
「卒業式とか色々あったから仕方ないじゃん──あっ」
──自分から地雷踏みに行ってしまった!はぁ…フォローしなきゃね。
「明貴くんの卒業式…行きたかったですのにお父様とお母様とお兄様に……」
「ソフィ姉忙しかったんだし仕方ないよ!──あっ!ソフィ姉に卒業祝いにどこか連れてって欲しいなー」
明貴の予想通りにソフィアはショボくれてしまったのを見て、明貴はすぐにフォローを入れる。
「卒業祝いまだしてなかったですわね!今度のお休みの日に2人きりで卒業祝いしましょうね明貴くん!」
「うん!楽しみにしてるソフィ姉!」
──ふぅ。まぁこれで済むならいいか…さらば俺のアスタリスク初休日。
「任せなさいですわ!」
実は明貴の中学の卒業式にソフィアは無理にでも参加しようとしていたのだが、両親や兄に止められて参加させて貰えずに不満が溜まっていた。
ソフィア・フェアクロフは重度のブラコンである。兄を尊敬し、弟を溺愛している。
☆☆☆
明貴が学生寮に入れるのは明日からなので、今日は行政エリアにあるホテルへと向かっていた。
「ねぇソフィ姉」
「どうしたんですの?」
明貴はソフィアに気になることがあった為、問いかけた。
「その余りにも大きい荷物は何?」
──うん。聞かなくてもわかるんだけどね?その荷物の用途を聞かない訳にはいかないよね。
「お泊まりする用意ですわよ?」
──大正解。むしろそれ以外の解答を期待してたから。
「もしかしてホテルに泊まる感じなのですか?」
「もちろんですわ!アスタリスクのホテルは怖いのですわよ!可愛い弟を1人で泊まらせるなんてできませんわ!」
──色々ツッコミを入れたいんだけどね?まず…今から行くホテル予約したのソフィ姉だから!!
「まさか同じ部屋だったりする?」
「同じホテルに泊まるのにわざわざ別の部屋にする意味ありますの?」
──うん。ないよね?家族だもん。けど、中学卒業してまで、姉と同じホテルに泊まるのはもう色々と…!
「アーネスト兄にバレたら怒られるよ??」
アーネスト・フェアクロフ。
明貴の義兄でソフィアの実兄である──聖ガラードワースの生徒会長で
「お兄様に了承を得ておりますわ!」
ソフィアはドヤ顔で目を光らせながら明貴の問いに答えた。
「そ、そっか なら大丈夫だね。そういえばアーネスト兄はなにしてるの?」
──アーネスト兄…俺を売ったな!!ソフィ姉の我儘に弱いんだから…。
「お兄様なら学校のことで忙しいみたいですわ!明日会いに行くって言っておられましたわよ」
──流石に明日全学園入学式だからね、ソフィ姉はともかく、アーネスト兄は生徒会長だから仕方ないよね。
「そうなんだ忙しいなら仕方ないね」
そんな話をしているといつ間にかホテルの前へと到着していた。ついたホテルは高級ホテルであったが、2人は何も気にせずにホテルへとチェックインをした。
「ソフィ姉…ベット一つしかないよ…?」
部屋に到着するなり、明貴は目の前にあるベッドを見て疑問を投げかける。
「そうですわよ?明貴くんと一緒に寝ますもの」
明貴の疑問にソフィアはさぞ当たり前の様に答えた。
「……ソフィ姉?それはいくら姉弟だからってね?2人だし…」
──まぁ…実家にソフィ姉がいた時は一緒に寝てたよ?でもそれって2年前くらいの話だからね。
「明貴くんと一緒に寝たいですの…ダメですの?」
ソフィアは明貴に涙目になりながら上目遣いで問いかけた。
「いいよ!一緒でも問題ないよ」
──本当にこの上目遣いに弱いんだよね。ソフィ姉もそれをわかってるのか天然でやってるのか知らないけど、ズルイよ!!
「流石わたくしの明貴くんですわ!」
ソフィアは明貴の返事を聞いて腕に抱きついて頬を擦り付けていた。
時刻も夕刻を過ぎていたので、ご飯を食べることにした2人は、ホテルで食事を済ませても良かったが、道案内も兼ねて商業エリアまで出ることになった。
「ソフィ姉って言われないとわからない変装だね」
──黒髪ソフィ姉も美人だよね。それにしても最初ソフィ姉が声かけて来てくれなかったら俺もわからなかったかも…。
「クインヴェールの人に変装道具を借りて来ましたの…本当は変装しなくて歩きたいですわ…」
ソフィアが変装をしているのは明貴とフェアクロフ家の関係を秘密にして、アスタリスクへとやって来ているからであった。
明貴がフェアクロフ家へ養子に迎え入れた時に周囲の反応が非情なものであった、フェアクロフ家はヨーロッパの中でも名家であった為、何処からか湧いてきた明貴はよく思われなかったのである。
「ごめんね…ソフィ姉」
明貴はソフィアに謝る。両親や兄姉は明貴がフェアクロフ家としてアスタリスクへ行くことを許可していたが、明貴がそれを拒否して旧姓の大薙を名乗り入学することになっていた。
「明貴くんには早く星武祭で優勝してもらわないとですわ!………悪い虫が寄ってこないとも限らないですし……」
──ん?最後なんて言ったんだろ?上手く聞き取れなかった…。まぁいいや。
「とりあえず星導館で序列1位にならないとね!まずはそこからかな」
明貴が通う学校は星導館学園であった。聖ガラードワースを勧められたが、明貴は星導館学園へと入学することを決めた。理由は聖ガラードワースに行くとアーネストに甘えてしまうという理由からであった。
最初の目標として、公式序列戦で星導館学園の序列1位の座を狙っていた。
「明貴くん無理はダメですわよ?」
「わかってるよ、ソフィ姉」
──ソフィ姉には心配かけたくないし、それに星導館で序列1位になれなきゃ
「ここでディナーにしますわよ!前から行ってみたかったのですわ!」
「うん」
商業エリアの中心部にある、洒落てる感じの創作料理屋に入った2人。
時間は少し早めだったのか、客は少なめであった為、注文をするとあまり待つことなく料理が届いた。
「明貴くん、あーんですわ」
──ソフィ姉?俺何歳だと思ってるの?流石に外でそれはマズイよ???
「ソフィ姉、さすがに外でそれは…」
明貴は遠慮気味にソフィアに答えると、ムスッと頬を膨らませて拗ねた素振りをした。
「あーんですわ」
──俺知ってるよ?こういう時のソフィ姉って食べるまで永遠に続くやつなんだよね…アーネスト兄がいればこんな事態には…。
「あーん…んっこれ美味しいよソフィ姉!」
明貴は諦めてソフィアを受け入れた。ソフィアは食べる明貴の姿を見て満足そうに頷いている。
「それではもっと食べなさいな、あーん」
──なんだと…!?ソフィ姉、まさかこれ食べ終わるまで続けるつもり??
「あーん」
結局、明貴はソフィアに食べ終わるまで食べさせ続けられたのであった。
──ソフィ姉、なんか前より強引さが増してないかな…?
☆☆☆
無事にホテルへと帰ってきた明貴とソフィアは一息ついていた。
「明貴くん?お風呂入りますわよ?」
「…えっ?ソフィ姉、それは流石にね?」
──この歳でソフィ姉とお風呂入ったら色々と…うん。見慣れてるとはいえ、ソフィ姉…かなり育ってますし…。
「明貴くんと入りたいんですの!今まで寂しかったんですわよ…」
2年間離れ離れで暮らしていた為、久しぶりの明貴にソフィアは甘える気満々であった。
「お、俺も寂しかったよ?でも今日はやめとこ?」
「嫌ですわ!入りますわよ!」
強引に明貴を脱がそうとする変態──いや、ソフィア。
「お風呂一緒に入ったら一緒に寝ないよ?」
「──ダメですわ!」
結局、ソフィアは折れることになり1人でお風呂へと入っていった。すると、タイミングよく端末が鳴った。
「どうしたの?アーネスト兄?」
通信の相手は兄のアーネストだったようだ。明貴は笑顔で応答した。
「あはは、ソフィアの相手ご苦労様」
笑いながらアーネストは、明貴に労いの言葉をかける。
「アーネスト兄のせいだよ??今日大変だったんだから…」
「すまないね、卒業式の話を持ち出されてこっちも許可せざる得なかったんだよ」
ソフィアは卒業式に行けなかったのを理由にして、アーネストに許可を貰っていた。
「まぁ大丈夫だよ!俺も楽しかったしね!」
「それはよかったよ。で、明日の夜は時間空くと思うからご飯でもどうだい?ソフィアも一緒に」
アーネストの要件は明日の夜の食事の誘いであった。兄として弟の入学祝いをしたかったようである。
「了解ー」
「じゃあ明日の予定はまた連絡入れることにするよ。」
「待ってるね!じゃまた明日アーネスト兄!」
「また明日。」
通信を終え、早速明日の用事も決まり明貴は少し疲れていた為、ベッドに横になっているとソフィアがお風呂から上がってきた。
「明貴くん誰と通信してましたの?」
バスローブを着て髪を拭きながらソフィアは問いかけてきた。どうやら通信していたのがバレていた様であった。
「ん?彼女だよ?」
明貴は冗談でソフィアの問いに答えると、ソフィアの目から光が消えた。
「彼女??明貴くんは何を言ってるのかしら?明貴くんお姉ちゃん聞いてませんわよ?」
──怖ええ!ソフィ姉?俺に彼女いたらそんなになっちゃうの?昔に冗談で言った時よりも怖さ倍増してるよ?
「えっと彼女というのは冗談ですよ。アーネスト兄と電話してたんですよ?ソフィアお姉様ごめんなさい!!」
明貴はソフィアの怒気に怖気付いてしまい、あっさりと冗談だと告げ本題を答えた。
「あらそうなんですの?てっきり明貴くんか悪い虫に捕まったのかと思いましたわ!明貴くんに彼女なんてまだまだ早いですわ!」
明貴の正直な返事にソフィアの目に光が戻り、生き生きと答えた。
──俺に彼女が本当に出来たらどうなるんだろう…?てか、こっちに来たらシルヴィと知り合いってソフィ姉達に教えるつもりだったんだけど…大丈夫かな?
「でも俺に彼女もしくは好きな人ができたらどうするの?」
明貴は少し勇気を出して、ソフィアに問いかけた。
「まずわたくしに紹介なさい!そこで色々尋…質問しなくてはいけませんわ!」
──今尋問って言いかけなかった?大丈夫??
「もしできたらソフィ姉に言うことにするね!」
──シルヴィとソフィ姉って仲良かったりするのかな?でもそんなこと聞けないし…。ルサールカのライブ行ったのバレただけで凄かったからね…。
「すぐ報告するのですわよ?絶対ですわよ?」
「う、うん」
明貴はソフィアやアーネストに早めに紹介したかった為、どうしようか悩んでいた。
時間も遅くなり、明貴はお風呂に入った後ソフィアに抱かれながらアスタリスク初日の終わりを迎えた。
キャラ設定なくしたんですけど、入りますかね…?
思ったんですけど…リメイクって大変ですね…。