昨日投稿出来ませんでした!
毎日投稿のつもりが途切れてしまった…笑
ではどぞー!
明貴はキョロキョロしながら歓楽街を歩いていた。まだ日が落ちかけている時間なのか、人は多いとは言えなかった。
すると、少し騒がしくなっている所があったので明貴の野次馬精神に火がついた。
「うるせぇぇぇぇぇぇええ」
明貴が騒ぎが起きていた場所へ到着するなり、学生くらいの若い女生徒に吹き飛ばされたであろうカジノの定員らしき人が明貴の目の前へと倒れた。
「えっと…大丈夫です?」
──歓楽街…なんか凄く楽しそうな所だね!
「大丈夫なわけないだろ…」
明貴を睨みながらカジノの店員らしき人物が答えた。
「てめぇ!何見てたんだ?」
カジノの店員らしき人達を全員倒したのか、暴れている女生徒が明貴に絡んできた。
「こんだけ暴れてたら普通見るよ?!」
──見ない人の方が珍しいから!!
「見ない顔だな…。レヴォルフではなさそうだな…」
──この人レヴォルフなのか。こんな人がいっぱいいるって聞いてたけど、盛ってなかったんだ…。
明貴はアーネスト達に言われていたことを思い出して、話を大きくして言っていなかったことを実感した。
「昨日星導館入学してきたから知らないのも無理はないね」
明貴は出来るだけ機嫌を損ねない様に笑顔を作りながら答えた。
「ふーん…。星導館の生徒がこんな所、うろうろしない方がいいぞ」
──あれ?なんかいい人なのかな?忠告されちゃったよ?
「ご忠告ありがとう、気をつけるよ」
「後、あのカジノ全然出ないからやめといた方がいいぜ!」
──なるほど。負けたから腹いせに暴れてたんですね…。何でもありなんですね此処は…。
明貴はレヴォルフの生徒の忠告と行動で、歓楽街が学生立ち入り禁止の理由をなんとなく察した。
「ありがとう、あそこには行かないようにする」
「じゃあな!」
「さよならー」
──なんかあの人本当いい人っぽい。姉っぽいね、妹とか弟に凄く優しそうな感じがする。
レヴォルフの生徒が去って行った後、明貴は懲りずに歓楽街を散策していた。すると、栗色の髪の可愛い女の子が慣れた様に歩いていた。
「歓楽街に似合わない子だなー」
明貴はその子を見て、少し以外に思っていた。先程のレヴォルフの生徒を見た後の所為かも知れないが歓楽街にいそうな生徒ではなさそうに見えた。
その子を目で追っているとマフィアっぽい、スーツを着た男に引き止められていた。
明貴は気になり、その様子を見ているとなにか揉めてる風な感じになっていた。
──あの子大丈夫かな?恐らく
交渉が決裂したのか、男がいきなり
──あれはマズイかも!助けなくちゃ…。
だが、明貴が動くよりも先に女が行動していた。襲い掛かった瞬間に女の蹴りがマフィアの腹へと直撃し、吹き飛ばされていた。
──アスタリスクの女の子ってなんか怖くない…?さっきのレヴォルフの人もだし、血の気多い気がする。俺もあんな人に絡まれるのは面倒くさいな…てか普通に怖いよ!!!って事で今日は歓楽街はもういいかな。
明貴は歓楽街を後にすることにした。カジノには興味があったが、持ち合わせのお金が余りなかった為、また次回ということにして帰路へと足を進めようとした。
「ちょっとそこの貴方待ちなさいの」
後ろから不意に問いかけられた明貴は、思わず振り返ってしまった。
──えっ?レティ…?んー。これはヤバイ!!!バレたらヤバイ!
明貴に声を掛けてきた、金髪の女性明貴はこの女性を知っていた…。レティシア・ブランシャール。聖ガラードワースの生徒会副会長である…。
そして何より、此処アスタリスクで明貴とフェアクロフ家の繋がりを知っている数少ない友人であった。
明貴は顔を見られない様にレティシアに再び背を向けた。
「──なんでしょうか…?」
少し声色を変えてレティシアに答えた。
「ここは学生立ち入りを禁止されている場所ですわよ?」
──よかった。バレてない…よし!今なら逃げれば勝ちだよね!!
「すいませんでした。では…さよなら」
明貴は背を向けたまま謝罪をし、その瞬間全力疾走した。
「ち、ちょっと待ちなさいの!!」
レティシアは急に逃げる明貴に呆気を一瞬取られたが、すぐに追いかけて来た。
──やばいやばいやばい!捕まったらアーネスト兄に怒られる…。それに能力使ったら多分簡単に逃げれるけど…正体がバレる…。レティと一緒にいたのって確か
「待ちなさいな!今ならまだ許してあげますわよ?!」
──レティのその言葉を誰が信じるか!!!
レティシアは
「どこまで追いかけてくるんだよ!」
明貴は声色を変えずにレティシアに問いかけた。
「あの様な場所にいる学生をチームランスロットであるわたくしが見逃すわけにはいきませんわ!」
──歓楽街以外なら正直に正体明かしたけど…歓楽街だけはやばい気がする…!
「あなたも学生なのでは…」
「わたくしは見回りをしておりましたわ!ちゃんと許可はおりてますの」
──このアーネスト兄大好き女め!!今度別の形であった時覚えてろ!!!
そんな話をしていると気が付けば明貴とレティシアの距離が3メートル程になっていた。
「迷い込んだだけです…昨日こっちに来たばかりなもので…」
「それにしてもあなたの声どこかで聞き覚えがありますわ…顔を見せなさいな」
──しまった…。逃げるのに必死で忘れてた…。
「拒否します」
「その生意気な態度、反応はまさか…」
「……」
──あっ…詰んだ。
明貴は正体がバレてしまったことを理解して足を止めた。
「アーネストに電話しますわ」
──このアーネスト兄大好き人間め!覚えてろよ!!!ちくしょー!!!!!
「──レティやめて!お願い!本当にお願いします!!!何でも言うこと聞くから!!」
明貴はレティシアに土下座をするくらいの勢いで頭を下げた。
「はぁ…。やっぱり明貴ではありませんか!こっちに来ているとは聞いてませんでしたわよ?」
──うーん。レティにどうにか口止めをしないと…。やばいよ!何も思い浮かばない…!
「ひ、久しぶりレティ…。実は昨日からこっちに来てました」
「お久しぶりですわ!アーネストもソフィアさんも何も教えてくれなかったですわ…」
──それは、俺がレティは色々と煩いしめんどくさいから言わないでって頼んだんだよね…。
「びっくりさせたかったんじゃないかな?」
明貴は白々しくレティシアに答える。アーネストやソフィアの所為にしてしまっていた。
「確かにびっくりしましたわ…まさか歓楽街にいるなんて思いもしなかったですわ…」
──本当にびっくりだよ!歓楽街に興味本意で入ったら完全に地雷踏んでしまったよ!!
「あれは本当に迷って入ったんだよ…」
実際は歓楽街だと気付いていたが、この状況で馬鹿正直に話す訳もなく明貴はレティシアに答えた。
「それなら仕方ありませんわね。ですが、アーネストとソフィアさんには報告させてもらいますわ!」
「それは本当にやめて欲しいです…昨日説教されたとこ…」
明貴はアーネストとソフィアの名前を出されるとすぐにレティシアに頭を下げた。余程説教をされるのが嫌なのだろう。
「はぁ…昨日アーネストが頭抱えていたのは明貴のことだったんですわね…」
──アーネスト兄が頭を抱えてたのはソフィ姉が告げ口したからだよ!!…ごめんなさい。
「仕方ありませんわね。今回は信じてあげますわ!次はないですわよ!」
「ありがとうレティ!」
明貴はレティシアに抱きついてお礼を言った。レティシアはなんだかんだで明貴に甘いのかも知れない。
「抱きつかないで下さいまし!──ところで明貴はガラードワースにはいませんでしたが…どこに?」
レティシアは抱きついて来た明貴を遠ざけて身なりを整えて問いかけた。
「星導館だよ!」
「星導館?クローディアのとこですわね…」
──クローディア…?そんな有名な人なのかな?
「クローディア?誰?」
「星導館の生徒会長ですわよ!なぜ知らないんですの?!」
──生徒会長はクローディアさんって言うんだね。多分昨日入学式で話してた気がする…半分以上寝てたから確証はないけど…。
「生徒会長は昨日見たけど名前まで知らないよ!」
──とりあえず、レティに寝てた事がバレるのはマズイから…顔は知ってることにしておくしか…。
「これは…クローディアに貸し作るをチャンス!?」
レティシアは何か思いついたのか、少し悪い顔になり端末を取り出した。
「明貴!アーネストとソフィアさんには報告しない代償を払ってもらいますわ!」
──えっ?どういうこと?代償ってガラードワースの生徒がそんなことしていいの?
「といいますと?」
「クローディアのところの生徒を歓楽街で補導しそれを注意だけで済ませ、貸しを作るんですわよ!」
──悪魔め!!!俺の印象が最悪になっちゃうよね!それ!!
「それは…」
「アーネストとソフィアさんに報告しますわよ?」
──ぐっ…。印象が悪くなるのは仕方ないよね…ソフィ姉達が厳しくなるよりは100倍マシかな。
「わかったよ…」
「決まりですわね!」
レティシアは端末をすぐに取り出し、通信をし始めた。
「お久しぶりですわ!」
──なんかテンション高くない?クローディアさんと仲良いのかな?
「お久しぶりでございます。何かご用で?」
──丁寧な人だね。流石生徒会長様だよ!
「歓楽街で星導館の生徒を補導したので、その連絡を」
「そうでしたか…それはお手を煩わしてしまい申し訳ありません」
「迷っただけと言っておられたので注意だけにしときましたわ!」
──仲良い訳ではなさそうだね。なんかレティが対抗心を燃やしてる雰囲気だね。
「それは寛大な処置を…ありがとうございますレティシア、こちらからも注意しておきます。その生徒さんは今おられますか?」
レティシアがこっちに来いと手で指示を出し、明貴は通信している画面の前に姿を現した。
「すいません。会長」
明貴は頭を下げて謝罪した。流石に入学早々に生徒会長へ迷惑をかけるのは忍びなかった。
「貴方は…確か、入学式の時寝てた子ですね」
──バレてた…。てかそこまでチェックしてるの?!アーネスト兄もチェックしてたみたいだし…此処の生徒会長達は千里眼的な何かを持ってるのですか!!
「すいません…」
明貴は謝りながらレティシアの様子を伺うと、腕を組んで色々言いたそうにしていた。
「今から迎えにいくのでそこでお待ちになってもらってもよろしいでしょうか?」
「構いませんわ!場所は………」
「では今から迎えに行きますので、少々お待ちください」
クローディアが迎えに来るとの事でレティシアが現在地を教え、到着を待つことになった。
「そういうことでしたのね。昨日アーネストが頭抱えていたので不思議に思っていましたが、納得ですわ…」
レティシアはアーネストの様子がおかしいことに気付いていたようであった。
「それについては反省してるよ。昨日の夜にこってり絞られたから…」
「ならわたくしからは何もいいませんわ!フェアクロフ家の人間としてしっかりしなさいな!」
レティシアは明貴に対して、昔から色々口煩く注意していた。
「はい…。それとレティ、俺こっちにはフェアクロフ家の人間って秘密で来てるからその辺把握しておいてね…名前は大薙明貴だから」
「やっぱり隠しておりましたのね…。わかりましたわ」
レティシアは明貴の境遇を知っている為、その辺を強く言うことはない。明貴との関係も良好でレティシア自身も明貴のことは可愛がっている。
「それにしてもレティは生徒会長さんとなにかあったの?」
明貴はレティシアが粘着質なタイプだとわかっていたが、クローディアに対しては何か因縁の様な何かを感じた。
「クローディアはわたくしの昔からのライバルですわ!この前の獅鷲星武祭で校章を破壊されましたの…」
──あっ、思い出した。レティの校章を破壊した人だったのね。うちの生徒会長も中々強いんだ。
「なるほど、負けて悔しいから軽く嫌がらせ的な感じか!」
「明貴?アーネストに報告しますわよ?」
「失言でした、レティシア様」
──なんでもかんでもアーネスト兄の名前出せばいいと思いやがって……今度仕返しする絶対…。
この後も散々レティシアに弄ばれ続け、それはクローディアが到着するまで終わらなかった…。
レティシアの髪型ってなんて言えばいいか困りますよね…。
原作何か書いてたかな…?笑
次回はクローディアと初対面!!