その日もまた、青い光がバベルに映し出された。
神々は来たか来たかと準備して待っている。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「うるさい」
「黙ってろ」
「おい、お前らだってさっきまで叫んでただろうが!」
「今は始まってんだろうが!」
「ふっ、名前当て委員会を発足した俺らは無敵!」
「そういえば作ったんだっけか。あとで教えろよ、真名をさ」
青い光は徐々に黒く染まり、画面一色が黒となる。そして、その下の方に一本の線が引かれ、そして、そこには何やら、右下の方に小動物らしき影が走っている。
「あの動物は?」
「アイズさんが抱えてたぬいぐるみに似てる……」
「頑張っているなぁ……」
しばらくランナーしているのが続いた後、画面が一際眩しく輝く。
そこに映し出されたものはーー
『臨時メンテナンス予定時刻
●月●日(金)17:00〜未定
メンテナンス中は『Fate/Grand Order』を視聴することができません。
詳細は関連グッズ委託先であるヘスティア・ファミリアにお問い合わせください』
オラリオ中は、阿鼻叫喚となった。
「なんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「わかったぞ。これはアレスの策略なんだ」
「「それだぁ!!」」
「アレス、滅ぶべし」
「アレスのバカやろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「アレス死すべし慈悲はない」
「さて、アレスファミリアを蹴散らしてくるとするかのう」
「それ、俺も参加させてくれ」
「うちのファミリアからもほとんど全員だそう」
「うちもだ」
「俺も」
「ここに、アレス討伐作戦決行ダァ」
●おまけ
「なんかオラリオ中の冒険者が攻めて来ました!」
「何人だ?」
「それが、少なくともレベル4以上が50人……」
「なん、だと!」
「どうしましょう」
「ドウシテコウナッタ!」
とばっちりを食らうアレスであった。
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「……夢か」
エミヤ・アーチャーはむくりと起きた。冷や汗を大量に書いていることを自覚する。
そして、エミヤは一言。
「開幕メンテはやめよう」
エミヤは固くそう誓った。
注意。この作品は一発ネタです。
こ、この話は悪いけど、ネタなんだから!仕方ないわよね? べ、別に日刊一位が嬉しくないというわけでもなくて……そう、もともと一発ネタなんだから仕方ないじゃない!この話は消すかもしれないから、そこは覚悟すること!いい?