ウルトラマンメビウス&ストライクウィッチーズ   作:オレの「自動追尾弾」

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第七話 怪獣の涙

 

1966年に「隕石怪獣 ガラモン」を用いて地球侵略を目論んだチルソニア遊星人(別名、「宇宙怪人 セミ人間」)を皮切りに、「ピット星人」や『ズール星人』、『ファンタス星人』など、地球はこれまで幾度に渡り、異星人からの侵略行為を受けてきた。

 

それらの侵略者から地球を守ったのは、『科学特捜隊(科特隊)』を始めとした防衛チームや、遠い宇宙の彼方から来たウルトラマンたちだ。

 

彼ら異星人は、時に地球人では信じられないような科学技術や特殊能力を用いては、地球人を驚かせた。

 

例えば、彼らの宇宙船に使われるバリアや浮遊装置はもちろん、ドキュメントUGに記録が残る「反重力宇宙人 ゴドラ星人」が使ったような重力操作能力や、ドキュメントMATの「発泡宇宙人 グロテス星人」が『魔神怪獣 コダイゴン』を生み出した物質「グロテスセル」がそうだ。

 

 

 

 

 

「それらの技術を、星人たちの兵器や宇宙船などから採取、研究したオーバーテクノロジー、それが「Much Extreme Technology of Extraterrestrial ORigin(地球外生物起源の超絶技術)」、通称『メテオール』なんです!」

 

ビシッ、と指し棒でホワイトボードに書かれた『METEOR』の文字を指すエリー。やたらと熱のこもった解説に、圧倒される芳佳たちであった。

 

 

 

 

 

芳佳たち4人のウィッチがGUYSに身柄を置くようになってから、1週間がたった。

その間にネウロイや怪獣が出現することはなく穏やかな日が続いており、ちょうどいいからとアイハラ隊長の提案でフェニックスネスト内の小会議室で、エリーによる『メテオール』の講座を受けていた。

 

 

 

 

 

「でも、宇宙人の技術って、危険なんじゃないですか?」

 

芳佳は、自分の世界で開発された兵器―――「ウォーロック」の事を思い出していた。

 

ウォーロックは、ブリタニア軍空軍大将トレヴァー・マロニーが、捕獲したネウロイのコアを使い、軍上層部にも秘密裏に製造した『無人人型航空兵器』だ。1年前、マロニー大将はネウロイのコアが未知数で調整段階であるにも関わらず、功を焦るあまり実験段階のウォーロックをガリアのネウロイの巣殲滅作戦に導入、戦闘開始時は巣のネウロイと同調させて支配下に置く事で圧倒していたが逆にネウロイに乗っ取られて暴走してしまい、芳佳たち501の最大の敵として立ちはだかったのだ。

 

心配そうな顔を浮かべる芳佳に、エリーはそうです、と頷いた。

 

「確かにメテオールは、発動すれば驚異的な威力を発揮できる反面、不明な点が多い危険な物ですので、『メテオール規約』によってその使用は厳しく制限されていて、緊急時を除いて隊長以上の許可の下に『1分間』しか使用できません。」

「1分………」

「それだけ、危険な代物と言う訳ですのね………」

 

実際、先日の戦闘でその威力を目の当たりにしているだけに、メテオールの危険性を実感するリーネとペリーヌ。

 

「でも、それを使わないといけないくらい、怪獣や宇宙人は恐ろしいと言う事なんですかね、坂本さん?」

「……………」

 

芳佳は、隣に座る美緒に尋ねるが、当の美緒は心ここに非ず、という雰囲気であった。

 

「坂本さん?」

「え、ああ、すまん…少し、考え事を、な………」

 

真面目に聞いてくださいよー、とエリーに注意され、美緒は小さく謝る。芳佳たち3人は、それを不思議そうに見つめるのであった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「―――これが、月面基地所属の『スペーシー・ルナ隊』を助けたという、『青いウルトラマン』です。」

 

その同じころ、ディレクション・ルームでは本部に出張中のサコミズ総監に代わり、ミサキ・ユキ総監代行がエリー以外のCREW GUYSメンバーと会議をしていた。

スクリーンに映し出されているのは、今からおよそ12時間前に『スペーシー・ルナ隊』と2体の月面怪獣をネウロイから助けたという青いウルトラマンであった。

 

「確かに青い身体だ。だが、ウルトラマンヒカリとは、全くの別人………新しい青いウルトラマンか………」

 

トリヤマ補佐官の言うとおり、2年前に初めて地球で確認された青いウルトラマン―――『ハンターナイト・ツルギ』こと『ウルトラマンヒカリ』とは、別の姿であった。

ヒカリの特徴的な尖った『耳』やカラータイマーの横の「スターマーク」や肩の突起、何より右腕の『ナイトブレス』がなく、身体が青く頭部のトサカが少し大きいことを除けば、その姿は『初代ウルトラマン』や『ウルトラマンジャック』に酷似している。

 

「ミライ、こいつの事、知ってるか?」

 

リュウは隣に座るウルトラマンメビウスことミライに聞くが、ミライはいいえと首を横に振った。

 

「確かに、ヒカリの地球での活躍で宇宙警備隊にブルー族、つまり青いウルトラマンの入隊希望者は増えたそうですが、訓練を終えた戦士が導入された話は、まだありません。」

 

ミライはそう説明する。

話によると、M78星雲『光の国』のウルトラマンは3つの種族があり、メビウスや初代ウルトラマンのように銀色の身体の「シルバー族」、ウルトラセブンやウルトラマンタロウのように赤い「レッド族」、そして、ヒカリのような「ブルー族」に分かれているのだという。なお、シルバー族同士であるウルトラの父とウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウがレッド族であるので、おそらくは地球人で言う所の血液型のようなものであると推測される。

 

「では、この青いウルトラマンはもしかしたら、ヴェネツィアに現れたウルトラマンと同様に別の世界から?」

「可能性はあると思います。」

 

マル秘書官の推測にミサキが頷いた。丁度その時、ディレクション・ルームのドアが開き、講座を終えた美緒たちウィッチが入ってきたため、リュウはモニターを消し、会議は終了となった。

 

「メテオール規約、思った以上に多いですわね………」

「覚える事、多いね………」

 

メテオール規約の書かれたコ■コ■か●ン●ンほどの厚さがあるA4用紙の束にウンザリした表情のペリーヌと苦笑するリーネ。芳佳と美緒も戸惑っている様子であった。

 

「どうだ、様子は?」

「覚える事は多いですが、何とか。こら、離れなさいな!」

「ピュ~」

「そうか。」

 

リュウの問いに、いつの間にか頭上に出現したリムを引きはがしながら答えるペリーヌ。最初にディレクション・ルームで抱き着いて以来、リムはペリーヌの事が気に入ったのか、毎回頭にしがみ付いて来てはペリーヌが引きはがすのがお約束になりつつあった。

 

「メテオールといえば、明日辺りに最新のマケット怪獣が届くって言っていませんでしたか?」

 

思い出したようにミライが聞く。トリヤマはコホン、とわざとらしく咳払いをして、

 

「その通り。頻発する怪獣、特にネウロイ対策のため、私が、この私が自ら厳選、提案した最新鋭のマケット怪獣!その名も―――」

 

トリヤマが発表しようとしたその時、けたたましい警報が鳴り響く。

 

 

 

皆が慌ただしく臨戦態勢に入る中、一人ガックリとうなだれるトリヤマを、ペリーヌから飛び移ったリムが、優しく撫でるのであった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第七話 怪獣の涙

 

宇宙大怪獣 ベムスター

サーベル暴君 マグマ星人ヴァルドスキー

異次元宇宙人 イカルス星人ジュリコ

 

 

 

ウルトラマンコスモス 登場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長野県の山中付近で四次元エネルギー反応を感知したCREW GUYSジャパンは、美緒とペリーヌを同行させて、ガンフェニックスで出動した。怪獣が出現するならまだしも、ネウロイであった場合の対処のためだ。

 

「エネルギーが検知されたのは、この付近でしたわね。」

[この辺って、前に『アーマードダークネス』の影響で、怪獣が出たトコじゃなかった?]

[ああ。確か、マグロだかマグマだか………]

[『地底怪獣 マグラー』ですよ、隊長。]

 

惜しいなと笑うリュウに、少し呆れる一同。その時、地上に異変を見つけたペリーヌが声を上げた。

 

「少佐!」

「む?」

 

見れば、木々の一部がなぎ倒されたかのようにぽっかりと開いていた。近寄って判明したことであるが、そこは何かがそこの木々をなぎ倒したのであった。その先には不時着したと思わしき全長30m程の赤い戦闘機が、エンジン部から黒い煙を出していた。

 

「見たことのない飛行機だ………」

 

見たところ地球産の物に見える戦闘機に驚くリュウと美緒。一応、本部でエリーがアーカイブを確認するが、該当する宇宙人はいない。

 

「四次元から出てきたのは、コイツか?」

 

戦闘機を確認したCREW GUYSは少し離れた地点に着陸すると、各々、トライガーショット等の銃器を(美緒は背負った烈風丸を)構え、木々に身を隠しながら戦闘機に先ほどの場所まで足で接近する。

ドキュメントUGに記録が残る「キュラソ星人」や「プラチク星人」は、ウルトラ警備隊が誇るメカニック・ウルトラホークやマグマライザーを操縦して逃亡、ないしは地球防衛軍を攻撃したと言う。戦闘機が仮に地球産だとしても、乗っているのが地球人とは限らないのだ。

 

「………」

 

戦闘機が目と鼻の先に見えたその時、先行していたリュウがハンドサインで止まるように合図をする。うまく聞き取れないが2人の人物の話し声が聞こえたのだ。

 

「―――!―――?」

「――――――??」

「………」

 

リュウが、3カウント後に突撃する事を合図し、ゆっくり3本伸ばした指を曲げていき、

 

「おい!そこに隠れている奴ら!!」

『!?』

 

最後の1本を曲げようとした時、戦闘機の方向から怒鳴り声と銃器を構えたらしき音が聞こえた。

 

「え?」「今の声って………」

「そこにいるのは分かってるんダ!さっさと出てこい!」

 

美緒とペリーヌには、その声に聞き覚えがあった。美緒が眼帯を外し、魔眼で戦闘機の付近を見た。そして、飛び出して声を上げた。

 

「待て『エイラ』、『サーニャ』!!」

「え!?」

「坂本少佐に、ペリーヌさん……!?」

 

飛び出てきた美緒に声の主―――銃を構えた『エイラ・イルマタル・ユーティライネン中尉』と、倒れている男性を看病している「サーニャ・V・リトヴャク中尉」は、驚いた。エイラが銃を下すと、困惑した様子でリュウたちも木々の中から出てきて美緒に問いただした。

 

「いったい、何がどうなって…?」

「美緒、こいつらもしかして………?」

「ああ、私たちの仲間だ。」

 

美緒が説明すると、サーニャに看病されていた男性が起き上がろうとするが、腕が痛むのか、顔を歪めた。

 

「ムサシさん!まだ無理しないで………」

「ああ、ありがとう、サーニャちゃん………」

「あの、失礼ですが、あなたは…?」

 

サーニャに介抱される男性に、ペリーヌが聞く。

 

「はい、僕は、『春野ムサシ』と言います………」

 

春野ムサシはそう名乗った瞬間、激痛に顔を歪める。

 

(この人は………!)

 

リュウがメモリーディスプレイで救護班を要請する中、ミライはムサシに『何か』を感じ取っていた―――

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「―――まったく、なかなか怪獣を送ってこないと思ったら。」

 

同じ頃、ここは東京都郊外のとある廃工場。持ち込んだと思わしきアンティーク調の白いイスとテーブルに腰を掛けた黒いタキシードに片眼鏡、白い口髭を蓄え白髪をオールバックにした老紳士が、執事と思わしき男性の入れた紅茶を飲みながら嫌味たらしく言う。

 

「既に、別次元のナックル星人達の方は、今日にも達成できるそうですよ。なのに君たちときたら………」

「面目なイカ………」

 

老紳士の前で正座をさせられたイカルス星人とマグマ星人は、肩を震わせていた。優雅に紅茶を嗜むこの老紳士のプレッシャーに、圧倒されているのだ。老紳士は口を拭いて立ち上がった。

 

(なんつうプレッシャーだ………かつての『暗黒四天王』直属ってのは、伊達じゃねえって事か………!)

「まあいいでしょう。まさかまだメビウスが地球にいる事は予想外でしたが、アレのテストには丁度いいでしょう。」

 

シルクハットを被り、執事からマントと杖を受け取ると、老紳士は2人に背を向けた。

 

「この私、カウントが直々にネウロイの有効利用法を見せてあげましょう。君たちも存分に働いてください。」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

それから1時間半後、フェニックスネストに3人と戦闘機―――『テックスピナー1号』を搬送し、ムサシは治療で処置を受けていた。

 

「じゃあ、サーニャちゃんたちは、その『EYES(アイズ)』っていう組織の人たちに、助けてもらったんだ。」

「うん。落ちたのは、『ジュラン』っていう遊星で、そこの研究チームに参加していたムサシさんに会ったの。」

「そうしたら、馬鹿デカいロボットに襲われて、一緒だったムサシさんの友達が攫われたんダ。」

「で、そいつを追って異次元の門をくぐったら、」

「あの場所に出たってコトか。」

 

ムサシの治療を待つ間、リュウたちはサーニャとエイラから事情を聴いていた。宇宙空間の異次元の門から出てきた際に出口の高度が想像以上に低く、ムサシは操縦を誤ってしまい不時着してしまったそうだ。その際にムサシは気絶してしまったが、操縦桿は放さなかったという。

 

「しかしお前達、良く俺らがいたのに気が付いたな。」

「ふふーん、サーニャの固有魔法「全方位広域探査」があれば、雲の中に隠れていても見つけられるんダゾ。」

「そうなのか。」

 

エイラの説明に納得をして頷くリュウ。しばらくすると、腕を吊ったムサシが医療室から出てきた。

 

「ムサシさん!」

「大丈夫ですか?」

「ああ、軽い打撲だけど、念の為に数日は安静にって。」

 

心配する2人に笑いかけるムサシ。その時、ふと、ムサシとミライの目が合った。

 

《―――君は何者なんだ?》

「!?」

「ムサシさん?」

 

突然、頭の中に響く声にムサシが驚き、サーニャが心配する。

 

《驚かせてすいません。この声は、君にしか聞こえないから………》

《テレパシーか………》

《僕は、光の国から来た宇宙警備隊員だ。君は、別次元のウルトラマンなのかい?》

「………?」

「ど、どうしたんダ2人とも…?無言で見つめ合って………」

 

テレパシーでの会話であるため、無言で見つめ合う2人に戸惑うエイラたち。若干アブナイ描写に見えなくもない。

 

《―――なるほど、私の存在に気づいていたのか。》

《!?》

《コスモス!》

 

その時、突然ムサシの方から『ムサシ以外の声が』届く。落ち着いた印象を受けるその声は、ミライに名乗った。

 

《私は、ウルトラマンコスモス。君の言うとおり、別次元の宇宙から来たウルトラマンだ。今、私はムサシと一体化して、彼と共に戦っているのだ。》

《初めましてコスモス。僕はメビウス。この姿では、ヒビノ・ミライと呼ばれている。》

 

一体化していると聞いて、ミライはかつての兄弟たちと同じ境遇であると思った。

 

「おーい、2人ともー?」

《とにかく、これ以上黙っていては不審に思われる。》

《そうですね………何とか自然な形で………》

「あ、ムサシさん、肩に糸くず付いていますよ?」

「え、どこに?」

「ほら、ここに…」

「え?どこどこ?」

 

いいかげん怪しまれてきたので、慌ててごまかす2人。芳佳とリーネ、サーニャは不思議そうに首を傾げ、美緒とエイラが訝しげな眼を向ける。2人がコントのようなやり取りをしていると、所で、とリュウが切り出した。

 

「サーニャ達に聞いたんだが、アンタの『友達』が攫われたんだって?」

「あ、そうなんです。突然、『遊星ジュラン』に、全長が150m程のロボットが現れて………」

 

ムサシはそう言うと、悔しそうに唇を噛む。

 

「150mって、相当な大きさだな……」

「一般的なウルトラマンや怪獣のおよそ3倍に相当しますね………」

「もし良ければ、俺たちGUYSも手伝うぜ。今、こっちの世界で起こっている事件と、関係があるやもしれないからな。」

「ありがとうございます………」

「それで、攫われたというお友達の写真等はありますか?」

「ああ、1年半ほど前に撮ったやつが…」

 

そう言うとムサシは、ポケットから1枚の写真を出した。写真にはウェディングドレスを身にまとった女性と白いタキシード姿のムサシを中央に、周りを数名の男女が囲み、後ろには温厚そうな3匹の怪獣が写っていた。

 

「何で怪獣まで?」

「て言うか、結婚していたんですかムサシさん!?」

「それで、この中の誰だ?まさか花嫁って言うんじゃないだろうな?」

 

それは、とムサシが言おうとしたその時、本日2回目の警報が鳴り響く。

 

 

 

 

 

「何事だ?」

 

ディレクション・ルームに駆け付けたリュウは、オペレーター席に着いたエリーに状況を確認する。

 

「大気圏に次元エネルギーが発生し、怪獣が出現しました!」

「GUYSスペーシーの迎撃衛星は射程距離外であるため迎撃不能、このままですと、1時間以内に日本に到達します!」

 

立て続けに彼方が報告する。立体モニターには怪獣の移動経路と到達予測地点の計算状況が示されていたが、ぱっと、怪獣を映した映像に切り替わった。

 

『ピヤアアーー!!』

 

その怪獣―――鳥に似たくちばしのある顔に鬼を思わせる短い1本角を持ち、星形の体系と腹部の五角形の器官が特長―――が一声鳴くのを見て、リュウは目を見開いた。

 

「『ベムスター』じゃねえか!!」

「ベムスター?」

 

『宇宙大怪獣 ベムスター』ドキュメントMATに2件、ZATに1件の記録を持つ宇宙怪獣だ。2年前にも出現し、いずれも防衛チームやウルトラマンを苦しめた強敵だ。

 

「かなりの強敵だが、弱点は判明している。エリー、着陸予測地点を割り出してくれ。」

「G.I.G!」

 

リュウの指示で計算を開始するエリー。未だにこの挨拶には慣れないな、と美緒が思っている間に、エリーが叫ぶ。

 

「着陸予測地点が出ました!場所は………新宿、D地区?」

「東京のど真ん中じゃねえか!」

 

着陸地点を聞き、リュウは右拳を左手に打ち付ける。一方、読み上げた張本人であるエリーは小首を傾げるが、リュウは司令を出す。

 

「ベムスターの迎撃に向かうぞ。GUYS,Sally GO!!」

『了解!!』『G.I.G!!』

 

号令と共に、GUYSとウィッチは出動した。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「ピヤアアーーー!!」

 

東京上空に出現したベムスターは、エリーの予測通り新宿のど真ん中に着地したのち、頭頂の角「レイホーン」から光線を放って、街を破壊し始めた。避難が遅れた人々が逃げ惑う中、CREW GUYSのガンフェニックスとガンブースター、そしてエイラとサーニャを除いた4人のウィッチたちが到着した。

 

「ベムスター確認!」

「よく見るとかわいい顔していますわね、この怪獣………」

「ガンフェニックス、スプリット!!」

 

ガンフェニックスがガンウィンガーとガンローダーに分離、ベムスターへの迎撃が始まった。ガンマシンがビームを発射するが、ベムスターは腹部の器官で吸収してしまった。

 

「吸収しただと!?」

「あれが奴の厄介な所だ!」

 

ベムスターは腹部の器官「吸引アトラクタースパウト」で水素やヘリウムを餌として吸収するだけでなく、ウルトラマンジャックのスペシウム光線やメビウスのメビュームシュートをも吸い込んでしまうのだ。

ならば、と美緒が烈風斬を顔面に向けて放つが、ベムスターの前で急に軌道を変えて腹部に吸収されてしまう。魔法力までも吸収してしまうベムスターの能力に戦慄するウィッチ一同。これまで戦ってきたベムラーやゴメスとは一線を画していた。

 

「何という怪獣ですの………」

「大怪獣の名は伊達ではないと言う事か………」

「だが、コイツには弱点がある!」

 

そう叫ぶと、ガンウィンガーはベムスターの背後にまわり、ピークバルカンを放ち、背中にダメージを与えた!

 

「ピヤアアーー!!」

「コイツの背後は、がら空きなんだよ!」

「なるほど!!」

 

そうと分かればと、美緒は芳佳たちに指示を飛ばす。

 

「宮藤とペリーヌはベムスターの注意を向けろ!私とリーネは背後から攻撃だ!」

『了解!!』

「ガンローダーは芳佳たちの援護だ!」

[G.I.G!]

 

返事をすると、美香たち3人とガンローダーは攻撃を開始する。ビームは吸収され、魔法力の籠った弾丸は堅い体表に阻まれてしまうが、引きつけるのには十分だ。

 

「ウィングレットブラスター!!」

「ガトリングデトネイター!!」

「喰らええいッ!!」

 

2大マシンの攻撃と美緒の烈風斬が、ベムスターの背中に向けて放たれた!

 

 

 

バシィイッ

「!?」

「何!?」

 

だが、放たれた攻撃はベムスターまで届くことなく、突如として現れた黒い影に阻まれた!

 

『悪いが、そうはイカないのだよ!』

『こいつはやらせねえぞ!!』

 

現れたのは、巨大化したマグマ星人とイカルス星人のコンビだ。ただ、2人とも若干装備が変わっており、マグマ星人は左手を隠す長い黒いマントを纏い、イカルス星人は胸と右腕に拳闘士を思わせる茶色い革製の鎧と籠手で覆っていた。

 

「こいつらは!」

「マグマ星人とイカルス星人………!」

「あの時の宇宙人!ベムスターは貴様らの差し金か!!」

 

2体の宇宙人に向けて美緒が怒鳴る。マグマ星人はふん、と鼻を鳴らすと、右手のサーベルの切っ先を向けた。

 

『自己紹介をしていなかったな。オレ様はこと座のシュリアク辺りではちょいと名の知れた無法者(アウトロー)、『地獄の狂犬』、ヴァルドスキー様よ!!』

 

マグマ星人こと、ヴァルドスキーが名乗ると、隣のイカルス星人も手のひらを回すような奇妙な動きをしながら名乗った。

 

『同じく俺は、イカした怪力闘士、ジュリコ様だ!!』

「ヴァルドスキーに………ジュリコ………?」

 

名乗りを上げた2大星人に息をのむ一同。次の瞬間、ベムスターがレイホーンから光線を発射し、ガンローダーの翼をかすめた。

 

「ピヤアアーーー!ピヤアアアーーー!!」

『こら、暴れるな!』

『とにかく、俺たちも相手になるぞ!かかってこイカ!!』

 

両手の爪を振り回しながら突進していくベムスターをヴァルドスキーが追いかける中、ジュリコは両耳からアロー光線を発射し、ビル群を破壊していった!

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「やっぱりおかしいです、あのベムスター!」

「おかしいって、何がだね!?」

 

一方、フェニックスネストのたエリーが立ち上がり、声を荒げた。それに驚いたトリヤマ補佐官が素っとん狂な声で聞くと、

 

「ベムスターがあんな風に暴れる事はほとんどないですし、何より新宿にはガスタンクがありません!」

 

ベムスターは大量の窒素や水素、ヘリウムをエサとする怪獣であるため、過去に襲来した際には(『異次元人 ヤプール』に操られていたとされる「改造ベムスター」でさえ)、必ず『ガスタンク』を襲ってきていた。だが、今回は新宿のど真ん中。ガスタンクなんてありはしない。おまけに、ヴァルドスキーが止めるのも聞かずに暴れまわっている。

 

「それは確かに、おかしいですねえ………」

「そうです、おかしいですよ!」

 

顎に手を当てたムサシが共感すると、エリーも頷いた。そして、マル補佐官が気付いた。

 

「………っていうか、君、いつの間に入ったの!!?」

「え?」

「あ、ムサシさん。」

 

そう、医務室にいたはずのムサシが、いつの間にかディレクション・ルームにいたのだ。

 

「いや、みんなの事が気になったもので………」

「気になったって、君は部外者だろう!とっとと出て行って………」

「あれは!」

 

トリヤマがムサシを追い出そうとした時、エイラが声を上げる。モニターには、金色の光が溢れていた。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「ピヤアアーーー!!」

『喰らえアロー光線!』

 

2大星人に守られながら街を蹂躙するベムスター。めちゃくちゃに手の爪を振り回しながら突進するベムスターにヴァルドスキーに対し、ジュリコはガンマシンやウィッチたちに向けて得意のアロー光線を放ち、ベムスターから遠ざける。

 

「このままじゃあ街が!」

 

ベムスターが自分たちから離れる様子を見て、美緒が唇を噛む。その時、ミライは通信機がオフになっているのを確認して、リュウに話しかけた。

 

「………リュウさん、僕がイカルス星人を止めます!」

「頼む!」

 

リュウがそう言うと、ミライは左手を構えてメビウスブレスを出現させ、中央のクリスタルを回し、金色の光に包まれる。瞬間、メビウスの環の軌跡を描く光がジュリコの目の前に現れ、ウルトラマンメビウスが参上した!

 

「メビウス!」

(ヒビノ隊員………)

 

『現れたな、ウルトラマンメビウス!』

『セヤァア!!』

 

メビウスの姿を確認したジュリコは、レスリングのような構えから低いタックルをかまして腰の辺りに掴みかかる。メビウスは一瞬怯んだが、ジュリコの背中に拳を振りおろす。

 

『イカイ、いやイタイ!背中痛いって!』

『ダァ!デヤア!!』

「メビウスが奴を引きつれている間に、俺たちはベムスターを!」

『G.I.G!』

 

リュウの言うとおり、ジュリコをメビウスに任せてベムスターへと向かう一同。マグマ星人ヴァルドスキーはそれに気づくと、右腕のサーベルを掲げた。

 

『ええい、何をやっているんだジュリコ!行け、ベムスター!!』

「ピヤアアーーー!」

 

ヴァルドスキーにけしかけられて突進するベムスター。近くのビルの屋上に立ててあった映画の看板(シャイニングキノコ狩りⅡ)を弾いて当てようとするが、ガンマシンたちは寸での所で飛んできた看板を回避、各自砲撃を開始した。ベムスターはレイホーンから光線を放ち応戦すると、背後に回ったガンブースターが掃射、だが、とっさにヴァルドスキーがマントを翻して弾を跳ね返してしまった。

 

『オレ様のこのマントは、丈夫なんだよ!』

「どうやら、そうらしい………!」

「ピヤアアアーーー!!」

 

ヴァルドスキーが勝ち誇ったその時、ベムスターはヴァルドスキーを押しのけてガンブースターに突っ込んでいき、飛び上がって爪を振り下ろした。ガンブースターはぎりぎりで躱そうとしたが翼の先端にダメージを受け、ふらふらと高度を下げる。

 

『おいコラ!それが助けてやった奴に対する―――』

「ピヤアアアーーー!!ピヤアアーーー!!」

「この怪獣………!?」

 

ヴァルドスキーの言葉に耳も貸さず、ベムスターは滅茶苦茶に暴れ始める。ジュリコの相手をしていたメビウスもその異常性に気づき、疑問に思っているその時、芳佳は気が付いた。

 

「ピヤアアーーー!!ピヤアアーーー!!」

「あれは………!?」

 

ベムスターの目から、光るものが、落ちた………

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「涙………?」

「怪獣が、涙を………?」

 

フェニックスネストでも、ベムスターが涙を流すのを確認し、トリヤマ達は唖然とする。

 

「あの怪獣………いけない!!」

「ムサシさん!?」

 

ベムスターの涙を見たムサシは何かを察したのか、弾かれたようにディレクション・ルームを飛び出して行き、サーニャとエイラが慌てて追いかけた。

 

《コスモス、あのままではあの怪獣は!!》

《ああ。行こう、ムサシ!》

 

フェニックスネストの外に出たムサシは、腕を吊っていた布を取り払うと懐から『先端につぼみ型のクリスタルが付いたスティック』―――「コスモスプラック」を取り出すと、天高く掲げ、叫んだ!

 

 

 

「コスモーーース!!」

 

 

 

瞬間、コスモスプラック先端のクリスタルが花弁の如く展開し光が溢れ、眩い光がムサシを包み込むと、追いついたサーニャの目の前で光の球となって、飛んで行った。

 

「行っちゃった………」

「ムサシさん………」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「ピヤアアーーー!!」

『ええい、貴様、いい加減にせんか!!』

 

暴れまわるベムスターにしびれを切らしたヴァルドスキーは、マントに隠されていた左腕を出す。左手には鞭が握られており、ヴァルドスキーはそれをベムスターに向けて振るった。

 

ビシィッ

「ピヤアアーーー!ギュウウ~~」

「コイツ………!」

『さあ行け、メビウスを倒せ!!』

 

悲鳴を上げるベムスターに向けてヴァルドスキーが命令をすると、ベムスターはジュリコを組み伏せるメビウスに突っ込んでいく。

 

「もしかしてあの怪獣、無理やり従わされているんじゃあ………」

「だとしたら、まずは星人を!」

「ピヤアアーーー!!」

 

芳佳とペリーヌが気づくものの、ベムスターはジュリコを放り投げて構えを取るメビウスに迫る!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピカァアッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『!!!??………』

 

 

 

 

 

だがその時、突如として空から青い光がベムスターの目の前に舞い降りた!

 

「何だ!?」

「!あれは………!?」

 

皆が戸惑う中、芳佳は光の中に「巨大な人影」を見た。徐々に光が薄れていくと、その中から銀色の体に青いラインを走らせ、胸に青く光る丸いカラータイマーの周りには銀色の装飾がある巨人が現れた!

 

「青い………ウルトラマン………!?」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「あれは!」

「月面に現れたという、青いウルトラマン!」

 

フェニックスネスト内で、青いウルトラマンの姿を見たトリヤマとマルは、驚きの声を上げる。その時、サーニャとエイラがディレクション・ルームに戻ってくると、モニターに映された青いウルトラマンの姿を見た。

 

「コスモス………!」

「コスモス?」

 

エイラの呟いた言葉にマルが聞き返し、サーニャがそれに答えた。

 

「私たちの迷い込んだ、ムサシさんのいた世界で出会った、『ウルトラマンコスモス』と呼ばれていた巨人です!」

「ウルトラマン、コスモス………!」

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

『馬鹿な!ウルトラマンがもう1人だと!?』

『あいててて…い、イカんぞこれは………』

 

青いウルトラマン―――ウルトラマンコスモスの出現に、ヴァルドスキーとメビウスの拘束から逃れたジュリコは焦っていた。メビウスはコスモスの側まで行くと、コスモスは彼に顔を向けた。

 

『コスモス………!』

『メビウス、ベムスターは私に任せてくれないか?』

『え?』

「ピヤアアーーー!!」

 

コスモスの進言にメビウスが聞き返した時、ベムスターが一鳴きして腕を振るう。コスモスは暴れる宇宙大怪獣に向き直ると、両腕を、まるで鳥の翼を思わせる形で大きく広げ片足を上げるポーズを取り、開いた手を相手に向けた、太極拳を思わせる構えを取った。同時にベムスターがコスモスに向けて突進を仕掛けるが、それをコスモスは軽く受け流すとベムスターの背後に回る。

 

「ピヤアアーーー!!」

『フゥッ、ハァアッ!』

 

ベムスターが振り返ると、コスモスは先ほどの鳥のような構えを取り、ベムスターの振り回す腕を次々と払いのける。

 

「あれは………」

「戦いを、避けているのか?」

 

コスモスの動きに疑問を持った美緒とリュウが、思わず声に出す。

 

『コイツ、調子に乗るんじゃねえぞ!!』

『お、おいヴァルドスキー!?』

 

その時、しびれを切らしたらしいヴァルドスキーが右腕のサーベルを掲げてコスモスに襲い掛かる!

 

『セヤアア!!』

ガギイインッ

『何!?メビウス……!』

 

しかし、左手にメビュームブレードを伸ばしたメビウスがそれを受け止め、鍔迫り合いとなった!

 

『こっちは任せてくれ!』

『すまない、メビウス…』

 

コスモスが頷くと、ベムスターはレイホーンから光線を発射、コスモスはバリアでそれを弾くと両手を大きく広げた。

 

『ハァアー………!』

 

すると、腕と腕の間に虹色のオーラが発生、コスモスが右掌を突き出すと、オーラはベムスターを優しく包み込んだ。

 

「キュ~………」

 

するとどうだろう、あれだけ暴れていたベムスターが動きを止めて、大人しくなったではないか。

 

「大人しくなった………?」

「あの光線には、怪獣を抑制する効果があるのか………」

『あ、あいつよけイカ、いや余計な事を!』

 

大人しくなったベムスターに一同が驚く中、コスモスはベムスターにゆっくりと歩み寄る。

 

 

 

 

 

「ッッッ!!!?ピヤアアアアアアアアアーーーーーーーーッ!!」

『!?』

 

だがその時、大人しかったベムスターが急に大声で鳴くと、再び暴れだしてしまった!

 

「何だ!?何が起こったのだ!?」

「ピヤアアアアーーー!ピヤアアアーーー!!」

『お、オイお前―――ぎゃああ!?』

『ウワア!?』

 

コスモスも困惑していると、レイホーンからメチャクチャに放たれた光線がメビウスとヴァルドスキー、更にコスモスにまで直撃してしまった!

 

「メビウ―――」

「ヒビノ隊員!!」

「!?」

「え………?」

 

芳佳が悲痛の声を上げたその時、美緒の叫びにウィッチ達は耳を疑った。言ってしまった美緒も無意識であったのか、口に手を当ててしまった、という顔をしていた。

 

「坂本、少佐………?」

「いま、何て………」

「ベムスターが!?」

 

ウィッチ達が困惑する中、ベムスターは空に向けて飛び立とうとしていた。

 

「逃がすか!」

『させるか!』

 

追おうとするガンウィンガーをジュリコがアロー光線で狙い撃つ!

 

「アイハラ隊長!」

「しまった………!」

 

気付いた芳佳が急行するが、光線は真っ直ぐにガンウィンガーに迫る!

間に合わない、皆がそう思ったその時―――

 

 

 

 

 

ドォオオンッ

『グァアアアアアア………!!』

『ッ!?』

『コスモス……!!』

 

ガンウィンガーを庇い、コスモスがその身にアロー光線を受け止めたのだ!コスモスはその身を燃やしながら、重力に従い地面に激突、その間にベムスターは再び発生した次元の門を通って消えてしまった。

 

『グァア………』

『くっそお………』

『ここは引くぞ、ヴァルドスキー!』

 

2人のウルトラマンが倒れるのを見て、ジュリコはヴァルドスキーの肩を抱えて姿を消した。残ったウルトラマンも苦しんだ声を上げながら光と共に消え、その場にはウィッチ達と3機のガンマシンが残った。

 

「消えた………」

「!あれは…!!」

 

リーネが指を指した先には、コスモスの消えた後に倒れるムサシに、ミライが駆け寄っている所であった。

 

「ムサシ、さん………!?」

「じゃあ、コスモスはまさか………!?」

 

2つのショックが3人のウィッチを襲い、その元凶の一端たる彼女らの副隊長も困惑をしていた。

 

[………基地に帰還する。医療班をこっちに回してくれ。][G.I.G。]

「アイハラ隊長!!」

 

一拍おいて、リュウが指示を出す。冷静なその様子にペリーヌが声を上げるが、

 

[話はあとだ。今は被害状況と、けが人の救護が先だ。]

「………了解。」

 

リュウにそう言われ、渋々引き下がった。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

「ムサシさん………!」

 

瓦礫の中、倒れるムサシに駆け寄るミライ。ムサシは腕や足を赤く滲ませ、頭からも血を流していた。明らかに先ほどよりも重症だ。

 

「僕が着いていながら………」

「ミライ君、君のせいでは………アグッ!」

「ムサシさん!」

 

苦しむムサシに駆け寄るミライ。その時、近くのビルの外壁が崩れ、瓦礫がムサシに向けて落ちてくる!

 

「くっ………ハアッ!!」

グンッ

「!?ミライ君……!」

 

瞬間、ミライが手をかざして力を込めると瓦礫は空中で静止、そのまま移動をすると、ムサシからかなり離れた地点で落下した。

 

ウルトラマンの持つ超能力『ウルトラ念力』の一つ、「ウルトラサイコキネシス」だ。

 

「はあ、はあ、………あぐッ!」

「ミライ君……!うう………」

 

だが、生身で使うと体力を大きく消耗する念力を戦いの後で使ったせいか、倒れこんでしまうミライ。ムサシも限界が来たのか、気を失い倒れこんでしまった。

 

「!ミライさん!ムサシさん!」

「2人とも!」

 

少しして、芳佳とリーネが血を流す2人を発見して駆け寄った。

 

 

 

 

 

つづく




第七話、『コスモス篇』前編です。サブタイトルがギンガのあれっぽいのは偶然です、念のため。

エリーによるメテオール講座。ウォーロックって「スト魔」世界におけるメテオールと言えると思うんですよ、ある意味。メテオールの例は、グロテス星人は言わずもがなエベッ様のアレですが、ゴドラ星人が重力偏向板の元のイメージです。

ムサシ、エイラ、サーニャ登場。ちなみに、以前長野山中に出現したマグラーは小説版が元ネタ。

以前登場したマグマ星人とイカルス星人の本名はヴァルドスキーとジュリコ。元ネタがあるのですが、それはいずれ。なお、ヴァルドスキーの異名等は中の人ネタw(メビウスに登場したマグマ星人は、稲田徹さんが声を当てられています)カウントは「伯爵」という意味の英単語から。

ガスタンクに降りないベムスター。調べたら新宿にも昔はガスタンクがあったけど、今は跡地が新宿パークタワーになっているそうです。ガスタンクがない場所に出現したのは公式では「ギンガS」に出たのが初?

では、また次回。
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