Fate/Decade Order   作:メーQUEEN

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5話目にしてやっと変身…おのれディケイドォォォォォォ!

こんなに投稿が遅くなったのもゴルゴムの乾巧って奴の仕業に違いない、絶対ぇ許せねぇ!!





…本当はシティウォーズのイベントやってました、ごめんちゃい


復活!世界の破壊者!

「いきなり攻撃して悪かったな、一応直撃はしないようにしてやったが大丈夫だったか?」

 

3人を不意打ちしたであろう者は悪びれる様子もなく話しかけて来た。

 

「ちょっと…あれは一体何なの!?あんなサーヴァント、見た事も聞いた事も無いわよ!!」

 

突如現れた未知の存在に、オルガマリーはさっき以上に取り乱した。そんな彼女の姿を見た何かはその様子を楽しむように話し始めた。

 

「おっと…まずは自己紹介しておかないとな、俺の名はブラッドスターク!長いから気軽にスタークとでも呼んでくれよ」

 

ベージュの宇宙服を着ているようにも見えるその怪人は自らをブラッドスタークと称した。血に染められような全身の中に引き立つエメラルドグリーンのゴーグルや胸の装飾から察するに、この怪人は恐らくコブラをモチーフにしているのだろう。

 

「ブラッド……スターク」

 

「聞き覚えのない名前です…所長は何か…」

 

「知ってるわけないでしょ!?あんなサーヴァント、初めて見るわよ!」

 

正体不明のコブラ男を前に戦慄しパニックに陥っている2人に対し、士は妙に落ち着いていた。

 

「いい反応してくれるねぇ…ディケイド、可哀想だからお前から教えてやったらどうだ?」

 

「ディケイド…?あの…もしかして私達を誰かと間違えていませんか?」

 

揶揄うようなスタークの発言に違和感を感じたマシュはそう聞き返すもそれまで黙っていた士がいきなり口を開いた。

 

「…そいつはサーヴァントじゃない、スマッシュだ」

 

「え?」

 

「…ハザードレベル2以下の人間にネビュラガスを投与することで生まれる怪人だ」

 

「あの…士さん…?」

 

「恐らくだが、こいつはこの世界の怪人じゃない。もっとも…ここが『仮面ライダービルドの世界』なら話は別だがな」

 

目を閉じたまま淡々と語った士に2人は何も言うことが浮かばなかった。そんな中スタークだけは士を称賛するように拍手をする。

 

「流石、世界の破壊者さんは博識だねぇ…気に入ったから特別に一つだけアドバイスをしてやろう」

 

「…何だ」

 

「行く先々でライダーを探せ。それが…お前がこの『Fateの世界』でやるべき事だ」

 

「ライダーを探す…か」

 

「さーて、お喋りはここまでだ。次はこいつらの相手をして貰おう」

 

忠告を終えたスタークの背後に2つの影が現れる

 

「あれは…まさかサーヴァント!?」

 

「嘘でしょ!?何でこんな奴が2体ものサーヴァントを…!」

 

「しっかり働いてくれよ、仮面のライダーさん」

 

「…カルガルシク触ナイデ、アナタノ部下ニナッタ覚エハナイ」

 

「おぉ…怖い怖い」

 

肩に手を置かれたライダーはスタークを仮面の下で睨みつけつつもう1人のサーヴァント・アサシンと共に士の前に立ちはだかる。それを見たマシュはすかさず士とオルガマリーの前へと出る。

 

「我ラ2人ヲ相手ニシヨウトスルトハ…無謀ニモ程ガアルナ」

 

「哀レネ…ソノ哀レサニ免ジテスグ楽ニシテアゲルワ…!」

 

そう言うや否やライダーとアサシンはマシュに向かってそれぞれ攻撃を仕掛けた。

 

 

「どうした、助太刀してやらないのか?」

 

悔しそうに唇を噛みしめる士をさも愉快というようにスタークは彼を煽るような言動を口にする。

 

「このままだと、お前の可愛い相棒が死ぬのも時間の問題だなぁ…」

 

スタークの言っている事は最もだ。歴戦の英雄の力と知恵と経験を併せ持つサーヴァントにさっき戦士になったばかりのマシュが敵うはずもない。致命傷こそ受けていないが彼女は確実に消耗している。よく見ればその足は震えている。マスターである士に心配をかけまいと顔や態度には一切出していないが、本当はかなりの恐怖を感じているはずだ。

 

「ご自慢のベルトはどこへやった?まさか失くしたのか?」

 

その一言で士はある事を思い出した。スタークのいうベルトは今彼の手元には無い。何故なら彼の隣で同じように唇を噛み締めスタークを睨みつけているオルガマリーに没収されてしまったからだ。

しかしだとすれば今もオルガマリーが持っている可能性が高いのでは無いだろうか。彼女がレイシフト前にベルトを別の場所に置いて来てしまっていることも十分あり得るが、今はこれに賭けるしかない。

 

「おい、俺から没収したアレ…まだ持ってるか?」

 

「はぁ?!こんな時に何言ってるのよ!」

 

「持ってるなら早く出せ!!」

 

先程まで冷静で決して感情的になることなどなかった士の怒声に気圧されたオルガマリーは渋々、先程没収したディケイドライバーとトイカメラを取り出した。

 

「やっぱり持ってたか…」

 

そう言ってオルガマリーの手からディケイドライバーを引ったくろうとするも彼女はそれを許さなかった。

 

「そうはいかないわ!どさくさに紛れて取り返そうとしたって無駄よ!」

 

「それを早く渡せ!このままだと全員まとめてあの世行きだぞ!」

 

「これを渡したからって何だっていうのよ!?ただの人間がサーヴァントとまともに戦えるわけないでしょ?!」

 

「悪いな、あいにく俺はその「ただの人間」とやらではない」

 

「あなた…!」

 

「俺を信じる気がないならそれでもいい。だがこれだけは約束する。それを渡しさえすれば絶対にアイツを救ってみせる。もちろん…お前もな」

 

「だから…それを返せ」

 

それから暫しの沈黙を経てオルガマリーは何か縋るような表情で士に問いかけた。

 

「本当に…本当にこれを渡したらあの子を救えるの……

?」

 

「…ああ」

 

「私の事も……守れるの?」

 

「もちろんだ」

 

「………さっき言ったこと、嘘だったら承知しないわよ」

 

ようやく年相応の少女の顔に戻った彼女は士に持っていたものを差し出した。

 

 

「年端もいかない女の子を2人で寄ってたかって袋叩きにするなんて、英霊の名前が聞いて呆れるぜ」

 

「何……?」

 

自身の宝具である鎖でマシュを首を締めていたライダーはその手を緩めて、声のした方を見る。

 

「士……さん…!?」

 

「そんなことする暇あるなら俺の相手しろよ、お前らでも準備運動ぐらいにはなるだろ」

 

いつもの調子で軽口を叩きながら手にしたディケイドライバーを腰にあてがうと、それがベルトへと変化して装着される。

 

「ソノベルト…マサカ貴様ガ……!」

 

「…変身!」

 

左腰に携えた白いカードホルダー・ライドブッカーから彼の源であるライダーカードを相手に見せつけるようにして取り出す。そして開いていたバックルにカードを装填して閉じる。

 

"KAMEN RIDE DECADE"

 

その音声が辺りにこだました刹那、門矢士を中心に眩いほどの紅紫色の閃光が周囲を覆い尽くした。

 

 

やがて…その場にいた誰もが目を背けた光の中から、世界の破壊者(ディケイド)は姿を現した。




次回、Fate/Decade Order〜!

「ディケイドが目覚めた今、お前達に用はない」

「我々は…ガンマイザー」

「この世界に不要な者は我々が排除する」

「あれって…士さんと同じ…!」

"カイガン!オレ!"

全てを破壊し、全てを繋げ!
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