Fate/Revolution   作:カリアン

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第四話です。感想を貰ったので少し反映してみました。まだ淡泊でつまらなかったら、描写を増やしていこうと思います。ご感想ありがとうございました。


第四話「性別とは」

 昇りきった朝日は徐々に下降しその憂鬱にも感じられる熱を大地から奪おうとしている。場所は愛しの我が家(工房)、ある程度睡眠をとったにしては頭がスッキリしない。軋む床板を気にしながら居間に向かうと、いつもでは考えつかないほどの客人であふれていた。見慣れないローブの男がいたが、彼は恐らくライダーのマスターだろう。キャスターに見つかって、お持ち帰りされてしまったに違いない。…可哀そうに

 「お、昭義が起きたな。じゃあ、情報交換しとこうぜ。こいつがライダーのマスターでガスト・サバラ・ハンドレェっいうらしい。」

 キャスターはローブの男を指さした。サバラと呼ばれた男は肯定するように首を縦に振った。

 「へえ、で、キャスター。ライダーのマスターをどうするつもりだ?」

 聖杯戦争では大抵捕らえられたマスターは令呪を奪われて殺される。それは、聖杯戦争という戦いの中で英霊の手綱を握り続けることが、どれだけ重要な事なのかをよく示すだろう。利用しつくして殺す。俺はあんまり好きじゃないんだけどなあ…

 「ああ、殺しはしねえよ。マスターをどうこうしたところでなあ、俺の戦い方には関係無いんだよ」

 なるほど、説得力がない。マスターに何もするつもりがないならわざわざここに連れてくる必要がない。だが、キャスターにはキャスターの戦い方があるのだろう。ライダーを退け、捕らえたサーヴァントというだけで俺のキャスターへの信用は、鰻昇りになっていた。

 ここで、由香利が生真面目にも手を挙げて発言する。

 「あの、それではなぜライダーを縛っているのですか?痛ましく感じます…」

 肝心のライダーはというと縛られた状態で不服そうにキャスターのことを睨んでいた。衣服が乱れてる。由香利の言う痛ましいとは、このことだろうか。

 「ああ、それはこの嬢ちゃんの真名が解ったからだ。まあ、俺が今はしっかり無力化してるから安心しな」

 つまりその縄はサーヴァントを縛る縄ということか。便利だな。

 「いや、違うと思いますよ。アキヨシ。あの縄に魔力は感じません。キャスターの宝具かスキルで封印しているのでしょう」

 なるほど、バーサーカーさん。ナチュラルに心を読まんでください。…ってあれ?ライダーの真名解ったの?

 「で、ライダーの真名は?」

 「ああ、今言うぜ」

 サバラはキャスターを睨んだが、無力にもキャスターに一瞥されて終わった。

 「『ナポレオン』、『ナポレオン・ボナパルト』。知ってるだろう?昭義」

 ああ、皇帝ナポレオン…いや、ナポレオンって男だろ。それくらい幼稚園児でも知ってるぞ。

 「この際性別はどうでもいいとして、だからあんなにステータスが高かったわけか」

 「いや、性別が変更されているのは、この嬢ちゃんの宝具の影響だ。ほら、アレだ『ナポレオン・コンプレックス』」

 ええ…。割とどうでもいいことが宝具として昇華されてんのか…

 「嬢ちゃんの宝具『ナポレオン・コンプレックス』は召喚された7騎のサーヴァントの平均身長が嬢ちゃんの身長より高ければ、嬢ちゃんの性別を自動的に女性にする宝具だ。残るサーヴァントも身長が高い可能性が高いっつうわけだ」

 「皆まで言うな。殺すぞ」

 ライダーちゃん怒る。しかし、力が入らないのか、立ち上がることはない。ステータスが下がってるのだ。バーサーカーの言う通り、キャスターのスキルか宝具の影響だろう。そういえば、キャスターの真名をまだ教わってないような…。

 「そういえばキャスター、お前の真名って」

 「で、だ。昭義。俺はここでライダーを返して恩を売っておきたいんだが」

 まあ、あせらなくてもそのうち解るか…。

 「まあ、恩を売るのには賛成だ。弱体化させられるなら今すぐ殺す必要もないしな」

 「私達からも異存はありません。もとよりあなた方が捕らえたサーヴァント、どうしようとあなた方に口出しする権利は私達にはありませんので」

 バーサーカーもバーサーカーっぽくないなあ。キャスターより紳士だし。

 

 そういうことで、ライダーとそのマスターは解放された。話し込んでいたせいですっかり日は傾き、次の夜が顔を見せようとしていた。次の戦にむけて、また準備をするのであった。次の夜は長い、そんな気がする。

 「そういや今日は新月か」

 魔術師らしくもなく、ニュースで得た情報を口にするのだった。

 

 

 

 

 

 

CLASS:ライダー

マスター:ガスト・サバラ・ハンドレェ

真名:ナポレオン・ボナパルト

性別:女性

身長・体重:167*54

属性:混沌・中庸

筋力C--(A) 魔力D(B) 耐久E+(C) 幸運B(B) 敏捷C-(A+)宝具B(B)

クラス別能力

騎乗D(B):騎乗の才能。大幅に弱体化している。

対魔力E-(C):魔力への防御。ダメージを少し減らす

保有スキル

戦闘続行D(B):往生際が悪いのは変わらない

皇帝特権(A+):消滅した

カリスマE(A):仮スマ

宝具

 

ナポレオン・コンプレックス

ランクC 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人

 召喚された7騎のサーヴァントの平均身長がナポレオンの身長より高ければ、ナポレオンの性別を自動的に女性にする。

 

余の辞書に不可能はない(インポッシブル・ネ・パ・フランセ)

ランクB 種別:大軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:100人

???

 

百日(ユン・センテイン・デ)天下(ジャー・パー・セメイン)

ランクA 種別:大国宝具 レンジ:100 最大捕捉:700人

???




ライダーのステータスにおける()が元の数値です。大幅に弱体化しました。
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