Fate/Revolution   作:カリアン

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今回はセイバー編です。真名に気付いた方は是非、感想に!展開予想とはみなされないはず…たぶん!


第五話「大空の王」

 電光の如き弓矢を躱す。簡単なことだ。次の矢も、またその次の矢も。単調な戦闘はやはりつまらない。そう考えてしまうのは、相対する英雄に対し失礼な事なのだろう。しかし、魔王と戦った身にとって、つまらないのは事実だ。距離を詰める。相手方のマスターが何か魔術を行使したようだ。が、関係ない。対魔力で弾く。跳躍、相手の顔が見える。中年の男性。髭が立派だ。次の矢を番える。

 

 「ぬかったな、アーチャー!!」

 「ぬう、セイバーめ!」

 

 剣振るう腕に迷いなし。されど我が刃はアーチャーには届かなかった。代わりに飛んできた矢が顔を掠める。10字の方向。振り向いた時にはアーチャーの姿はなかった。

 

 「弓兵め…逃げたか…」

 

 辺りを見回して、しまったな、と思う。そういえばここは街中であった。コンクリートは抉れ、街路樹は凹んでいる。隠蔽する係の者がいたはずだが、これは大変なことをしてしまった、と申し訳なく思う。

 

 「おーい、セイバー!大丈夫かー?」

 「ああ、契約者よ、我が剣に偽りなし。敗北はするが、貴公を失望をはさせまい」

 「つまり負けたのか…セイバー」

 「負けたのではない。逃したのだ。契約者よ。訂正を希望する」

 「あー、ハイハイ。めんどくせえなあ。訂正するよ」

 

 心底面倒くさいと思ってるであろうこの青年。名をジョージ・クルルァという。使う魔術は降霊術だと言っていたな。数多いであろうセイバーの中から我を引き当てたのは実に幸運と言える。我強いし。

 

「これが…聖杯戦争なんだな。改めてあんたを敬意を持つべき英雄の一人だと認識するよ、セイバー」

 

 当然だ。ちなみに先ほどからセイバー、セイバーと連呼しているのは、我を引き当てたことがよっぽど嬉しいのだろう、と予測する。

 

 「まあ、我にとって他の英雄と鎬を削るのも朝飯前だということだ」

 

 

 

 不意に、気配を察知した。

 

 ジョージを抱えて、跳躍。我々がいた空間に亀裂が走ったように見えた。

 

 「へえ、気づくのか。なら、こいつはどうだい?」

 

 背後か…!またも跳躍。空間が燃え上がる。

 

 「アサシンだな。不意打ちとは卑怯也」

 「アサシンが不意打ちしないでどうしろというんだ。そんな奴、アサシンとは言わねー…ヨッ…とぉ」

 

 姿が見えぬ。これが気配遮断というものか。まあ、攻撃時にわずかだが殺気を感じるので躱せないこともない。

 

 「フッ、ハアァ!!とうッ!!」

 

 気配を感じた刹那、蹴りを叩き込んでやった。渾身の蹴りだ。手ごたえはある。…着地。

 

 「手ごたえはあった。まず無事ではあるまい。我は寛大だ。今出てくれば命を奪うだけにしてやろう!」

 

 叫ぶが返事はない。また、逃げられたのだろう。逃げられたということは我の蹴りが効いてないということと同意義。割と傷ついた。

 

 「あの、セイバー…。そろそろ降ろして…」

 

 そういえばジョージを抱えたまま飛んでいたのだった。ただの魔術師では跳躍の連続に耐えられず、酔ってしまったのだろう。次からは気をつけねば。ジョージが顔を真っ赤にして苦し気な表情をしているではないか!

 

 「悪かったな。契約者よ。次からは不意に膝を抱え横倒しにして胴を右の腕で支えたりはせぬ。どうやら酔ったみたいだな。許せ」

 「まあ、不足の事態なら仕方ねえよお…オエッ」

 

 ジョージの背中をさすりながら、我もまた、聖杯戦争という強者達と戦い続けられるシステムに感動していた。まあ、我が最強なのは間違いないのだが…。だって、この短期間でサーヴァント2騎と戦い、退け、我は無傷!負ける気がしないとはこのことをさすのだろう。

 

 あの憎き太陽が昇るのすら、早すぎると感じる程に感極まってた。

 

 「契約者よ。そろそろ陣地に戻ろうではないか。そこで横たわっててもなにもよくならんぞ」

 

 そう言ってジョージを担ぐ。彼は軽い。あまりにも軽すぎる。もっとよく食べるべきだ…などと考えながら、さっきまで殺し合いをしていた地をあとにしたのだった。

 

 

 「…ったく。無茶苦茶なセイバーだな。まったく」

 木陰にもたれかかった暗殺者にセイバーは気付かなかった。

 

 

 

 

 

CLASS:セイバー

マスター:ジョージ・クルルァ

真名:???

性別:男性

身長・体重:185*105

属性:秩序・善

筋力A+ 魔力B 耐久B- 幸運A- 敏捷A++ 宝具A+++

クラス別能力

対魔力A;現代の魔術師では、彼に傷をつけることはできない

騎乗C:騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。(一部を除く)

保有スキル

神性B:かなり高い神性を有している。実際強い。

仕切り直しC:戦闘からの離脱能力。

カリスマC:志を共にしたものからは、激しく慕われるようになる。

大空の王A+:重力の影響を受けずに行動できる。鳥やその他の飛行生命体を使い魔として扱える。

決意の守護者EX:守るべき者と判断した対象を死んでも守り抜く。このスキルが発動している限り、対象には傷一つつかない。使用対象選択は一度きりなので、ご利用は計画的に

宝具

??? ランクA+++ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人

 

??? ランクA+ 種別:対神宝具 レンジ:50 最大捕捉:1柱

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