女魔術師と解毒剤の水薬   作:ダラ毛虫

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遅ればせながら、ようやく8巻買えました、そして読みました、楽しかったです(小並感

漫画5巻と漫画イヤーワン2巻は売り切れてましたけどね!
8巻も通常版しか無かったですけどね! ショッギョ・ムッジョ!

でもブランニュー・デイは買えたぞぉーっ!!


はい、という訳で、収穫祭の描写が難産なので先に第4巻突入です!
書ける時に書ける物を書きたいように書きます!
時系列的には収穫祭より前だから良い! と自己暗示!

だって漫画の方がコマの中に加えたいキャラを投影してシミュレートするだけで書けるから楽なんですもん(怠惰
情景描写力? 文才? 無いよ!



幕間:小説版第4巻等
新しい1日(ブランニュー・デイ)


「……あ、お帰りなさい!」

 新米戦士と見習聖女の二人と話していた最中、ぱあっと表情を明るくした受付嬢の視線の先は、冒険者ギルドの入り口に現れたゴブリンスレイヤー。

「ご、ゴブリンスレイヤーさん……速いですって……」

「そうか」

「受付が空くまで、少しだけ休憩ね」

「ああ」

 薄汚れた安っぽい、異様な風体の冒険者と、二人の少女、女神官と女魔術師。

 ふらふらとした調子の女神官は、女魔術師に待機室の長椅子へ導かれると、そのままへなへなと崩れるように座り込む。

 その隣に、ゴブリンスレイヤーもドカッと腰を下ろし、女魔術師も腰掛けて、自分の肩を女神官の枕にさせる。

「ちょっとの間でも、目を瞑ってなさい。多少は楽になるわ」

「ふぁい……」

 こてんと女魔術師の肩に頭を預ける女神官。

 柔く微笑み、頬の汚れを拭ってやる女魔術師。

 腕を組んで動かないゴブリンスレイヤー。

 

「綺麗にしてくださいって、いつも言ってるんですけどね。皆に誤解されちゃいますから」

 そんな、ここ数ヶ月ほどの『ギルド日常』となった三人の様子に、受付嬢は目を細めて苦笑する。

 

 一方の新米戦士達は、強張った顔で固まっていた。

 

「どうされました?」

「あ、いや」

「その、えっと……」

 少年少女が思い出すのは、以前に女神官と女魔術師に話しかけようとした時のこと。

 あの時も女神官は転た寝していて、その隣には子を守る肉食獣みたいな眼差しの女魔術師がーー……。

 

「…………起こさないように……静かにすれば……」

「騒いだら、燃やされるか、棍棒でどつかれるか……って、あれ?」

 ーー棍棒?

 

 ひそひそと呟いていた新米戦士が、ゴブリンスレイヤーの武器に目を留める。

 

「……確かあの人、剣、使ってなかったっけ?」

 普段と違う武器に、後衛でありながら返り血まみれの女神官と女魔術師。

 何があったのか、と声を潜めて囁き合い、悩ましげに頭を捻る二人へ、「ふふふ」と受付嬢が微笑んだ。

 

 冒険のことは冒険者さんに聞くのが一番。

 

 至極もっともな受付嬢の言葉に背中を押されて、先に見習聖女が、歩き出した彼女を追って新米戦士が、立ち上がってゴブリンスレイヤー達の元へ進んで行く。

 その様子を、受付嬢はニコニコと笑顔で眺めていた。

 

 

「あのう……」

 足音を立てないよう慎重に、大きな声を出さないようゆっくりと、見習聖女が声をかける。

 女神官は気付かずに眠ったまま。

 

 そして、ゴブリンスレイヤーと女魔術師はーー……。

 

「なんだ」

「何か用?」

 ゴォォオォ。

 ジロリ。

 片や、ひどく低くて無機質で、淡々とした声に、突き刺さるような視線。

 片や、苛立ち混じりの声に、やっぱり突き刺さるような視線。

 

 

 過保護か!?

 

 そう思った見習聖女は悪くない。多分。

 ゴブリンスレイヤーについてはいつも通りとしても、女魔術師の方は、明らかに先程までと目付きが違う。

 

「あ……あのっ、さ」

 ごくりと唾を飲んだ見習聖女を庇うように、ぐいと新米戦士が割り込んできた。

 あのっ、までやや昂った声音で言いかけ、ジロリからギンッへと変わった女魔術師の視線で、一気に小さくなったものの、なるべく気軽な調子で言葉を続ける。

 無論、女神官の眠りを妨げないよう、小さな声で。

「聞きたいことが、あるんだけど」

「なんだ」

「…………」

 面頬越しでも分かる、ギロ、とした視線のゴブリンスレイヤーと、無言でも表情だけで雄弁な女魔術師。

 

 さながら探索中のような緊張感で、新米戦士は質問を始めた。

 

 

 

 

 

「俺は行くぞ」

「分かったわ」

 棍棒について話し終えたゴブリンスレイヤーが聞こえるかギリギリの声量で仲間へ声をかける。

「私たちは、この子が起きてから行くわ」

「そうか」

 応じる女魔術師も、同じくらい小さな声。

「分かった」

「ええ」

 女神官は、まだ眠っている。

 

 その様子を眺めていた見習聖女が、少女たちの胸元で揺れる認識票、黒曜のプレートに気付く。

 見習聖女の視線に女魔術師も気付いて、視線を返す。

 未だに、ややジロリとした目付きではあるが、最初に比べれば柔らかい。

 

「……至高神の信徒、よね?」

 視線の先は、見習聖女の天秤剣。

「使える奇跡は《聖撃(ホーリースマイト)》で合っているかしら?」

「え、ええ。そうよ」

 最近読んだ書物の内容を思い出しつつ、やや眉間に皺を寄せて問う女魔術師に、見習聖女は若干怯みながらも答える。

 

「…………貸すわ」

 そんな見習聖女に、雑嚢から取り出した革紐と石を手渡す女魔術師。

 何本か用意している、予備の投石紐(スリング)の内の一本だ。

「ゴブリンや巨大鼠(ジャイアント・ラット)なら、当たり所が良ければ石礫でも殺せる。

 巨大黒蟲(ジャイアント・ローチ)だって、体の何処かに当たれば動きが鈍る。

 外れても、近くに石が飛んできたら注意を引ける」

 話しながら、器用に素早く、自分の投石紐を石に巻き付けて見せる女魔術師。

 見よう見まねで、見習聖女も渡された投石紐と石を弄る。

「回数が限られている魔術や奇跡は、無駄撃ちできないから。

 雑魚を倒すのにも、大物の足を止めて確実に術を当てるのにも、使えるわ。

 使いすぎて狙い(ヘイト)を集めないように、気を付けないといけないけれど」

 手間取る見習聖女に対して、女魔術師は、今度はゆっくりと、見やすいように投石紐を石に巻く。

「上手く扱うには訓練が必要だけど、最低限使える程度なら、少し練習すれば何とかなるでしょ。

 手頃な石さえ転がっていれば、弾切れの心配もないしね」

 楽よ、と、ついさっき受付へと向かった彼みたいな口調で、悪戯っぽく笑う女魔術師。

 

 

 

 くしくしと寝ぼけ(まなこ)を擦りながら女神官が起きて、少女たちは、受付嬢から近隣の情報を聞いていたゴブリンスレイヤーと合流する。

 

 お待たせしました、と女神官が頭を下げる。

 少し休め、とゴブリンスレイヤーが言う。

 ゴブリンが多すぎるのが悪いのよ、と女魔術師が鼻を鳴らす。

 

 

「あ、ありがとう! またね!」

 去っていく背中に向けた、見習聖女の、やや上ずった声。

 

 

 女神官がペコリと頭を下げて、女魔術師は、ちらりと振り返り、肩越しに手を振った。

 




ブランニュー・デイ第1話で、つい「あ、加賀さん(骨)」と思ってしまいました、まる
天パは強いね(確信



そして8巻

「……遅くなりました」
「……ごめんなさい」
「ゴブリン、退治してますよ。まだ」
「あなたに怒られたみたいに、ビクビクしながらやってます」

あぁぁぁ~~脳汁ドバるんじゃぁ~(恍惚


詳しくは原作を読みましょう! 巻を重ねる毎に女神官ちゃんのヒロイン力ぱねぇですよ!



今夜のアニメ第2話も楽しみですね! 人生万歳!
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