やっとパーティー結成まで到達
問題は、鉱人道士先生が優秀すぎて、もう女魔術師要らないんじゃ、ってなることです!
『もしかして:《矢避》が存在意義』になりかねない!
がんばるぞー! がんばるぞー!
「一緒に行きます。
放っておけませんから、あなた」
「…………好きにしろ」
「はい、好きにします」
見つめあったり溜め息を吐いたり花が咲くように微笑んだりのすぐ後ろ。
「なら、私も好きについて行くわね」
お邪魔かもだけど、と、女魔術師が笑った。
完全に彼以外に意識が向いていなかった女神官が、お邪魔だなんてそんな、とか何とか慌てて、そんな少女2人に、まずは報酬を受け取って来い、と彼が言う。
その姿を、階段の踊り場から、吹き抜けを通して見下ろす3人。
合わせて6人。
在野最上位の銀等級が4人に、駆け出しの白磁等級が2人。
どこもかしこもバラバラで、接点なんてまるでない。
そんな、この先、長い付き合いになる
それから、瞬く間に3日。
2つの月と星に照らされた広野の真ん中に、焚き火を囲んで座る、6人の冒険者。
どうして冒険者になったのか、という妖精弓手の出した話題に、旨いもの、外の世界への憧れ、異端を殺して竜となるため、宗教、ゴブリン、と各々述べる。
「あなたは?」
唯一答えなかったのが、女魔術師。
改めて水を向けられれば、このまま
のだが。
しかし。
「私は……」
少しだけ気まずそうに蜥蜴僧侶に視線を向ける。
その視線の意味に気付いた女神官が、少し困った表情を浮かべるものの、助け船が出せる話でもない。
観念して、女魔術師はぽつりと呟いた。
「……いずれ、竜を倒せるような冒険者に、なりたくて」
剣士と、武闘家と、語り合った、まさしく夢物語のような、夢の残光。
あの一党で叶えることは、もうできなくなった
「ほほう!」
そんな、『自分の目指すものを倒すのが目標』と言われたに等しい蜥蜴僧侶は、女魔術師の気まずい思いも何のその、嬉々とした声を上げる。
「……不敬だって言われるかと思ったわ」
「なんのなんの。挑まれてこその竜なれば」
異種族には蜥蜴人の表情は分かりにくいが、それでも明らかなくらいの、蜥蜴僧侶の笑み。
獰猛で、嫌味や暗さなんて欠片もない、楽し気な笑顔。
「…………なら、」
つられて、女魔術師も笑う。
「自分に挑むに値する、って竜に思わせるくらい、強くならなくちゃね」
うむ、と、蜥蜴僧侶も、また笑う。
何もかもが異なる、冒険者であり臨時の一党を組んでいることくらいが共通点の2人は、顔を見合わせて、笑った。
「なんか、意外な組み合わせが意気投合しているわね……」
「あの嬢ちゃん、なかなか面白いのぅ」
「そうだな」
「あはははは……」
甘露!とか酔い妖精弓手とか巻物とかも書こうかと思いましたが、キリが良いしこれで
しかし、蜥蜴僧侶と女魔術師がこうも絡むとは、予想外です←筆者
次回、オーなんとかさん両断!
まで進むと良いなあと、僕は思いました(無計画
女魔術師の呪文及び装備(簡略版)
呪文使用回数:2回・無理をすれば3回(new!)
修得魔術:《力矢》《火球》《火矢》《矢避》(new!)《稲妻》(new!)
武器:学院の杖(修繕)
防具:初級魔術師装備(補強)
道具:鞄(解毒剤、治癒、強壮の水薬、松明、ロープ、油、etc.)、
ナイフ、投石紐(複数)、解毒剤、
背負い袋(毛布等野営道具類、その他予備)