BLEACH The Magical Girls Site 作:未来跳躍
ENTER.5 Sexy Pinky Crazy
朝7時、彩は目が覚めた。いつもと違う天井に最初は驚いたが、今は一護の家にいる事を思い出した。そして、起きて思ったのはこれほど気持ちのいい目覚めは何時ぶりなのだろうかと感じた。
最近はよく眠れなかったためか、これほど気持ちのいい目覚めは本当に久しぶりだった。
理由は昨日の一護と奴村の言葉。
思い出すだけで少し頬が緩む。
横を見ると、奴村は未だ眠っている。気持ちよさそうに眠っているが、時間なので起こす事にした。
「奴村さん、もう朝だよ」
「うぅ…あと五分だけ…」
彩が声を掛けるが、奴村は起きるどころか布団にくるまってしまった。
その姿は昨日までの凛然とした姿とはまるで別人のようで、少し可愛く思ってしまっていたが、今は黒崎家にお邪魔している身である。
あまり時間を掛けられないので、「ごめんね」と声を掛けてから奴村の布団を剥がした。
「おはよう。奴村さん」
「うん…。おはよう…」
まだ寝ぼけている奴村に挨拶をして朝の準備を二人で始める。
布団を畳んで、服を着替えて身なりを整えるとリビングへ降りていった。
「あっ!おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?」
「えぇ。おかげ様で」
「一護さんはまだ寝てるんですか?」
「大丈夫だよ。一兄ならそろそろ――」
夏梨がそう言うと、突如天井上からドタンバタンと大きな物音が聞こえてきた。
突然の物音にビクッと身体を震わす二人だったが、音はすぐに収まり静かになる。
「気にしないでいいよ。いつもの事だから」
突然の困惑する二人に夏梨が食器を並べながら軽い口調で語りかける。
「おはよー」
それと同時に制服に着替えた一護が何事もなくリビングへと降りてきた。
「あっ!お兄ちゃん、おはよう。ご飯出来てるよ」
「おう」
一護が返事すると遅れて一心がリビングへとやって来た。
「一護よ。腕を上げたな。だがな、せっかく起こしに来た父を足蹴にするとは何事か。そんなことで男同志のスキンシップが図れるか!それじゃあいっくぞ~!!」
「いい加減にしろ!!」
飛び上がり一護に向かってダイブする一心だが、一護が父の顔めがけて蹴りをくらわす事であっという間に一発KOされた。
「お父さん、朝霧さん達もいるんだから早くご飯食べてよね」
「ほっときなよ。遊子。四十過ぎてもこんな幼稚なことしかできない髭オヤジなんか」
「あぁ~母さん聞いたかい。最近、娘達が冷たいよ。なんでかな~」
「とりあえずその遺影を外せっていつも言ってるだろ」
『真咲フォーエバー』の文字が描かれた黒崎家の母、真咲の写真に泣きつく一心に呆れる夏梨、それらを無視して普通に食事を始める一護と遊子。
黒崎家では当たり前の日常だが、彩達にとっては朝から賑やかだなと感じるくらい騒がしく感じた。
三人はそれぞれ学校を行く為に一護の家を出る。もちろん、一護と彩達の学校の方向は別なので、ここで別れるのだがその前に一護が二人に声を掛ける。
「それじゃ、学校が終わったらそっちに向かうな」
「えぇ。よろしくね」
「ありがとうございます」
一護は彩と奴村と別れて学校に向かう。
「おっはよ~~~~!!いっちご~~「オーッス」ごふっ」
父と同じく朝からテンションマックスな啓吾に挨拶のカバンをぶつけてダウンさせるいつもの光景。自分の席についてカバンを横にかけてある事に気がついた。
「あれ、井上と石田にチャドもいねえな?」
「なに言ってんのよ。織姫は手芸部のコンクールで週末までいないんじゃない。織姫があんたにそう言ってたでしょうが!」
「チャドなら少し前にバイトで週末までちょっと休学するって言ってたでしょ」
「あぁ、悪い。そう言えばそうだったな」
有沢と水色の言葉で先日、三人がそう言っていた事を思い出した。昨日の事で完全に頭から抜け落ちていた。そして、その横では啓吾が椅子の上でうずくまって泣いていた。
「うぅ…。井上さんが居ないなんて俺寂しいよ」
「大丈夫だよ。啓吾は元々寂しい人じゃん」
「それは一体どういう意味だコラ!!」
水色のからかいに目頭に涙をためて反論する啓吾。そんな会話をしていると予鈴が鳴り、担任の先生が教室に入って来た。
「おーっし!席つけ、お前ら!」
今日も授業は始まる。
放課後
「いちご~~!今日こそ俺の家でゲームやろうぜ!」
「悪い。急ぎの様があるんだ。また今度な」
啓吾の誘いを振り切り一護は急いで学校を後にした。
「なんだよ…つれないな…。あっ、そうだ!お前らもどう――」
啓吾の言葉は続かなかった。振り返った時にはすでに皆教室にはいなかったのだから。
一人残った啓吾はまた寂しく家路に着くのであった。
彩は今は一人で帰宅していた。正確に言うと、一人に見せているのだ。彼女の後ろには奴村がこっそりと尾行していた。
これは今日の学校で二人が決めた作戦だった。魔法少女狩りがもし狙うなら魔法少女になって日が浅い彩を狙うと踏んだ奴村が彩をあえて一人にさせて誘き出すという計画だった。
万が一、敵に狙われたらその瞬間に奴村がステッキで時間を止めてしまえば、敵を捕獲できる。
彩に多少のリスクはあるが、此方は魔法少女狩りの顔は割れている。警戒していれば問題ない。
素晴らしい計画だろう。ただ二人に誤算があるとすれば――。
「オゥ、いたいた!お~い!」
「い、一護さん!」
「悪い。ちょっと遅くなった。あれ、奴村は?」
「そ、それが…」
彩はとりあえず一護に事情を説明した。
(今日はここまでね)
奴村は大きく溜息を吐いて彩達の元へ向かおうとする。元々彩が一人だからこそ成り立つ作戦なので、一護が合流した時点でこの作戦は意味を成さない。
もっとも一護に連絡を忘れていた自分の不備なのであまり強くは言えない。
とりあえず、彼らの元へ行きこれからをどうするかを話し合おうと考えていた。
と、そこへ、
「あのー、すいませーん」
一護と彩に声を掛けて来た一人の少女が居た。歳は彩とたいした違いはない。胸のあたりまで伸ばしたピンク色の髪を二つのシュシュでまとめたツインテールの髪型に、歳に釣り合わない豊満な胸、赤ぶちの眼鏡の明るいイメージの少女だった。
「どうかしたか?」
「あ、違うんですよ。用があるのはお兄さんではなく、そっちの」
「私?」
一護と奴村は疑問に思った。どうして彩なんだろうと。
彩に用事があるとすれば、彼女の知り合いなら分かる。だが、彩も目の前の少女は初対面であり、どうして自分に訊くのか彼女も理解していない。
三人は昨日確認した魔法少女狩りの顔を思い出したが、目の前の少女とは似ても似つかない。とにかく、さっさとこの少女の用件を終わらせようと考えていた。
「あの、どうしたんですか?」
「実は~、あなたに一つお願いがありまして~。ちょっと…、死んでもらいまーす!」
「「「っ!」」」
突如少女はポケットからボールペンを取り出して、上部をノックする。
すると、3メートル四方の光のキューブに一護と彩は少女と共に閉じ込められてしまった。
「くそっ!」
慌てて奴村もステッキで一護と彩以外の時間を止めた。
しかし――、
「なん…ですって…!?」
奴村は驚愕する。時間は確かに止まった。だが、あのキューブの中にいる少女は止まった時間の中でも平然と動いていたのだ。
そして、奴村が時間を止めたと同時に一護はキューブから脱出しようと壁を叩くがビクともしない。クソっと、心の中で舌打ちをする。
「無駄だよ。どんな魔法や物理攻撃もこのボックスには通用しないよ~!」
奴村と一護を少女は自慢げに笑う。
「さ~て、余計な物も一緒についちゃったけどお前のステッキを頂こうかな?」
ステッキの使用により唇まで出た鼻血を舐め取りながら、少女はカバンから別のステッキを取り出す。
「
奴村の叫びが響く。
「ヤダなー。その
(コイツ…)
嫌そうな顔をする魔法少女狩りに奴村は尋ねる。
「あんた、どうやって顔を変えたの?」
「おっ、気になるよね。その答えは…。ジャ~ン!!この撮影した被写体と同じ姿になれるカメラ型ステッキ!スゲくね?」
自信満々でカバンから取り出したのはカメラ型のステッキ。ステッキの魔法で顔を変えていた。そんなステッキまであるとは思いもしなかった。
「そんで、街で見かけたムチムチボインの眼鏡っ娘に姿を変えたってワケよ!いや~この姿だと男が寄ってくる寄ってくる。入れ食いとはまさにこの事だね~!…って、んなことはどうでもいいんだよ。はよぉ死ねェ!!」
魔法少女狩りがステッキを振るうとステッキから電撃が迸る。
「ぐ、グァァァァ」
「一護さん!!」
「一護!!」
一護は彩の盾になるように魔法少女狩りの前に立ちはだかり、その身で電撃を全て受け止めた。
「ヒューッ!!カッコイイねえ、お兄さん!身を挺して護るなんて、まるでマンガの中のヒーローみたいだね」
「うるせえよ…」
パチパチと拍手して絶賛する魔法少女狩りを一護は睨みつける。
「一護さん!」
「心配すんな。あんな電撃じゃあ、いくら浴びせられても俺は倒れねえよ」
一護は彩に心配かけさせないように笑みを浮かべる。
あのステッキから出る電撃は見た目こそ派手だが、思った以上のダメージはない。
魔法少女狩りもそれに気付いたのか首を傾げてステッキをカバンにしまった。
「確かにねー。思ったより威力ねーな。やっぱり――」
次に取り出したのは少し大きめのハンマー。
一護は直感で感じた。アレはヤバい、と。
魔法少女狩りはそのハンマーを頭上へと振り上げ、
「こっちじゃねえとなあ!!」
叫びと共に一気に振り下ろす。
一護は後ろの彩を抱きかかえて右へと転がる。すると、振り下ろされたハンマーは一護のいた地面にぶつかり、コンクリートの地面に大きな穴をあけた。
もちろん、魔法少女狩りに地面を割るほどの腕力など無い。
「ハッハァー!!素晴らしいっしょ!これがあたしのステッキ!魔法なのに物理かよって言うツッコミはなしでヨロ」
「なにしてるの!!どうして死神にならないの!?」
「無茶言うな。こんな狭けりゃ死神化しても戦えねえよ」
一護の言葉に奴村はハッと気がついた。一護の斬月は強力な斬魄刀だが、彼の背丈に匹敵するほどの大きさがある。あの光のキューブ内では仮に死神化しても十分に刀を振るう事が出来ない。仮に振るったとしても、同じキューブ内にいる彩にも危害が及ぶ。
「一護さん…」
「言っただろう、心配すんなって。それに、こんなバカ野郎に死神になる必要もねえよ」
「カッチーン。人の事をバカ呼ばわりとは言ってくれるねえ」
魔法少女狩りは再びハンマーを大きく振り上げる。今度は彩ではなく一護に狙いを定めて雁を楽しむ愉悦の瞳を光らせて大きく振り下ろした。
「脳みそぶちまけて死ねェ!!」
一護は動じない。呼吸を整え、相手の動きを見究める。左手で振り下ろされるハンマーの持つ右手首を掴み上げる。そのまま手首を外側に捻って、ハンマーを手から落とすと同時に左足で相手の右足を払って体勢を崩させる。
「なっ!?」
体勢を崩された事で、身体が強張ったところを一護は見逃さない。そのまま前方へ崩れる相手の鳩尾を目掛けて右腕を引いてそのまま一気に掌底を叩き込んだ。
「ぐぼっ」
魔法少女狩りは後ろに飛ばされ、光の壁に叩きつけられる。
その衝撃で彼女は肺の中の空気を一気に吐き出して意識を手放した。
「「すごい…」」
彩と奴村は感嘆と共に言葉を漏らした。
あっという間の出来事だった。多くの魔法少女達を殺してきた魔法少女狩りをたった一人で、しかも死神化することなく倒してしまったのだ。
魔法少女狩りが意識を失ったからか、光のキューブは消滅した。
光のキューブが消えた事で奴村の時間停止魔法により魔法少女狩りも失った意識ごと停止してしまった。
「さてと、どうすんだ。コイツ?」
倒れた魔法少女狩りを指さして一護が奴村に尋ねる。
「そうね。とりあえず縛りつけて人目のつかない所に運びましょうか」
「でもよ。運ぶのはいいが、どうすんだ。お前のステッキもあまり長い事止めていられねえだろ」
「大丈夫よ。朝霧さん、あなたの力を貸してちょうだい」
「えっ、でも…」
奴村の頼みに彩は困惑する。
「大丈夫。あなたのステッキが私の想像どおりならこいつは死なない。私を信じて」
未だにこのステッキを手にするだけで、あの時のトラウマが読み起こされる。手が震えて力が入らない。
「大丈夫だ。奴村が言うんだから心配ねえさ。それでもダメなら――」
「私達があなたを支える」
一護と奴村の手の温もりが伝わってくる。心地よい暖かさで、手の震えが少しずつ引いて行き、やがて震えは完全に無くなった。
銃口を倒れた魔法少女狩りに向けて、引き金に指を掛ける。そして、引き金を引いた。
銃から煙が発射されて、煙に包まれた魔法少女狩りはその場から姿を消した。
彩は緊張が解けたのか、糸が切れたかのように地面にへたり込んだ。
「お疲れ様。よく頑張ったわね」
「奴村さん、私…」
「さてと、後はアイツがどこに飛ばされたのか大体分かるのか?」
一護が尋ねると奴村は首を縦に頷いた。
「えぇ。朝霧さん、ステッキを使う前に何を考えた?」
「えっと、殺したくない…と」
彩の返答に奴村は溜息をこぼす。
「相変わらずのお人好しね。でも――」
「そこが彩のいいところ、だろ?」
「そうね。それじゃ行きましょう。おそらく、彼女のステッキは身近な場所、記憶に強く残っている場所を選択している筈…」
「記憶に…。あっ!もしかしたら――」
彩が先頭に立ち、一護と奴村は彼女の後を追う形でついて行った。
着いた先は橋の下、彩が毎日餌を与えていたあの子ネコが居た場所だった。
そこに魔法少女狩りは先程と同じように横たわっていた。
「やっぱり便利ね。あなたのステッキ」
「え?」
「コイツを殺したくないという強い思いが、無意識にせよ朝霧さんにこの場所を選択させた。つまり、自分で強く意識すれば飛ばす場所を選べるという事ね」
「まるで、ドラ○もんのど○でもドアみたいだな」
一護の頭に丸くて青いネコ型ロボットが取り出すピンク色のドアのイメージが浮かぶ。
若干それとは違うのだが、奴村は一護の発言を無視して言葉を続けた。
「これなら一人でステッキを使っても大丈夫でしょう?」
「そう…なのかな?」
彩は奴村の言葉に少し安心したが、まだ自信が持てない。
焦らす必要はない。そう思った奴村は何も言わなかった。
今やる事はただ一つ。
「さて、一護手伝ってちょうだい」
「オゥ」
場所は変わって昨日一護と出会った公園。
そのベンチの上で魔法少女狩りは縛られていた。すでに目も覚めており、悔しそうにこちらを睨みつけていた。
「奴…村ァ…」
「あんたの負けよ。魔法少女狩り…いいえ潮井梨ナ」
「「っ!?」」
奴村の口から出た言葉に一護と彩は驚愕する。潮井梨ナ、彼女は奴村と共に魔法少女狩りを追っていた魔法少女だったはず。
「ククク…どこで分かった?」
「
「チィ!そういう事か…。あとね、勝手に私も決めた事にしないでもらえる。その名はあんたが勝手に決めただけでしょう。私はその名で呼ばれるのは恥ずかしいんだからね」
「そうか。確かにネーミングセンスはねえよな。「ふん!」ぐほっ」
一護の冷静な分析に、奴村は彼の脇腹に肘鉄をくらわした。
さすがの一護も急な攻撃には対処できず脇を押さえてうずくまった。
「なぜ裏切った?」
奴村の問いに梨ナは不敵な笑みを崩さない。
「答えるかよ。バ~カ」
次の瞬間、奴村は梨ナの腹に目掛けて蹴りを入れた。
鈍い音が入り、梨ナはそのまま大きく咳き込む。
「奴村さん!」
「オイ。いくらなんでも無抵抗の奴にそこまでやらなくてもいいだろ」
息を荒げる梨ナに対して奴村は質問を止めない。
「なぜ姿を変えた?」
「お前を騙して、ステッキを奪い取る為さ。ま、元の姿もブスで貧乳だったからな」
「まさか私欲と私のステッキ欲しさに魔法少女を殺しまわっていたのか」
奴村がそう訊くと、梨ナは不敵な笑みを浮かべる。
「残念だが、これ以上は答えられ――」
彼女が言い終える前に奴村は梨ナの頭を掴みそのまま横に倒した。
梨ナはドカンッとベンチに頭を打ち付けられるが、奴村はそんなことを言っ先にせず強い口調で問いただした。
「言え。でないと、もう一度時を止めて公園中のセミをお前の身体の中にぶち込む」
冷たい目で淡々と話す奴村を見て、それが本気だと感じた梨ナは慌てて話す事を決意した。
「分かった。話す。全部話すからそれだけは…。私は生き残りたかったんだ」
「生き残る?」
「そうだ!生き残るためにはステッキが大量に必要だったんだ。でないと全員死ぬ。そう――」
「“テンペスト”が起きればな!」
辺りに静寂が訪れる。
「テンペスト?」
「どういう意味だ?」
「聞いたんだよ。ある
「誰だ!?」
「お前らもよく知っている人物さ。そいつが教えてくれたんだ。封印が解け、テンペストが吹き荒れれば人類は滅亡し新世界への扉が開かれるとな」
「それは答えになってない!一体誰なの!?封印って何!?なぜ、人類が滅亡する!?」
奴村は梨ナの頭を強く握り声を大きくして訊くと、フフッと不気味な笑みを浮かべて梨ナは答える。
「それは――ガハッ」
「なにっ!?」
「キャアァ!!」
突然の梨ナは口から大量の血液を吐きだした。突然の事で一護と奴村は驚愕し、彩は手で目を塞いで顔を反らした。慌てて奴村と一護が問い掛けても「あ゛ぁ…」とヒキガエルの様の唸りを上げることしかできない。
「彩、今すぐ救急車だ!」
「は、はい」
一護が彩に叫び、彩もすぐにスマホから119番に連絡する。
急いで、一護は梨ナの縄を解き、彼女の呼吸を確認する。呼吸は少し荒くなっているモノの大きな乱れはない。とりあえず、意識のない彼女の体位を楽なものにして救急車が来るまで様子を見ることにした。
「“テンペスト”。その意味は嵐・暴風雨…。いったいどういう事…?」
「一体何が起きてやがるんだ?」
一護たちは新たな疑問に頭を悩まされる。
だが、これはまだ序章に過ぎないのだ。
これから始まる世界の命運を掛けた大きな戦いの幕が上がったにすぎないのだから。
死神図鑑ゴールデン
コン「よう。お前ら、BLEACH界のアイドルコン様だ!今日はお前らにある情報を持って来たぜ。
なんと、BLEACHの原作者、久保帯人先生の新作読み切りが今日のジャンプ50周年記念号に掲載されるぜ。タイトルは『BURN THE WITCH』!久保先生初のラブコメだ!
更に、来週の20日の金曜日には映画『BLEACH』も公開だ。主演は福士蒼汰だ。原作と同じくハイスピードなバトルシーンは見物だぜ。ところで、俺の出番はっと…。あれ、俺の名前がねえな。ハッハーン。さてはサプライズキャストって奴か。楽しみだぜ」
彩「伝えなくていいんですか?」
一護「とりあえず黙っていた方がいいだろ」