いよいよ雄英高校の受験会場へやってきた。しかしさすが雄英、でかいなぁ…と門を見上げているとなにかが背中にぶつかった。
「へぶぅ!壁…?じゃない!でかっ!あ!す、す、すいません!」
緑髪のもじゃもじゃ頭があわあわとしていた。
「あやまることはないさ、俺もぼーっとしてたからなぁ。同じ受験生だろう?ライバルだが健闘を祈るよ」
「あ、ありがとう!がんばろうね!」
「おう!」
緑髪の少年と別れ筆記試験を受けた後、試験会場で俺は実技の説明を受けていた。
『今日は俺のライブへようこそ!エヴィバディセイヘイ!』
プロヒーローのプレゼントマイクの声が響くが流石に倍率300倍の試験会場の緊張感では誰も返事を返すわけがなかった。
『こいつぁシヴィ―――!!! 受験生のリスナー! 実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!! アーユーレディ!?』
『入試要項通り! リスナーにはこの後! 10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ! 持ち込みは自由! プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!』
市街地での戦いか…障害物が多いと大変そうだな。
『演習場には仮想敵を三種・多数配置してありそれぞれ『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある! 各々なりの“個性”で“仮想敵”を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ! もちろん、他人への攻撃等アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』
そこまで聞いて俺はどう立ち回るべきか思案に耽っていると、周りがぞろぞろ移動を始めたので演習会場へと移動をした。
試験会場は完全に小さな街といった感じだ。
「一体幾らかかってるんだろうなぁ…」
雄英の規模のでかさに思わず声が漏れる。そのとき、
『ハイ、スタートー!』
というプレゼントマイクのアナウンスが耳に入り弾かれるように走り出した。
「うぉぉー!!」
1p敵をタックルで粉砕し、片手で2p敵を振り回して武器にしながらポイントを稼いでいく。
「そこそこポイントが貯まってきたか?」
35pくらいは貯まったかと思い2p敵の残骸を投げ捨てると会場が地震と間違えるほどの揺れに見舞われ、巨大な仮想敵が現れた。
「やべぇってさすがに無理だよ」
「どうせ倒しても意味ねぇから逃げなきゃ!」
などと口々に受験生が散っていく。こんなデカイのを放って置いたら被害が拡がるのだからヒーローとして逃げるのはいかがなものなのか?それに、
「俺の強力を舐めないで貰おうか!!」
街を荒らす巨大仮想敵の足をホールドし全身に力を込める。そして周りに警告をする。
「巻き込まれないように離れてろ!」
モリモリモリッと全身の筋肉が膨張し、俺は仮想敵をリフトアップしていく。
「す、すげぇ…なんてパワーだ…」
周りから驚嘆の声が上がっている中、俺は力を誇示するように三度スクワットをすると仮想敵を既に壊れた街の方へ思いっきり叩きつけた。
ドゴォ!という破砕音に少し遅れて試験終了の合図が流れた。
なんか読んでもらってるみたいなので短いですが続き
主人公はマスクしてないのでストロングマンをイメージしてください。また、飯田の発言は聞いてなかったので0pであることは把握してない感じです。