昔から考えていたやつを、ひとつ。
CCCの設定って色々使えそうですよね。
藤丸立香は目を覚ました。
――ここは?
見渡す限りの暗闇と瞬く無数の星。
ペンキで描いたような風景はゆっくりと流動し、まるで穏やかな海のようだ。
遠近感が狂い、目が離せない。
けれど不思議と不快感や異物感はない。
まるでそれが当然であるかのように、立香は冷静に無限を眺めた。
……気が付いたかな?
いつの間にか前には誰かがいた。
二人の男女、どちらも茶髪で黒い学生服を着た真面目そうな顔ぶれだ。
優等生のように見えてノリの良い、頼れる友人のような男子。
大人しそうなのに行動力のある、芯の強そうな女子。
二人は俺を見るとにこりと笑った。
……状況が少し分からないと思うけど、そのまま聞いてくれ。時間が少したりないんだ。
男子の方が口を開く。
可笑しな感覚だ。彼らは目の前にいる筈なのに、声は耳元で木霊した。
……俺達は岸波白野。とある聖杯戦争でマスターをやっていた。
二人は左手を掲げる。
そこにはどちらにも同じ形の令呪が刻まれていた。
だが彼は俺達といった。どういうことだろう、キシナミハクノという名前なら確かに男でも女でも可笑しくはないだろうが。二人とも同姓同名ということだろうか。
……名前はどうでもいいの、大事な事じゃない。君に伝えなければいけないことは君自身のことだから。
白野(女)?が毅然といった。
……君は今、とても面倒な事に巻き込まれている。これは夢のようなことで、でも現実と変わらないことでもある。
……お芝居と同じ。ありもしない話でも、役者が演じればそれは伝承になる。その伝承がもっと個人的で、近しい人のモノになっただけ。
うん?
どうにも要領を得ない。
結局自分は何をされて、何をしなければいけないのだろう。
……その人が秘密にしたいことを暴いて、突きつけること。
……君がすることは、あまり喜ばれた事じゃない。誰にだって言いたくない、話したくない自分の秘密はある。これから君は、それを意地でも見つけて彼女達に叩きつけなければいけない。そう――
白野(女)はもったいつけるように息を吸い、言い放った。
……物理的に精神の秘密の扉をぶち壊し、アヘ顔ダブルピースにしてやるのだ!
何言ってるんだコイツ。
何言ってるんだコイツ。
思わず二回言ってしまった。
何故だろう、同じような台詞やら単語をどこかで聞いたような気がする。こう、月の裏側とかその辺で。彼女ももっと違った、眼鏡にスク水ニーソとか変態的な格好だったような……。
……まあ、そんなわけで頑張ってくれ。彼女も飽きたら元の世界に戻してくれるだろうし、困ったときは呼んでくれ、力になるよ。
白野(男)は呆れたような、諦めたような声で言うと足元から光が霧散し、溢れるように消えていく。
――待ってくれ。
俺は必死に手を伸ばす。
ぶっちゃけ話が全く分からないし、反って謎が謎を呼ぶ大迷走時代突入待ったなしのゴール前だ。もうちょっと具体的にどうなるのか教えて下さい頼むエドモンでももうちょい分かりやすいぞ! そもそも君達もう一回来る気あるの!?
……呼びたいときは叫べ、心の底から、
白野(女)が遠い目をして胸を張りながら言う。
……フランシスコ・ザビ……!!
消えた。
とりあえずプロローグはこんなもので。
さて、取り敢えず書きたいキャラは何人かいるのですが、このキャラを書いてほしい、この娘がみたい、等があれば感想とか下さい。