『元』王道RPGゲームの中に転生したら、無限魔力で世界を救う羽目になって…   作:リル★

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         ▪〔〕▪

何でもないです。


第3話 こんな勇者は"勇者"じゃない!!

 

 

「ついてきて、7つのエリアの中をくぐり抜ける必要があるから注意してね。」

 

 約束の時間になった─

 

 コロシアムの中心で、優魅とアランは話していた。

 今日は優魅が勇者に会いに行く日である。その勇者に会うために、7つのステージのエリアを抜けることになった。

 

────

 

【エリア:火】

 

 優魅とアランはまずは火の中をくぐり抜けることになった。

 周りは枯れ木と燃えてる炎、地面が見えるだけである。殺風景で何も無いために、優魅たちは何事もなく抜けることが出来た。

 

【エリア:水】

 

 次の場所は水の中だった。

「このゴーグルとボンベを付けてくれ。」とアランは優魅に手渡した。

 水は無色透明で、綺麗だった。美しいモンスターや動物などがいて、優魅は楽しみながら進んでいった。

 だだ、メラぽにょん(モエちゃん)が瀕死になったから、モエちゃんを持ちながら進むことになって大変だった。

【エリア:草】

 

 メラぽにょんは死んではいないために復活出来ない。けど、死にかけなので運ぶ必要があった。アランが持ちながら先導をきった。

 

 ゲームの中だからといって、濡れないわけではなかった。

 優魅は濡れた服のまま草むらをかき分けて進んでいった。草の中には、虫や虫みたいなモンスターがうじゃうじゃいて、優魅にはしんどかった。優魅は虫が苦手であった。

 無我夢中で進んでいった。早く抜けたいという気持ちが大きかったのだ。

 

【エリア:森】

 

 いつの間にか草むらから森の中へとエリアが変わっていた。

 メラぽにょんが完全復活した。

 虫や森のモンスターは炎が怖くて近づかなかった。そのために、優魅たちは簡単に抜けることが出来た。

 

【エリア:土】

 

 土の中は洞窟みたいになっていた。

 アランが先導をきって、進んでいく。暗い洞窟を優しく照らすライトは先に先にと進んでいき、優魅周辺の明るさが暗くなっていく。

 そんな暗さが優魅を不安にするが、明るい方へ方へと行くたびにいつの間にか土の中から外へ出ていた。

 

【エリア:雲】

 

 土の次は何故か天地逆転してるが雲の上だった。

 雲はトランポリンのように跳ねたために、優魅たちは楽しく跳ねながら進んでいった。

 そして、いつの間にか次のエリアへと辿り着いていた。

 

【エリア:???】

 

 肌色の道を進んでいく。

 その道は丸田のように丸いが、重心が丸田の中心へと引っ張っていくために落ちることはなさそうだった。

 少し柔らかい道だ。

 その後、クッションのような踏み心地の場所を歩く。

 そして、クッションのような場所の次はまた肌色の道だった。

 

「ここはどんなエリアなんですか?」と優魅は聞いた。

「ここは"あの子のスカートの中"だ!」

「はあ?」

「えっ?」

「全く意味が分からないんですけど…」

「いや、そんなことを言われても。そう言う場所なんだから…」

 

 ふと思い出したことがあった。

 これは真宵の作った妄想(ゲーム)の中だったことを。

 

「まあいいよ、ここを抜ければ勇者でしょ?」

「まあ、勇者の墓場だけどね。」

 

────

 

【勇者の墓場がある村】

 

「ここだよ」

 そこはとても立派な墓!? だった。墓というより古墳に近いかもしれない。

 見た目はまるで豪邸のようだ。

「こんなにも大きいとは…」

 優魅は驚きを隠せない。

「それは、みなから認められた勇者だからね。遺骨は真ん中にあるよ。」

「そうなんだ。」

「まあね。勇者さんは本当に…けど…」

 アランは少し涙目になってきている。

 

「あいつさえ…ければ、勇者もそーすけも…」

 アランは途中途中で涙ぐむ。

 

「大丈夫?」と優魅は聞いた。

「ああ、大丈夫だよ。ごめんね」とアランは返した。

 

「僕には倒さなければいけない敵がいるよ。僕はそいつを倒しに…行かなければ。」

「倒さなければいけない敵?」

「僕が尊敬や親しみを持ってる勇者やそーすけを殺した原因だよ。」

「倒しに?」

「そう。僕は先にお別れ言っておくよ。勇者の場所まではいけるよね?」

「いけるけど…」

「じゃあ」とアランは行ってしまった。

 

 

-----------------

 

 優魅は古墳のような墓の中を進み、遺骨の場所へと来た。

 優魅は遺骨に手を向ける。

「復活させるね」

 

『復活魔法:完全蘇生(エスケーピル)

 

 そこに現れたのは…

 

 

 

 ()()()()()()()()()()だった。

 

「何故ここに?」

 重く遠くに響く声だ。

 

 優魅は勇者を復活させたはずなのに、ただのおっさんが出てきて動揺した。

 優魅は深呼吸をしてから、

「あんたは誰なん?」と言った。

「ああ、わたしのことかい?わたしは勇者だが。」

「えっ?」

「何に疑問なんだ?」

「想像していたのと違う!!」

「まあ、魔王とのいざこざを解消してから、何年か経って、その間に中年太りしてしまったからね。」

「そうなんだ…」

 

 優魅は段々と動揺が収まってきた。

 そして、目的のための交渉をすることにした。

 

「魔王の元へ行きたいんですけど。一緒に来てもらいませんか?」

「魔王の元へ?まあいいよ。君はわたしの恩人だしな。連れて行ってあげるよ。」

 

 優魅の目的地である魔王の元へ。

 多分アランは先にそこへ行ったんだろう。

 

「さあ、早くいこっ?」

「ちょっと待ってくれ!」

「どうしたの?」

「魔王の元へは"この"を使うんだ。」

「そうなの?」

「そうだよ。ちょっと待ってね。」

 

 勇者は笛を鳴らした。

 

眩い光に包まれていく──

 

 目の前には魔王の城が広がった。

 

次回:ついに魔王の城につく!

 優魅、メラぽにょん、勇者は無事に戻れるのか?

 

to be continued




※この3話はポケモンのネタを挟みました。

勇者

【血液型】A型
【見た目】中年太りしたおっさん
【身長】高い
【特徴】どこにでもいそうなおっさん
【実は…】めちゃ強い
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