『元』王道RPGゲームの中に転生したら、無限魔力で世界を救う羽目になって… 作:リル★
争い中にのみ使用することが出来る
その争いが終わる時に時移動をする
優魅はこのために咲輝との戦いが終わった後の時間へと飛ばされた。
「いててててて…」
この感触に見覚えがある…
あの時と同じように───
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ブォーーーン
車がやって来る。その車はこのまま行けば私にぶつかる。
ガシャァーーン
車が私に衝突した。そして、私は意識を失った。
起きるとそこは病院だった。
体中が痛かった。目を開けるとそこは白い天井に、素っ気のないカーテンやベッド。
死なずにすんだことを喜ぶことよりも、悲しみの方が
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優魅は目を開けた。
また同じようになるのではないかと思っていたのだが、その予想は裏切られた。
あの時と同じで、喜びなんかよりも悲しみの方が優っていた。
目の前には…
土砂が堆積していて、濡れている地面。そこに横たわる死んでいる人、動物、モンスター。その屍を喰うカラスたち。
まさに地獄のようだった。
生きているものは鳥などの飛べるものの1部だけ。それ以外は死んでいる。
多分、ゲームの世界だろう。土地が変形しているが、何となくその世界の雰囲気がある。
1人残された優魅はその場に立ち込んでいた。
そこに残されたものは、なにも…
なかった。
1人残された女神は虚ろげに空を眺めていた。
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特別編
【無限女神の詩】
「1人残された僕は何を思えばいい?」
悲劇なんて 予想の出来ないものだった。
突如襲う 奇想天外の
みんな死んだ だけれど僕だけ
孤独な僕は 悲しみに暮れる…
誰も救ってはくれない
ただ独り身の僕を哀れむだけだ…
いつ起きるのか分からない 悲劇の渦に巻き込まれ
取り残された1人の女神 神を救うものなどいない
生き残れたことが
喜劇なんて 予想出来るものじゃない
喜劇は運 それによって左右されてしまう
努力の成果? Do the bestのおかげ?
皆喜び 傷を見せるのはタブーになる
僕の苦痛は 土の中に埋まり消えてく
喜劇に消えた苦しみは
誰も気付こうとしないし排除されてく…
いつ起きるのか分からない 喜劇の渦に巻き込まれ
楽しいことだけが喜ばれ 喜劇として受け入れる苦しみはなかった
周囲は
悲劇も喜劇も裏表 reverseされたら変わりゆく
anyone誰しも裏表 誰しも悪で誰しもヒーロー
いつ起きるのか分からない 悲劇の渦に巻き込まれ
取り残された1人の女神 神を救うものなどいない
いつ起きるのか分からない 喜劇の渦に巻き込まれ
いつ起きるか分からない 不幸と幸運に巻き込まれ…
不幸も地獄、幸運も地獄
女神は奇跡を信じなくなった
僕だけ残った災害で、向かい入れるは楽しさだけ
誰も悲しみを直視しず、ただ自身の利益のためと裏がある
僕は1人で生きていく 本当の幸せを掴むために…
「悲劇に負けない!喜劇は信じない!」
「残されし僕は1人で生きていくことを決めた」
東京喰種のような終わり方
Reについては一切考えてない