インフィニット・ストラトス~獣耳とかツイてる彼女~   作:王・オブ・王

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第二十一話『彼と彼女と海と』

 朝、カーテンが開く音がして杏澄は眼を覚ます。

 この部屋に勝手に入ってこれる人間なんて合鍵を持っている一夏か……。

 

「ほら、起きろ杏澄」

「いち……お、おねえちゃん!?」

 

 マスターキーを持っている千冬ぐらいのもであり、今回は織斑千冬が起こしに来ていた。一個人のためにそうしたことをするのはかなり珍しい光景であるが、それが問題児で遅刻をしかねない危険な生徒なら話は別だ。それに今日寝坊すればただではすまないのは明白であり、寝坊をすればもれなく置いて行かれる。

 

「今日は臨海学校だ。寝坊されても面倒だからな」

「ですよねぇ~」

 

 いざとなれば専用機ことサイレントビーストで行くことも可能だが、なんの許可も無しにIS学園外でのIS使用はさすがに捕まることだろうし、捕まった暁には杏澄が色々と騒ぎの原因になりかねない。体の問題もあって……ともかく、千冬は杏澄が起きたのを確認するとそのまま上を向いて首をトントンと叩きながら部屋を出ていく。

 

「ん~、やば前開いてた」

 

 寝間着の前部分のボタンが取れていて胸の間が見えている。一夏が見れば間違いなくアウトであり杏澄相手に初めてのラッキースケベをかますことになるが、どちらにせよ杏澄の体に一夏が反応するかどうかわかるものではないし杏澄も一夏に見られて驚くかなんて、誰もわからない。

 杏澄はベッドから起き上がると寝間着を脱いでISスーツを着ると、その上からタートルネックのシャツを着てさらに制服を着るとレギンスとブーツを穿く。最後にカチューシャをつけていつも通りの杏澄だ。

 

「おい杏澄~起きろ~」

 

 そう言って入ってきた一夏、またもう少し早ければラッキースケベ発生であった。部屋に入って来た一夏が起きて完全装備の杏澄を見て驚く。

 

「ど、どうした杏澄?」

「失敬な、それに鍵かかってなかったでしょ」

「そういえば……あぁ、千冬ねぇか」

 

 正解、と杏澄は親指を立てた手をグッと向ける。臨海学校の荷物は昨晩のうちに向こうに送ってあるので問題は一切無しであり、後は朝食を食べて集合場所に向かうだけだ。とりあえず杏澄はいつも通り一夏と共に食堂へと向かい、食事を受け取るといつもの席へと移動する。そこにいるのはいつものメンバーと思いきや少しばかり違い、セシリア、鈴、シャルル、ラウラと箒だけが居なかった。

 

「おはようございますわ杏澄さん」

「おはよ杏澄、あんた寝癖ぐらい直しなさいよ」

「お前ら俺が見えてないのかよ!」

 

 一夏の抗議に二人はとりあえずという様子で『おはよう』と挨拶。それを見ていたシャルルが苦笑する。

 

「まぁまぁ、おはよう二人とも」

「嫁にホル……杏澄、おはよう!」

「おはようみんな、あとラウラさんは名前呼んでくれてありがとう、マジで」

 

 セシリアの隣が空いていたが杏澄は反対側に座り血涙を今にも流しそうなセシリアに気づかず、杏澄はラウラの隣へと座った。なんだかんだいざこざはあったが一夏の頑張りの甲斐もあり結構仲の良いラウラと杏澄は案外話が合ったりもする。理由としては“ライトミリオタかぶれ”の杏澄が銃や戦闘機の話をするからだ、ラウラも結構楽しそうに『その武器は使いやすかった』だとか話をして話が膨らむ……まぁその話の間セシリアと鈴は指をくわえるしかないのだがそんな“セシリアと鈴(ガチレズ)”が思っているような関係に、ラウラと杏澄がなることはないだろう。

 

「そう言えば、箒ちゃんは?」

「もう朝食を取ってしまったらしく私たちが来たときには……」

「剣道場言っちゃったよ」

「……そうなんだ」

 

 なにか思うところがあるのか杏澄の声音が少しいつもと違う。

 

「さて、さっさと食べちまおうぜ!」

「ほんとデリカシー無い」

「なんだお前」

 

 なんでもない。と言うと杏澄は食事を始めて、相変わらず一夏より多く他の女子生徒の倍は食べる杏澄。

 この朝食が終われば臨海学校、杏澄も一夏も初めて飛行機に乗るのだからワクワクしている。しいてはソワソワしている。それにしても箒はどうしたのだろうと、かつての幼馴染を杏澄はソワソワしながら心配した。

 

 

 

 結局その後、臨海学校の間泊まる旅館へと移動が完了し、近くの海へと一学年全生徒は水着に着替えて水着で向かったのだが、一人だけそうでもない生徒がいた。

 そう、鬼柳杏澄である。彼女は海に駆けていく生徒たちを見ながらぶかぶかのパーカーを一枚羽織っている。内側はしっかり水着でもあるのだがどうにも水着を晒すだけの自信が無い。

 

「夕飯に遅れないように旅館に戻ること! 良いですね?」

 

 そんな山田真耶に大声で返事をする生徒たちは海へと走って行く……だが杏澄はセシリアに頼まれたパラソルを立てるとその下にシートを敷いて座る。見るからに泳ぐ気はないというような様子でいる杏澄だったが、そんな杏澄の前にやってくる一夏。ほかの女子生徒たちも杏澄の前へとやってきたのは、一夏についてきたのだろう。

 

「一緒に遊ぼうぜ杏澄!」

「いや、私は良いよ」

「良くないだろ」

「そんなことより、箒ちゃんそろそろ来るよ」

 

 こんなこともあろうかと思って杏澄は箒に色々と話を聞いておいたのだが、とりあえず泳ぐ気は無いと言っていたのだが『一夏へのアピールになるよ!』と何度も言えば箒は泳ぐ気になったらしく後で来ると言っていた。ということで、箒も箒なりにやる気になったようで安心、杏澄はと言えば箒のようなナイスバディな水着姿を見ると思うと色々滾るらしく見るだけで満足する気だった。

 

「鈴はともかくみんなスタイル良いなぁ」

「私はともかくってなによ!」

 

 背後からの衝撃と共に鈴がやってきた。

 

「ほら杏澄、一緒に泳ごうぜ!」

「だから私は」

「杏澄さん、サンオイルを塗ってくださいまし!」

 

 そう言って颯爽と現れたのはセシリア・オルコットであり、シートの上に横になると水着のトップの後ろをほどく。鼻を押さえる杏澄と少し顔を赤くする一夏の二人に、怪訝な顔をする鈴。

 

「あんた杏澄にそんなことさせる気なの!?」

「なら私が塗ってあげますわ杏澄さん♪」

「あんたねぇ!」

「なんですの!?」

 

 なんだかわからないが喧嘩をはじめてしまった二人にどうすれば良いのかと悩みながら、杏澄はわたわたとしていると猛ダッシュで現れた白い水着を着た箒。恥ずかしそうにしている箒だが周囲の少女たちが『おぉー』と歓声を上げて、箒のスタイルを羨む。そして箒はすぐに一夏の手を取った。

 

「行くぞ一夏!」

「おぉ、似合ってるな」

「な、なななっ!」

 

 真っ赤な顔をして慌てる箒を見て、少し離れた場所から杏澄が何度も頷く。これでこそ説得した甲斐があるというものであり、奥手というよりあまり自分で自分を主張できない箒は後押しが無いと他の積極的な生徒に置いて行かれてしまう。だからこそ杏澄は彼女を後押ししようと決めたのだが……どうにも他の生徒たちに申し訳なく思ってしまう。おもに一夏を好きで最近一緒にいる……。

 

「見つけたよ一夏ぁ!」

 

 最近やけに聞きなれたそんな声のする方を向けば、そこにはシャルロットと―――。

 

「なんだそのバスタオルお化け!」

 

 まったくの同意だが、なぜかバスタオルの上からついている眼帯と飛び出ているツインテールで誰か判別する杏澄。なんだか恥ずかしがっているようで出てこないらしく、大丈夫かどうかは自分で決めると言うラウラの声にようやく一夏が誰かわかったようだ。

 シャルルが何かつぶやいているようだが、自分が箒にやったのとあまり変わりないだろう。そして杏澄はやはり一夏がうらやましくなる。どうせ中身はスクール水着あたりだろうと思っていた杏澄だったが、その考えが間違っていた。彼女、ラウラ・ボーデヴィッヒにはすさまじい後ろ盾がいたのだ。

 

「えぇい!」

 

 バスタオルが宙を舞い、ラウラの姿が現れた時、杏澄は思わず前髪の下の目をくわっと見開いた。

 ただかわいらしい、おしゃれな水着であり、スクール水着などでは断じてない。ラウラはわかっていたというのだろうか? スクール水着を着ればただの色物の域を出ないということを、いやしかしそれはおかしいならば彼女の後ろには『出来る奴』がいる。杏澄は生唾を飲んだ。

 

「可愛いと思うぞ」

「そ、そうか……私は可愛いか……」

 

 ラウラは一夏にやられた。そう思った時、杏澄は一夏に殺意すら覚える。

 

「ん、なんか寒気が」

「えぇ、暑いぐらいだけど? 一夏、一緒に泳ごうよ!」

「良いぞ、でも先に行っててくれるか?」

 

 そう言うと、一夏は杏澄の方へと軽く走る。鈴とセシリアはまだ二人でわたわたとやっているため気づかずにいて、その間に一夏は杏澄の前にかがむ。

 

「一緒に行こうぜ杏澄」

「え、でも私……太ってるし」

「何をバカなことをおっしゃってますの!」

「杏澄は太ってなんかいないわ! ムチムチなのよ!」

「(それ太ってると違うの?)」

 

 そう言いたい杏澄だったが我慢しておく、それよりも突然喧嘩をやめた鈴とセシリア相手にずいぶん自分に気を遣ってくれるのだなと感心すら覚えながらも、今回は二人を信用することにする。パーカーのチャックを下ろす。

 “セシリアと鈴(ガチレズ)”二人は血眼になってその様子を見る。チャックが下されていき無駄に大きな胸がぶるんと窮屈な服の中から出てきた。それにより最初に鈴が鼻血を吹いて倒れた。なんとか両足で立つセシリアだったが、パーカーを脱いだことにより初めて見る杏澄のウエスト、そして全身を見て鼻血を吹き出す、トップはビキニタイプでボトムスはホットパンツであり通常しないであろう杏澄の露出度の高い服装に二人は倒れた。それに気づいていない杏澄が一夏をチラッと見る。

 

 そして、幸か不幸か―――。

 

「……ちょっとウエスト掴めるか?」

「掴むなバカ!」

 

 お互いなんら変哲の無い対応だった。その方が周りにとっては安心できることだ、正直これで一夏と杏澄が少しでもお互いを意識なんてしだしたら正直勝てる気がしない。

 確かに箒やシャルロット、セシリアなどと比べても少し太い気のする杏澄だが、なんというのだろう、杏澄の体系を口に表すのならばどうだ、考えた結果に箒とシャルロットといつの間にやらそこに居た鷹月静寐と谷本癒子はつぶやく。

 

「性的……」

 

 四人のつぶやきは四人以外に聞こえることは無かったが、四人は思う。そう、言葉で表すなら『性的』『いやらしい』『薄い本のために生まれた体系』など様々であるが、確かにノンケである四人ですらクラッと来るほどの体系であった。だがそれにしてもこれにまったく何も感じないというならば、一夏はもう“ホモ”としか思えないと四人はやはり四人とも同じことを思う。

 まぁそれはともかく、杏澄はゴムをつかってポニーテールにすると一夏に手を引かれて海へと走る。おいて行かれたシャルロットと箒はその二人の後を追い、癒子も本音たちと遊ぼうと思ったが肩を掴まれる。

 

「えっと……」

「逃げないよね?」

 

 二人は、血を流して倒れているセシリアと鈴の二人をなんとかすることにした。

 

 

 

 とりあえず、一通り泳いでから一夏と箒と杏澄の三人で組んでバレーボールなんかをやったり、なんだかんだで杏澄は珍しく活発に動いた。つまり必要以上にスタミナを使ったことにより杏澄は夜、寮でダウンすることになったことは言うまでも無い。

 みんなが風呂に入っていた時間に寝ていた杏澄は千冬に起こされてから食堂へと向かうことにした。

 

「おい杏澄、こっち来いよ!」

 

 そう言われ杏澄は自然と一夏の隣に座って並べられた食事を見る。少し離れた方にテーブル席がありラウラはそちらで食べているようだった。さらに杏澄の隣にセシリアが腰を下ろして、一夏の隣にはシャルルが座るのだった。

 ちなみに余談ではあるが、一夏の隣の席が争奪戦になるも片方しか争奪戦の席に選択されなかったのは一組の生徒たちが全員『一夏の隣には杏澄が座る』ということをわかっているからだ。杏澄に譲るわけではない、一夏がそうするだろうと思ったからそうしただけである。

 だがセシリアの予想外のことが、杏澄の隣の席が思いの他争奪戦となったことだ。杏澄と仲良くすれば一夏と接する機会が増えたと思った女子生徒たちがこぞって杏澄の隣の席を取ろうとした。それでもなおセシリアが勝つに至ったまでの執念、さすがと言わざるをえない。

 

「大丈夫、セシリアさんテーブル席に行く?」

「おほほ、平気でしてよ!」

 

 正座を辛そうにしているセシリアに気を遣う杏澄。

 

「(この席を得るための労力を考えればこの程度!)」

 

 セシリアとて伊達にガチレズになったわけではない。杏澄が少しばかり不思議そうにしていると一夏が杏澄の肩を叩く。

 

「杏澄、本ワサだぞ!」

「えっ、本ワサ!?」

 

 さすがに食べる機会が無い本ワサをつけて刺身を食べる杏澄。食事には目が無い大食らいの杏澄としては、食べられる高級な食事を時間をかけてダメにするわけにはいかなかった。バクバクと刺身を食らう杏澄がふと横を見れば、やはりソワソワとしているセシリアを見て杏澄がたまには気を利かす。

 

「箸、使えないの?」

「いえ、私お箸の練習はしていますの!」

「……そっか、なにか困ったことあったら言ってね」

 

 そう言って杏澄は再び食事を再開する。

 

「(あー! 今のは箸が使えませんと言って杏澄さんに食べさせてもらうとかあったでしょうにぃっ!)」

 

 頭を抱えるセシリアだったが、隣の杏澄は何食わぬ顔で食事を続けていた。だがふと思い出してみるが、明日は7月7日であり、その日のための準備もしてある。嫌な予感がビンビンだが、きっとどうにでもなるだろう……と思う。

 そして杏澄は何かを思い浮かんだのか口元に笑みを浮かべて頷くのだった。

 

 

 

 食後……。

 杏澄は一夏と千冬と共に部屋に居たのだが、千冬がマッサージを一夏にしてもらってすぐに部屋の襖を破壊して箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラの五人が現れ千冬が少し不機嫌そうに椅子に座った。なんていういつも通りな話だ。呆れたような表情をしながら、千冬は正座する五人を見る。

 

「まったく、なにをしてるか馬鹿者がっ」

 

 シャルロットが安心したように『マッサージだったんですか』と言うと四人が頷く。杏澄もなんとなく五人の言いたいことはわかると、千冬の先ほどの声を思い出し少しばかり前かがみになった。ちなみに自分も同じような声を出しているとはまったく気づいていないのは言うまでも無い。

 いつものような真面目な表情をしたラウラが口を開いた。

 

「それにしても良かった、てっきり……」

「なにやってると思ったんだよ?」

「それはもちろん―――」

 

 すぐさま四人がラウラの口を塞いだ。それに安心して胸をなでおろす面々の中、杏澄も心の中では胸をなでおろしていた。口が裂けてもラウラのような、幼女のような少女の口から『近親相姦』だとか聞きたくもないものだ。否、杏澄は若干聞きたかった気がしないでもないあたり煩悩の塊である。

 

「こう見えて、こいつはマッサージが上手い。順番にお前たちもやってもらえ」

 

 珍しく千冬が箒たちに飴をやっているので珍しいと思いながらも杏澄は余計なことを言うのをやめておいた。触らぬ神になんとやら、触ってマッサージが無しにでもなれば自分が五人から恨まれるのは目に見えているからだ。まぁ、特に何も言わねばこちらに被害は何も無いので杏澄は黙っていることにした。

 最初に誰にするかを考える一夏だが、そこで千冬が思いついたかのような顔をする。

 

「その前に一夏と杏澄、二人で全員分の飲み物を買ってこい」

「ん、おう」

「りょーかい」

 

 一夏と杏澄の二人は千冬から金を受け取ると部屋から出ていく。結果部屋に残るのは五人と千冬だけであり正直な話をするならばかなり気まずい。杏澄がこの状況ならすぐに逃げ出したくなることだろうけれどさすがにそこまで人付き合いが苦手でも無いメンツだ、千冬と仲良くしようとは思うのだった。

 

 

 

 部屋を出た一夏と杏澄が廊下を歩いて自動販売機がある場所へと向かう。どこの部屋の前を通ってもやはり舞い上がっているのが大騒ぎをして楽しそうで、とても自分のできるノリではないなと何度も頷いた。正直水着になって遊べたのだって一夏が誘ってくれたのが大きい。

 だからこそ、今日はしっかりと感謝している。

 

「……あぁ、無理」

 

 ここまで仲が良い、というより近い相手だと礼一つ言うにもかなり緊張する。というか恥ずかしい故に、言うことはできない。

 

「なにが無理なんだ?」

「別に、なんでもない」

 

 そう言いながら杏澄は明日はどうしようかとかも考えてみる。

 

「平和なら、なんでもいいけどね」

「またお前の嫌な予感か、当たるから勘弁しろよ」

「そんなこと言ったってしょうがないでしょ」

 

 まぁ確かに、と言う一夏。二人して同時に溜息をついて自動販売機でとりあえず飲み物を買うのだった。

 せっかくの臨海学校なのだから楽しまなければ損だと思いながら二人して軽口を言い合いながら部屋へと戻っていく。

 

 

 

 明日、なにが起こるとも知らずに……。

 

 

 

 

 




あとがき

ようやくやってまいりました。これでもうすぐ福音戦!
久しぶりのガチ戦闘、あまり杏澄が戦闘することもありませんでしたからなぁ。ギャグパート入れたいのに一体どこに居れればと思いながら今回はギャグ強めで行って……いや、いけてましたか不安ですが行けてたと信じて!
では、みなさん次回もお楽しみくだされば、まさに僥倖!!
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