一夏「ウオオオオオッ!!」
雷真「あまい!バカみたいに真っ直ぐに突っ込むな!」
一夏「クソっ!」
現在は放課後。今日、1日の授業を終えてから雷真の放課後特訓が現在は行われている。今、行われているメニューは一夏の白式に搭載されている
雷真の装備はソードストライカーである。
雷真「そんなので諦めるのか?」
一夏「まだまだ!」
一夏は雷真に何度吹き飛ばされようが立ち上がり、スラスターを噴かせて突撃する。しかし、この時、一夏の動きに変化が起きた。それは一夏が無意識下で白式のスラスターにエネルギーを二度溜め込み放出した、これにより雷真が手に持つシューベルトゲーベルが空を切ったのだ。
雷真「なにっ!?」
一夏「そこだぁぁぁぁあ!!」
この二週間で初めて一夏は雷真に一撃を入れることができた。
一夏「おっしゃああああ!」
一夏はやっと雷真に一撃を入れられたことに歓喜の声を上げるが端で観戦している刀奈から注意が入る。
刀奈「一夏くん、まだブザーが鳴ってないわよ。雷真はまだ終わってない!」
一夏「はっ!」
雷真「そうだぜ、一夏。気を抜くのは早すぎだ!」
雷真「セヤアアアアッ!」
雷真は
前に整備室でストライクのOSを書き換えをしたため、換装しなくてもそのバックパックの武装が出せるようになっている。
一夏「ぐあああああ!!」
計16回の躊躇の無い斬擊で白式のSEはemptyしてしまう。
雷真「一夏、休憩。刀奈にセシリア、頼む」
刀奈「了解よ」
セシリア「わかりましたわ」
次に行うのは雷真の自己特訓。これは毎回、一夏がSEを補給している間に行っているものだ。内容はセシリアのブルー・ティアーズでドラグーンのような動きで雷真を狙い、それを回避する。刀奈はセシリアのブルー・ティアーズに当たらないよう気をつけながら、雷真から借りているビームライフルで雷真を狙撃する。
一般人が見ていたら、どんだけバカな特訓をしているんだと言われてもおかしくはない。
雷真「はじめてくれ」
セシリア「行きます!」
刀奈「行くわよ!」
◇◆◇
場所は変わって観客席。そこには二組のクラス代表であり、中国代表候補生の凰鈴音がいた。彼女は昼休みに一夏の特訓をしてあげようか提案したところ、『雷真に相手をしてもらっているから』と断られてしまったのだ。そして、その特訓内容が気になり、こっそりと見に来ていたのだ。
鈴「何よ…………あの動き」
鈴は雷真のあまりの動きに驚きを隠せないでいる。鈴は最初、雷真のことを一夏と同じでIS操縦はド素人と考えていたが、その考えは大きく外れた。雷真の動きは、代表候補生……いや国家代表よりも上を行く動きをやっているのだ。
鈴「あいつ、本当にISを動かして二週間なわけ?あんな動きをそんな短時間でマスターできる訳がないわよ」
そんなことを溢していると雷真が……
雷真「このまま次に移る」
鈴「次って何よ……」
鈴は雷真の特訓の状況を見てないで自分も今直ぐにクラス対抗戦に向けて改めて特訓をしないと思う自分と、雷真の特訓を見て自分の糧にしたいと思う。二人の自分がいた。
◇◆◇
次の段階に移行した雷真はエールストライカーから二本のビームサーベルを引き抜き、ビームサーベルでセシリアと刀奈の狙撃を相殺する特訓。そのため雷真はターゲットをとなる物を置き、セシリアと刀奈はターゲットを狙ってビームとレーザーを撃つ。
セシリア「全く当たりませんわね」
刀奈「まあ、雷真だから」
セシリア「それを言われてしまわれると納得してしまう自分が不甲斐なく感じますわ」
白式のSE補給が終わったら、最初と同じ一夏を雷真が相手をしながら特訓。それを見てる間、セシリアはブルー・ティアーズを扱いながら自分も移動できるようになる特訓をする。刀奈の方は
雷真「それじゃ、今日の特訓はここまで」
一夏「お、おつかれ」ボロボロ
セシリア「お疲れ様ですわ」
刀奈「お疲れ様」
雷真「あまり、体を冷やすなよ?」
一夏「おう……」
雷真「仕方ねぇな。よっ」
一夏「わるい」
雷真「気にするな。毎回のことだ」
そう雷真の特訓に参加した一夏は初日から放課後の特訓後はグダグダになるのだ。そんな一夏を見かねた雷真は肩を貸して引き摺りながら更衣室に運び、ベンチに寝かせるのだ。
一夏「サンキュー」
雷真「おう」
一夏に返答してから更衣室を出て、アリーナの外に出るとそこに鈴がこちらに向かってきていた。
雷真「よう、鈴」
鈴「あら、雷真じゃない」
雷真「一夏なら更衣室のベンチでグダってるぞ」
鈴「そりゃ、あんな特訓してればそうなるわよ」
雷真「やっぱり観客席で見てたのは鈴だったのか」
鈴「気づいてたの?」
雷真「いや、視線は感じてたけど警戒するほどの殺気とかが感じられなかったから誰でもいいやって思ってな」
鈴「アンタ、本当にIS操縦といい規格外だわ」
雷真「それよか、一夏のところへ行ってやれよ」
鈴「わかってるわよ!それじゃあね」
雷真「ああ」
鈴と別れた後、すぐにアリーナの中から刀奈とセシリアが出てくる。二人ともシャワーを浴びていたのか髪が少し潤っている。
刀奈「お待たせ」
セシリア「お待たせしましたわ」
雷真「いや、そんなに待ってないよ。まだ、髪が濡れてるようだけど大丈夫か?」
刀奈「私は平気よ」
セシリア「私もですわ」
雷真「それじゃ、部屋に戻ろうか」
部屋に戻り、私服に着替えて刀奈と簪、本音を交えて今日の特訓の反省会をして食堂で夕飯を食べる。
雷真「簪、専用機の完成まであとどのくらいだ?」
簪「ん~、クラス対抗には間に合わないけど、武装の方は整備科の皆が助けてくれてるからなんとか、あとはOSとマルチロックオン・システムがね」
雷真「OSはなんとかなるけど、マルチロックオン・システムはな……」
まぁ、コズミック・イラでキラのフリーダムを整備するのを手伝った時にマルチロックオン・システムの作り方を教わったことがあるけど。この世界でフリーダムと同様のマルチロックオン・システムを作って流用されては困るし、どうしたものかな………と考えていると刀奈が……。
刀奈「雷真、貴方ならマルチロックオン・システムを作れるんじゃないの?」
雷真「」ビクッ!
簪「そうなの?」
雷真「えっと、だな……」
簪「雷真……」上目遣い
雷真「うぐっ!」
簪「お願い……」上目遣い+ウルウル
雷真「わかりました。作らせていただきます」
簪「やった!」
簪よ。その上目遣いとウルウルのやり方を誰に……。あ、もう犯人がわかりました。だって、双子の姉が妹とハイタッチを交わしてるもの。
こうして簪の上目遣いに負けて俺は、フリーダムのマルチロックオン・システムより性能を落とした、システムを後日、作ることになった。
鈴が転校してきてから一週間が過ぎた。そしてクラス対抗戦の対戦カードが今朝、発表された。
一回戦は、織斑一夏vs凰鈴音だ。
雷真「へぇ~、面白い対戦カードだな。この対戦カードにしたのは刀奈だろ?」
刀奈「ええ。強くなりたいなら遅かれ早かれ彼女とはぶつかるもの。なら今の実力でどの程度までやれるかを知っておくのもいいと思ったの」
雷真「なるほど。それじゃ、俺は少し一夏に激励を送ってくるよ」
刀奈「行ってらっしゃい」バッ
刀奈は懐から扇子を出し開くとそこには『熱き友情』と書かれていた。
まったく毎回、どうやって書いてるんだか……。
まさかとは思うけど、
そんなことを思いながら一夏が待機している第三待機所に向かうと織斑先生と鉢合わせる。
千冬「黒牙か、どうした?」
雷真「一応、友であり教え子に激励を、と思いまして」
千冬「なるほどな」
待機所に着くと既に山田先生から鈴のIS情報の説明を受けて、白式を起動させていた。
雷真「一夏!」
一夏「んあ、雷真?」
雷真「必ず勝てとは言わない。だが、全力で戦え。そして、仮に負けてもそれを糧にしろ」
一夏「おう!」
真耶『織斑くん。発進どうぞ!』
一夏「雷真、お前の借りるぜ」
一夏「織斑一夏、白式。行きます!」
と声を上げながら一夏はフィールドへ発進して行った。そして雷真は一夏が発進したあとは刀奈たちがいる観客席に戻る。
本音「ライライ、お帰り~」モグモグ
本音は萌え袖にも関わらず、その手に持っているポップコーンのバケットからポップコーンを頬張りながら喋る。
雷真「お前は相変わらず、お菓子を食べてるな」
本音「えへへ~」
雷真「褒めてない!それよか、少しくれないか?」
本音「ライライだって、食べるんじゃん。はい」
雷真「そりゃ、俺だって食べるさ」モグモグ
雷真「それで、戦況は?」
刀奈「近接戦闘なら一夏くんが有利ね」
雷真「そうか」
簪「けど、あの中国の子のISにはまだ何かあるはず」
雷真「多分、あの両肩にある武装だな」
雷真の言葉通りに鈴は両肩に装備されている甲龍の龍咆で一夏を攻めて行く。しかし、一夏も負けておらず雷真との特訓の成果なのか龍咆の攻撃をどんどん避けていく。
刀奈「特訓の成果が活きているわね」
雷真「そうじゃなかったら、地獄を見せてやる」
試合は後半になり流れは鈴に向いているように見えるが雷真は一夏が何かをすると考えている。一日だけだが一夏は雷真とではなく姉の千冬と特訓をしたことがあるのだ。雷真はそれが今回、鈴に勝利するキーだと思っている。
そして一夏が鈴に仕掛けようとしたその時、上空からアリーナのシールドバリアを突き破り、爆発した。
刀奈「なにっ?!」
雷真「外部からの攻撃だと!?簪、熱源の探知を頼む!」
簪「わかった」
雷真は簪に熱源を探知させて、空をみるとチラリとだがアリーナを攻撃してきた黒いやつ以外にも空に紫色の機体が二機。水色の機体が四機をストライクのハイパーセンサーで見ることができた。その後は、すぐにアリーナの防護シャッターが起動する。
雷真「あれは!?」
まさか…………でも、あの機体は間違いなく、
俺が…………こっちに帰ってきたから?なら、俺が終わらせないとだめだ。
簪「雷真、上空に未確認熱源反応が6ある!」
雷真「了解。織斑先生!織斑先生、聞こえますか!」
俺は上空にいるであろう他のアンノウン機体を破壊するために織斑先生に緊急通信を繋げる。
千冬『どうした、黒牙?』
雷真「上空に黒い未確認IS以外に、もう六機、未確認に機体を確認。これより、制圧に向かいます。処罰は後程受けますので!」
千冬『黒牙、お前は何を!?ちょっとま……』
織斑先生が言い終わる前に通信を切り、避難誘導とは逆にアリーナの外に向かう。
雷真「クソっ!なんで、アイツらがなんで!」
雷真「皆、そこをどけ!」
ストライクを起動させてソードストライクに換装して扉をぶった切り、アリーナの外に向かう。すると後ろから刀奈が追いかけてくる。
刀奈「雷真、待ちなさい!」
雷真「刀奈、なんで!?」
刀奈「何でじゃないわよ。雷真がアリーナの外に出て行くのを見かけたから追いかけてきたのよ」
雷真「バカ野郎。なんで、そんな危険なことを………ッ!?」
刀奈「そりゃ、雷真が……「刀奈!」…え?」
刀奈が言い終わる前に上空から高エネルギーのビーム砲が迫っていた。そして、【ドガーン!】と今まで聞いたことのない爆発音と爆風が刀奈を襲う。
刀奈「きゃああああ!!」
雷真「クソッ!」
雷真、尚もこちらにビーム攻撃をしかけてくる敵の攻撃を対ビームシールドで霧散させる。
雷真「刀奈、これを持ってアリーナにいる生徒を守れ」
刀奈「でも、雷真は?」
雷真「大丈夫だから、頼んだぞ!」
刀奈「ちょっと、雷真!?」
俺は対ビームシールドを置いて、ソードからエールストライクで上空にいる。アンノウン機体に迫りながらIS学園から遠ざかるように誘導する。
雷真「やっぱりか、あの機体!【AMA-953バビ】が二機に【ZGMF-2000グフ】が四機」
雷真が捉えたのはコズミック・イラでZAFT軍が開発した。セカンドステージの
雷真はすぐにオープンチャンネルでバビとグフに通信を繋ぐ。
雷真「こちらは、オーブ連合首長国、第二宇宙艦隊アークエンジェル所属、クロキバ・ライシン。そちらの搭乗名と所属部隊を聞きたい。繰り返す」
いまだ、攻撃を仕掛けてくるバビの二機とグフの四機に二度繰り返し、同じ通信をしているが返答がまったくない。
雷真「繰り返す。こちらは、オーブ連合首長国、第二宇宙艦隊アークエンジェル所属、クロキバ・ライシン。聞こえているなら、搭乗名と所属部隊を答えてくれ……」
しかし、三回目の通信を返答がない。
雷真「答えろ、ZAFT!お前たちがやっていることは、あのラクス・クラインが掲げた理想を踏みにじる行為だぞ。なのに、何故それがわからない!!」
雷真「あの戦争で何を学んだんだ、お前たちは!!」
けれど雷真の叫びは虚しくバビたちには届かない。
雷真「これが最終通告だ。これを最後に返答がなければ貴君等を敵とみなし、撃墜する。以上だ。」
やはり、と言うべきかバビとグフから返答の通信は無く、ビーム攻撃がくる。
雷真「わかった、お前らは敵だ。だから躊躇なく俺は撃つ!」キュパーン
雷真は『殺す』と意識を決めると頭の中で何かが弾ける。すると一気に思考がクリアになり、撃つことに躊躇がなくなる。また、雷真の瞳からハイライトが消える。
雷真「…………」
雷真はストライクをエールからマルチプルアサルトに
セーフティを解除すると、バビが
それを回避しながらアグニをグフに放ち、一機を撃墜する。もう一機は
雷真「次!」
残りのバビが一機にグフが二機を倒すために背中からビームサーベルを引き抜き、グフに突撃する。その際、グフは雷真の突撃を防止するためにビームガンを撃ってくるが左腕のシールドで弾きながら突撃する。
雷真「ウオオオオオッ!!」
そして、シールドを構えたままビームサーベルを突き出し、挿し込む。そのあとは蹴りを入れてビームライフルで撃墜。残りのグフにはシールドに複合させれている、ロケットアンカーを放ち捕まえる。捕まえたら、そのままグルグルと振り回し、こちらを狙ってビーム咆を放ったバビのビーム咆の盾にする。それにより、爆煙が起きるがバビは居るはずなので、ビームライフル、アグニ、イーゲンシュテルン、ガンランチャー、対艦バルカンの5つをエネルギーが切れるか弾が切れるまで乱射する。
やがて、イーゲンシュテルン、ガンランチャー、対艦バルカンの弾が切れ、ビームライフルとアグニも撃ち過ぎて、ストライクのエネルギーが切れてフェイズシフトダウンを起こすまで撃ち続けた。
雷真「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」
SEEDを使った反動で疲労が一気に押し寄せてくるが、刀奈から緊急通信がきているので、それに応じる。
刀奈『雷真、無事なの!?』
雷真「ああ、敵機を全て撃破。残骸を持ってIS学園に帰投する。それと織斑先生に例の話しをすると伝えてくれ」
刀奈『なんだか、わからないけど。雷真が無事で良かったわ』
雷真「サンキュー」
雷真「…………」
俺は海に浮かぶ、バビとグフの残骸を見ながらこう思う。
もう、決心を付けなきゃいけない時なんだと。
そして残骸をある程度回収してISに帰投する。
アヴァロン・フリーダムのビーム兵器を実技演習の授業でも使用するかについて
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アヴァロン・フリーダムの使用禁止
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アヴァロン・フリーダム ビーム兵器の禁止
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別機体のビーム兵器を使用
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別の機体を使う
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雷真は見学